死神代行の亡骸のみが遺るエリアA-12を後にし、シビトへと身を堕とした刀使・衛藤可奈美は西へと進む。
己を蘇らせた主である大道克己とは離れる方向へと進んでいるが、これは蘇らされたとはいえ主の位置を把握出来ている訳では無いが為であった。ちなみにだが、克己側からもシビトの位置は把握出来ないようになっているようだ。
ともかくそんな事を知る由もなくシビトの可奈美に目掛けて襲いかかるは、MSやKMF等の機械系や、刀使等の人間系のNPC達。
己を蘇らせた主である大道克己とは離れる方向へと進んでいるが、これは蘇らされたとはいえ主の位置を把握出来ている訳では無いが為であった。ちなみにだが、克己側からもシビトの位置は把握出来ないようになっているようだ。
ともかくそんな事を知る由もなくシビトの可奈美に目掛けて襲いかかるは、MSやKMF等の機械系や、刀使等の人間系のNPC達。
人類軍がかつて運用していた灰色のファフナー、メガセリオン・モデルがライフルから放つプラズマ弾に、呪術組織である帝ノ鬼に所属する第一渋谷高校の生徒が、弓型の鬼呪装備から放つ雀蜂の弾丸。またロンダーズファミリーの戦闘員であり、ジャンクパーツから作られたアンドロイドなゼニットが物量を活かしてマシンガンにも出来る剣で弾丸を放った。
弾幕がシビトの可奈美目掛けて飛び交うも…迅移を使えば回避するには造作もない。
そのまま二刀流によりゼニット達をあっという間にジャンクパーツへ逆戻りにさせてしまった。
それでも引き続き雀蜂の弾丸を放つ第一渋谷高校の生徒に、今度はガルム44による射撃を行ったメガセリオン・モデル。
だがこれらもあっさりと避けた上で可奈美は、メガセリオン・モデル目掛けて【生生流転】を繰り出し装甲にダメージを与え、間髪入れずに迅移で段階を上げて加速。自分に対して氷竜と化したキラ・ヤマトがやったように突き上げて、これを残骸へと変えた。
その勢いのまま彼女は第一渋谷高校の生徒の懐へ入り込み、四肢をあっという間にバラバラに。その上で遺った胴体の心臓部分へ剣を突き刺して、トドメを刺した。
弾幕がシビトの可奈美目掛けて飛び交うも…迅移を使えば回避するには造作もない。
そのまま二刀流によりゼニット達をあっという間にジャンクパーツへ逆戻りにさせてしまった。
それでも引き続き雀蜂の弾丸を放つ第一渋谷高校の生徒に、今度はガルム44による射撃を行ったメガセリオン・モデル。
だがこれらもあっさりと避けた上で可奈美は、メガセリオン・モデル目掛けて【生生流転】を繰り出し装甲にダメージを与え、間髪入れずに迅移で段階を上げて加速。自分に対して氷竜と化したキラ・ヤマトがやったように突き上げて、これを残骸へと変えた。
その勢いのまま彼女は第一渋谷高校の生徒の懐へ入り込み、四肢をあっという間にバラバラに。その上で遺った胴体の心臓部分へ剣を突き刺して、トドメを刺した。
このように二刀を以てNPC達を捌き無表情のまま鏖殺し、スクラップと血溜まりと人間系や魔物等の類のNPC"だった"肉塊をその場に遺して、ドロップしたアイテムやソードスキルを手に入れ、スキルを習得した上で衛藤可奈美は移動していく。
…もし他参加者がこの様を目撃したとして、元参加者現死体人形がこの惨状を作り出したという答えに、何の情報もなく辿り着ける者はまず居ないだろう。
…もし他参加者がこの様を目撃したとして、元参加者現死体人形がこの惨状を作り出したという答えに、何の情報もなく辿り着ける者はまず居ないだろう。
時間は少し遡り、また視点の人物…人物?も移る。黒崎一護に月牙天衝で墜落させられた後、レジスター確保の為他参加者を探す事を決めたアスラン・ザラ?だったが、運が良いのか悪いのか遭遇したのはNPCのみ。
こちらを攻撃してくるのとドロップアイテム目当てで、レジェンドガンダムの起動鍵を用いて撃破していったものの…こちらも期待外れに終わり、疲労ばかりが蓄積されつつあった。疲れのせいなのか、心なしか面構えもハゲ疑惑が出そうな有様だ。
こちらを攻撃してくるのとドロップアイテム目当てで、レジェンドガンダムの起動鍵を用いて撃破していったものの…こちらも期待外れに終わり、疲労ばかりが蓄積されつつあった。疲れのせいなのか、心なしか面構えもハゲ疑惑が出そうな有様だ。
「このドロップアイテムの出なさはなんだシン!!!!この塩野郎!!!!」
などとこの殺し合いに居ない相手にキレ散らかすクソコテアスランザラモドキ。とはいえ暴言を吐いて落ち着いたのか、ここに来て今の今まで本物の自分とシン・アスカが居るか否かの確認だけした直後、タギツヒメと一護の襲撃を行った為に忘れ去っていた名簿を見ることとした。
「キラが2人だと!?!?!?!?どちらかがミームなんだ、俺と同じ…!!
…直接会った昔のキラがそうとは考えにくい、さては准将の方か?新たなる剣と称してファクトリーからおかしな機体ばかりを提案されて傲慢呼ばわりされてシンが廃人と化しているのは専ら准将になってからのキラ…いや変な機体をラクスに渡されるのはその前だった!!
…直接会った昔のキラがそうとは考えにくい、さては准将の方か?新たなる剣と称してファクトリーからおかしな機体ばかりを提案されて傲慢呼ばわりされてシンが廃人と化しているのは専ら准将になってからのキラ…いや変な機体をラクスに渡されるのはその前だった!!
だがそもそもミームなのか!?!?単純に過去と未来、それか並行世界かも知れないというのに!!クソッデュランダル議長や羂索達は俺を混乱させてる内にNPCを用いて暗殺しようとしている!!!!
ビームライフル、とくと味わえ!!バカヤロウ!!レイは本編で言ってないぞこんな台詞!!!!」
ビームライフル、とくと味わえ!!バカヤロウ!!レイは本編で言ってないぞこんな台詞!!!!」
喧しくヒートアップしながらレジェンドガンダムの起動鍵を用いて無関係なデュランダル議長に冤罪をかけつつも、現れたNPCである地球連合軍の非正規特殊部隊ファントムペインにて主力MSとして運用されていた105スローターダガーを、こともなげに高エネルギービームライフルで撃ち抜き斃したアスラン・ヅラ。
襲撃もあって落ち着きを取り戻したのもあり、名簿の確認へと戻る。
襲撃もあって落ち着きを取り戻したのもあり、名簿の確認へと戻る。
「ラクスにディアッカにイザーク……それにニコル!?ニコルゥゥゥゥゥゥッ!!!!
…死ぬ前から連れてこられたのか、それとも何度も何度も回想で殺されたからミーム化したのか…だがどちらにせよ、俺の願いを叶える為には討つしかない…ないんだ…!!」
…死ぬ前から連れてこられたのか、それとも何度も何度も回想で殺されたからミーム化したのか…だがどちらにせよ、俺の願いを叶える為には討つしかない…ないんだ…!!」
険しい顔を浮かべながら確認中、ニコルの名前を見て突如泣き叫ぶも、スンと素面に戻ったかと思えばまたもや険しく、覚悟を定め絞り出すように言い出す情緒不安定極まったヅラ疑惑の男。
とはいえ何度目かの落ち着きを得た彼は引き続き名簿の確認を行う。
とはいえ何度目かの落ち着きを得た彼は引き続き名簿の確認を行う。
「…SEED絡みの知り合いはこれだけか。殺し合いの促進を円滑にしたいならレイやアッシュ・グレイやマーレ、アズラエルにジョエルやブーステッドマン達にエクステンデッド達、父(パトリック・ザラ)やジブリール、それにオルフェや使えないシュラ、グリフィン達アコード辺りを参加させそうな物だが…デュランダル議長は何を考えてるんだ!?!?!?
大体、わざわざキラァァァァ!!!!を2人呼んでいるのならついでに拗らせてた頃のカナードでも呼べば嬉々としてキィィラァァ!!!!を殺しに行った筈だ!!
……それに万全を期したいなら梔子ユメのようにクルーゼ隊長自身も参加者になっていてもおかしくないだろうに。
大体、わざわざキラァァァァ!!!!を2人呼んでいるのならついでに拗らせてた頃のカナードでも呼べば嬉々としてキィィラァァ!!!!を殺しに行った筈だ!!
……それに万全を期したいなら梔子ユメのようにクルーゼ隊長自身も参加者になっていてもおかしくないだろうに。
…いや待てよ、その分俺の知らない殺し合いに乗り気な連中を大量に投入していると見れるぞ!!だが俺が会ったのはキラァァァァ!!に篝、それにアウル野郎こと一護にタギツ野郎とあの鎧武者(仮面ライダー斬月)に変身していた男(ロロ・ランペルージ)以外は対主催ばかりだ…っ!!あの男の顔は見たが名前が分からない!!
しかもあのソルなのかアグニスなのかハインラインなのか似た声ばかりでややこしいルルーシュ野郎はスタンスがわからないじゃないか!!放送してたのは把握出来ても!!あの状況でどう内容を聞き取れと言うんだバカヤロウ!!!!」
しかもあのソルなのかアグニスなのかハインラインなのか似た声ばかりでややこしいルルーシュ野郎はスタンスがわからないじゃないか!!放送してたのは把握出来ても!!あの状況でどう内容を聞き取れと言うんだバカヤロウ!!!!」
ミーム故に本物のアスラン・ザラが知り得ないガンダムSEEDやASTRAY等の派生作品絡みのメタな知識を元にして、躁鬱っぷりを発揮しまた聞き取れなかったのは自分が一護やタギツヒメを襲ったせいなのを棚上げしながら考察するアスラン。そしてふと名簿へと目を戻しざっと一瞥、記憶に留まったのは6つの名。
「『真』人に『真』鍋、『真』昼にレン、ジンガにエンシン……俺は何をやっていたんだろう!!6人もシン野郎がいるじゃないか!!!!
『真』はシンと読める!!レンはシンと語感が似ている!!ジンは実質シンだこのZ.A.F.TのMS野郎!!そしてエン『シン』!!!!
つまり全員シン野郎!!シン野郎は全員殴る!!そしてステラの所へ行ってもらうぞ!!向こうでステラによろしくな!!!!」
『真』はシンと読める!!レンはシンと語感が似ている!!ジンは実質シンだこのZ.A.F.TのMS野郎!!そしてエン『シン』!!!!
つまり全員シン野郎!!シン野郎は全員殴る!!そしてステラの所へ行ってもらうぞ!!向こうでステラによろしくな!!!!」
スローターダガー撃破時に続いてSEED関連のミームだからと他人の台詞(しかも本編では言ってない)をパクりながら、意味不明な理屈の言いがかりをつけ事実上の抹殺宣言を行う錯乱したハゲ(疑惑)。
ざっと一瞥しただけでこれな以上、名簿を見直したり他参加者と対峙すればシン野郎認定は更に増える恐れがある。
ざっと一瞥しただけでこれな以上、名簿を見直したり他参加者と対峙すればシン野郎認定は更に増える恐れがある。
最も6人の内真鍋とエンシンは放送前にとっくにステラの所(あの世)へ行ってるのだが、それを知った所でこのハゲはシン野郎呼ばわりを辞めないだろう。
「こんの馬鹿野郎!!!!殴ってもない内に勝手に死ぬなシン!!!!上手い!!!!」「シン!!!!でしまうとは何事だこのシン!!!!野郎!!!!」等と自己完結した意味不明かつ上手くもなんともない事を言い出すのが、ミームとしてのアスラン・ザラがクソコテ呼ばわりされる要因の一つだ。
それはそうとアスラン(偽)は、もうひとつある事に気付いた。…キラ以外にも同じ名前が複数ある参加者が居ることでは無い。
過去と未来か並行世界か、或いは自分と本物のアスラン・ザラのような贋作(ミーム)と本物(オリジナル)の存在の内どれかなのは大凡想像がついていた。
「こんの馬鹿野郎!!!!殴ってもない内に勝手に死ぬなシン!!!!上手い!!!!」「シン!!!!でしまうとは何事だこのシン!!!!野郎!!!!」等と自己完結した意味不明かつ上手くもなんともない事を言い出すのが、ミームとしてのアスラン・ザラがクソコテ呼ばわりされる要因の一つだ。
それはそうとアスラン(偽)は、もうひとつある事に気付いた。…キラ以外にも同じ名前が複数ある参加者が居ることでは無い。
過去と未来か並行世界か、或いは自分と本物のアスラン・ザラのような贋作(ミーム)と本物(オリジナル)の存在の内どれかなのは大凡想像がついていた。
「今の日付と時刻が9月2日だと!?!?俺の記憶は8月22日までしかないぞ!?!?どういう事だシン!!!!議長は俺を時差ボケにしようとしている!!!!俺はボケじゃない!!!!」
ここに来てようやく、ミームとしての自らの記憶がある最新の日付と現在の日付のズレを把握したのだ。自分の記憶と殺し合いの開始日時との間の空白の11日間に何があったのかと混乱し喚き自分の言葉に自分でキレる厄介っぷりを発揮するアスラン(ミーム)。
暫しキレ散らかした後、またもや急に落ち着き思考を再開させた。
暫しキレ散らかした後、またもや急に落ち着き思考を再開させた。
「8月22日の時点から俺を呼んだというだけの可能性も捨て切れない、か……。
…願いを叶える段階まで進めれればの話だが、その際に聞いておくべきだな。
そうと決まれば…参加者が居そうな付近のアビドス高校に向かうとしよう」
…願いを叶える段階まで進めれればの話だが、その際に聞いておくべきだな。
そうと決まれば…参加者が居そうな付近のアビドス高校に向かうとしよう」
まるで本物のアスランかのように落ち着いた思考・声色でパチモンのアスランはアビドス高校に向かう。そしてNPCを追加で数体屠りつつ到着した…はいいものの、内部の探索や他参加者の捜索をしようとした段階で疲労のせいでオ、オレヴァ…と寝落ち。目覚めたらもう時刻は8時を過ぎていた。
「この寝落ちヤロウ!!だが眠気はやがて俺を肝心な所で殺す!!だから仕方ないじゃないか!!!!」
等と喚きながらも、急いで捜索を行うアスラン(ニセ)。しかしめぼしきものも他参加者も見つけれず、結局は高校を後にする事となった。
最も、急いで捜索したのもあり何かがあったとしても見逃している可能性は普通にあるし、誰かと入れ違いになっている可能性もあったが。
最も、急いで捜索したのもあり何かがあったとしても見逃している可能性は普通にあるし、誰かと入れ違いになっている可能性もあったが。
「名簿に『アスラン・ザラ?』等と書かれた以上、否が応でも他の参加者の注目を集めてるだろう。その上キラや篝、タギツ野郎経由で俺の存在と殺し合いに乗っている事は広まっている筈だ!!!!
これ以上広まる前にレジスターの確保と本物の俺の抹殺の為!!参加者が集まりそうな病院へ発進する!!アスラン・ザラ、レジェンド、出る!!!!」
これ以上広まる前にレジスターの確保と本物の俺の抹殺の為!!参加者が集まりそうな病院へ発進する!!アスラン・ザラ、レジェンド、出る!!!!」
懸念を理由に病院方面へと出発したアスラン・ザラのようなナニカ。
実際、タギツヒメから沙耶香とロロ、キラと篝からミカにミームアスランの存在は確実に伝わっている上に、時系列上先の話になるが沙耶香は真人やイザーク達と情報交換(前者はほぼ一方的に抜き取られる形だったが)を行い、また篝とミカはチェイス達と合流した為まともに情報交換が行われれば彼らにも伝わる以上、この懸念は的中していたと言えるだろう。
実際、タギツヒメから沙耶香とロロ、キラと篝からミカにミームアスランの存在は確実に伝わっている上に、時系列上先の話になるが沙耶香は真人やイザーク達と情報交換(前者はほぼ一方的に抜き取られる形だったが)を行い、また篝とミカはチェイス達と合流した為まともに情報交換が行われれば彼らにも伝わる以上、この懸念は的中していたと言えるだろう。
一方時間はまたも遡り視点も変わる。
ケーキを食べ終え空腹を満たした柊真昼は、フォークとナイフを洗った後予定通りドロップしたアイテムであるどこだかドアを使う…前に仮面ライダーソロモンへと変身した。
ケーキを食べ終え空腹を満たした柊真昼は、フォークとナイフを洗った後予定通りドロップしたアイテムであるどこだかドアを使う…前に仮面ライダーソロモンへと変身した。
「どこに着くかわからない以上、一応変身しておいた方がよさそうね。不用意に移動アイテムを使ったせいで死にました、なんて笑えないもの」
空中や海中、水中や地中等に飛ばされれば、人間の域を超えている真昼でも生身のままでは良くて大ダメージ、悪ければそのまま死亡しかねない。変身する猶予が在ればいいが、無ければ最悪詰みである。その為変身した上で…真昼はドアを使う。
「…へえ、随分なご挨拶じゃない」
ソロモンとなった真昼がドアを開けた先は水中でも空中でも地中でもなかった。しかしその場に居たのはNPC、神聖ブリタニア帝国が計画したランスロット量産計画「ヴィンセントプラン」にて造られたKMF、ヴィンセント。
真昼の姿を目にしたヴィンセントは強化型スラッシュハーケンを放ち迎撃。だがこれを真昼は取り出したカラドボルグでこともなげに切り払う。
そのままノ夜を振りかぶった所、ヴィンセントは咄嗟に片肘のニードルブレイザーで相殺しにかかった。
真昼の姿を目にしたヴィンセントは強化型スラッシュハーケンを放ち迎撃。だがこれを真昼は取り出したカラドボルグでこともなげに切り払う。
そのままノ夜を振りかぶった所、ヴィンセントは咄嗟に片肘のニードルブレイザーで相殺しにかかった。
「NPCの思考ルーチン…と言うのかしら。種類によってかなり差があるよう、だけど…!」
だがノ夜から放てる斬撃波をゼロ距離から撃つ事で、真昼はこれを突破。肘から先を破壊してみせる。
片腕が実質機能不全となったヴィンセントだが、MSVこと連結型メーザーバイブレーションソードをもう片手で持ち、破損故に連結出来ないまま振った。
片腕が実質機能不全となったヴィンセントだが、MSVこと連結型メーザーバイブレーションソードをもう片手で持ち、破損故に連結出来ないまま振った。
「…さっきのNPC達に比べたら全然ね、これでもし、ソロモンへの変身制限でもあれば危なかった所だけど…」
だがあっさり鎧袖一触され、ノ夜とカラドボルグの二振りの一撃でヴィンセントは機能を停止し鉄クズとなった。
先程のフェストゥムを筆頭とした厄介気味だったNPC軍団を想起しつつ、変身自体への制限が無い事に若干だが安堵を浮かべ解除を行う真昼。
生身のままでも倒せはしたが、消耗疲労もありここまでの完勝は難しかったかもしれないだろうが為である。
先程のフェストゥムを筆頭とした厄介気味だったNPC軍団を想起しつつ、変身自体への制限が無い事に若干だが安堵を浮かべ解除を行う真昼。
生身のままでも倒せはしたが、消耗疲労もありここまでの完勝は難しかったかもしれないだろうが為である。
「とりあえずは、他の参加者を探して…今度は最初から襲撃はせず、まずは話しかけに行ってみようかしら。薫ちゃんの知り合いも居るかもだし」
先程浮かんだ、薫が芳佳を殺してしまった事を告げたら彼女の知り合い達はどう反応するのかという考えを元に、ドアをしまいつつひとまず真昼は行動を開始した。
(それにしても、『柊』な篝ちゃんの比較的近くに『十条』な姫和ちゃんが居るなんて。
…名簿の順番からして私の知るそれとは違いそうだけど、妙な偶然もあったものね)
…名簿の順番からして私の知るそれとは違いそうだけど、妙な偶然もあったものね)
そういえば自分の知る柊家の分家の内一つが十条家だったなと、思い返しながらも真昼は進む。
時は戻りまた視点も移ろう。
キョウリュウグリーンこと立風館ソウジと、キズナブラックこと浅垣灯悟(バッドエンド)(最も彼の名が浅垣灯悟だと知る参加者は現時点だとイドラ以外には居ないが)の2人と別れた刀使・柳瀬舞衣と魔戒騎士・道外流牙…人ならざる者から人々を守る使命を持つも似て非なる存在な2人は北へと向かった…ものの、NPC達の対処へと追われていた。
キョウリュウグリーンこと立風館ソウジと、キズナブラックこと浅垣灯悟(バッドエンド)(最も彼の名が浅垣灯悟だと知る参加者は現時点だとイドラ以外には居ないが)の2人と別れた刀使・柳瀬舞衣と魔戒騎士・道外流牙…人ならざる者から人々を守る使命を持つも似て非なる存在な2人は北へと向かった…ものの、NPC達の対処へと追われていた。
「舞衣、そっちは大丈夫か」
「はい、何とか捌けそうです。道外さんも…大丈夫そうですね」
「はい、何とか捌けそうです。道外さんも…大丈夫そうですね」
こともなげに御刀・越前康継を振るってNPC達を倒していく舞衣と、素手での徒手空拳とイグスの魔戒剣による剣戟を以てNPCを倒す流牙。
舞衣と比べると戦闘経験の多さと一時とは言え使った事がある物というのもあり、流牙の方が剣捌きは慣れた様子であった。
舞衣と比べると戦闘経験の多さと一時とは言え使った事がある物というのもあり、流牙の方が剣捌きは慣れた様子であった。
『舞衣、流牙、新手のようです』
「ありがとうイルヴァ。…これは…」
「…結界のような物か、これまでより敵の数は少ないが、全て倒さなければ解除出来ない…と考えるべきだな」
『無理に破壊しようと試みるよりはまず、目前の敵を一掃した方がいいでしょう』
「ありがとうイルヴァ。…これは…」
「…結界のような物か、これまでより敵の数は少ないが、全て倒さなければ解除出来ない…と考えるべきだな」
『無理に破壊しようと試みるよりはまず、目前の敵を一掃した方がいいでしょう』
雷とクリスタルが展開される中、2人の前に現れるは仮面ライダー部にて運用された可変型のパワードワーカーであるパワーダイザー、元特攻用の兵器を改修したMSであるガガキャノン、天使の名を冠したMAの子機であるプルーマ。3機の機械だった。
魔導輪イルヴァの忠告に従い、2人は戦闘態勢を取る。
魔導輪イルヴァの忠告に従い、2人は戦闘態勢を取る。
先に仕掛けてきたのはパワーダイザー、タックルを流牙と舞衣目掛けて放つ。同時にガガキャノンはGNキャノンを発射しプルーマは内蔵されたレールガンを放った。
「…まるで人が乗ってるみたいな、動きを…!」
「それも含めて、あの羂索は再現したんだろうな」
「それも含めて、あの羂索は再現したんだろうな」
タックルを散開し避けた上でGNキャノンとレールガンを回避した舞衣と流牙。タックルを放ったパワーダイザーがキラーンと効果音がなりそうな仕草をした事に反応しつつも、流牙はガガキャノン相手に斬りかかり舞衣はプルーマを斬らんとする。遠距離攻撃を使ってきた2体を先に倒すと2人は決めていた。
越前康継を振るった舞衣に対しプルーマはドリルを以て迎撃。
金属同士がぶつかり合う音と、ドリルの回転音が響くも…御刀は基本的に破損しない強度を持っているが為、プルーマの目論見通りに破砕は出来ず、八幡力による筋力増強と、本来のサイズより縮められている事もあり押し潰すことも出来ずにいた。
金属同士がぶつかり合う音と、ドリルの回転音が響くも…御刀は基本的に破損しない強度を持っているが為、プルーマの目論見通りに破砕は出来ず、八幡力による筋力増強と、本来のサイズより縮められている事もあり押し潰すことも出来ずにいた。
「このくらいなら…これでっ!」
埒が明かずドリルを放したと同時にレールガンを撃とうとするプルーマだったが、それを読んでいた舞衣は迅移で加速、撃たれる前に数撃入れて、発射されたそれも回避。そのまま更に何撃も入れる事で見事にスクラップへと変えてみせた。ドロップアイテムを見逃さず舞衣は拾う。
『お見事です、舞衣』
「あの武器(ドリル)は写シとの相性が悪そうだったから、長期戦に持ち込んだら危うそうだって思って…道外さんは?」
『…流牙もどうやらあの敵を倒したようです、残るは…』
「あの武器(ドリル)は写シとの相性が悪そうだったから、長期戦に持ち込んだら危うそうだって思って…道外さんは?」
『…流牙もどうやらあの敵を倒したようです、残るは…』
詳細を確認する前に流牙の方へ視界を向けると、ガガキャノンのGNバルカンとGNキャノンをこともなげに避けた上で、斬撃に徒手空拳を交えた一挙一動の攻撃で危なげなく倒した姿が映った。
残る一体であるパワーダイザーはまたもやタックルを行うも、クリスタルに覆われていて逃げ場が狭くなり、ダイザー自体の動きも遅くはないとはいえ、2人には避けられる。その上で流牙は剣を振るう、が……。
残る一体であるパワーダイザーはまたもやタックルを行うも、クリスタルに覆われていて逃げ場が狭くなり、ダイザー自体の動きも遅くはないとはいえ、2人には避けられる。その上で流牙は剣を振るう、が……。
「…手応えはあったが…っ…怯みはしないか」
(人が乗ってるみたいな動きで、道外さんは乗ってそうな所を攻撃したのに…)
(人が乗ってるみたいな動きで、道外さんは乗ってそうな所を攻撃したのに…)
怯む様子は無く、キラーンとポーズを決めた上でまたもやタックルを見舞おうとするパワーダイザー。
出典元のサモンライド!では常時スーパーアーマーであるが為この殺し合いでも同じ仕様となっていた。
流牙が回避に動く中今度は舞衣が、居合の態勢を取った上でタックルし終えてポーズを決めているダイザー目掛けて一撃を見舞う。
出典元のサモンライド!では常時スーパーアーマーであるが為この殺し合いでも同じ仕様となっていた。
流牙が回避に動く中今度は舞衣が、居合の態勢を取った上でタックルし終えてポーズを決めているダイザー目掛けて一撃を見舞う。
「えっ!?…なんで蒼い、炎が…??」
『おそらく先程、あの機械からドロップしたアイテムの効果だと思われます』
『おそらく先程、あの機械からドロップしたアイテムの効果だと思われます』
刀身に付与された蒼炎に驚きつつも、一撃をきちんと与えた舞衣。蒼炎の由来もあってなのか、相応のダメージは入ったもののスーパーアーマー故にダイザーは止まらず、方向を転換しタックルを行おうとする。しかしそれよりも早く動いたのは回避に成功した流牙。
「光を受けて…闇に還れぇっ!!」
斬撃波のように金色の光を魔戒剣から放ち、拘束した上で横に一閃する閃光剣舞を放つ事で、パワーダイザーを沈黙させた。
「そっちも片付いたようだな、舞衣。…それはドロップアイテムか?」
「はい、そうみたいです道外さん。デザイアドライバーという物が無ければ、真の力は発揮出来ないらしいですが…このブーストマークⅢバックルという物を持ってるだけでも、蒼い炎が攻撃に付属されるみたいで」
『恐らくはソードスキルとして、そのバックルに蒼炎の付与効果が内蔵されているのだと思われます』
「はい、そうみたいです道外さん。デザイアドライバーという物が無ければ、真の力は発揮出来ないらしいですが…このブーストマークⅢバックルという物を持ってるだけでも、蒼い炎が攻撃に付属されるみたいで」
『恐らくはソードスキルとして、そのバックルに蒼炎の付与効果が内蔵されているのだと思われます』
等と会話をする2人とイルヴァ。その中で流牙は何処か浮かない顔な舞衣に気付く。
「…キズナブラックの事が気にかかってるのか?」
「…はい。立風館さんが付いて居てくれてるとは言え……どうしても。
……あの人がどうしようもなく、深い哀しみと傷を抱えてるように見えて。…隠そうとして出来てない所が、この殺し合いに巻き込まれる前に視た、可奈美ちゃんみたいで……不安に」
「…可奈美は君よりも強いんだろう?なら親友として、信じてあげるべきだ」
「…わかっています、ただ…可奈美ちゃんは哀しみとか、そういう負の感情を抱え込んで、無理しちゃうタイプの子だから……今も何処かで無理して、心の中で泣いてるか、泣きたいのに、何でもないように振る舞ってないかって」
「…ジンガに出会ってない事を願いたいな。…ともかく今は、早期に合流出来るか、ソウジ達が見つけてくれる事を信じて進むしかない」
「…はい」
「…はい。立風館さんが付いて居てくれてるとは言え……どうしても。
……あの人がどうしようもなく、深い哀しみと傷を抱えてるように見えて。…隠そうとして出来てない所が、この殺し合いに巻き込まれる前に視た、可奈美ちゃんみたいで……不安に」
「…可奈美は君よりも強いんだろう?なら親友として、信じてあげるべきだ」
「…わかっています、ただ…可奈美ちゃんは哀しみとか、そういう負の感情を抱え込んで、無理しちゃうタイプの子だから……今も何処かで無理して、心の中で泣いてるか、泣きたいのに、何でもないように振る舞ってないかって」
「…ジンガに出会ってない事を願いたいな。…ともかく今は、早期に合流出来るか、ソウジ達が見つけてくれる事を信じて進むしかない」
「…はい」
この殺し合いに巻き込まれる前、無理に普段通り振る舞おうとした末に、自分の胸で涙を零した可奈美の姿を想起し舞衣は不安を浮かべた。
それに本当はもう少し寄り添うべきだとは思いつつも、時間制限が定められた殺し合いに巻き込まれている現状、今は一先ず進まなければならない事も理解している流牙。それも舞衣も分かっていて、共に進む。
…親友が、衛藤可奈美の『心』がもうここ(現世)には『いない』事を彼女が知るのは、まだ少し先の事だった。
それに本当はもう少し寄り添うべきだとは思いつつも、時間制限が定められた殺し合いに巻き込まれている現状、今は一先ず進まなければならない事も理解している流牙。それも舞衣も分かっていて、共に進む。
…親友が、衛藤可奈美の『心』がもうここ(現世)には『いない』事を彼女が知るのは、まだ少し先の事だった。
そのまま病院方面へと進む中…1体のNPCが現れる。
小さな竜といった容貌の外宇宙生命体、ドラゴンの1体リトルドラグだ。
小さな竜といった容貌の外宇宙生命体、ドラゴンの1体リトルドラグだ。
「…竜、ドラゴンか」
「道外さん、ここは私に任せて貰えませんか?蒼い炎について、試したい事があるので」
「…1体だけのようだから大丈夫だが…君が危なくなったら助けに入ろう。だから…無理にソードスキルを使おうとするな」
『流牙の言う通りです、舞衣。その力は極力、使うべきではありません』
「…わかってるよ、イルヴァ…道外さん」
「道外さん、ここは私に任せて貰えませんか?蒼い炎について、試したい事があるので」
「…1体だけのようだから大丈夫だが…君が危なくなったら助けに入ろう。だから…無理にソードスキルを使おうとするな」
『流牙の言う通りです、舞衣。その力は極力、使うべきではありません』
「…わかってるよ、イルヴァ…道外さん」
相手が竜(ドラゴン)なのもあり、自らに支給されていたソードスキルの存在を想起する舞衣に、心配を向ける流牙とイルヴァ。
言葉を胸に留めながら、舞衣は蒼炎を御刀へと纏い斬りかかる。
言葉を胸に留めながら、舞衣は蒼炎を御刀へと纏い斬りかかる。
(ごめん、エレンちゃん…でもこの殺し合いを、止めるまでは…!!)
仲間であり友である、唯一この場に巻き込まれていない筈の御刀の元の持ち主に内心謝りつつも、舞衣は躊躇わない。リトルドラグに太刀を数撃浴びせる事に成功する。
だが竜もやられっぱなしではなく、己が速度と牙を用いて噛みつきにかかった。
だが竜もやられっぱなしではなく、己が速度と牙を用いて噛みつきにかかった。
『舞衣!』
「やっぱり噛みつきに…なら!」
「やっぱり噛みつきに…なら!」
齧りつかれそうになる舞衣は蒼炎を纏ったままの御刀で、牙を受け止める。御刀が原則折れず錆びない刀であるが為、耐久性に賭けたのだ。
そのまま蒼炎が御刀から牙へと伝わり、リトルドラグを焼く。ダメージに反応を見せた竜に出来たその隙を突き、舞衣は迅移で加速した上で八幡力も併せた一撃を振るった。
…結果、斬られたダメージと創世の力による蒼き炎によって、外宇宙からの尖兵の竜は焼き尽くされる。
舞衣は見事、最後の手段になるソードスキルを切らずしてドラゴンへと勝利してみせた。
そのまま蒼炎が御刀から牙へと伝わり、リトルドラグを焼く。ダメージに反応を見せた竜に出来たその隙を突き、舞衣は迅移で加速した上で八幡力も併せた一撃を振るった。
…結果、斬られたダメージと創世の力による蒼き炎によって、外宇宙からの尖兵の竜は焼き尽くされる。
舞衣は見事、最後の手段になるソードスキルを切らずしてドラゴンへと勝利してみせた。
「俺の出る幕は無かったか。見事だな、舞衣」
『舞衣、流牙だけでなくソウジも言っていた通り、例のソードスキルは最後の手段だと考えておくように』
「…ありがとうございます、御刀の硬さなら出来ると思ったので…上手く行ってホッとしました。…うん、使わずに済んで…よかった」
『舞衣、流牙だけでなくソウジも言っていた通り、例のソードスキルは最後の手段だと考えておくように』
「…ありがとうございます、御刀の硬さなら出来ると思ったので…上手く行ってホッとしました。…うん、使わずに済んで…よかった」
使わざるを得ない時が来るかも知れないと思い、習得自体はしたものの…極力使いたくはないとこのソードスキルについて舞衣は思っていた。
そして流牙もイルヴァも別れたソウジも、彼女には極力ソードスキルを使わせたくないと考えている。使ってしまえば、彼女に待つ未来は何もできなくなった末に迎える血に塗れた凄惨な死か…さもなくは人という生命を超えた存在となるかの二択、どちらにせよ最早日常には戻れないのだから。
そして流牙もイルヴァも別れたソウジも、彼女には極力ソードスキルを使わせたくないと考えている。使ってしまえば、彼女に待つ未来は何もできなくなった末に迎える血に塗れた凄惨な死か…さもなくは人という生命を超えた存在となるかの二択、どちらにせよ最早日常には戻れないのだから。
(…デメリットが重たすぎるのもそうだが、スキルに乗っ取られる可能性も捨て切れない。それもあって舞衣が使うような事態にならないよう、立ち回らないとな)
万一舞衣がスキルへと適合出来ても、強大な力に振り回された挙句…となる可能性を危惧する流牙。かつてのジンガやアミリ、ムツギ法師のように…慣れてしまった方が楽な事態に直面してしまい、非道の道へと堕ちてしまう…そんな事は絶対にさせてはならないと、彼は決めていた。
──最も、スキルに乗っ取られるかもしれないという危惧については杞憂なのだがそれを知る由もなく。
──最も、スキルに乗っ取られるかもしれないという危惧については杞憂なのだがそれを知る由もなく。
ともかく、先に進む事にした2人だが…刀使の技能の一つである透覚により聴覚を強化している舞衣に元々聴覚に優れている流牙は接近する大きめな敵の存在に気付き、迎撃態勢を取る。
すると2人の目前へと近付いて来たのは、先程戦ったパワーダイザーよりも大きなMS。その名の通り破壊する為の兵器であるデストロイガンダムの姿。本来よりサイズは縮み10m程に抑えられてるがそれでも等身大の参加者には大きく映った。
すると2人の目前へと近付いて来たのは、先程戦ったパワーダイザーよりも大きなMS。その名の通り破壊する為の兵器であるデストロイガンダムの姿。本来よりサイズは縮み10m程に抑えられてるがそれでも等身大の参加者には大きく映った。
「…これだけ大きなNPC、それも機械が居るなんて…!」
『来ますよ、舞衣、流牙!』
「巨大な機械相手だろうと、やるしかないか!」
『来ますよ、舞衣、流牙!』
「巨大な機械相手だろうと、やるしかないか!」
舞衣と流牙に目掛けてデストロイガンダムは、口部分に内蔵されたビーム砲である200mmエネルギー砲、ツォーンMk2を放った!
「…なんて威力…!」
「直撃すると、生身じゃ不味いな…!」
「直撃すると、生身じゃ不味いな…!」
着弾地点の地面に開いたクレーターを見て敵の火力に驚きを見せながらも、舞衣と流牙は接近。
写シを張り迅移と八幡力も併用して立ち回る舞衣と、鎧を召喚していれる時間が99.9秒しか無い以上今は召喚せず、素の身体能力でビーム等の射撃兵装を回避していく流牙。2人の斬撃がデストロイの装甲へとぶつかるも、PS装甲と同様、物理的な攻撃を無効もしくは軽減化させるTP装甲の前には伝わるは衝撃のみ。
写シを張り迅移と八幡力も併用して立ち回る舞衣と、鎧を召喚していれる時間が99.9秒しか無い以上今は召喚せず、素の身体能力でビーム等の射撃兵装を回避していく流牙。2人の斬撃がデストロイの装甲へとぶつかるも、PS装甲と同様、物理的な攻撃を無効もしくは軽減化させるTP装甲の前には伝わるは衝撃のみ。
続く形で蒼炎が付与された舞衣の御刀の一撃は、創世の力由来の炎であるが為ダメージにはなるも、図体の大きさもあってさしたるダメージにはまだ至らない。
反撃にデストロイは、バックパックの上部分に装備した高エネルギー砲である、アウフプラール・ドライツェーンを発射。強力なビームで地面を抉りつつ2人を焼き払わんとするが、避けられてしまった。
反撃にデストロイは、バックパックの上部分に装備した高エネルギー砲である、アウフプラール・ドライツェーンを発射。強力なビームで地面を抉りつつ2人を焼き払わんとするが、避けられてしまった。
「一撃入れて避けてを繰り返しても、このままじゃ戦いにくくなるだけ…!」
「…持久戦は不利だな。舞衣の青い炎が効いた辺り、純粋な物理攻撃以外は通じるようだが…」
(通じそうなのは閃光剣舞、或いは閃影剣舞か…!)
「…持久戦は不利だな。舞衣の青い炎が効いた辺り、純粋な物理攻撃以外は通じるようだが…」
(通じそうなのは閃光剣舞、或いは閃影剣舞か…!)
両者とも回避は出来ているものの、地形を抉り取る威力の攻撃を連発されては戦いづらくなり余計に消耗、最終的にすり潰されるだけ。
そんな思考を浮かべつつ接近しにかかった2人に、デストロイは両腕を射出、付属しているシュトゥルムファウストによりビームの雨霰を放った。
回避や御刀、魔戒剣による切り払いで防ごうとする2人だったが、ドラグーン等と同じ無線誘導により発射角の自由度が高い為苦戦を強いられる。
威力こそ比較的低いが、それでも何撃も受ければ舞衣の写シが剥がされてしまう程だ。
そんな思考を浮かべつつ接近しにかかった2人に、デストロイは両腕を射出、付属しているシュトゥルムファウストによりビームの雨霰を放った。
回避や御刀、魔戒剣による切り払いで防ごうとする2人だったが、ドラグーン等と同じ無線誘導により発射角の自由度が高い為苦戦を強いられる。
威力こそ比較的低いが、それでも何撃も受ければ舞衣の写シが剥がされてしまう程だ。
『舞衣!』
「っ…まだ写シは張れます!道外さんは…」
「どうにか捌けてはいるが、ハガネを召喚すべきかもしれないな…!」
「っ…まだ写シは張れます!道外さんは…」
「どうにか捌けてはいるが、ハガネを召喚すべきかもしれないな…!」
写シを剥がされてもすぐさま立て直した舞衣と、経験の差故に全て回避または魔戒剣での防御に成功しつつもここでハガネという手札を切るか考慮する流牙。
そんな中、飛行し迎撃を行い続けているシュトゥルムファウストの内片方目掛けて…突如現れた赤い鎧の飛行しているMSが突っ込み、リフター部分のビームライザーから発振させたサーベルにより切り裂いた。
そんな中、飛行し迎撃を行い続けているシュトゥルムファウストの内片方目掛けて…突如現れた赤い鎧の飛行しているMSが突っ込み、リフター部分のビームライザーから発振させたサーベルにより切り裂いた。
『サイズは縮められているようだが、まさか羂索達がデストロイまで再現しているとはな。
…こちらは、ターミナル所属の機体ズゴック!あなたとそちらの少女は…』
「殺し合いには乗っていない、助かる…そうだ、舞衣の方は!」
『そっちにはライオットが向かった、彼の硬さならそのマイという子にとっても大いに助けになるだろう。
…デストロイは射撃武器やビームを無効化する陽電子リフレクターが厄介だが、懐に潜り込みTP装甲を突破できる攻撃を腹部にぶつければ倒せる筈だ』
「…分かった。閃光剣舞ならあの敵にも通る筈だ」
『なら俺は攻撃を引きつける、その隙にその閃光剣舞とやらを使ってくれ』
…こちらは、ターミナル所属の機体ズゴック!あなたとそちらの少女は…』
「殺し合いには乗っていない、助かる…そうだ、舞衣の方は!」
『そっちにはライオットが向かった、彼の硬さならそのマイという子にとっても大いに助けになるだろう。
…デストロイは射撃武器やビームを無効化する陽電子リフレクターが厄介だが、懐に潜り込みTP装甲を突破できる攻撃を腹部にぶつければ倒せる筈だ』
「…分かった。閃光剣舞ならあの敵にも通る筈だ」
『なら俺は攻撃を引きつける、その隙にその閃光剣舞とやらを使ってくれ』
そう言い、ズゴックは囮役を買って出る。多数のビームやイーゲルシュテルンを回避し引きつけながら動くズゴックを横目で見つつ、流牙もそれに応え駆け出した。
とりあえず病院へと向かおうとしていた本物のアスラン・ザラと切島鋭児郎の2人は、NPCを倒しドロップ品としてパイプ椅子を手に入れた上で付近まで近付いていたものの、聞こえてくる戦闘音とビームの発射音から一先ずそちらへと向かう事に決める。
すると縮小されてるとはいえ巨体を誇るデストロイガンダムが参加者らしき青年と少女目掛けて砲撃を行っていた為、直接の交戦経験こそ無くとも厄介さは把握していたアスランの意見もありとりあえず2人は加勢する事になった。
すると縮小されてるとはいえ巨体を誇るデストロイガンダムが参加者らしき青年と少女目掛けて砲撃を行っていた為、直接の交戦経験こそ無くとも厄介さは把握していたアスランの意見もありとりあえず2人は加勢する事になった。
『ライオットはあの少女の方へ向かってくれ、俺はあの男の方へ向かう。
…あのデストロイはTP装甲を用いている、純粋な物理的ダメージは通じないと見てくれ』
「それ俺との相性最悪じゃないっすか!」
『攻撃面ではな。だがお前の硬さなら、あの手からのビーム(シュトゥルムファウスト)程度なら耐えれる筈だ。
それに今のお前には俺と同じく、ソードスキルがあるだろう?』
「…守って助け出す、って事っすか。うっす!今度は俺に任せてください、ズゴック!」
…あのデストロイはTP装甲を用いている、純粋な物理的ダメージは通じないと見てくれ』
「それ俺との相性最悪じゃないっすか!」
『攻撃面ではな。だがお前の硬さなら、あの手からのビーム(シュトゥルムファウスト)程度なら耐えれる筈だ。
それに今のお前には俺と同じく、ソードスキルがあるだろう?』
「…守って助け出す、って事っすか。うっす!今度は俺に任せてください、ズゴック!」
そう言い、切島もとい烈怒頼雄斗はズゴックもといアスランの背中から降りる。
頼雄斗が向かう先は、シュトゥルムファウストが狙い撃とうとし、少女が御刀で受けるか避けるかの二択を迫られている所。
頼雄斗が向かう先は、シュトゥルムファウストが狙い撃とうとし、少女が御刀で受けるか避けるかの二択を迫られている所。
『舞衣、上から誰かが来ます!』
「NPCなの?それとも…っ!」
「NPCなの?それとも…っ!」
ビームが放たれ、対応しようとする舞衣という状況の中、頼雄斗は先のやみのせんしとの戦いでは使う暇が無かったソードスキル、十条家の呪法を用い赤い光輪を頭の上に出現させ、身体能力を限界まで強化した事により自らの速度を向上。
弱点である機動性をある程度補いながら、舞衣の目前に立ち自らの個性『硬化』を使って、ビームをその身で受け止めてみせた。
弱点である機動性をある程度補いながら、舞衣の目前に立ち自らの個性『硬化』を使って、ビームをその身で受け止めてみせた。
「…あなたは…って、大丈夫ですか!?」
「大丈夫だ、これくらいなら今の俺なら耐えれる!ズゴックの言った通りだったぜ!
…っと、名乗ってなかったな。剛健ヒーロー、烈怒頼雄斗参上!殺し合いには反対だぜ、あっちの男の人の方にはズゴックが助けに入った!」
(…ヒーロー…ヒーロー好きな薫ちゃんなら、反応したのかな)
「道外さんの方にも…来てくれてるんだ。助けてくれてありがとうございます、えっと…ライオットさん。
私は柳瀬舞衣。美濃関学院の刀使です」
『ありがとうございます、頼雄斗』
「うお、指輪が喋った!?」
「彼女…でいいのかな。彼女はイルヴァって魔導輪で、今は私に力を貸してくれてます」
「…とりあえず了解!柳瀬、イルヴァ、あの腕に与えれる有効打って…あるか?」
「大丈夫だ、これくらいなら今の俺なら耐えれる!ズゴックの言った通りだったぜ!
…っと、名乗ってなかったな。剛健ヒーロー、烈怒頼雄斗参上!殺し合いには反対だぜ、あっちの男の人の方にはズゴックが助けに入った!」
(…ヒーロー…ヒーロー好きな薫ちゃんなら、反応したのかな)
「道外さんの方にも…来てくれてるんだ。助けてくれてありがとうございます、えっと…ライオットさん。
私は柳瀬舞衣。美濃関学院の刀使です」
『ありがとうございます、頼雄斗』
「うお、指輪が喋った!?」
「彼女…でいいのかな。彼女はイルヴァって魔導輪で、今は私に力を貸してくれてます」
「…とりあえず了解!柳瀬、イルヴァ、あの腕に与えれる有効打って…あるか?」
驚きつつ心配する舞衣に、そう明るく言いつつ名乗った烈怒頼雄斗。
対し舞衣は礼を言いつつ名乗り返し、イルヴァに驚く頼雄斗に簡単に説明した。
受け入れた頼雄斗は、自分ではTP装甲とやらを突破出来るか怪しい為まずは舞衣とイルヴァへ有効打の有無を聞く。無いようなら連れて距離を取り、有るようならそれを通し腕を壊す為に尽力するつもりだ。
対し舞衣は礼を言いつつ名乗り返し、イルヴァに驚く頼雄斗に簡単に説明した。
受け入れた頼雄斗は、自分ではTP装甲とやらを突破出来るか怪しい為まずは舞衣とイルヴァへ有効打の有無を聞く。無いようなら連れて距離を取り、有るようならそれを通し腕を壊す為に尽力するつもりだ。
「えっと…物理攻撃だけじゃ、衝撃は与えられても効かないみたいです。でも…私にはこの力があるから、ビームを掻い潜れれば」
「…蒼い炎、って……!?…いや、刀にだけか、じゃあ俺の知ってる個性じゃねえや」
「個性?」
『頼雄斗、個性とはなんでしょうか?』
「二人共知らねえのか…じゃあズゴックみてえに違う世界の…今はそれどころじゃねえな、後でズゴックと一緒に話す!
…とにかく、その為の手段があるんだよな?なら防御は俺に任せとけ!柳瀬、イルヴァ!」
「…は、はいっ。任せます、ライオットさん!」
「…蒼い炎、って……!?…いや、刀にだけか、じゃあ俺の知ってる個性じゃねえや」
「個性?」
『頼雄斗、個性とはなんでしょうか?』
「二人共知らねえのか…じゃあズゴックみてえに違う世界の…今はそれどころじゃねえな、後でズゴックと一緒に話す!
…とにかく、その為の手段があるんだよな?なら防御は俺に任せとけ!柳瀬、イルヴァ!」
「…は、はいっ。任せます、ライオットさん!」
舞衣の蒼炎を見て、彼女が敵(ヴィラン)である荼毘の個性をソードスキルとして支給されたのではと一瞬考えるも勘違いだと気付いた頼雄斗。そして会話の中で自分とアスラン同様、舞衣とイルヴァが別の世界の存在だと悟った彼は壁役を引き受け、舞衣はそれを受け入れ迅移と八幡力を発動。
呪法による身体能力強化で動きつつ、ビームが着弾する直前に硬化を以て頼雄斗が受け止めてみせる中、加速した上で距離を詰め……蒼炎を付与した御刀の連撃で、腕毎シュトゥルムファウストを撃墜してみせた。
呪法による身体能力強化で動きつつ、ビームが着弾する直前に硬化を以て頼雄斗が受け止めてみせる中、加速した上で距離を詰め……蒼炎を付与した御刀の連撃で、腕毎シュトゥルムファウストを撃墜してみせた。
「やったな柳瀬!イルヴァ!」
「ライオットさんが受けてくれたおかげです」
『感謝します、頼雄斗。後は流牙達がどうなのかですが…』
「…ライオットさん、あの…なんというかずんぐりむっくりしている…機械を使ってる人がズゴックさんですか?」
「ズゴックはあのMSってのの名前で、本名はまた別だけどな。
…ズゴックは、お前が言ってた道外って男の人の助けになってるみたいだぜ」
「ライオットさんが受けてくれたおかげです」
『感謝します、頼雄斗。後は流牙達がどうなのかですが…』
「…ライオットさん、あの…なんというかずんぐりむっくりしている…機械を使ってる人がズゴックさんですか?」
「ズゴックはあのMSってのの名前で、本名はまた別だけどな。
…ズゴックは、お前が言ってた道外って男の人の助けになってるみたいだぜ」
目を向けると、ツォーン等のビームやイーゲルシュテルンを全てかわし捌きながらヘイトを集めているズゴックと、至近距離まで来た流牙が再び閃光剣舞を放とうとする姿が視界へ入る。
「…光を受けて、闇に還れっ!」
跳躍した上で腹部目かげて流牙は閃光剣舞を放ち、闇から変換された光を纏った一閃でデストロイを沈黙させた。
「助かったぞ、ズゴック」
『…あっちも片付いたようだな。あなたは…』
「道外流牙、守りし者…黄金の魔戒騎士だ」
『リュウガか、俺はアスラン・ザラ。アスランと呼んでくれ」
『…あっちも片付いたようだな。あなたは…』
「道外流牙、守りし者…黄金の魔戒騎士だ」
『リュウガか、俺はアスラン・ザラ。アスランと呼んでくれ」
戦いが終わったのもあり、名を聞くズゴック。対し名乗った流牙に、起動鍵を解除した上でズゴックもといアスランも名乗った。
「道外さん、無事でなによりです」
「ズゴック、じゃなかったアスラン…片付いたんすね!」
「ああ、お前の方も助けれたようだなライオット」
『流牙、そちらの方は…』
「アスラン。アスラン・ザラだ、俺を助けてくれた」
「柳瀬舞衣です。道外さんを助けてくれてありがとうございます、アスランさん」
「ズゴック、じゃなかったアスラン…片付いたんすね!」
「ああ、お前の方も助けれたようだなライオット」
『流牙、そちらの方は…』
「アスラン。アスラン・ザラだ、俺を助けてくれた」
「柳瀬舞衣です。道外さんを助けてくれてありがとうございます、アスランさん」
こうして合流を果たした4人は、まずは互いに名乗り情報を交換する事とした。
「柳瀬と道外はもう雄英高校に行ってたんすね」
「ああ、そこでキズナブラックと出会い、ソウジが彼と共に向かう形になって俺と舞衣が北へ…病院方面へ向かう事になった」
「…そうか、マイの巻き込まれた知り合いに死んだ筈のカガリに取り込まれた筈のヒヨリが……それにリュウガの討った筈の宿敵ジンガに、ソウジ達が斃した筈の宇蟲王のギラ…」
「…はい。アスランさんの推測のように乗っ取られている可能性は……否定出来ないです」
「ああ、そこでキズナブラックと出会い、ソウジが彼と共に向かう形になって俺と舞衣が北へ…病院方面へ向かう事になった」
「…そうか、マイの巻き込まれた知り合いに死んだ筈のカガリに取り込まれた筈のヒヨリが……それにリュウガの討った筈の宿敵ジンガに、ソウジ達が斃した筈の宇蟲王のギラ…」
「…はい。アスランさんの推測のように乗っ取られている可能性は……否定出来ないです」
各々の情報を話す事となった4人とイルヴァ。知られている筈の用語を知らなかったり、年号年代等の相違点等もあって皆が、個性のある世界に、C.E.の世界、刀使と荒魂がある世界にホラーとそれを狩る守りし者がいる世界と別の世界の住人だと気付いた。
そして舞衣は知り合いの内可奈美、沙耶香、薫は間違いなく協力出来、タギツヒメは警戒すべき敵と、篝はよく分からず姫和は当人なら協力出来るとし、またソウジやキズナブラックについてや可奈美についての不安等を告げる。
そして舞衣は知り合いの内可奈美、沙耶香、薫は間違いなく協力出来、タギツヒメは警戒すべき敵と、篝はよく分からず姫和は当人なら協力出来るとし、またソウジやキズナブラックについてや可奈美についての不安等を告げる。
「…その衛藤って子も、すっげえ頼りになるけど抱え込んじまうタイプかぁ…」
「…はい。可奈美ちゃんはこう…ギリギリまで追い詰められないと弱音を言おうとしない、言わない子なんです。
…姫和ちゃんが、目の前でああなって…なのに普段通り振る舞おうとしてて…今だって…助けられなかった後悔と悲しみで、つらくないはずがないから、心配で…」
「…緑谷も、抱え込んで一人で突っ走ってた頃があったからなぁ…早く見つけ出して、場合によっては止めてやらねェとな」
「ライオットさん…そうですね、もしそうなら…親友として、私が止めます。可奈美ちゃんを」
「その時は俺も手伝うぜ、漢として!」
「カナミがそうでない事を俺は願うよ。
…ただの喧嘩や叱責なら兎も角、友達同士での戦いなんて、辛く悲しいだけなんだ…だからその時は、俺も手を貸させてもらおう」
「勿論俺も協力するよ、舞衣」
(…それにしても実感の籠もった言葉だな、アスラン…)
「……ありがとうございます、みなさん……!」
「…はい。可奈美ちゃんはこう…ギリギリまで追い詰められないと弱音を言おうとしない、言わない子なんです。
…姫和ちゃんが、目の前でああなって…なのに普段通り振る舞おうとしてて…今だって…助けられなかった後悔と悲しみで、つらくないはずがないから、心配で…」
「…緑谷も、抱え込んで一人で突っ走ってた頃があったからなぁ…早く見つけ出して、場合によっては止めてやらねェとな」
「ライオットさん…そうですね、もしそうなら…親友として、私が止めます。可奈美ちゃんを」
「その時は俺も手伝うぜ、漢として!」
「カナミがそうでない事を俺は願うよ。
…ただの喧嘩や叱責なら兎も角、友達同士での戦いなんて、辛く悲しいだけなんだ…だからその時は、俺も手を貸させてもらおう」
「勿論俺も協力するよ、舞衣」
(…それにしても実感の籠もった言葉だな、アスラン…)
「……ありがとうございます、みなさん……!」
また舞衣は、自らの未だ使えずにいるソードスキルについても話した。
「…使わねェ事に越したことは無さそうだな。死ぬか人で無くなるかって……」
「俺も極力使わない方が良いと思うぞ、ただ…宇蟲王のような強大な相手には、切らなきゃ不味いかも知れない以上…習得した事は間違いではないと思う」
「…アスランさん、そう、ですよね…。…覚悟は、出来てるけど…でも、死んじゃうのは勿論、日常に戻れなくなるのも…怖いとも、思っちゃいます」
「…怖くなるのも仕方ねぇだろ。そんな二択突きつけられたら…俺だってそりゃ尻込みするぜ。
しかも柳瀬はまだ13歳…中学生なんだろ?」
「…可奈美ちゃんなら、迷わず使っちゃうだろうから…」
「多分そりゃ、そうするだけの根拠はあったとはいえ、流れで体制側に反逆出来ちまう衛藤がおかしいだけだろ…緑谷もそういう危うい所あるからなぁ…その危うさってのが不安なのはわかるけどよ。
…とにかく俺が言いたいのは、怖くなるのは普通、当たり前だって事だぜ」
「俺も極力使わない方が良いと思うぞ、ただ…宇蟲王のような強大な相手には、切らなきゃ不味いかも知れない以上…習得した事は間違いではないと思う」
「…アスランさん、そう、ですよね…。…覚悟は、出来てるけど…でも、死んじゃうのは勿論、日常に戻れなくなるのも…怖いとも、思っちゃいます」
「…怖くなるのも仕方ねぇだろ。そんな二択突きつけられたら…俺だってそりゃ尻込みするぜ。
しかも柳瀬はまだ13歳…中学生なんだろ?」
「…可奈美ちゃんなら、迷わず使っちゃうだろうから…」
「多分そりゃ、そうするだけの根拠はあったとはいえ、流れで体制側に反逆出来ちまう衛藤がおかしいだけだろ…緑谷もそういう危うい所あるからなぁ…その危うさってのが不安なのはわかるけどよ。
…とにかく俺が言いたいのは、怖くなるのは普通、当たり前だって事だぜ」
「…マイ。大切なのは、力に飲まれて想いを失わない事だと俺は思う。
…『想いだけでも、力だけでもダメなのです』という言葉を、ラクスが言っていたとキラからかつて聞いた」
「…いい言葉を言うんだな、そのラクスって子は。
ジンガや宇蟲王、メラやタギツヒメのような強敵がいる以上…使わざるを得ない時が来るかもしれないが、力を行使出来るようになったとしても、恐怖を抱いても闘い抜くという想いは必要になるだろうな。
最も…極力そうはさせない為に俺達は居る」
「…ライオットさん…アスランさん…道外さん…」
『勿論私も、尽力させて頂きます、舞衣』
「…ありがとう、イルヴァ」
(…ライオットさんもアスランさんも、道外さんも立風館さんも…きっとキズナブラックさんだって…私はいい人にばっかり出会えて…心配ばかりかけちゃってるから、少し…心苦しい。
…可奈美ちゃん達とも、仲良くなれるだろうなあ)
…『想いだけでも、力だけでもダメなのです』という言葉を、ラクスが言っていたとキラからかつて聞いた」
「…いい言葉を言うんだな、そのラクスって子は。
ジンガや宇蟲王、メラやタギツヒメのような強敵がいる以上…使わざるを得ない時が来るかもしれないが、力を行使出来るようになったとしても、恐怖を抱いても闘い抜くという想いは必要になるだろうな。
最も…極力そうはさせない為に俺達は居る」
「…ライオットさん…アスランさん…道外さん…」
『勿論私も、尽力させて頂きます、舞衣』
「…ありがとう、イルヴァ」
(…ライオットさんもアスランさんも、道外さんも立風館さんも…きっとキズナブラックさんだって…私はいい人にばっかり出会えて…心配ばかりかけちゃってるから、少し…心苦しい。
…可奈美ちゃん達とも、仲良くなれるだろうなあ)
そして流牙はイルヴァやジンガについてや魔戒の鎧について、リュックの素材が魔法衣で出来ている事等を話した。
「魔戒の鎧ってのが99.9秒しか着れないヒーローコスチュームみてぇなのは分かったけど、令呪の有効時間も同じ99.9秒なんだよな」
「…それに、このリュックの素材が道外さんが着てる魔法衣と同じという事は…」
「…心当たりはあるか?リュウガ」
「…ジンガが居る上に、アスランの言う通りなら、何か関係が有るかも知れない…としか今は言えないな、すまない」
(…ジンガが参加者として居る以上、アミリ辺りが蘇って…?だがそれを根拠にするには情報が足りなすぎるな)
「…それに、このリュックの素材が道外さんが着てる魔法衣と同じという事は…」
「…心当たりはあるか?リュウガ」
「…ジンガが居る上に、アスランの言う通りなら、何か関係が有るかも知れない…としか今は言えないな、すまない」
(…ジンガが参加者として居る以上、アミリ辺りが蘇って…?だがそれを根拠にするには情報が足りなすぎるな)
ここでは魔戒騎士絡みかホラー絡みと関係がある可能性を、4人の間で共有するに留まる。
そして次はアスランの番となり、ラクスやディアッカ、イザークは信用出来る、ただ2人居るキラと死んだ筈のニコル、それに何故か自分から離れてる上に(?)が付いているアスランは微妙だと言う話や、ラウ・ル・クルーゼについて、それに先に戦った男(やみのせんし)についてや未だ使わずにいるソードスキルについて等を話した。
そして次はアスランの番となり、ラクスやディアッカ、イザークは信用出来る、ただ2人居るキラと死んだ筈のニコル、それに何故か自分から離れてる上に(?)が付いているアスランは微妙だと言う話や、ラウ・ル・クルーゼについて、それに先に戦った男(やみのせんし)についてや未だ使わずにいるソードスキルについて等を話した。
「討たれた筈のクルーゼ隊長が居る以上、デュランダル議長やアコード達の元締めのアウラが居る可能性も一応考えてはいる…が、無関係な可能性が高いと俺は見ているな」
「…どうしてですか?」
「関係しているなら、配下達を参加者として差し向けている筈だ。だが参加者には彼らの名は影も形も無い。
…まあ主催者側の戦力として出てこないとも限らないし、名簿に名前が載っていない…というのもあり得なくはない」
「…そうか、やはり既に殺された参加者が…」
「逃げられちまったけど、アイツが大丈夫なのか…気になるんだよな…」
「…状況からして、多分アイテムを使って逃げたんだと思います。せめて普通に逃げたのなら、追いかけにも行けるんですが…」
(…話からするに、狼狽えた辺りまだ…止めれる余地はあったように聞こえる。…可奈美ちゃんならきっと、止めようとする筈)
「…どうしてですか?」
「関係しているなら、配下達を参加者として差し向けている筈だ。だが参加者には彼らの名は影も形も無い。
…まあ主催者側の戦力として出てこないとも限らないし、名簿に名前が載っていない…というのもあり得なくはない」
「…そうか、やはり既に殺された参加者が…」
「逃げられちまったけど、アイツが大丈夫なのか…気になるんだよな…」
「…状況からして、多分アイテムを使って逃げたんだと思います。せめて普通に逃げたのなら、追いかけにも行けるんですが…」
(…話からするに、狼狽えた辺りまだ…止めれる余地はあったように聞こえる。…可奈美ちゃんならきっと、止めようとする筈)
その男がもうとっくに覚悟を決めてる事を知らぬまま、最後に頼雄斗の番となる。
緑谷が信用出来、ステインが状況次第では対話可能、ダークマイトが傍迷惑な勘違い野郎でまず話など聞かないだろう事、それにソードスキルについて等が共有された。
緑谷が信用出来、ステインが状況次第では対話可能、ダークマイトが傍迷惑な勘違い野郎でまず話など聞かないだろう事、それにソードスキルについて等が共有された。
「…ライオットさんの話の通りなら、ステインという人も大概ですけれど…ダークマイトって人はどうしようも無さそうに聞こえますが」
「…殴り倒して言う事聞かせようとしても、それでも多分都合の良い風な解釈しかしねェと思うぜ…流石に俺とアスランだけよりはマシだけど、俺ら4人だけだと殴り勝てても消耗が馬鹿にならねェ気がする」
「とは言え、乗っていない強い参加者が2人(ソウジ、キズナブラック)居るのを知れたのは収穫だ。…合流はあまり望めないかも知れないが」
「…そういや柳瀬、この十条家の呪法ってソードスキル…お前の知ってる十条家と関わりがあったりするか?」
「…私は、聞いた事が無いです。もしその呪法って物があったら…姫和ちゃんが使わない筈が無いから、多分別の世界の物…だと思います、ライオットさん」
「…殴り倒して言う事聞かせようとしても、それでも多分都合の良い風な解釈しかしねェと思うぜ…流石に俺とアスランだけよりはマシだけど、俺ら4人だけだと殴り勝てても消耗が馬鹿にならねェ気がする」
「とは言え、乗っていない強い参加者が2人(ソウジ、キズナブラック)居るのを知れたのは収穫だ。…合流はあまり望めないかも知れないが」
「…そういや柳瀬、この十条家の呪法ってソードスキル…お前の知ってる十条家と関わりがあったりするか?」
「…私は、聞いた事が無いです。もしその呪法って物があったら…姫和ちゃんが使わない筈が無いから、多分別の世界の物…だと思います、ライオットさん」
『一通り情報共有は終わったようですが、このドロップアイテムはどうしましょうか?』
情報共有が終わったのを見計らって、イルヴァが4名に声を掛ける。
「…何故俺のかつて乗っていた機体がプラモデルに、しかもドロップアイテムになっているんだ??それにこのケーキは…」
「…アスランが思わず『シン!!』って叫んだのにはビックリしたぜ」
「それに…今にも叫び出しそうな表情なのはどうしてでしょう?」
「…確かに発狂してる表情を描いたように見えるな」
「…アスランが思わず『シン!!』って叫んだのにはビックリしたぜ」
「それに…今にも叫び出しそうな表情なのはどうしてでしょう?」
「…確かに発狂してる表情を描いたように見えるな」
デストロイを倒してドロップしたアイテムは、ジャスティスガンダムの144分の1スケールのプラモデルに、この殺し合いには居ないシン・アスカの顔が描かれているケーキ。どちらも強敵を倒した報酬としては不相応にしか見えなかった。
ケーキの方は今にも『うわああああ!?!?』だの、『ケーキは、こうやるんだぁぁぁっ!!』だの叫び出しそうな気迫もしくは迫力のような何かを、舞衣達に感じさせる物がある。
ケーキの方は今にも『うわああああ!?!?』だの、『ケーキは、こうやるんだぁぁぁっ!!』だの叫び出しそうな気迫もしくは迫力のような何かを、舞衣達に感じさせる物がある。
「…プラモデルの方は俺に支給されたソードスキルを使ってみよう、ケーキは…」
「…落ち着ける場所に行けたら食べてみるのも、いいかもしれません」
「とりあえず、ケーキは俺が持っとくっす」
「…落ち着ける場所に行けたら食べてみるのも、いいかもしれません」
「とりあえず、ケーキは俺が持っとくっす」
プラモデルはアスランが、ケーキは頼雄斗が持つ事となった。
その後作っていたクッキー(4袋、残り2袋は自分用と可奈美達用)からどうぞと渡され、それを美味しそうに食べて
「柳瀬が焼いたこのクッキー、美味えな!」
と笑みを見せながら素直に言う頼雄斗。
その後作っていたクッキー(4袋、残り2袋は自分用と可奈美達用)からどうぞと渡され、それを美味しそうに食べて
「柳瀬が焼いたこのクッキー、美味えな!」
と笑みを見せながら素直に言う頼雄斗。
一方
「…悪くはないな」
と言ったアスランは流牙に
「もうちょっとこう…言い方があるだろ、ライオットを見習ったらどうだ?」
と苦言を呈され、頼雄斗にも
「せっかく焼いてくれたんだから、美味いなら美味いってちゃんと言ってあげるべきじゃないっすか?アスラン」
と言われてしまう。
当の舞衣には
「…カガリさん、でしたっけ?その人にもこんな調子なんですか?アスランさん。…あんまりそんな感じだと、その内愛想を尽かされちゃいますよ?」
と、微笑みながらも目だけが笑ってない様子で言われてしまった。
「…悪くはないな」
と言ったアスランは流牙に
「もうちょっとこう…言い方があるだろ、ライオットを見習ったらどうだ?」
と苦言を呈され、頼雄斗にも
「せっかく焼いてくれたんだから、美味いなら美味いってちゃんと言ってあげるべきじゃないっすか?アスラン」
と言われてしまう。
当の舞衣には
「…カガリさん、でしたっけ?その人にもこんな調子なんですか?アスランさん。…あんまりそんな感じだと、その内愛想を尽かされちゃいますよ?」
と、微笑みながらも目だけが笑ってない様子で言われてしまった。
「…あ、あいつは料理とか自分じゃ全然出来ない癖に、舌だけが肥えてるから…」
と言い訳(最も事実だが)をしつつも、
「…わかった。善処するよ。…ありがとう、マイ。君の焼いてくれたクッキーは美味しかった」
と最終的にちゃんと美味しいといい感謝を述べ、この殺し合いで初めて表情が少し綻んだアスラン…という一幕を挟んだ上で、4人とイルヴァは次にどう動くかを話し合う事に。
近くの病院へと直行するか、それとも…となったその時だった。
と言い訳(最も事実だが)をしつつも、
「…わかった。善処するよ。…ありがとう、マイ。君の焼いてくれたクッキーは美味しかった」
と最終的にちゃんと美味しいといい感謝を述べ、この殺し合いで初めて表情が少し綻んだアスラン…という一幕を挟んだ上で、4人とイルヴァは次にどう動くかを話し合う事に。
近くの病院へと直行するか、それとも…となったその時だった。
「…アスラン、感じるか?」
「ああ、異質な何かの気配を感じる…」
『舞衣、流牙、アスラン、頼雄斗。注意してください』
「…キズナブラックさんの時とは、また違う、けど…!」
「…俺にも分かる、敵(ヴィラン)…じゃねェといいんだけど…望み薄かもな」
「ああ、異質な何かの気配を感じる…」
『舞衣、流牙、アスラン、頼雄斗。注意してください』
「…キズナブラックさんの時とは、また違う、けど…!」
「…俺にも分かる、敵(ヴィラン)…じゃねェといいんだけど…望み薄かもな」
感じとった人ならざるモノの気配に、4人は揃って臨戦態勢を取る。そして少し後、現れたのはベルトを巻き、制服を着た長い薄紫色の髪をした少女。
「いきなり戦闘態勢を取るなんて酷くない?私、まだ何もしてないし…ただちょっとあなた達とお話したいだけなのに」
「…そう言う割には、貴女も日本刀を構えてますよね?」
「だって、あからさまに警戒されてるし。…まあいいわ、とりあえず話は聞いて貰えそうだから」
「…そう言う割には、貴女も日本刀を構えてますよね?」
「だって、あからさまに警戒されてるし。…まあいいわ、とりあえず話は聞いて貰えそうだから」
おどけたように言う少女に、警戒を解かないまま舞衣は毅然と言う。
対し少女は諦めたかのように言った上で、名乗りまた問うことを決めた。
対し少女は諦めたかのように言った上で、名乗りまた問うことを決めた。
(…同じ姓のよしみで篝ちゃんかうてなちゃんの名前を名乗ってもいいけど…知り合いが居ても困るし、とりあえず本名でいいかしら)
「とりあえず私から話させて貰うわね。私は柊真昼。用件は2つで…この中に益子薫ちゃんの知り合いって居るかしら?それと…レジスターや、バグスターウイルスって物をどうにか出来そうな人も探してるんだけど」
「…薫ちゃんは、私の仲間で友達です。真昼さん、どうして貴女が薫ちゃんの事を…!?」
「私は名乗ったわよ、聞きたいのなら貴女も名乗るべきじゃない?」
「…舞衣、柳瀬舞衣です」
「…じゃあ単刀直入に言うわね、舞衣ちゃん。
…私は見たの、薫ちゃんが他の参加者を…確か、宮藤芳佳ちゃんだったかしら。その子を剣で突き刺して殺した姿を」
「とりあえず私から話させて貰うわね。私は柊真昼。用件は2つで…この中に益子薫ちゃんの知り合いって居るかしら?それと…レジスターや、バグスターウイルスって物をどうにか出来そうな人も探してるんだけど」
「…薫ちゃんは、私の仲間で友達です。真昼さん、どうして貴女が薫ちゃんの事を…!?」
「私は名乗ったわよ、聞きたいのなら貴女も名乗るべきじゃない?」
「…舞衣、柳瀬舞衣です」
「…じゃあ単刀直入に言うわね、舞衣ちゃん。
…私は見たの、薫ちゃんが他の参加者を…確か、宮藤芳佳ちゃんだったかしら。その子を剣で突き刺して殺した姿を」
反応した舞衣に対し、そう仕向けたのは自分だという事実をしれっと伏せた上で柊真昼は言い放った。
「──薫ちゃんは、薫ちゃんはそんな事しません。ヒーローに憧れて刀使になった、自堕落だけど…確かな信念を持ってるあの子が、誰かを望んで殺すなんて、まずあり得ない。
それが事実だとしても…きっと、薫ちゃんにはそんなつもりはなくて…それこそ、誰かに陥れられたとかだと、思います」
「…仲間を、友達を信じるって訳ね。でもこの場は殺し合いよ?なのに友達が、仲間が変貌してないって言うの?」
「…友達だから、仲間だからこそ…私は信じていたいです。…そんな意地悪な言い方をする、貴女には分からないだろうけど」
それが事実だとしても…きっと、薫ちゃんにはそんなつもりはなくて…それこそ、誰かに陥れられたとかだと、思います」
「…仲間を、友達を信じるって訳ね。でもこの場は殺し合いよ?なのに友達が、仲間が変貌してないって言うの?」
「…友達だから、仲間だからこそ…私は信じていたいです。…そんな意地悪な言い方をする、貴女には分からないだろうけど」
一瞬呆然とはしたものの、舞衣はそう言い切った。
それに真昼は更に食い下がってみるも、舞衣は返してみせる。
それに真昼は更に食い下がってみるも、舞衣は返してみせる。
「……そうね。私には貴女の気持ちは分からないわ。
…まあ、信じたいなら好きにすればいいと思うわよ。裏切られて後悔するのは、貴女なんだから。
…もうひとつの用件は…」
「バグスターウイルスについては分からないが、レジスターについては構造を把握出来れば或いは…と言った感じだな。俺はアスラン、アスラン・ザラだ」
…まあ、信じたいなら好きにすればいいと思うわよ。裏切られて後悔するのは、貴女なんだから。
…もうひとつの用件は…」
「バグスターウイルスについては分からないが、レジスターについては構造を把握出来れば或いは…と言った感じだな。俺はアスラン、アスラン・ザラだ」
思う所有りげにしつつも、突き放すかのように会話を終わらせレジスターやバグスターウイルスについて真昼は聞くこととした。
すると答えたのはアスラン。とはいえその顔は相変わらず、眉間にしわが寄った超絶不機嫌な様子だった。
すると答えたのはアスラン。とはいえその顔は相変わらず、眉間にしわが寄った超絶不機嫌な様子だった。
「…少しは不機嫌さを隠したらどう?まあ…いいわ。レジスターのサンプルを複数確保出来ればいいのね?」
(…解除出来る可能性がある参加者を見つけれた以上、猫を被るのはこの辺りが潮時かしら)
「…構造の把握等を行うには一つじゃ心許ないな」
「…なら、早速協力させて……貰うわ」
『舞衣、流牙、頼雄斗!』
(…解除出来る可能性がある参加者を見つけれた以上、猫を被るのはこの辺りが潮時かしら)
「…構造の把握等を行うには一つじゃ心許ないな」
「…なら、早速協力させて……貰うわ」
『舞衣、流牙、頼雄斗!』
言いながら真昼は突如日本刀…ノ夜を振るい、アスラン以外の舞衣達3人へ向けて斬撃波を放った!
「っ……真昼さん、貴女は!」
打たれた斬撃波を舞衣は、イルヴァの忠告もあり御刀で受け止めてみせる。
「あら、その喋る指輪は鬼呪装備の一種かしら?」
「…それは魔導輪、人類に友好的なホラーだ」
「柳瀬も道外も無事みたいだな…俺もどうにか防げたぜ。助かった、イルヴァ」
「…それは魔導輪、人類に友好的なホラーだ」
「柳瀬も道外も無事みたいだな…俺もどうにか防げたぜ。助かった、イルヴァ」
斬撃波を躱した流牙と、個性である硬化で受け止めた頼雄斗。
しかし凌がれた事自体は想定通りと言わんばかりに真昼は笑う。
しかし凌がれた事自体は想定通りと言わんばかりに真昼は笑う。
「魔導輪…知らない単語ね。
…へえ、貴方も私の邪魔をするんだ?そこで大人しく見ておけば、レジスターのサンプルが3つ手に入るのに」
『…お前のような人の心が欠けた奴に、従ってやるつもりはない』
…へえ、貴方も私の邪魔をするんだ?そこで大人しく見ておけば、レジスターのサンプルが3つ手に入るのに」
『…お前のような人の心が欠けた奴に、従ってやるつもりはない』
そして3人の前にいつの間にか立ち、起動鍵を用いてズゴックとなったアスランはそう断言する。
「否定はしないけど、酷い言いようね。傷付いちゃうなー」
『口ではどうとでも言えるだろう、思ってもいない事を』
「まあ、そうだけどね」
「…何故殺し合いに乗っているんだ?」
「これは薫ちゃんにも言ったけど…願いを叶えないとどうしようもなく詰んでる…そんな人生だから。大好きな人ともたったひとりの妹とも一緒に居れない、生まれた時からいつ死ぬかすら決められた運命を、人生を強いられて……それを全部ひっくり返せるかも知れない望みに縋って、何が悪いのかしら?」
「…やっぱり薫ちゃんも、貴女が…!!」
「少し考えれば分かりそうな策にまんまと引っかかる、短絡的な薫ちゃんが悪いんだよ、舞衣ちゃん」
「…なんつーか、お前がどうしようもなく悲惨な境遇に居たみてェなのは分かったよ、けどな……だからってやっていい事と悪い事ってのがあるだろ!それに…何も殺し合いに乗らなくたって…!」
「…さっきアスランが言った通り、私には欠けてるの。生まれつき人の心が…人為的に…って言うのかしら。そう作られちゃってるから。
大切な人や、信用出来る人以外の事が、心底どうでもいい存在にしか見えないように…だからそれは無理な相談ね、じゃあ、そろそろ…変身」
『口ではどうとでも言えるだろう、思ってもいない事を』
「まあ、そうだけどね」
「…何故殺し合いに乗っているんだ?」
「これは薫ちゃんにも言ったけど…願いを叶えないとどうしようもなく詰んでる…そんな人生だから。大好きな人ともたったひとりの妹とも一緒に居れない、生まれた時からいつ死ぬかすら決められた運命を、人生を強いられて……それを全部ひっくり返せるかも知れない望みに縋って、何が悪いのかしら?」
「…やっぱり薫ちゃんも、貴女が…!!」
「少し考えれば分かりそうな策にまんまと引っかかる、短絡的な薫ちゃんが悪いんだよ、舞衣ちゃん」
「…なんつーか、お前がどうしようもなく悲惨な境遇に居たみてェなのは分かったよ、けどな……だからってやっていい事と悪い事ってのがあるだろ!それに…何も殺し合いに乗らなくたって…!」
「…さっきアスランが言った通り、私には欠けてるの。生まれつき人の心が…人為的に…って言うのかしら。そう作られちゃってるから。
大切な人や、信用出来る人以外の事が、心底どうでもいい存在にしか見えないように…だからそれは無理な相談ね、じゃあ、そろそろ…変身」
ズゴックへそう言いつつ、流牙の問に答えるついでに薫を嵌めた事を明かす真昼。
怒りを静かに自分へと向けてくる舞衣を煽るようにそう言い放ち、問いかけてきた頼雄斗に冷めた様子で答えた上で、ソロモンへと変身を遂げる。
発見した時点で4対1になる事は想定していた為、奇襲が失敗した場合は最初から変身して戦闘を行う事を真昼は決めていたのだ。
そしてカラドボルグを振るうソロモンに、沈黙を保っていたズゴックが自らの爪を用い防ぎつつも再び話し始める。
怒りを静かに自分へと向けてくる舞衣を煽るようにそう言い放ち、問いかけてきた頼雄斗に冷めた様子で答えた上で、ソロモンへと変身を遂げる。
発見した時点で4対1になる事は想定していた為、奇襲が失敗した場合は最初から変身して戦闘を行う事を真昼は決めていたのだ。
そしてカラドボルグを振るうソロモンに、沈黙を保っていたズゴックが自らの爪を用い防ぎつつも再び話し始める。
『…さっきから聞いていれば何だ。悲惨な環境だの、生まれた時から心が欠落しているからだの、人為的に生まれただの…俺には全て言い訳にしか聞こえないな!』
「…何も知らなければ、そうでしょうね」
『お前より酷いかどうかは分からないが、この殺し合いに巻き込まれているキラは…多数の犠牲の果てに最高傑作として生み出されて、友達の為に同じコーディネイター相手に戦って、裏切り者だと言われて殺したくなんて無いのに戦って…何度も間違えて、喪って…それでも正しい道を以て抗って!戦い抜いたんだ!
だと言うのに…何だお前は!!』
「…何も知らなければ、そうでしょうね」
『お前より酷いかどうかは分からないが、この殺し合いに巻き込まれているキラは…多数の犠牲の果てに最高傑作として生み出されて、友達の為に同じコーディネイター相手に戦って、裏切り者だと言われて殺したくなんて無いのに戦って…何度も間違えて、喪って…それでも正しい道を以て抗って!戦い抜いたんだ!
だと言うのに…何だお前は!!』
爪と剣がぶつかり合う中、憎しみのままキラと殺し合った過去を思い返したせいか、何処か後悔を滲ませた声色でズゴックは叫ぶ。
「……そう。名簿に居たキラ・ヤマトくんは…そんな道を選べたのね」
冷めたようで、何処か羨望も感じさせられるように呟きながら真昼は、ここでドゥームズライドを一回押し隕石をその場へと降り注がせた。
(あのベルトを通して力を使ってるみたい。なら、取り上げれれば…!)
『これは…避けてください、舞衣!』
「…わかってる、イルヴァ!」
『これは…避けてください、舞衣!』
「…わかってる、イルヴァ!」
迅移を以て加速し降ってくる隕石を舞衣は躱していく。
ズゴックはある時は避けある時は撃ち落とし、流牙は的確な動きで魔戒剣により切り払って見せ、頼雄斗は個性とソードスキルを用いてそれらを受け止めてみせた。
ズゴックはある時は避けある時は撃ち落とし、流牙は的確な動きで魔戒剣により切り払って見せ、頼雄斗は個性とソードスキルを用いてそれらを受け止めてみせた。
「へえ…やるじゃない」
素直に感心したように言いながらも、真昼は攻撃を辞めない。
カラドボルグから赤黒い刃を、ノ夜から斬撃波を放ちつつ、それぞれの掌から赤黒い刃を射出してみせる。
カラドボルグから赤黒い刃を、ノ夜から斬撃波を放ちつつ、それぞれの掌から赤黒い刃を射出してみせる。
「道外さん!ライオットさん!アス…ズゴックさん!」
『大丈夫だマイ、回避出来る』
「分かっている、舞衣!」
「おう、柳瀬!」
『大丈夫だマイ、回避出来る』
「分かっている、舞衣!」
「おう、柳瀬!」
真っ先に舞衣が蒼炎を纏った御刀の一振りで、カラドボルグからの赤黒刃を受け止め切る。
ノ夜の斬撃波を難なくズゴックが回避し、片方の掌からの刃は流牙が剣で受け切り、もう一方は硬化により頼雄斗で受け止めて弾いた。
ノ夜の斬撃波を難なくズゴックが回避し、片方の掌からの刃は流牙が剣で受け切り、もう一方は硬化により頼雄斗で受け止めて弾いた。
(何気に連携も出来ているようね。なら…これならどうかしら?)
その勢いのまま斬りかかる舞衣と流牙に、片方はノ夜、もう片方はカラドボルグで対応しながら真昼は、ライドブックを閉じドゥームズライドを2回押して、巨大化させたカラドボルグのようなエネルギー体を出現。そのまま4人纏めて薙ぎ払おうと試みる。
「ここは俺の個性に任せろ、ズゴック、道外、柳瀬!」
対し前に出るは頼雄斗。彼は自らの必殺技と言える硬くなる事へと特化した安無嶺過武瑠(アンブレイカブル)を発動させその身でエネルギー体を受け止めようとした。
「く、ゔ…うおぉおっ!!」
(ライオットさんの顔、すごい事になってる…)
(ライオットさんの顔、すごい事になってる…)
ソリッド化した皮膚により怖さを感じさせる様相となった頼雄斗に内心そう思いつつも、これで睨まれでもすれば否が応でもそちらにターゲットは向くとも考える舞衣。
それを他所に頼雄斗は、エネルギー体をしっかりと受け切った。
それを他所に頼雄斗は、エネルギー体をしっかりと受け切った。
「…ひとりでそれを受け止め切るとはね。けれど…相応に消耗してるんじゃないかしら?ヒーロー気取りの代償は高くつくわよ?」
「…気取りじゃねェよ、俺は剛健ヒーロー烈怒頼雄斗だ!いい加減、観念しやがれ柊真昼!」
「……ヒーローに憧れた薫ちゃんの次が、ヒーローを名乗る男の子…何の因果かしら」
「…気取りじゃねェよ、俺は剛健ヒーロー烈怒頼雄斗だ!いい加減、観念しやがれ柊真昼!」
「……ヒーローに憧れた薫ちゃんの次が、ヒーローを名乗る男の子…何の因果かしら」
思う所をまたもや見せながらも、再び真昼が行動に移ろうとし、それをさせないようアスラン、舞衣、流牙が動く中……その場の誰にとっても、酷く聞き覚えのある声をした喧しい闖入者が突如現れた。
「ようやく見つけたぞ!!!!本物の俺!!!!ドラグーンの熱線に焼かれて諸共に死ぬがいい!!!!」
レジェンドガンダムの起動鍵を使用しているパチモンアスランがここでまたもレイ・ザ・バレルの台詞(本編では言ってない)をパクりつつエントリー、ニセモノとホンモノの対決の火蓋が切られた!
「アス…ズゴックさんと同じ声!?」
『…十中八九、相手はアスラン・ザラ(?)かと』
「デストロイのシュツルムファウストみてェに厄介だな…クソっ!」
『お前が…アスラン・ザラ(?)なのか…??』
「何が目的だ、もうひとりのアスラン・ザラ」
「…加勢に来てくれた…訳じゃなさそうね」
『…十中八九、相手はアスラン・ザラ(?)かと』
「デストロイのシュツルムファウストみてェに厄介だな…クソっ!」
『お前が…アスラン・ザラ(?)なのか…??』
「何が目的だ、もうひとりのアスラン・ザラ」
「…加勢に来てくれた…訳じゃなさそうね」
各自各々に反応する中、ミームのアスランは流牙の問いのみに答えた。
「俺の目的だと!!ただ一つだと言うのに!!なぜ分からない!?!?俺はそこのズゴック等とふざけたモビルスーツを着込んだ本物のアスラン・ザラを殺し!!ミームとしてのアスラン・ザラの存在そのものを消す事だ!!ついでにシン野郎は殴る!!!!バカヤロウ!!!!」
『…ニセモノを自称するだけはある胡乱っぷりだな』
「なんですかシン野郎って…」
「意味わかんねェよ!?さてはダークマイトの同類か!?」
「…同じ声なのが余計にややこしく、始末に負えないな」
「なんですかシン野郎って…」
「意味わかんねェよ!?さてはダークマイトの同類か!?」
「…同じ声なのが余計にややこしく、始末に負えないな」
ドラグーンの熱線を避けまたは防ぎ耐えつつも、けおり散らかしているアスラン・ザラ(モドキ)に呆れと困惑を隠せない面々。
すると今度は舞衣の問いにのみ、彼は答える。
すると今度は舞衣の問いにのみ、彼は答える。
「シン野郎は名前にシンが付くか入ってるかシン読み出来るかジン野郎か語感が似てるか!!ウジウジしたり悩んだりする奴の事だ!!!!
つまり真!!人!!と真!!鍋!!と真!!昼!!とレン!!とジン!!ガ!!とエンシン!!がシン野郎だぞバカ野郎!!!!シン野郎はぶん殴ってステラの所へ行ってもらう!!トゥ!ヘアー!!!!」
「…ジンガと遭遇でもしたのか?」
「してるわけ無いだろう!!!!このザフト野郎!!!!」
『ジンガをザフトのMSの同類とでも思ってるのか??お前は…!!?』
つまり真!!人!!と真!!鍋!!と真!!昼!!とレン!!とジン!!ガ!!とエンシン!!がシン野郎だぞバカ野郎!!!!シン野郎はぶん殴ってステラの所へ行ってもらう!!トゥ!ヘアー!!!!」
「…ジンガと遭遇でもしたのか?」
「してるわけ無いだろう!!!!このザフト野郎!!!!」
『ジンガをザフトのMSの同類とでも思ってるのか??お前は…!!?』
ビームジャベリンで流牙の魔戒剣と鍔迫り合いをしつつ、ビームスパイクをズゴック目掛けて射出しながら喚き散らかすパチモンの方のアスラン。
宿敵が意味不明な言いがかりをつけられた挙句、預かり知らぬ所で実質的な抹殺宣言をされる様には歴戦の魔戒騎士たる流牙といえど困惑を隠せない。
それはズゴックも同様で、ニセモノとはいえここまでトチ狂っていて、それでいて技量等は自分と同等というトンチキ存在に抱くは怒りや嫌悪を通り越した混乱であった。
宿敵が意味不明な言いがかりをつけられた挙句、預かり知らぬ所で実質的な抹殺宣言をされる様には歴戦の魔戒騎士たる流牙といえど困惑を隠せない。
それはズゴックも同様で、ニセモノとはいえここまでトチ狂っていて、それでいて技量等は自分と同等というトンチキ存在に抱くは怒りや嫌悪を通り越した混乱であった。
「うるさい!!この…カガシコ野郎!!お前が破廉恥な妄想をするから俺がまた玩具にされたんだぞ!!!!」
「……えっと…それって、どういう」
「ず、ズゴック…??」
『変な言いがかりはやめろ!確かに心を読む相手の動揺を誘い策に嵌める為にしたが!!』
「使えないシュラが童貞野郎だったからとはいえ!!お前は!!モウヤメルンダッ!!」
『状況が混迷として来ましたが今です、舞衣!』
「……えっと…それって、どういう」
「ず、ズゴック…??」
『変な言いがかりはやめろ!確かに心を読む相手の動揺を誘い策に嵌める為にしたが!!』
「使えないシュラが童貞野郎だったからとはいえ!!お前は!!モウヤメルンダッ!!」
『状況が混迷として来ましたが今です、舞衣!』
言いがかりを本物の自分へと押し付けつつ、頼雄斗をヘァァァッ!!と蹴り飛ばして、聖文字の力も使い真昼のソロモンの攻撃を全て歪曲させ防ぐアスラン野郎。
それに対して、というかこの現状そのものに困惑を隠せずにいるも、イルヴァの声に従い越前康継に蒼炎を纏わせ…柳瀬舞衣は斬りかかった。
それに対して、というかこの現状そのものに困惑を隠せずにいるも、イルヴァの声に従い越前康継に蒼炎を纏わせ…柳瀬舞衣は斬りかかった。
「ヌオオオッ!?!?何だそのっ…熱い!!!その炎…熱いぞこの野郎!!その炎はVPS装甲を貫通している!!
…その動きさてはお前も刀使だな!!!?篝といいタギツ野郎といい何故刀使共は俺の邪魔をする!!何故優勝して願いを叶えようとしない!?!?」
「ぁ、っぅ…!?…十条篝さんや、タギツヒメが…!?」
(…でも、言ってるのがこんな頭のおかしな人じゃ…!!)
「…あの仮面ライダーが、柊真昼さんです!」
…その動きさてはお前も刀使だな!!!?篝といいタギツ野郎といい何故刀使共は俺の邪魔をする!!何故優勝して願いを叶えようとしない!?!?」
「ぁ、っぅ…!?…十条篝さんや、タギツヒメが…!?」
(…でも、言ってるのがこんな頭のおかしな人じゃ…!!)
「…あの仮面ライダーが、柊真昼さんです!」
舞衣が刀使だと悟りまたも喚くアスラン?ザラ。内容には驚くも、ソースがよりにもよって目前の異常者なせいで鵜呑みには至らなかった。
とはいえ先程のシン野郎判定している相手を聞き逃さなかった舞衣は、真昼が目前の仮面ライダーに変身している事を躊躇無く教えた。カオスな状況と化したが、友を仲間を嵌め人殺しの罪を背負わせた事への怒りが消えた訳もなく。
とはいえ先程のシン野郎判定している相手を聞き逃さなかった舞衣は、真昼が目前の仮面ライダーに変身している事を躊躇無く教えた。カオスな状況と化したが、友を仲間を嵌め人殺しの罪を背負わせた事への怒りが消えた訳もなく。
「っ!?…自業自得では、あるんだろうけど…!」
「✝虚無の申し子✝の起動鍵を使って!!殴るっ!!!!
真!!!昼!!!早速シン野郎に会えるとは幸先がいいな!!!それはそれとして死ね本物のアスラン・ザラ!!俺の願いの為に!!!!」
「✝虚無の申し子✝の起動鍵を使って!!殴るっ!!!!
真!!!昼!!!早速シン野郎に会えるとは幸先がいいな!!!それはそれとして死ね本物のアスラン・ザラ!!俺の願いの為に!!!!」
マークニヒトの起動鍵を使い、レジェンドから姿を変えたキチガイはその勢いのまま真昼が変身するソロモンを殴り飛ばしつつ、ズゴック目掛けてワームスフィアーを発射。
避けられたものの着弾点を消し飛ばした。
避けられたものの着弾点を消し飛ばした。
『何故そこまでして俺を殺す事に執着する!?』
「全てお前が悪い癖に何をのうのうと!!二十年だ…二十年間ハゲだのヅラだの、女難だのトゥ!ヘァー!だの散々に玩具(おもちゃ)として遊び弄り倒された俺の気持ちが、お前に分かってたまるものか!!もううんざりなんだ!!玩具(おもちゃ)にされるのは!!
そしてFREEDOM公開で俺は悟った!!アスラン・ザラという存在が記憶の中に生き続ける限り、ミームは決して消えないと!!ネットの海に流れに流れた以上もう手遅れなんだと!!!!だから俺はお前を消して!俺の存在そのものも否定するっ!!!!」
「全てお前が悪い癖に何をのうのうと!!二十年だ…二十年間ハゲだのヅラだの、女難だのトゥ!ヘァー!だの散々に玩具(おもちゃ)として遊び弄り倒された俺の気持ちが、お前に分かってたまるものか!!もううんざりなんだ!!玩具(おもちゃ)にされるのは!!
そしてFREEDOM公開で俺は悟った!!アスラン・ザラという存在が記憶の中に生き続ける限り、ミームは決して消えないと!!ネットの海に流れに流れた以上もう手遅れなんだと!!!!だから俺はお前を消して!俺の存在そのものも否定するっ!!!!」
喧しさの中に悲痛そのものな叫びをあげながらも、ホーミングレーザーやルガーランス、紫電のビーム等を放ち無差別攻撃を行うアスラン・ザラのようなモノ。
対しズゴックは…ここでソードスキルの行使を決めた。
事前に作り替えておいたドロップ品のパイプ椅子を、うおおお!!とニヒト目掛けてぶん投げる。
聖文字による自動防御は本来とは異なり、反応出来た物にしか発動しない。故に反応しきれず…ニヒトは諸にそれを受け、衝撃により爆発する爆弾へと錬成されてた椅子の爆発を受けた。
対しズゴックは…ここでソードスキルの行使を決めた。
事前に作り替えておいたドロップ品のパイプ椅子を、うおおお!!とニヒト目掛けてぶん投げる。
聖文字による自動防御は本来とは異なり、反応出来た物にしか発動しない。故に反応しきれず…ニヒトは諸にそれを受け、衝撃により爆発する爆弾へと錬成されてた椅子の爆発を受けた。
ソードスキル:紅蓮の錬金術。爆弾狂にして信念を持ち貫こうとする者を好むイカれた男の錬金術がソードスキルへと落とし込まれた物。
それが渡ったのは、乗機を数回自爆させている男だった。
それが渡ったのは、乗機を数回自爆させている男だった。
「ぐあああっ!?!?この爆発は何だ!?ジャスティスを核爆発は起動鍵が無いと出来ないと言うのに!!俺は!!」
『ソードスキルという奴だ。腐っても俺なら、反応速度も同じ筈、捻じ曲げれる攻撃と出来ない攻撃の差からするに、反応が出来なければ曲げれないようだな』
「爆発は俺がやるべきなんだぞ!!!馬鹿野郎!!!」
『……馬鹿はお前だ、きっとお前にはカガリのような相手が居なかったんだろう。だから…ここまで狂ってしまったんだな』
『ソードスキルという奴だ。腐っても俺なら、反応速度も同じ筈、捻じ曲げれる攻撃と出来ない攻撃の差からするに、反応が出来なければ曲げれないようだな』
「爆発は俺がやるべきなんだぞ!!!馬鹿野郎!!!」
『……馬鹿はお前だ、きっとお前にはカガリのような相手が居なかったんだろう。だから…ここまで狂ってしまったんだな』
意味のわからない抗議をするミームのアスラン目掛けて、何処か同情するように言いながらズゴックはジャスティスのガンプラを投擲、またも爆発にニヒトは巻き込まれた。ついでに地味に戦場に到着し、取り込みを狙っていたNPC、小型ELSも爆発に巻き込まれて消滅した。
「ぐぅっ、まだだ!!まだ…本物の俺を殺すまで!!シン野郎を全員殴って全員ステラの所へ行かせるまで俺は!!!!(キラキラバシューン!!!!)」
ここでSEEDを発動させ、アスラン擬きはなおも足掻こうとする…も、視界に入ったのは、先程頼雄斗を蹴り飛ばした際に落ちたシン・アスカのケーキ。
そう悲しげに、或いは憐れみを見せながら言った隙を突かれ、頼雄斗が見舞った烈怒頑斗裂屠により起動鍵を解除され、顔を怒りで真っ赤に染めながら贋作のアスランはとりあえず制圧されてしまう。
数の理だけでなく、ここに来て消耗が響いたのもその要因だった。
数の理だけでなく、ここに来て消耗が響いたのもその要因だった。
「ニセモノのアスランさんは無力化出来た…後は、真昼さんを…」
『舞衣、先程同様クリスタルが!』
『舞衣、先程同様クリスタルが!』
だがここで、ズゴック達を囲むはクリスタル。そして現れたのは、仮面ライダーゼロノスゼロフォームに、水のエル強化体、それに仮面ライダーG4。どれも強敵である。
早速ゼロノスはバスターノヴァを発射し、水のエルは紋章を空に浮かべ地面へと迫らせる。G4はミサイルであるギガントを発射し、思い思いに参加者達を追い詰めんとしていた。
早速ゼロノスはバスターノヴァを発射し、水のエルは紋章を空に浮かべ地面へと迫らせる。G4はミサイルであるギガントを発射し、思い思いに参加者達を追い詰めんとしていた。
「皆避けろ!多分当たったらやべえ!」
頼雄斗が叫び、流牙や舞衣、ズゴックは回避に動きそれに成功。しかし…ここで動くは制圧されたものの矢継ぎ早の展開により即座に抜け出したアスラン・ミーム。
「こうなったら!!使うしか無い!!!!」
「が、っぐ、お前はニセモノのっ…!?」
「が、っぐ、お前はニセモノのっ…!?」
そのまま起動鍵を使わず、ミームのアスランはスーパーロボットへと姿を変え頼雄斗をチェンジアタックによりダメージを与えていく。制限により一度使えば6時間使えずまた起動鍵使用時は使えない仕様となっていたが、切り抜けレジスターを手に入れる為に躊躇無くこのアスランめいたナニカは手札を切る。
「この機体に託された想い、忘れはしない!」「キラから預かった機体だ!使いこなしてみせる!」
「基本はジャスティスと同じだ!」「ジャスティスの力を保ってすれば!」「ブリッツの運動性なら!」
「状況も分からぬナチュラル共が、こんな物を造るから…!」「お前がニコルを!!!!ニコルを殺したあああっ!!!!」
「Gに乗ってるだけで勝てると思うな!」「バスターの火力なら!」「キィィィラァァァッ!!」
「基本はジャスティスと同じだ!」「ジャスティスの力を保ってすれば!」「ブリッツの運動性なら!」
「状況も分からぬナチュラル共が、こんな物を造るから…!」「お前がニコルを!!!!ニコルを殺したあああっ!!!!」
「Gに乗ってるだけで勝てると思うな!」「バスターの火力なら!」「キィィィラァァァッ!!」
等と支離滅裂な発言をしながらアスラン??は頼雄斗を打ち上げ、地面へと叩き付けた。
咄嗟に令呪を一画切り、安無嶺過武瑠を使用しソードスキルも併用した為死は避けれ、また落下時に真下にいたゼロノスゼロフォームのベルトを偶然だが剥ぎ取る形になり、消滅させたものの…頼雄斗は意識を手放してしまった。
咄嗟に令呪を一画切り、安無嶺過武瑠を使用しソードスキルも併用した為死は避けれ、また落下時に真下にいたゼロノスゼロフォームのベルトを偶然だが剥ぎ取る形になり、消滅させたものの…頼雄斗は意識を手放してしまった。
「ライオット!」
「ライオットさん…っ、今は貴女と、戦ってる場合じゃ…!」
『くそっ…生身でもそんな真似が出来るとは、デタラメにも程があるだろう…!』
「これはさっきのお返しよ、舞衣ちゃん」
「ライオットさん…っ、今は貴女と、戦ってる場合じゃ…!」
『くそっ…生身でもそんな真似が出来るとは、デタラメにも程があるだろう…!』
「これはさっきのお返しよ、舞衣ちゃん」
駆け寄ろうとする舞衣に、仕返しと言わんばかりに攻撃を加えつつ、飛んでくるギガントや打たれる紋章を避けG4のそれを奪おうと試みる真昼。
一方流牙はそれらを潜り抜け、同じ行動しかしない水のエル目掛けて剣を振るう。
そして再びニヒトの起動鍵を用いたアスラン(贋)は…ズゴックと一対一の攻防を繰り広げていた。
最も合間に何度も真昼への攻撃を行った辺り、シン野郎判定した相手への執着は強いようだ。
一方流牙はそれらを潜り抜け、同じ行動しかしない水のエル目掛けて剣を振るう。
そして再びニヒトの起動鍵を用いたアスラン(贋)は…ズゴックと一対一の攻防を繰り広げていた。
最も合間に何度も真昼への攻撃を行った辺り、シン野郎判定した相手への執着は強いようだ。
戦況が混迷を極める最中、閃光剣舞にて水のエルを流牙が撃破。
一方G4は撃破には至らず、実質舞衣と真昼との三つ巴状態。頼雄斗は未だ目を覚まさず、偽者アスランはズゴックと一進一退の攻防を続ける。
瓦礫をソードスキルにより時限爆弾へと錬成し投擲するアスラン。対しミームは直撃を受ける前にホーミングレーザーで消し飛ばす。
一方G4は撃破には至らず、実質舞衣と真昼との三つ巴状態。頼雄斗は未だ目を覚まさず、偽者アスランはズゴックと一進一退の攻防を続ける。
瓦礫をソードスキルにより時限爆弾へと錬成し投擲するアスラン。対しミームは直撃を受ける前にホーミングレーザーで消し飛ばす。
『同じ手は食ってくれない、か…!』
「当たり前だろ?ニセモノだが俺はお前だ」
「当たり前だろ?ニセモノだが俺はお前だ」
素面に戻ったかのように言い放つアスラン同士の戦いは、ミーム側の聖文字の仕様もあり決着がなかなか見えなかった。
──そんな中、真昼がとうとうG4からギガントを強奪、その後ソロモンストラッシュにより始末した結果…ドロップ品という形でギガントは手元へと残った。
『まだ写シは張れますか?舞衣』
「…もうそろそろ、後数回で張れなくなっちゃいそう…でも、可奈美ちゃんなら…こんな状況でもまだ…!!」
「…もうそろそろ、後数回で張れなくなっちゃいそう…でも、可奈美ちゃんなら…こんな状況でもまだ…!!」
NPCがとりあえずそこに居なくなった為、クリスタルは解除される。
…解除された周囲が舞衣の視界に映ると同時に、見覚えのある姿を彼女は視た。
…解除された周囲が舞衣の視界に映ると同時に、見覚えのある姿を彼女は視た。
(…あの髪型は……可奈美、ちゃん!?…来てくれたんだ…!)
しかし彼女に突きつけられるは、残酷な現実である。
可奈美ちゃんはとても強くて、あの手この手で私が、追いつくために技を覚えて攻めの手を変えても…楽しみながら、対応しちゃう。
…追い付けるのかな?って、折れちゃいそうになった時も何度もあったけど…ひとりぼっちになるのが嫌な、寂しがり屋の可奈美ちゃんを…放っておくことなんて出来なかった。
…強さの象徴で、大切な親友で…なのに、可奈美ちゃんの近くからは…死臭、って言うのかな…そんな物が漂って…もしかして、薫ちゃんみたいに……頭に浮かんだ最悪の結末を振り払って、私は可奈美ちゃんに声をかけようとして──
…追い付けるのかな?って、折れちゃいそうになった時も何度もあったけど…ひとりぼっちになるのが嫌な、寂しがり屋の可奈美ちゃんを…放っておくことなんて出来なかった。
…強さの象徴で、大切な親友で…なのに、可奈美ちゃんの近くからは…死臭、って言うのかな…そんな物が漂って…もしかして、薫ちゃんみたいに……頭に浮かんだ最悪の結末を振り払って、私は可奈美ちゃんに声をかけようとして──
…ぇ…??…かな、み…ちゃん…?
…血だらけの彼女が、光の無い瞳が、破けた制服が、縫い目が…無表情な顔が、目に入って。わたしの喉から出るはずだった言葉は、どこかに消えてしまった。
考えていた最悪を、現実は容易く上回ってきて。…わたしの胸の中で、零すように泣いていた、表情豊かな可奈美ちゃんは……そこにはもう、『いなかった』
考えていた最悪を、現実は容易く上回ってきて。…わたしの胸の中で、零すように泣いていた、表情豊かな可奈美ちゃんは……そこにはもう、『いなかった』
嘘だ、可奈美ちゃんが、あんなに強い可奈美ちゃんが、こんな有様になるわけがっ…!!…そう言いたくても、口には出なくて。真昼さんやイルヴァに、道外さんが何か言ってたような気がしたけど…なにも頭に入らなかった。
…しんじたく、ないよ…!どうして、なんで…こんな、ことにっ…!!
…しんじたく、ないよ…!どうして、なんで…こんな、ことにっ…!!
「なんて、なんてことを!」
そして…気付くとわたしは、可奈美ちゃんだったモノと、それを操ってる誰かにそう…涙ながらに叫んでいた。
シビトと化した可奈美は、まず近くの敵を倒すと言わんばかりに真昼へ斬りかかる。
習得したソードスキルである勝利のルーンにより、武器の威力が向上している事もあり剣術では真昼に勝ち目はなく。
ソロモンの力を用いても、全てを避けまた捌いてしまう。
習得したソードスキルである勝利のルーンにより、武器の威力が向上している事もあり剣術では真昼に勝ち目はなく。
ソロモンの力を用いても、全てを避けまた捌いてしまう。
「…可奈美ちゃんだっけ、可哀想ねぇ、死体をそんな風に使われて」
(…この辺りが潮時かしら)
(…この辺りが潮時かしら)
そう判断した真昼は手に入れたギガントを地面へと放ち爆風を巻き起こす。
暫く後にそれが晴れると…既に彼女の姿は見えなくなっていた。
最も、そんな事を気にしないのがシビト。可奈美は舞衣目掛けて斬りかかろうとするが…それを止めるのは守りし者、道外流牙。
暫く後にそれが晴れると…既に彼女の姿は見えなくなっていた。
最も、そんな事を気にしないのがシビト。可奈美は舞衣目掛けて斬りかかろうとするが…それを止めるのは守りし者、道外流牙。
「…舞衣をやらせはしない、君はここで俺が止めて祓う、可奈美」
そして互いに剣戟が始まる。
果敢に攻める流牙に対して、水の呼吸の【凪】にてそれらを捌く可奈美。
こちらも一進一退の攻防となり、金属同士がぶつかる中…ここで横槍を入れるはズゴックと戦っていた筈の偽りのアスラン・ザラ。
果敢に攻める流牙に対して、水の呼吸の【凪】にてそれらを捌く可奈美。
こちらも一進一退の攻防となり、金属同士がぶつかる中…ここで横槍を入れるはズゴックと戦っていた筈の偽りのアスラン・ザラ。
「可奈美!!!!この破廉恥野郎!!!!お前が欲しかったのは!!本当にこんな力か!!バカヤロウ!!!!」
胸元が破かれてるのもあったのか、彼女が自分と同じ誰かの玩具(おもちゃ)、それも悪趣味な類にされてると察したが為、キレ散らかし殴り込みに来たのだ。
最もそこに心が無い以上、何を言おうと届かないのだが、この気狂いにはそんな事は知った事ではない。
ただ言いたいように言うだけであった。
最もそこに心が無い以上、何を言おうと届かないのだが、この気狂いにはそんな事は知った事ではない。
ただ言いたいように言うだけであった。
最も迅移によりニヒトの拳やルガーランス、ワームスフィアーをも回避した可奈美は、ニヒトが反応出来る速度を超えた【生生流転】を見舞って、流牙諸共吹っ飛ばした。
ふっ飛ばされた先でニヒトはズゴックに迎撃され、流牙はズゴックに助けられる。
ふっ飛ばされた先でニヒトはズゴックに迎撃され、流牙はズゴックに助けられる。
『舞衣っ、舞衣!』
「…可奈美ちゃん…うそ、だよね…だって、だって…そんな…の…!!」
「…可奈美ちゃん…うそ、だよね…だって、だって…そんな…の…!!」
イルヴァの叱責でようやく御刀を持ち構えたものの、目に見えるくらいに動揺を隠せず、舞衣は涙を流し続けていた。
…これが衛藤可奈美ではなく、糸見沙耶香や益子薫であったなら、悲しみながらも、これ以上操られる前に止めるとし介錯して、慟哭するに留まっただろう。
十条姫和であったなら、巻き込まれる前の時期の都合、躊躇いは見せるが…最終的には介錯出来ていただろう。
だが彼女の目の前にいるのは…よりにもよって大切な親友の亡骸。強さは据え置き…いや、ソードスキルによりそれ以上な都合、躊躇いと動揺があったままでは、柳瀬舞衣が勝てる筈など無かった。
…これが衛藤可奈美ではなく、糸見沙耶香や益子薫であったなら、悲しみながらも、これ以上操られる前に止めるとし介錯して、慟哭するに留まっただろう。
十条姫和であったなら、巻き込まれる前の時期の都合、躊躇いは見せるが…最終的には介錯出来ていただろう。
だが彼女の目の前にいるのは…よりにもよって大切な親友の亡骸。強さは据え置き…いや、ソードスキルによりそれ以上な都合、躊躇いと動揺があったままでは、柳瀬舞衣が勝てる筈など無かった。
振るった剣は尽く【凪】で受け止められ、蒼炎もシビト故か熱がる素振りも見せないまま、舞衣の写シをあっという間に剥がしてしまう可奈美。
そして彼女は、生前ならまずやらなかっただろう手を使う。迅移により加速し八幡力を併用した上で、日輪刀を投擲。
舞衣の心臓をそれで貫かんとする。貫いた後は迅移で回収し、万一息の根が止まってないならそこでトドメを刺すつもりだった。
そして彼女は、生前ならまずやらなかっただろう手を使う。迅移により加速し八幡力を併用した上で、日輪刀を投擲。
舞衣の心臓をそれで貫かんとする。貫いた後は迅移で回収し、万一息の根が止まってないならそこでトドメを刺すつもりだった。
『こいつは俺が足止めする、行ってくれリュウガ!』
「舞衣っ!」
「…やっぱり…強いや、可奈美ちゃんは……ごめん、ね……止めて、あげれなくって……」
「舞衣っ!」
「…やっぱり…強いや、可奈美ちゃんは……ごめん、ね……止めて、あげれなくって……」
ミームのアスラン・ザラをズゴックが足止めする中、ハガネを纏った流牙が助けに入ろうとするも、間に合わない。その前に貫かれ死。
令呪も間に合わない、その前に貫かれて死。ソードスキルを使おうにも、間に合わない、死。
必死に頭を回したものの、ここで親友の亡骸の手にかかり死ぬ未来しか、舞衣には浮かばなかった。思わず諦めと謝罪の言葉が口から漏れてしまう。
令呪も間に合わない、その前に貫かれて死。ソードスキルを使おうにも、間に合わない、死。
必死に頭を回したものの、ここで親友の亡骸の手にかかり死ぬ未来しか、舞衣には浮かばなかった。思わず諦めと謝罪の言葉が口から漏れてしまう。
そして無情にも日輪刀が投擲される。だが──日輪刀により、鬼を殺す為の刀により貫かれたのは舞衣では無い。
「…え?…ぁ、あぁ…どうして、なんで…わたし、をっ…」
「……今、動かなかったら…あの時の、弱ェ自分に…戻っちまう…から…な…」
「…ライオット、さん…っ…!!」
「……今、動かなかったら…あの時の、弱ェ自分に…戻っちまう…から…な…」
「…ライオット、さん…っ…!!」
貫かれ血を胸元付近から零すのは、寸前で意識を取り戻し、たまたま倒れてた付近に舞衣が近付いてたのもあって、ベルトを用い変身した上で令呪をまた一画切って防御を行った、頼雄斗だった。
あのアスラン擬きに気絶させられて…気付くと俺の目に映ったのは、泣いてる柳瀬に、血塗れで無表情の制服の女。そして手元にはNPCから取れたベルト。女は俺の事は気にも留めないまま、柳瀬に切っ先を向けている。
何故か知らねえけど、ベルトを使うべきじゃないって、そんな予感がした。けれど…んな猶予がねェのも俺は、分かっていた。
…制服からして、あの女が…衛藤で、梔子ユメみたいに…遺体を使われちまってるんだろう。…柳瀬は衛藤の事を親友だって言ってた。……なら、ダメだろ…親友に、殺させるなんて事…させちゃ、ならねェ…!!
何故か知らねえけど、ベルトを使うべきじゃないって、そんな予感がした。けれど…んな猶予がねェのも俺は、分かっていた。
…制服からして、あの女が…衛藤で、梔子ユメみたいに…遺体を使われちまってるんだろう。…柳瀬は衛藤の事を親友だって言ってた。……なら、ダメだろ…親友に、殺させるなんて事…させちゃ、ならねェ…!!
気付くと俺の身体はもう、勝手に動いていた。変身を遂げ、令呪とソードスキルで少しでも防御力を上げて、柳瀬を庇った……んだけど、なぁ…これで貫通される、なんてな……。
ゼロノスゼロフォームへの変身のデメリットは、ゼロノスカードを使用した者にまつわる記憶が、使用者を憶えている対象の参加者の中からランダムに忘れ去られることである。
とはいえ、仮にそのデメリットを頼雄斗が知っていたとしても…デメリットの重たさに驚きながらも、柳瀬のソードスキルのデメリットよりはマシだしなと、彼はゼロノスへの変身を選んだだろう。
とはいえ、仮にそのデメリットを頼雄斗が知っていたとしても…デメリットの重たさに驚きながらも、柳瀬のソードスキルのデメリットよりはマシだしなと、彼はゼロノスへの変身を選んだだろう。
それが目に映った瞬間、舞衣に湧き上がるは自分の甘さを責める自責の念と後悔と怒りと悲しみ、二度と自分が望む日常には戻れず、しかも自分のミスで、切島から在るべき日常を、未来を奪ってしまったという絶望。
……そして、彼女は感情のままに力の行使を決めた。
……そして、彼女は感情のままに力の行使を決めた。
「──金翅鳥、王旋風(こんじちょう おうせんぷう)!」
ソードスキルに内蔵されていたスキルを行使し、舞衣は蒼炎を纏った御刀による回転斬りを発動。勢いのまま、日輪刀を回収したばかりの可奈美を吹っ飛ばし、彼女は壁に激突し突き抜けた末に視界から消えた。
同時に、透覚もあり頼雄斗の声が聞こえた気がした舞衣はまだ生きてる、なら…!と駆け寄ろうとするも……耳へ響いたのは崩れ落ちる音。それにパチモンアスランのうめき声。
同時に、透覚もあり頼雄斗の声が聞こえた気がした舞衣はまだ生きてる、なら…!と駆け寄ろうとするも……耳へ響いたのは崩れ落ちる音。それにパチモンアスランのうめき声。
ズゴックを追い詰めていたミームハゲだったが、頼雄斗が最期の力を振り絞り放ったゼロノスゼロフォームの必殺技、バスターノヴァの直撃を受け形勢を逆転、更にハガネの鎧を纏っている流牙の加勢もあり逆に追い詰められそうになっていた。戦局をひっくり返した上で…ヒーロー・烈怒頼雄斗は力尽き、事切れた。
「…ライオット、さん…?…」
呆然とする舞衣を他所に、ここまで令呪を温存していたミームのアスランは、躊躇うことなく行使。SEEDを発動させつつワームスフィアーを乱射し流牙とズゴックを足止めして移動した上で、頼雄斗の遺体をコスチューム諸共ニヒトのケーブルで同化しその上でレジスターを確保した。
(すぐにでも立ち去らなければ不味いっ…今の彼女に、舞衣に攻撃されれば俺は殺される!!!!そんな予感がすると!!俺は!!)
「舞衣!!お前がライオットを!!ライオットを殺したあああっ!!!!」
咄嗟に斬りかかろうとした舞衣に向けて、錯乱しているアスランは糾弾するようにそう叫んだ。
…正しいか誤っているで言うなら、間違いなく誤っている。殺したのはシビトと化した可奈美であり、責があるなら可奈美を操ってる者だという事は理解していた。
だが今必要なのは真実ではなく、自らがこの場を切り抜ける為に相手の心に出来た傷を抉り、動揺させる為の言いがかりである事もアスラン・ザラモドキは理解しているが故のトチ狂った言動である。
…正しいか誤っているで言うなら、間違いなく誤っている。殺したのはシビトと化した可奈美であり、責があるなら可奈美を操ってる者だという事は理解していた。
だが今必要なのは真実ではなく、自らがこの場を切り抜ける為に相手の心に出来た傷を抉り、動揺させる為の言いがかりである事もアスラン・ザラモドキは理解しているが故のトチ狂った言動である。
「今だ!!」
御刀を振るおうとしていた舞衣の手が進まず震え、動揺している・言いがかりが効いている事に気付いた瞬間彼は行動。令呪による制限突破もあり、紫電ビームとホーミングレーザー、それに凍結属性付与のワームスフィアーを同時に放つ事で目眩ましにしたのもあって、重傷を負いながらもどうにかアスラン(ニセモノ)はこの場からの離脱に成功した。
『舞衣!!お前がライオットを!!ライオットを殺したあああっ!!!!』
…わたしが、わたしが可奈美ちゃん相手に…最初からソードスキルを使ってれば。ライオットさんは…切島さんは死なずに、済んだのに。
…死んでいたのは、わたしのはずだったのに…なのに…!!
…わたしが、切島さんの未来を、うばってしまったんだ。わたしのせいで、緑谷さんは…なかまを、ともだちを…うしなってしまったんだ。
…それに、可奈美ちゃんの身体にわたしはっ…殺させて、しまった……そんなこと、させたく…なかったのに……2人とも、生きてたら絶対…仲良くなれた、はずで……緑谷さんや、姫和ちゃん達にっ…出会った時に…なんて、言えばっ…!!
…最期の言葉に、答えることも…看取ることさえも出来なくて、遺体すら奪われて…わたしは……ッ!!
…死んでいたのは、わたしのはずだったのに…なのに…!!
…わたしが、切島さんの未来を、うばってしまったんだ。わたしのせいで、緑谷さんは…なかまを、ともだちを…うしなってしまったんだ。
…それに、可奈美ちゃんの身体にわたしはっ…殺させて、しまった……そんなこと、させたく…なかったのに……2人とも、生きてたら絶対…仲良くなれた、はずで……緑谷さんや、姫和ちゃん達にっ…出会った時に…なんて、言えばっ…!!
…最期の言葉に、答えることも…看取ることさえも出来なくて、遺体すら奪われて…わたしは……ッ!!
『舞衣…』
「…マイ、これは…」
「すまない、舞衣…俺が間に合っていれば、ライオットは…」
「……死ぬのは、可奈美ちゃんにころされるのは……わたしの、はずでした。…わたしの、あまさが…ライオットさんを…切島さんをっ…ころして、しまった……うぅ…っ、ぁ…ああっ"…!!」
「…マイ、これは…」
「すまない、舞衣…俺が間に合っていれば、ライオットは…」
「……死ぬのは、可奈美ちゃんにころされるのは……わたしの、はずでした。…わたしの、あまさが…ライオットさんを…切島さんをっ…ころして、しまった……うぅ…っ、ぁ…ああっ"…!!」
泣き叫ぶ気力すら無く、ただ涙を流し嗚咽を漏らすことしか、今の舞衣には出来なかった。
そして暫くした後…彼女を襲うは疲労感。
そして暫くした後…彼女を襲うは疲労感。
「…まだ、倒れてる…場合じゃ…ないのに…真昼さんを…あの、ニセモノのアスランさんを…可奈美、ちゃんを…止めなきゃ……なの、に……っ」
そのまま舞衣は、倒れ伏し意識を手放した。
『…舞衣は疲れから眠っているだけです。ソードスキルの消耗によるものかと』
「…リュウガ、イルヴァ。お前達は…誰が殺されたか、憶えているか…?」
「アスラン、何を言って……まさか、あのベルトが…」
「…リュウガ、イルヴァ。お前達は…誰が殺されたか、憶えているか…?」
「アスラン、何を言って……まさか、あのベルトが…」
頼雄斗が遺した、変身に使ったベルトを取ってみる流牙。
するとベルトから頼雄斗の声が流れて来た。
彼は物に触れることで、そこから流れてくる「声」を聞き取るサイコメトラーめいた事が可能なのだ。
するとベルトから頼雄斗の声が流れて来た。
彼は物に触れることで、そこから流れてくる「声」を聞き取るサイコメトラーめいた事が可能なのだ。
『なぁ、柳瀬…俺…なれたかな…守れる、ヒーローに……』
「…ライオット…!」
「…ライオット…!」
自然と拳を強く握る流牙。イグスの時といい、守りし者とて取り零してしまう事はある。歴戦の魔戒騎士となってもなお、喪失には慣れなかった。
そしてこれを用いて頼雄斗が変身してたのを知っているのもあり、流牙はアスランに起きた現象をある程度だが把握、おそらく変身の対価として周囲から記憶が消えるのだと察した。
(…魔導輪との契約みたいな物か。最も…自分じゃなく周囲、それも命ではなく記憶から対価を払うようだが)
「…アスラン、おそらくお前だけがライオットの事を覚えてないのは…このアイテムを使って、ライオットが仮面ライダーになって戦った結果だろう」
「…記憶を、対価にして仮面ライダーになる…か。そこまでして…そのライオットという彼は…」
「…アスラン、おそらくお前だけがライオットの事を覚えてないのは…このアイテムを使って、ライオットが仮面ライダーになって戦った結果だろう」
「…記憶を、対価にして仮面ライダーになる…か。そこまでして…そのライオットという彼は…」
(これが魔戒騎士…守りし者なら、創磨にしたように叱責するべきなんだろうが、舞衣はあくまで刀使。守りし者とは似て非なる存在…それに彼女はまだ13歳、亡骸とはいえ親友を斬れ、再殺しろというのは…余りにも酷だ)
かつて10年間苦楽を共にした羅号を斬った時の事を想起する流牙。
一方アスランは、舞衣が零した悲痛な言葉に、かつてニコルを喪った時の事を思い出していた。
一方アスランは、舞衣が零した悲痛な言葉に、かつてニコルを喪った時の事を思い出していた。
『討たれるのは俺の…俺のはずだった…ニコル…俺が…今まであいつを討たなかった俺の甘さが…お前を殺した!』
(…思い出してやれず、すまない…ライオット…!
…マイ…俺のようにならない事を…今は祈るしかない…くそっ…俺が不甲斐ないばかりにっ…!!)
(…思い出してやれず、すまない…ライオット…!
…マイ…俺のようにならない事を…今は祈るしかない…くそっ…俺が不甲斐ないばかりにっ…!!)
3人がこの先どう進むのかは、まだ白紙だ。
【切島鋭児郎(烈怒頼雄斗)@僕のヒーローアカデミア 死亡】
夢の中で、知らない女の子が泣いていた。
取りこぼしこそあったけど、それでも守れた筈の物を…一瞬で殆ど奪われまた裏切られ…大切なヒトを自分の手で殺して、また別の大切なヒトの死に目にも間に合わず亡骸を目にして…泣き崩れていた。
…きっとこの子も、深い哀しみを、消えない傷を抱えていたんだろう。
キズナブラックさんや……今の私のように。
取りこぼしこそあったけど、それでも守れた筈の物を…一瞬で殆ど奪われまた裏切られ…大切なヒトを自分の手で殺して、また別の大切なヒトの死に目にも間に合わず亡骸を目にして…泣き崩れていた。
…きっとこの子も、深い哀しみを、消えない傷を抱えていたんだろう。
キズナブラックさんや……今の私のように。
舞衣が行使したソードスキルの名は狩る者。
星の意思により先天的にドラゴンへと対抗する為の異能を身に着けた、星が生み出した防衛システムにして、第7真竜に至りうる存在。
この殺し合いでは、力を行使すれば能力が跳ね上がる。
更に適合さえ出来れば、インドの異聞帯の神や13の災害のひとりにして最悪の魔女、邪悪なる宇蟲王や未来世界最後の希望のZ戦士、神殺しRTA走者と言った規格外と正面からやり合えるようになっていた。
──適合出来ればの話だが。
星の意思により先天的にドラゴンへと対抗する為の異能を身に着けた、星が生み出した防衛システムにして、第7真竜に至りうる存在。
この殺し合いでは、力を行使すれば能力が跳ね上がる。
更に適合さえ出来れば、インドの異聞帯の神や13の災害のひとりにして最悪の魔女、邪悪なる宇蟲王や未来世界最後の希望のZ戦士、神殺しRTA走者と言った規格外と正面からやり合えるようになっていた。
──適合出来ればの話だが。
出来なければ病に身を蝕まれ戦闘すらまともに出来なくなり、やがて血を大量に吐き絶命する運命にある。適合出来ても、人を超えし存在へと進化した以上…元の日常へ帰る事は叶わないだろう。
……もしも柳瀬舞衣に地獄が待つとするなら、寧ろここからが本番という事だ。
……もしも柳瀬舞衣に地獄が待つとするなら、寧ろここからが本番という事だ。
一方、ふっ飛ばされる最中ドロップアイテムのキメラのつばさを使ってどうにか立て直すことに成功したシビト可奈美。
流石にダメージも蓄積されて来たものの、シビト故にまだまだ戦闘は可能。それに彼女は、先の舞衣が放った技を『視た』。最も威力や蒼炎の再現までは不可能だが。
流石にダメージも蓄積されて来たものの、シビト故にまだまだ戦闘は可能。それに彼女は、先の舞衣が放った技を『視た』。最も威力や蒼炎の再現までは不可能だが。
そんな中、シビト可奈美の耳に響くはトゥートゥーという先程似た声を聞いた音。
徐ろに探してみると、奇妙なキノコを発見し、とりあえずそれを採取してリュックへと仕舞った。
徐ろに探してみると、奇妙なキノコを発見し、とりあえずそれを採取してリュックへと仕舞った。
可奈美が採取したキノコの名はアスラソキノコ。描写からして採取するだけで疑心暗鬼を拗らせるような幻覚を採取した者に感じさせる程凶悪なキノコである。
一方、どうにか逃げ出しレジスターを手に入れたものの、とんぼ返りする形になったミームのアスラン・ザラ。
可奈美同様にキノコを発見したものの、レジェンドの起動鍵を使い周辺諸共それをドラグーンの熱線で焼き払った。
可奈美同様にキノコを発見したものの、レジェンドの起動鍵を使い周辺諸共それをドラグーンの熱線で焼き払った。
「なんだあの俺そっくりでトゥートゥー鳴るキノコは!?!?議長は俺の代わりにキノコを参加者にしようとしている!!!!」
狂っているがそれ故に、ミーム・アスラン・ザラは幻覚を回避してみせた。
「シン野郎には逃げられ本物の俺は殺せず、レジスターは一つ確保出来たが……詳しく探せていないアビドス高校へと戻ってみるか」
言いながらアスラソキノコモドキは、回復のエナジーアイテムを取り、瀕死からダメージ中程度にどうにか持ち直してみせた。
そしてクリスタルが展開される中、現れたNPC、やたらと攻撃範囲の広い仮面ライダーサソードの一撃を紙一重で避けたアスラン(にせ)は、先程ライオットやシン野郎の内ひとりがやったようにアイテムらしき物を奪いにかかり…持ち前の身体能力もあってそれに成功した。
そしてクリスタルが展開される中、現れたNPC、やたらと攻撃範囲の広い仮面ライダーサソードの一撃を紙一重で避けたアスラン(にせ)は、先程ライオットやシン野郎の内ひとりがやったようにアイテムらしき物を奪いにかかり…持ち前の身体能力もあってそれに成功した。
こうして、自らも含めた全てのワームを殺そうとしたスコルピオワームこと神代剣の変身していたライダーのアイテムは、自ら(ミーム)の存在を抹消しようとしている作り物のアスラン・ザラへと渡る。
その頃真昼は南方面へと逃げ、どうしようかと思案していた。
(舞衣ちゃんには通じなかったけど…他の子にはどうかしらね。まあ…その舞衣ちゃんも、犠牲で助かっちゃってそうだから、その事も言ってあげよう)
またも性格の悪い事を考えつつ、真昼は戦利品であるギガントをリュックへと入れた。
「ところで羂索、一つ聞きたい事があるのだが…いいかね?」
「私に答えれる範囲なら、答えさせてもらうよクルーゼ」
「…狩る者にデメリットがあるのは何故なのかね?元の世界では先天的に決まるとは言え、そのようなデメリットは無かった…とあったが」
「先天的に決まる強大な異能を、ソードスキルという形で落とし込んだ上に、後天的に付与するという形な以上は、仕方のない事さ。
それに呪術的に考えれば、天与呪縛を後払いで貰おうって言ってるような物だからね、これくらいのデメリットはあって然るべき、当然だと私は考えているよ」
「…なるほど、落とし込む形式の都合と、対価としてこうなっているわけか」
「私に答えれる範囲なら、答えさせてもらうよクルーゼ」
「…狩る者にデメリットがあるのは何故なのかね?元の世界では先天的に決まるとは言え、そのようなデメリットは無かった…とあったが」
「先天的に決まる強大な異能を、ソードスキルという形で落とし込んだ上に、後天的に付与するという形な以上は、仕方のない事さ。
それに呪術的に考えれば、天与呪縛を後払いで貰おうって言ってるような物だからね、これくらいのデメリットはあって然るべき、当然だと私は考えているよ」
「…なるほど、落とし込む形式の都合と、対価としてこうなっているわけか」
2人の主催はそう、会話を交わした。
【エリアB-8/9月2日午前9時45分】
【道外流牙@牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者】
状態:ダメージ(中)、疲労(中)、申し訳なさ
服装:魔法衣
装備:イグスの魔戒剣@牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン、舞衣の手作りクッキー、ゼロノスカード(ゼロフォーム用、残り枚数未定)&ゼロノスベルト@仮面ライダー電王
思考
基本:守りし者としての使命を全うする。
00:ライオット…。
01:舞衣たちと行動する。りんねを助けに行きたいが…。
02:現状力は1から3割ぐらい削がれてるか。
03:イグス、もう少し力を貸してくれ。
04:羂索、人を纏う怪人たるお前はホラーも同然。
お前とその一味の企てを打ち砕き、牙狼剣を取り戻す。
05:ソウジ、キズナブラックの事は頼んだぞ。
06:ジンガたち悪しき魂を警戒
07:…舞衣、すまない。ライオットを助けれず、スキルを君に使わせてしまった…。
参戦時期:ハガネを継ぐ者終了後
備考
※ハガネの鎧は令呪無しでも召喚出来ますが、牙狼の鎧は牙狼剣が手元にある状態で令呪を使わなければ召喚できません。
※ソウジ、舞衣、アスラン、切島と情報交換を行い、キョウリュウジャー世界や刀使ノ巫女世界、SEED世界やヒロアカ世界に関する知識を得ました。
状態:ダメージ(中)、疲労(中)、申し訳なさ
服装:魔法衣
装備:イグスの魔戒剣@牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン、舞衣の手作りクッキー、ゼロノスカード(ゼロフォーム用、残り枚数未定)&ゼロノスベルト@仮面ライダー電王
思考
基本:守りし者としての使命を全うする。
00:ライオット…。
01:舞衣たちと行動する。りんねを助けに行きたいが…。
02:現状力は1から3割ぐらい削がれてるか。
03:イグス、もう少し力を貸してくれ。
04:羂索、人を纏う怪人たるお前はホラーも同然。
お前とその一味の企てを打ち砕き、牙狼剣を取り戻す。
05:ソウジ、キズナブラックの事は頼んだぞ。
06:ジンガたち悪しき魂を警戒
07:…舞衣、すまない。ライオットを助けれず、スキルを君に使わせてしまった…。
参戦時期:ハガネを継ぐ者終了後
備考
※ハガネの鎧は令呪無しでも召喚出来ますが、牙狼の鎧は牙狼剣が手元にある状態で令呪を使わなければ召喚できません。
※ソウジ、舞衣、アスラン、切島と情報交換を行い、キョウリュウジャー世界や刀使ノ巫女世界、SEED世界やヒロアカ世界に関する知識を得ました。
【柳瀬舞衣@刀使ノ巫女】
状態:ダメージ(中)、精神的ダメージ(極大)、疲労(特大)、狩る者のソードスキル使用、消えない心の傷、気絶
服装:美濃関学院の制服(女子用)
装備:越前康継@刀使ノ巫女
魔導輪イルヴァ@牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者
令呪:残り三画
道具:ホットライン、舞衣の手作りクッキー(残り2袋)、ブーストマークⅢバックル@仮面ライダーギーツ
思考
基本:刀使として戦う。
00:……。
01:道外さんたちと行動する。
02:よろしくね、イルヴァ。
03:姫和ちゃんたちや、空蝉丸さんたちを探す。
まずは九堂りんねさんを助けに行きたかった、けど…。
04:ジンガや宇蟲王ギラたちには注意する。
05:キズナブラックさん……。
06:…ごめんなさいっ…切島さん…私のせいで、あなたは……ッ!!
07:…止めに行かなきゃ、いけないのに…可奈美ちゃんも、真昼さんもニセモノのアスランさんも…。
08:…姫和ちゃん達や、緑谷さんに…どんな顔で、会えばいいの…??
09:…篝さんやタギツヒメが抗おうと?でも、言ってる人があのおかしなニセモノの、アスランさんなのが……
10:…可奈美ちゃんを…止めれなかった…止めなきゃ、行けなかったのに…なのにっ…!!
参戦時期:アニメ本編22話「隠世の門」にて、可奈美を抱き締めて涙を零す彼女に寄り添った後から。
状態:ダメージ(中)、精神的ダメージ(極大)、疲労(特大)、狩る者のソードスキル使用、消えない心の傷、気絶
服装:美濃関学院の制服(女子用)
装備:越前康継@刀使ノ巫女
魔導輪イルヴァ@牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者
令呪:残り三画
道具:ホットライン、舞衣の手作りクッキー(残り2袋)、ブーストマークⅢバックル@仮面ライダーギーツ
思考
基本:刀使として戦う。
00:……。
01:道外さんたちと行動する。
02:よろしくね、イルヴァ。
03:姫和ちゃんたちや、空蝉丸さんたちを探す。
まずは九堂りんねさんを助けに行きたかった、けど…。
04:ジンガや宇蟲王ギラたちには注意する。
05:キズナブラックさん……。
06:…ごめんなさいっ…切島さん…私のせいで、あなたは……ッ!!
07:…止めに行かなきゃ、いけないのに…可奈美ちゃんも、真昼さんもニセモノのアスランさんも…。
08:…姫和ちゃん達や、緑谷さんに…どんな顔で、会えばいいの…??
09:…篝さんやタギツヒメが抗おうと?でも、言ってる人があのおかしなニセモノの、アスランさんなのが……
10:…可奈美ちゃんを…止めれなかった…止めなきゃ、行けなかったのに…なのにっ…!!
参戦時期:アニメ本編22話「隠世の門」にて、可奈美を抱き締めて涙を零す彼女に寄り添った後から。
備考
※魔導輪イルヴァと契約しました。
※支給されていたソードスキル:狩る者を習得し力を行使しました。適合までどれだけ時間がかかるか等については後続にお任せします。
※ブーストマークⅢバックルの効果で、所有しているだけで攻撃や防御時に蒼炎が武器へと付与されます。
※ソウジ、流牙、アスラン、切島と情報交換を行い、キョウリュウジャー世界や牙狼世界、SEED世界やヒロアカ世界に関する知識を得ました。
※魔導輪イルヴァと契約しました。
※支給されていたソードスキル:狩る者を習得し力を行使しました。適合までどれだけ時間がかかるか等については後続にお任せします。
※ブーストマークⅢバックルの効果で、所有しているだけで攻撃や防御時に蒼炎が武器へと付与されます。
※ソウジ、流牙、アスラン、切島と情報交換を行い、キョウリュウジャー世界や牙狼世界、SEED世界やヒロアカ世界に関する知識を得ました。
【アスラン・ザラ@機動戦士ガンダムSEED FREEDOM】
状態:ダメージ(中)、疲労(中)、不機嫌(極大)、切島についての記憶を忘却、無力感
服装:私服
装備:無し
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン、ズゴックの起動鍵@機動戦士ガンダムSEED FREEDOM、舞衣の手作りクッキー
思考
基本:このゲームを止める。
01:ラクスたちは兎も角、名前が二つもあるキラは…俺とあのニセモノと同じく、普通とミームとやらの違いか??
02:ラウ・ル・クルーゼ……お前は復活していたがニコルは?
03:…ニセモノの俺、理解不能だが哀れでもあるな…。
04:あの男(やみのせんし)には、少し言い過ぎたな。
05:病院からテレビ局の様子を見に行きたい所だったが…。
06:…マイ、それにライオットという彼…俺が不甲斐ないばかりにっ…!
07:リンネの事も助けに行きたい所だが…。
参戦時期:本編終了後。
備考
※切島と情報交換を行い、ヒロアカ世界に関する知識を得ました。しかしゼロノスカードの消耗により切島の事を思い出せません。得た知識を覚えているかは後続にお任せします。
※流牙、舞衣と情報交換を行い、牙狼世界や刀使ノ巫女世界に関する知識を得ました。
※名簿の並びからルルーシュ、綾小路の関係者を予測しました。
※支給されていたソードスキルである紅蓮の錬金術@鋼の錬金術師を習得しました。
状態:ダメージ(中)、疲労(中)、不機嫌(極大)、切島についての記憶を忘却、無力感
服装:私服
装備:無し
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン、ズゴックの起動鍵@機動戦士ガンダムSEED FREEDOM、舞衣の手作りクッキー
思考
基本:このゲームを止める。
01:ラクスたちは兎も角、名前が二つもあるキラは…俺とあのニセモノと同じく、普通とミームとやらの違いか??
02:ラウ・ル・クルーゼ……お前は復活していたがニコルは?
03:…ニセモノの俺、理解不能だが哀れでもあるな…。
04:あの男(やみのせんし)には、少し言い過ぎたな。
05:病院からテレビ局の様子を見に行きたい所だったが…。
06:…マイ、それにライオットという彼…俺が不甲斐ないばかりにっ…!
07:リンネの事も助けに行きたい所だが…。
参戦時期:本編終了後。
備考
※切島と情報交換を行い、ヒロアカ世界に関する知識を得ました。しかしゼロノスカードの消耗により切島の事を思い出せません。得た知識を覚えているかは後続にお任せします。
※流牙、舞衣と情報交換を行い、牙狼世界や刀使ノ巫女世界に関する知識を得ました。
※名簿の並びからルルーシュ、綾小路の関係者を予測しました。
※支給されていたソードスキルである紅蓮の錬金術@鋼の錬金術師を習得しました。
【エリア全体の備考】
シン・アスカケーキ@ネットミーム、切島鋭児郎のランダム支給品1、舞衣の手作りクッキーが1袋分、ホットラインが落ちています。
シン・アスカケーキ@ネットミーム、切島鋭児郎のランダム支給品1、舞衣の手作りクッキーが1袋分、ホットラインが落ちています。
【エリア???/9月2日午前9時45分】
【衛藤可奈美(シビト・非参加者)@刀使ノ巫女】
状態:ダメージ(中)、返り血
服装:美農関学院の制服(両腕、腹部、胸元に破損)
装備:岡田以蔵の刀(複製)、冨岡義勇の日輪刀(複製)、御刀・千鳥(複製)
道具:不明支給品の複製×1(オリジナルは現在アンクが所持)、アスラソキノコ@ネットミーム×1
思考
基本:大道克己との合流及び参加者の殲滅。
00:……
備考
※氷竜と化したキラ・ヤマトの高速での突き上げを「視て」覚えています。
※柳瀬舞衣が使った「金翅鳥王旋風」 を「視て」覚えました。ただし威力や蒼炎の再現は出来ません。
※アスラソキノコを採取しました。何かしら影響が出るか否かは後続にお任せします。
※ソードスキル:勝利のルーン@サガフロンティアを習得しました。
※詳細な位置は後続にお任せします。
状態:ダメージ(中)、返り血
服装:美農関学院の制服(両腕、腹部、胸元に破損)
装備:岡田以蔵の刀(複製)、冨岡義勇の日輪刀(複製)、御刀・千鳥(複製)
道具:不明支給品の複製×1(オリジナルは現在アンクが所持)、アスラソキノコ@ネットミーム×1
思考
基本:大道克己との合流及び参加者の殲滅。
00:……
備考
※氷竜と化したキラ・ヤマトの高速での突き上げを「視て」覚えています。
※柳瀬舞衣が使った「金翅鳥王旋風」 を「視て」覚えました。ただし威力や蒼炎の再現は出来ません。
※アスラソキノコを採取しました。何かしら影響が出るか否かは後続にお任せします。
※ソードスキル:勝利のルーン@サガフロンティアを習得しました。
※詳細な位置は後続にお任せします。
【エリア???/アビドス高校付近/9月2日午前9時45分】
【アスラン・ザラ@ネットミーム】
状態:ダメージ(中)、疲労(中)、自らの存在抹消を願う思い(極大)、マークニヒトの使用回数『3』、シン野郎を殴りステラの所へ向かわせたい気持ち(大)、シビト可奈美及びそれを操る相手への嫌悪と怒り(大)
服装:SEED DESTINYでのザフトの軍服(赤)
装備:
令呪:残り二画
道具:レジェンドガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEED DESTINY、マークニヒトの起動鍵@蒼穹のファフナーEXODUS、ホットライン、切島鋭児郎のレジスター、サソードヤイバー&サソードゼクター@仮面ライダーカブト
思考
基本:まずは本物のアスラン・ザラを殺す!!!それで俺が消えないならば優勝して望みを叶える。縋るしか無いんだ俺は!!!!
00:今はレジスターの確保が先だ!!!!本物の俺が居たら始末しレジスターを手に入れてみせる!!!!レジスターは手に入れたぞ!!!!もう何個か欲しい所だがとりあえずアビドス高校へもう一度向かう!!!!
01:羂索達の裏に居る議長は俺を殺そうとしている!!!!!
02:キラは敵だ!!!!!篝!!!この…甘ちゃん野郎!!!!!
03:シン!!!!!居ないだとシン!!!!????何度でも殴ってやるぞシン!!!!語感が似た名前だったり名前にシンが入っていればお前もシンだ!!!!!バカヤロウ!!!
04:トゥ!ヘァー!
05:望みを叶えるなら他を殺すしかないんだ…何故わからない!?!?!?
06:わかった…。
07:おもちゃだったんだ、俺は…!!!!
08:レジスターの解除方法を探り残存参加者のレジスターを核爆発させる!!!!
09:あのキノコは何だったんだ!?!?!?!?
参戦時期:無し。(知識的にはこのロワが始まった2024年8月22日以前までのSEEDシリーズの展開やSEED関連のネットミームについては知っています)
備考
※ギルバート・デュランダル@機動戦士ガンダムSEED DESTINYが羂索達の裏に居ると勝手に決めつけています。また梔子ユメも羂索の協力者だと勝手に決めつけています。
※このアスランが抱いている自分の存在抹消を願う思いが彼自身の物か、それとも主催側が何かしらの干渉を行った事による物なのかは採用された場合、後続にお任せします。
※支給されていたソードスキル:Wの聖文字@BLEACHを習得しました。
※詳細な位置は後続にお任せします。
※真人、真昼、真鍋、レン、ジンガ、エンシンをシン野郎としました。今後シン野郎と見なした相手は増えます。
※チェンジアタックは一度使用すると6時間使用不能となります。(午後3時45分に再使用可能)また起動鍵を使用した状態では使用できません。
※ジャスティスを核爆発させる為にはジャスティスガンダムの起動鍵が必要です。他参加者に支給されているかドロップアイテムとして存在しているか、会場内に存在しているかは後続にお任せします。
状態:ダメージ(中)、疲労(中)、自らの存在抹消を願う思い(極大)、マークニヒトの使用回数『3』、シン野郎を殴りステラの所へ向かわせたい気持ち(大)、シビト可奈美及びそれを操る相手への嫌悪と怒り(大)
服装:SEED DESTINYでのザフトの軍服(赤)
装備:
令呪:残り二画
道具:レジェンドガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEED DESTINY、マークニヒトの起動鍵@蒼穹のファフナーEXODUS、ホットライン、切島鋭児郎のレジスター、サソードヤイバー&サソードゼクター@仮面ライダーカブト
思考
基本:まずは本物のアスラン・ザラを殺す!!!それで俺が消えないならば優勝して望みを叶える。縋るしか無いんだ俺は!!!!
00:今はレジスターの確保が先だ!!!!本物の俺が居たら始末しレジスターを手に入れてみせる!!!!レジスターは手に入れたぞ!!!!もう何個か欲しい所だがとりあえずアビドス高校へもう一度向かう!!!!
01:羂索達の裏に居る議長は俺を殺そうとしている!!!!!
02:キラは敵だ!!!!!篝!!!この…甘ちゃん野郎!!!!!
03:シン!!!!!居ないだとシン!!!!????何度でも殴ってやるぞシン!!!!語感が似た名前だったり名前にシンが入っていればお前もシンだ!!!!!バカヤロウ!!!
04:トゥ!ヘァー!
05:望みを叶えるなら他を殺すしかないんだ…何故わからない!?!?!?
06:わかった…。
07:おもちゃだったんだ、俺は…!!!!
08:レジスターの解除方法を探り残存参加者のレジスターを核爆発させる!!!!
09:あのキノコは何だったんだ!?!?!?!?
参戦時期:無し。(知識的にはこのロワが始まった2024年8月22日以前までのSEEDシリーズの展開やSEED関連のネットミームについては知っています)
備考
※ギルバート・デュランダル@機動戦士ガンダムSEED DESTINYが羂索達の裏に居ると勝手に決めつけています。また梔子ユメも羂索の協力者だと勝手に決めつけています。
※このアスランが抱いている自分の存在抹消を願う思いが彼自身の物か、それとも主催側が何かしらの干渉を行った事による物なのかは採用された場合、後続にお任せします。
※支給されていたソードスキル:Wの聖文字@BLEACHを習得しました。
※詳細な位置は後続にお任せします。
※真人、真昼、真鍋、レン、ジンガ、エンシンをシン野郎としました。今後シン野郎と見なした相手は増えます。
※チェンジアタックは一度使用すると6時間使用不能となります。(午後3時45分に再使用可能)また起動鍵を使用した状態では使用できません。
※ジャスティスを核爆発させる為にはジャスティスガンダムの起動鍵が必要です。他参加者に支給されているかドロップアイテムとして存在しているか、会場内に存在しているかは後続にお任せします。
【エリア???/南方向の何処かしら/9月2日午前9時45分】
【柊真昼@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅】
状態:ダメージ(中)、疲労(大)、柊家への怒り(再燃)、益子薫への微かな期待
服装:普段の学生服
装備:ドゥームズドライバーバックル&オムニフォースワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー、ノ夜@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅
令呪:残り三画
道具:精神に作用する呪符×10@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅(残り8枚)、ホットライン、どこだかドア@ドラえもん(午前7時に使用、午後1時まで使用不能)、クリスマスケーキに付属していたフォーク@仮面ライダーエグゼイド、ギガント@劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4(残弾数不明、1発消費)
思考
基本:優勝して好きな人(グレン)と妹(シノア)と一緒に、普通の人間として生きれる世界を願う。
01:今はとりあえず南へと向かってみよっと。
02:令呪三画…侮れないわね。
03:薫ちゃん、あなたはその憧憬を貫けるかしら?ついでに名簿で薫ちゃんの近くにいる知り合いっぽい子達に会ったら、薫ちゃんが人殺しになっちゃった事を伝えてみる。
04:主催者達が柊家絡みの線は薄くなったけど…今は情報が足りないわね。
05:基本皆殺しだけど、レジスターの解析やバグスターウイルスの対処が出来る人なら話は別かな。
06:こんな状況じゃなかったら、ルルーシュとは1回話してみたかったな。
07:羂索に一ノ瀬宝太郎くんにラウ・ル・クルーゼ…『ガッチャ』に何の意味があるのかしら??
08:舞衣ちゃんの事についても、薫ちゃんのついでに話してみよっと。
参戦時期:第一渋谷高校襲撃事件にて離反後、吸血鬼となる前の何処かから。
少なくとも漫画版7巻のInterlude~生きる意味~(第27話と第28話の間)よりは後。
備考
※詳細な位置は後続にお任せします。
状態:ダメージ(中)、疲労(大)、柊家への怒り(再燃)、益子薫への微かな期待
服装:普段の学生服
装備:ドゥームズドライバーバックル&オムニフォースワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー、ノ夜@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅
令呪:残り三画
道具:精神に作用する呪符×10@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅(残り8枚)、ホットライン、どこだかドア@ドラえもん(午前7時に使用、午後1時まで使用不能)、クリスマスケーキに付属していたフォーク@仮面ライダーエグゼイド、ギガント@劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4(残弾数不明、1発消費)
思考
基本:優勝して好きな人(グレン)と妹(シノア)と一緒に、普通の人間として生きれる世界を願う。
01:今はとりあえず南へと向かってみよっと。
02:令呪三画…侮れないわね。
03:薫ちゃん、あなたはその憧憬を貫けるかしら?ついでに名簿で薫ちゃんの近くにいる知り合いっぽい子達に会ったら、薫ちゃんが人殺しになっちゃった事を伝えてみる。
04:主催者達が柊家絡みの線は薄くなったけど…今は情報が足りないわね。
05:基本皆殺しだけど、レジスターの解析やバグスターウイルスの対処が出来る人なら話は別かな。
06:こんな状況じゃなかったら、ルルーシュとは1回話してみたかったな。
07:羂索に一ノ瀬宝太郎くんにラウ・ル・クルーゼ…『ガッチャ』に何の意味があるのかしら??
08:舞衣ちゃんの事についても、薫ちゃんのついでに話してみよっと。
参戦時期:第一渋谷高校襲撃事件にて離反後、吸血鬼となる前の何処かから。
少なくとも漫画版7巻のInterlude~生きる意味~(第27話と第28話の間)よりは後。
備考
※詳細な位置は後続にお任せします。
【NPC紹介】
- メガセリオン・モデルのファフナー@蒼穹のファフナー Dead Aggressor
かつて人類軍が運用していた量産型のファフナーの1種。タフな精神を持って無ければ乗りこなせない。
今回の機体は灰色の一般機。
今回の機体は灰色の一般機。
- 帝ノ鬼所属の第一渋谷高校生徒(鬼呪装備)@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅
漫画版での10巻にてグレン達を殺しに来たモブキャラ。このNPCは少女。
矢を雀蜂へと変え放つ弓の形をした遠距離型の鬼呪装備を持っている。(名称不明)
グレン達は彼女らの名前も知っているようだったが名前を思い出せば刀が鈍るとそのまま惨殺した。
矢を雀蜂へと変え放つ弓の形をした遠距離型の鬼呪装備を持っている。(名称不明)
グレン達は彼女らの名前も知っているようだったが名前を思い出せば刀が鈍るとそのまま惨殺した。
- ゼニット@未来戦隊タイムレンジャー
ロンダーズファミリーが運用するアンドロイド。手負いだったとはいえ何気に数少ない戦隊メンバーを殺害した戦闘員でもある。
一応人間にも化けれるが動きでバレる、このロワで再現されてるかは不明。
一応人間にも化けれるが動きでバレる、このロワで再現されてるかは不明。
- 105スローターダガー@機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
連合軍の特殊部隊ファントムペインにて運用される機体。
一応ラミネート装甲があるものの、シビリアンアストレイのビームライフルで撃ち抜かれる程度の効果しか無い。
一応ラミネート装甲があるものの、シビリアンアストレイのビームライフルで撃ち抜かれる程度の効果しか無い。
- ヴィンセント@コードギアスシリーズ
ランスロット量産計画により造られたKMF。これはロロが乗っていた初期量産試作型ではなぬ普通の量産機の方。
- ガガキャノン@劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
元特攻兵器を回収した物。ぶっちゃけ数合わせ兼残っていた機体の有効利用のような物で、ELSとの対話の際この機体で帰還できたのは1割にも満たなかったとのこと。
- プルーマ@機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
ハシュマルが生産する子機のMA。全てにナノラミネートアーマーが標準装備されている。
- リトルドラグ@セブンスドラゴン2020
攻撃力がやたら高く、スピードも中々のものを誇る外宇宙からの尖兵の1体な小さなドラゴン。
- デストロイガンダム@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
本来なら20m級だがこのロワでは10m程のサイズとなっているMAにも変形可能なMS。
破壊する為の多種多様なビーム兵器を持ち、TP装甲と陽電子リフレクターによる堅牢さもあるが、懐に潜られるとどうしようもない弱点も併せ持つ。
破壊する為の多種多様なビーム兵器を持ち、TP装甲と陽電子リフレクターによる堅牢さもあるが、懐に潜られるとどうしようもない弱点も併せ持つ。
- 小型ELS@劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
金属生命体の小型版。このロワで融合されたらどうなるのかは後続にお任せします。
- パワーダイザー@仮面ライダーサモンライド!
- 水のエル(強化体)@仮面ライダーサモンライド!
- 仮面ライダーG4@仮面ライダーサモンライド!
- 仮面ライダーサソード@仮面ライダーサモンライド!
前の話にて登場済みなゼロノスゼロフォームも含めて全員サモンライドの連中。全て雑魚敵として出てくる。
パワーダイザーはタックル、水のエルは紋章を宙に浮かばせ地面に押し付けると同時に爆炎を発生、G4はギガントを発射しサソードはやたらと攻撃範囲の広いライダースラッシュを放ってくる。
パワーダイザーはハッキング等かコックピットに入り込めば利用可能となっており、水のエルは洗脳系の能力を使えば味方化可能となっている。
パワーダイザーはタックル、水のエルは紋章を宙に浮かばせ地面に押し付けると同時に爆炎を発生、G4はギガントを発射しサソードはやたらと攻撃範囲の広いライダースラッシュを放ってくる。
パワーダイザーはハッキング等かコックピットに入り込めば利用可能となっており、水のエルは洗脳系の能力を使えば味方化可能となっている。
【支給品紹介】
- ソードスキル:狩る者@セブンスドラゴンⅢ code:VFD
柳瀬舞衣に支給。狩る者とは、星(=この場合は地球を指す)の意思により先天的にドラゴンへと対抗する為の異能を身に着けた者を指す。2020-Ⅱでのアイテル曰く「星が生み出した防衛システム」との事。
しかし出典元及びこの殺し合いでの狩る者は、第7真竜になり得る存在の事を示している。
しかし出典元及びこの殺し合いでの狩る者は、第7真竜になり得る存在の事を示している。
ソードスキルにしては珍しく、使用しても当人が力を行使する意志を示さない限りは何の影響も及ぼさない代わりに、順応しない内は力を行使すると思考しない限りそれらの利を得れない。
力を行使する意志を使用者が見せると、攻防速が大幅に上昇、更に適性のある職が習得できるスキルを行使可能になる。
(舞衣の場合はサムライのスキルが使用可能となる、ただし双剣用のスキルは一刀のみの状態では使えない)
また適応さえ出来れば更に能力が上昇し、力を使うと思考しなくともスキルを行使可能、かつ戦いや経験を積む程に能力が成長していくようになる。
力を行使する意志を使用者が見せると、攻防速が大幅に上昇、更に適性のある職が習得できるスキルを行使可能になる。
(舞衣の場合はサムライのスキルが使用可能となる、ただし双剣用のスキルは一刀のみの状態では使えない)
また適応さえ出来れば更に能力が上昇し、力を使うと思考しなくともスキルを行使可能、かつ戦いや経験を積む程に能力が成長していくようになる。
ただしデメリットもあり、一度でも力を行使すれば適応出来るか否かの判定が始まり、適応出来なければ竜斑病を発症。咳から始まって、病状が進行すればまともに戦闘も出来なくなり最終的には大量に吐血した末に死亡する。
また適応途中で力を行使すればするほど、身体に負荷がかかり激しく疲労する仕様となっている。
竜斑病を発症した場合でも他参加者には感染しない物とします。適応出来るかどうか、適応にどれだけ時間がかかるか等は後続にお任せします。
また適応途中で力を行使すればするほど、身体に負荷がかかり激しく疲労する仕様となっている。
竜斑病を発症した場合でも他参加者には感染しない物とします。適応出来るかどうか、適応にどれだけ時間がかかるか等は後続にお任せします。
このような仕様になったのは、元々先天性の、かつ強大な異能・才能である狩る者を無理矢理ソードスキルに落とし込み後天的に参加者へと付与した為である。
- ソードスキル:紅蓮の錬金術@鋼の錬金術師
アスラン・ザラ(本物)に支給、紅蓮の錬金術師ことゾルフ・J・キンブリーが使う錬金術がソードスキルへと落とし込まれた物。
対象を爆破物へと作り変えれる。原作での描写的に、爆破物以外にもそれっぽく偽造した普通の物に作り変える事も出来るようである。
対象を爆破物へと作り変えれる。原作での描写的に、爆破物以外にもそれっぽく偽造した普通の物に作り変える事も出来るようである。
- ソードスキル:十条家の呪法@終わりのセラフ 16歳の破滅
切島鋭児郎に支給、十条美十が使う、使用時に頭に赤い光輪が出る呪法。
自身の身体能力を限界まで高める効果がある。
自身の身体能力を限界まで高める効果がある。
【ドロップアイテム紹介】
- ゼロノスベルト&ゼロノスカード(ゼロフォーム用)@仮面ライダー電王
仮面ライダーゼロノスゼロフォームに変身するためのツール。
本来とは違い変身の対価が誰の記憶から消えるかはランダム、かつ対象は参加者の記憶限定となっている。
カードが何枚あるかは後続にお任せします。
本来とは違い変身の対価が誰の記憶から消えるかはランダム、かつ対象は参加者の記憶限定となっている。
カードが何枚あるかは後続にお任せします。
- シン・アスカケーキ@ネットミーム
叫ぶシン・アスカの顔が描かれたケーキ。
- ジャスティスガンダムのガンプラ@現実
144分の1スケールのプラモデル。
- パイプ椅子@劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
劇中でリボンズと同じ配列のイノベイドを乗っ取ったELSめがけて沙慈・クロスロードがぶん投げた物。GNパイプ椅子とも呼ばれる。
- ブーストマークⅢバックル@仮面ライダーギーツ
創生の力が含まれているバックル。
このロワでは持っているだけで所有者の武器に蒼炎がエンチャントされるようになる。
このロワでは持っているだけで所有者の武器に蒼炎がエンチャントされるようになる。
- ソードスキル:勝利のルーン@サガフロンティア
武器の威力を上昇させるルーンがソードスキルとして落とし込まれた物。
- キメラのつばさ@ドラゴンクエスト1
本来とは異なりこのロワでは使うとランダムに会場内の何処かへと飛ばされるようになっている。
- ギガント@劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4
G4のメイン装備。客演時にはサイドバッシャーのミサイルと併せて仮面ライダーJを倒したりグランドジオウ達を吹っ飛ばしたりとその高い威力を見せる。
残弾数は後続におまかせします。
残弾数は後続におまかせします。
- サソードヤイバー&サソードゼクター@仮面ライダーカブト
仮面ライダーサソードに変身するためのツール。
クロックアップについての制限などがこのロワでどうなるのかは後続におまかせします。
クロックアップについての制限などがこのロワでどうなるのかは後続におまかせします。
【会場内にあったアイテム紹介】
- アスラソキノコ@ネットミーム
トゥートゥー鳴る毒キノコ。学名はアスラソマッシュルーム。
採取しただけで疑心暗鬼を拗らせ、食べると幻覚を見た挙句精神を強く病む効果がある。
採取しただけで疑心暗鬼を拗らせ、食べると幻覚を見た挙句精神を強く病む効果がある。
053:糸見沙耶香:オリジン | 投下順 | 055:Reason for(前編) |
082:Gotcha! | 時系列順 | 047:Brave Souls ─魔女の求める真実とはなにか─ |
040:信-Lost Essence- | 柳瀬舞衣 | 084:キラ・ヤマト:リコレクション |
道外流牙 | ||
038:セカイ ノ ハンブン | アスラン・ザラ | |
切島鋭児郎(烈怒頼雄斗) | GAME OVER | |
049:Xmas-catastrophe | 柊真昼 | 061:plazma/ヘミソフィア─崖っぷちに立たされた時苦難がオレの腕を掴み─ |
028:痛み が 重なったら/闇に光を、罪に罰を | アスラン・ザラ? | 067:俺がいる-お前じゃねえ座ってろ- |
052:手が届く先の君が見えなくなりそうだ | 衛藤可奈美(シビト) | 069:確立したモノ、揺らぐモノ、変わらぬモノ |
000:掴め!最高のガッチャ! | 羂索 | 065:戦慄のプレリュード |
ラウ・ル・クルーゼ | 085:第一回放送 |