精霊殺し - 聖華世界 @ wiki

霊剣　精霊殺し

[解説]

とあるカナド部族に伝わっていた宝剣で、持つ者に精霊を斬り殺す力を与えると云われている。

刃渡り70cm、刃幅5cm、見た目は全く装飾もないシンプルな直剣で、むしろ見窄らしい。
しかし、その刃から滲み出るような、なんともいえない不吉な感じは、どんなに鈍い者でも肌で感じてしまうほどである。

この霊剣を所持していたカナド部族はすでに滅びており、この霊剣の存在は「三国のどこかでひっそりと眠っている」と、実しやかに語られるのみである。

実態

この霊剣は確かに存在している。
ただし、言い伝えのような精霊を即死させるような力は誇張で、実際は神霊や妖怪などの精霊の類全般に対しても有効なダメージを与える程度である(殺せないとは言ってない)。
悪霊や力の無い小精霊などはあっさりと滅ぼせる。

ちなみに普通の武具としても優秀で、見窄らしい見た目と裏腹に見るものが見れば判るほどの業物の部類に入る。

この霊剣は悪性の精霊が他の精霊を滅ぼす為に旧世紀の人間の鍛治師を唆し、打たせたものである。

しかし、この霊剣を作らせた悪性の精霊は、皮肉にもこの霊剣の最初の犠牲となる。
その際、その精霊の怨念が霊剣に染み込み、不吉な気配を放つようになったのである。

だからといって持ち主に不幸が降りかかるわけではなく、ただ単にそういう気配を放っているだけなのだが。

現在は所在が不明であり、どこにあるのかは誰も知らない。