火と人 - めておすがらくた

執筆者：驚がく
表などのシートはuedaさんのまとめページを借用

【火と人】

日時	2011/04/06
主催者	驚がく

＜参加キャラ＞

持ち主	キャラ
ueda	メガネ　ヒーラ
のりもも	スレパート
藁田猫	イルアス　ラルフ
dai	ミネライ
驚がく	果　アレックス

＜ストーリー＞

いつものように交流所にメンバーが入ってくる。
メガネは挨拶を終えた後、鞄からヒーラとノートPCを取り出し、机に置いた。
終えていなかったメンテナンスをするためである。
平和、という言葉が合っていた。
そんな時であった。
交流所の近くの街の方角から謎の爆発音がする。
平和の中での異変を感じた一行は、爆発の正体を確かめるべく街へと向かうのだった。

街に到着するも、既に遅かった。
炎に包まれ、そこにはフレズと呼ばれるモンスターが地べたを駆け回っていた。
フレズは身体に火を纏う。火炎球も吐いてくる。
準備を整えた一行は、フレズ退治を始める。
フレズは火球を放ち始める。
ヒーラはデータ収集をすべく、フレズの周囲を飛び回る。
避けては攻撃、一行は一体一体着実に退治していく。

ところが残り数体になったところで、全体が一斉に突進を繰り出す。
ここでアレックスが果に同時攻撃を持ちかける。
果はそれに同意し、光と氷の同時攻撃をフレズにぶつける。
フレズは全て倒れたようだ。
回復をする一行。これにて一件落着かと思われた・・・

…しかし、その街にはある不審な人物が一人いた。フレズが倒されたのか、ひっそり逃げようとする。
アレックスはその人物、そして人物の正体に気づき、呼びかける。
その人物は・・・アレックスの兄、トンデモであった。
強大な魔力を持ち、アレックス達を次元移動魔法で海板世界へ連れこませた元凶。
トンデモは手始めに挨拶をかわす。
しかしその魔力の前に危険を肌で感じ、警戒する一行。
だが、トンデモは戦おうとはせず、アレックスに話しかけてくる。
トンデモは唐突にアレックスの方が自分より魔力を持ち、それを憎んでいると言う。
理解できない。できるはずもなかったアレックス。しかしまたもトンデモの口から予想だにしない言葉が飛び出す。
アレックスはトンデモの弟ではない・・・。
更に驚愕の事実が告げられる。
トンデモは幼い頃、村の空に輝く光からトンデモと同じくらいの子供が舞い降りたという。
その天の光・・・別名「ヘブンズドア領域」。
アレックスはヘブンズドア領域の賢者の一人であり、伝説は証明されたとトンデモは告げる。
とんでもない発表を終えた後、やがて本番はこれからだと言わんばかりに準備を始めるトンデモ。
一行はトンデモに立ち向かう。

しかし、トンデモの魔力は予想以上だった。
攻撃を仕掛けるも、すぐに魔法のバリアが形成。弾かれてしまう。
さらに果の攻撃に対し、２倍返しでカウンターする魔法も発動。お見舞いを食らってしまう。
戦いを続ける内、トンデモにダメージが入るようになった。
この時トンデモは一歩も動いていない。いかに強力なのかが一目で分かる。
だがその傷もすぐ、治癒魔法によってすぐ無くなってしまう。
その時、アレックスに異変が起こる。周りに光が集まり始めたのだ。
その光に、誰もが注目していた。
何が起こったのかも分からず、ヤケクソになったアレックスは、その光をトンデモにぶつけようとする。
光に包まれ、思う存分食らうトンデモ。
痛手を負ったのか、賢者の力に満足したのか、しばらくの沈黙の後、トンデモは逃げるように消えていった。
モンスターの猛攻、トンデモから告げられた真実、積み重なるように疲労が重なった一行は、交流所へ戻っていった。