人馬機兵

[人馬機兵及びバーゼル族の起源]
人馬機兵とは、上半身が人型、下半身が馬の胴体をした特殊な機装兵である。
聖華暦830年代においてこの機種はカナド人の一部族が用いている他、アルカディア帝国、カーライル王朝・聖王国、そして自由都市同盟の三大国において稀に見る事ができる。
しかし元々は、旧大戦期に新人類解放軍に協力して戦った、亜人たちが用いていた人馬の幻装兵 スレイプニール・グリュン・ヴァルトにその起源を求める事ができる。
聖華暦830年代においてこの機種はカナド人の一部族が用いている他、アルカディア帝国、カーライル王朝・聖王国、そして自由都市同盟の三大国において稀に見る事ができる。
しかし元々は、旧大戦期に新人類解放軍に協力して戦った、亜人たちが用いていた人馬の幻装兵 スレイプニール・グリュン・ヴァルトにその起源を求める事ができる。
人馬の幻装兵 スレイプニール・グリュン・ヴァルトは、旧大戦当時多数生産され、亜人たちが搭乗していた。
そして亜人たちは旧大戦終結後、始祖皇帝ユーゼス・アルカディアの大虐殺に反発して新人類解放軍と離別して強化個体Heizを率いて北方カナドの地へ去った刀神イザナギに従い、共に北へと去る。
その際にスレイプニール・グリュン・ヴァルトも、その全てが北の大地へ持ち去られた。
そして亜人たちは旧大戦終結後、始祖皇帝ユーゼス・アルカディアの大虐殺に反発して新人類解放軍と離別して強化個体Heizを率いて北方カナドの地へ去った刀神イザナギに従い、共に北へと去る。
その際にスレイプニール・グリュン・ヴァルトも、その全てが北の大地へ持ち去られた。
当初、刀神イザナギは、妹である北方の開拓者イザナミと行動を共にしてカナド地方の開拓事業に勤しんでいた。
しかし10年ほど経過した後、2人は開拓を効率よく進めるために別行動を取る事になる。
当人たちは、これが今生の別れになるとは思っても見なかった様だったが。
しかし10年ほど経過した後、2人は開拓を効率よく進めるために別行動を取る事になる。
当人たちは、これが今生の別れになるとは思っても見なかった様だったが。
閑話休題
刀神イザナギ一行はカナド西方の開拓を進めた。
亜人操手たちとその乗機であるスレイプニール・グリュン・ヴァルトも、それに付き従う。
だがしかし、カナド地方はかつて旧人類が旧暦(西暦)時代の戦争において兵器として生み出した、鋼魔獣の巣窟になっていた。
亜人操手たちとその乗機であるスレイプニール・グリュン・ヴァルトも、それに付き従う。
だがしかし、カナド地方はかつて旧人類が旧暦(西暦)時代の戦争において兵器として生み出した、鋼魔獣の巣窟になっていた。
激しい戦いで、スレイプニール・グリュン・ヴァルトも多くが破損し、設備の整った場所でオーバーホールを行う必要があったのである。
そしてそれに利用されたのが、ナズカと呼ばれる地域の地下一帯に広がっていた、鋼魔獣を生産するための全自動の地下大工廠であった。
刀神イザナギ一行はこの工廠を改修し、人馬機兵のパーツ生産拠点として再稼働させたのだ。
そしてそれに利用されたのが、ナズカと呼ばれる地域の地下一帯に広がっていた、鋼魔獣を生産するための全自動の地下大工廠であった。
刀神イザナギ一行はこの工廠を改修し、人馬機兵のパーツ生産拠点として再稼働させたのだ。
なお工廠の改修時に、彼らはスレイプニール・グリュン・ヴァルトよりも扱いが容易な簡易型の人馬機兵を設計し、それを自動で生産できる様に造り変えた。
この簡易型が、今で言うケントゥーリアであった。
今なおこのケントゥーリアは、カナド人の最大最強部族であるバーゼル族の主戦力として用いられている。
この簡易型が、今で言うケントゥーリアであった。
今なおこのケントゥーリアは、カナド人の最大最強部族であるバーゼル族の主戦力として用いられている。
[三大国の人馬機兵]
聖華暦320年、アルカディア帝国による北進征伐が起こる。
これにより、カナドの諸部族が合力したカナド連合軍と、帝国のバルクハル公爵家率いる黒剣機兵団が、カナドの地でぶつかり合う事となった。
このとき、バーゼル族もカナド連合軍に戦力を出したが、供出した戦力は最終的に全滅の憂き目に遭って還らなかったと伝えられている。
これにより、カナドの諸部族が合力したカナド連合軍と、帝国のバルクハル公爵家率いる黒剣機兵団が、カナドの地でぶつかり合う事となった。
このとき、バーゼル族もカナド連合軍に戦力を出したが、供出した戦力は最終的に全滅の憂き目に遭って還らなかったと伝えられている。
その後聖華暦375年、バーゼル族に強力な族長が誕生する。
この族長は好戦的かつ野蛮な性格をしており、50年も前の帝国による北進征伐を蒸し返した。
そして野蛮は野蛮なりのカリスマとリーダーシップをもって挙兵、アルカディア帝国へと攻め込んだのである。
この族長は好戦的かつ野蛮な性格をしており、50年も前の帝国による北進征伐を蒸し返した。
そして野蛮は野蛮なりのカリスマとリーダーシップをもって挙兵、アルカディア帝国へと攻め込んだのである。
折しも帝国では六竜戦役が勃発しており、その混乱のためもあって帝国国土は多数の人馬機兵によって蹂躙される。
これを収めたのが、かの高名なデューカリオン・コーバック侯爵であった。
デューカリオン侯はバーゼル族の一部を懐柔し、味方につける。
更にその勢いをもって、デューカリオン侯はバーゼル族族長を討ち、バーゼル族の軍勢は敗走する事になった。
これを収めたのが、かの高名なデューカリオン・コーバック侯爵であった。
デューカリオン侯はバーゼル族の一部を懐柔し、味方につける。
更にその勢いをもって、デューカリオン侯はバーゼル族族長を討ち、バーゼル族の軍勢は敗走する事になった。
この時、デューカリオン侯に味方した一部のバーゼル族の協力によって、後に帝国式の人馬機兵が開発された。
これらは人魔大戦や第三次聖帝戦争などで多大な戦果を上げたと伝え聞かれる。
800年代の帝国人馬機兵ロスヴァイセなどは、この帝国式人馬機兵の直系と言えよう。
これらは人魔大戦や第三次聖帝戦争などで多大な戦果を上げたと伝え聞かれる。
800年代の帝国人馬機兵ロスヴァイセなどは、この帝国式人馬機兵の直系と言えよう。
カーライル王朝・聖王国における人馬機兵の系譜は、第三次聖帝戦争における帝国人馬機兵の活躍から始まる。
突撃機動軍として編成され、聖王国軍に多大なる流血を強いた帝国人馬機兵であったが、聖王国も転んでもただでは起きなかった。
なんとかこの機体を鹵獲した聖王国陣営は、リバース・エンジニアリングにより技術を吸収。
大戦中期には、なんとか試作品の聖王国版人馬機兵を完成させたのである。
突撃機動軍として編成され、聖王国軍に多大なる流血を強いた帝国人馬機兵であったが、聖王国も転んでもただでは起きなかった。
なんとかこの機体を鹵獲した聖王国陣営は、リバース・エンジニアリングにより技術を吸収。
大戦中期には、なんとか試作品の聖王国版人馬機兵を完成させたのである。
自由都市同盟における人馬機兵は、帝国や聖王国の物とはずいぶん毛色が異なっている。
外観や発想については、おそらくは帝国や聖王国の人馬機兵からインスピレーションを得たのであろうが、その構造は両国の物とは大きく異なったのだ。
外観や発想については、おそらくは帝国や聖王国の人馬機兵からインスピレーションを得たのであろうが、その構造は両国の物とは大きく異なったのだ。
開発時期は聖華暦600年代初期の、同盟における獣装機から人型機兵への過渡期であった。
その様な時代であったが故か、その機体は構造的にも極めて歪な物である。
なんと馬型の獣装機の首を取っ払い、そこに人型の上半身を強引に取り付けた代物であったのだ。
その様な時代であったが故か、その機体は構造的にも極めて歪な物である。
なんと馬型の獣装機の首を取っ払い、そこに人型の上半身を強引に取り付けた代物であったのだ。
この時自由都市同盟都市同盟軍では、リャグーシカの正式採用が既に決定していた。
そのため軍ではこの機体は採用されなかった。
専守防衛をドクトリンとする都市同盟軍では、攻撃性に比重を置いた人馬機兵と言う機種自体が、合わなかったと言う事もあるのかも知れない。
そのため軍ではこの機体は採用されなかった。
専守防衛をドクトリンとする都市同盟軍では、攻撃性に比重を置いた人馬機兵と言う機種自体が、合わなかったと言う事もあるのかも知れない。
その後、この機種は冒険者組合がライセンス生産し、亜人の冒険者向けに販売している。
無論のこと、機体構造などは徹底して洗い直され、ブラッシュアップされている。
無論のこと、機体構造などは徹底して洗い直され、ブラッシュアップされている。
[旧大戦期]
- 新人類解放軍人馬機兵
- 人馬の幻装兵 スレイプニール・グリュン・ヴァルト
[建国期]
[400年代]
- アルカディア帝国人馬機兵
[700年代]
- アルカディア帝国人馬機兵
[800年代]
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