工作艦
[解説]
元々はドック艦を小型化したような艦。基本的にドック艦はホバー艦艇全盛の時代に於いても、速力などは重視されないがため、浮上に貴重な液体エーテルを消費する必要のない省エネな履帯式の陸上艦船として巨大に造られる事が大半であった。しかしながら戦線後方に置くならばともかく、前線に近い場所で艦艇の補修や整備を行う必要がある場合、ドック艦では無理が生じる。このため艦隊行動に付いていけるだけの能力を持つ、整備用機材としての艦艇が造られる事となった。
そして聖華暦611年初頭、第三次聖帝戦争に於いて、この工作艦は産声を上げる。これは旋盤や溶接機、クレーンなど各種工作機械を装備し、艦艇の補修、整備などを行う艦船であった。更にこの艦は原型となったドック艦と異なり履帯式ではなく、ホバー駆動の高速艦であったのだ。航続力はともかくとして、速力でドック艦を突き放す性能を持っている為、艦隊行動に付いていけるだけの性能を持っているのである。
そして聖華暦611年初頭、第三次聖帝戦争に於いて、この工作艦は産声を上げる。これは旋盤や溶接機、クレーンなど各種工作機械を装備し、艦艇の補修、整備などを行う艦船であった。更にこの艦は原型となったドック艦と異なり履帯式ではなく、ホバー駆動の高速艦であったのだ。航続力はともかくとして、速力でドック艦を突き放す性能を持っている為、艦隊行動に付いていけるだけの性能を持っているのである。
まあ流石に超大型であるドック艦に匹敵するような、艦艇に対する補修、整備能力は持ってはいない。しかしながら前線で行える修理としては最上級の物であり、これ以上を望むのであればそれこそ後方でドック艦の世話になるか、本当にドック入りするのが望ましい。
だがその他にも、この艦種には役割がある。開発当初は想定されていなかった使い方であったのだが、クレーンを始めとした各種工作機械や搭載されている作業用機兵群を用い、陣地設営などの戦地に於ける土木工事に活躍したのである。そして前線の指揮官からの要望で、この艦種は更なる増産が行われた。その上聖華暦612年以後に就役した当艦種は、そちらの機能を更に重視しての設計変更が行われている。
だがその他にも、この艦種には役割がある。開発当初は想定されていなかった使い方であったのだが、クレーンを始めとした各種工作機械や搭載されている作業用機兵群を用い、陣地設営などの戦地に於ける土木工事に活躍したのである。そして前線の指揮官からの要望で、この艦種は更なる増産が行われた。その上聖華暦612年以後に就役した当艦種は、そちらの機能を更に重視しての設計変更が行われている。