むっつりスケベ
「むっつりスケベ」とは、人前では色事には興味がないふりをしているが、実際は色事を好むこと、またはそのような人を指します。
特徴
むっつりスケベキャラクターは、普段は無口で大人しく、クールな印象を与える一方で、内心では性的な興味が強いというギャップが特徴です。表面的には
真面目で控えめですが、その裏には隠れた欲望があるため、その
二面性がしばしば物語の中でコミカルに描かれることがあります。
- 1. 無口で大人しい
- 普段はあまり感情を表に出さず、クールで真面目な印象を与えます
- 2. 女性をやたらと目で追う
- 表向きは冷静ですが、女性に対して密かに強い関心を持っており、視線で追うことが多いです
- 3. 自分から下ネタを話さない
- 公の場では下ネタを避け、あくまで真面目な態度を保ちますが、内心では性的なことに強い興味を抱いています
- 4. プライベートでは隠れた性的欲求が強い
- 表向きにはクールでも、実際には性的な欲望が強く、それを隠す傾向があります
- 5. スマホやパソコンを触らせたがらない
- プライベートなデバイスには、自分の趣味や性的なコンテンツが含まれているため、他人に触らせることを避ける傾向があります
むっつりスケベの4つのタイプ
4つのむっつりスケベタイプは、それぞれ異なる方法で自分の性欲や興味を隠そうとしますが、共通しているのは「表向きと内面のギャップ」が大きい点です。それぞれのタイプが持つ個性によって、そのギャップがコミカルに描かれることも多く、物語や
キャラクター設定に深みを与える要素となっています。
- 1. 受け流しタイプ
- このタイプは、スケベな話題に対して興味がないふりをして、クールに受け流すキャラクターです
- 一般的に無口で冷静なキャラに多く見られます
- 彼らは表向きには無関心を装い、下ネタや性的な話題に対してリアクションを控えめにしますが、内心では興味を持っていることが多いです
- こうしたキャラは、周囲から「真面目」と思われていることが多いですが、実際には隠れた欲望を抱えていることがあります
- 2. 否定・反発タイプ
- このタイプは、スケベなことに対して明確に否定したり、強く反発するキャラクターです
- ツンデレや風紀委員などの厳格な性格のキャラによく見られます
- 彼らは性的な話題になると「そんなことは許せない!」と強く反応し、正義感や道徳心からそれを拒絶するように振る舞います
- しかし、その強い反発心の裏には、自分自身の性的欲求を認めたくないという心理が隠れていることもあります
- 3. 冷ややかタイプ
- このタイプは、スケベなことに対して嫌悪感を示すふりをするキャラクターです
- 表向きには「キモ」「サイテー」などと冷淡な態度を取りますが、実際には内心で興味津々である場合があります
- こうしたキャラは、他人からの評価を気にして自分の本音を隠す傾向があります
- そのため、表面的には嫌悪感を示しながらも、実際には密かに興味を持っていることが多いです
- 4. 受け入れタイプ
- このタイプは、スケベな話題に対してオープンではあるものの、自分から積極的に話すことはないキャラクターです
- 母性的で世話好きな性格のキャラによく見られます
- 彼女たちは他人の性的な話題について理解を示し、受け入れる姿勢を持っていますが、自分から進んでそうした話題に触れることはありません
- こうしたキャラは包容力があり、人々の悩みや欲求にも寛容である一方、自分自身の欲望については控えめです
作品例
カカシ『NARUTO』
カカシは「むっつりスケベ」として描かれることが多く、これは彼の性格や行動に基づくファンや作中のキャラクターたちの印象からきています。
- 1. 表向きはクールで落ち着いている
- カカシは普段、冷静で知的、そして飄々とした態度を貫いており、あまり感情を表に出しません
- このため、直接的にスケベな行動を取ることはほとんどありません
- しかし、その落ち着いた態度の裏で「むっつりスケベ」としての一面が垣間見える場面があります
- 2. イチャイチャシリーズの愛読
- カカシは自来也が執筆した成人向け小説「イチャイチャシリーズ」の熱心な愛読者です
- このシリーズは恋愛要素や性的な描写を含む内容であり、カカシがこれを常に持ち歩いていることから、「むっつりスケベ」としてのイメージが定着しました
- 特に戦闘中や真剣な状況でもこの本を読んでいる姿が描かれるため、ギャップがコミカルに表現されています
- 3. エロ忍術への反応
- ナルトや木ノ葉丸が使う「お色気の術」や「ハーレムの術」などのエロ忍術には基本的に無反応で、冷静に受け流します
- この態度から、「本当は興味があるけど表には出さない」という「むっつりスケベ」的な解釈がされています
- 一方で、自来也やナルトのような「オープンスケベ」とは異なり、あくまで紳士的な態度を保つところも特徴です
- 4. ファンやキャラクターからの評価
- 作中では直接「むっつりスケベ」と明言されることは少ないものの、ファンや一部キャラクター(例:ロック・リーのフルパワー忍伝など)ではそのように分類されることがあります
- カカシのマスクによって顔半分が隠れていることも、「表情が読み取れない=本心を隠している」というイメージにつながり、「むっつりスケベ」像を強調しています
- 5. 紳士的な一面とのギャップ
- カカシは基本的に礼儀正しく紳士的で、女性キャラクターに対しても節度を守った接し方をします
- しかし、この紳士的な態度と「イチャイチャシリーズ」を愛読する一面とのギャップが、「むっつりスケベ」としての印象を強めています
カカシは「むっつりスケベ」として描かれることがありますが、それは彼が直接的にスケベな行動を取るわけではなく、クールで落ち着いた表向きの態度と「イチャイチャシリーズ」の愛読者という裏側のギャップによるものです。このキャラクター性はコミカルな要素として物語にユーモアを加える一方で、彼の多面的な魅力にもつながっています。
高浜麗子『あつまれ!ふしぎ研究部』
高浜麗子は、漫画『あつまれ!ふしぎ研究部』に登場するキャラクターで、むっつりスケベの典型的な特徴を持っています。彼女は
風紀委員として
真面目で厳格な外見を保ちながら、実は不健全な妄想癖を抱えているというギャップが魅力の一つです。
- 1. 風紀委員としての表向きの姿
- 高浜麗子は黒髪三つ編みとメガネという清楚な外見で、風紀委員として学校内の秩序を守る役割を担っています
- 彼女は生徒たちの不健全な行動に厳しく、特に「ふしぎ研究部」を問題視していました
- しかし、この厳格さは表向きのものであり、実際には自分自身が不健全な妄想を抱えていることが多いです
- 2. 過剰な妄想癖
- 麗子は特に五領大祐に対して好意を抱いており、その結果、彼との関係に関する妄想が暴走することがよくあります
- 例えば、彼女は大祐に対して性的な妄想を抱きながらも、自分ではそれを隠しているつもりですが、周囲にはその妄想癖が見透かされています
- 3. 矛盾した態度
- 麗子は他人の行動を「不健全」と非難する一方で、自分自身がそうした行動に興味津々であるという矛盾した態度を取ります
- 例えば、大祐に対して性的な興味を持ちながらも、それを認めずに否定的な態度を取ることが多いです
- このように、彼女は自分の欲望と道徳的立場との間で葛藤しています
- 4. 周囲からの評価
- 麗子は自分では妄想癖を隠していると思っていますが、実際には周囲からその「むっつりスケベ」な一面が見透かされており、大祐からもツッコミを入れられることがあります
- しかし、このギャップが彼女のキャラクターとしての魅力となっており、読者や作中キャラクターからも人気があります
高浜麗子は、表向きには厳格で
真面目な
風紀委員ですが、内心では強い性的妄想や欲望を抱えている「むっつりスケベ」キャラです。そのギャップと矛盾した態度がコミカルに描かれており、『あつまれ!ふしぎ研究部』の中でも特に人気の高いキャラクターとなっています。
ロキシー・ミグルディア『無職転生』
ロキシー・ミグルディアを「むっつりスケベ」として捉える場合、彼女の性格や行動の中にその特徴を見出すことができます。
- 1. 表向きは真面目で冷静
- ロキシーは普段、真面目で冷静な性格として描かれています
- 彼女は水王級魔術師としての実力を持ち、教師としても優れた指導力を発揮する一方で、感情をあまり表に出さず、常識的な振る舞いを心がけています
- こうした「表向きは真面目」という部分は、「むっつりスケベ」の典型的な特徴とも一致します
- 2. 内に秘めた人間らしい一面
- ロキシーは、自分では隠しているつもりでも、時折ドジっ子な行動や天然キャラな発言をしてしまうことがあります
- これが彼女の可愛らしさとして描かれる一方で、「内心では別の顔を持っている」キャラクター性が垣間見える部分でもあります
- 例えば、ルーデウスが彼女の下着を「御神体」として崇めていることには気づいていないものの、そういった状況が発生する背景には、彼女自身のどこか無防備な部分も影響していると考えられます
- 3. 恋愛や性的な話題への反応
- 彼女の控えめで慎ましい態度や、異性との距離感を保とうとする姿勢は、「むっつりスケベ」の特徴である「表向きは清楚」を彷彿とさせます
- そして作中では、ルーデウスの両親であるパウロとゼニスの性行為を覗き見するなど内心では興味や好奇心を抱いています
- 4. ドジっ子属性との相乗効果
- ロキシーはドジっ子キャラとしても知られており、その行動が意図せずセクシーな状況を生み出すことがあります(例: パンチラや下着関連のエピソード)
- これらの場面は彼女自身が意図していないため、「むっつり」というよりも天然に近いですが、結果的に読者や視聴者からそう見られることがあります
- むっつりスケベとしての解釈
- ロキシーが「むっつりスケベ」としての解釈は、以下のような要素がそのイメージにつながります:
- 真面目で冷静な外見と内面的なギャップ
- 恋愛や性的な話題には積極的ではないものの、隠れた性的な好奇心とどこか無防備で天然な行動
- ドジっ子特有の偶然によるセクシーな状況
下江コハル『ブルーアーカイブ』
下江コハルは、スマートフォンゲーム『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』に登場するキャラクターで、公式設定や作中の描写から「むっつりスケベ」としての特徴が際立っています。以下にその特徴をまとめます。
- 1. 趣味と行動
- コハルは密かにエッチな雑誌を集める趣味を持っていますが、これを「没収したもの」と主張しています
- 日常の些細な出来事から妄想を膨らませ、それに一人で恥ずかしがる姿が頻繁に描かれています
- 2. 表向きの態度と内面のギャップ
- 表向きはエッチなものを嫌い、「エッチなのは禁止!死刑!」と過剰反応するほど潔癖な態度を見せます
- しかし、実際には脳内が「真っピンク」と形容されるほど妄想癖が強く、言動はその裏返しであることが明確です
- 3. 先生(プレイヤー)への妄想
- プレイヤー(先生)の何気ない言動に対しても「エッチなことをされるのではないか」と勝手に警戒し、過剰に反応します
- こうした妄想癖がコハルのむっつりスケベぶりをさらに強調しています
- 4. 補習授業部での立ち位置
- 同じ補習授業部の浦和ハナコのオープンスケベな言動には怒りを露わにしますが、実際には自分も同類であることが暗示されています
- 彼女のこうした性格は補習授業部内でのコミカルなやり取りに大きく貢献しています
- 5. ギャップによる魅力
- 表向きの厳格さと内面の妄想癖というギャップが、キャラクターとしてのユニークさや魅力につながっています
- また、これがストーリーやイベントシーンで多く活かされています
下江コハルは、そのむっつりスケベな性格とコミカルな描写によって、『ブルーアーカイブ』の中でも特に個性的で愛されるキャラクターとなっています。
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最終更新:2025年01月04日 12:27