獣装機
[解説]
[開発]
獣装機の歴史は、実にWARES時代にまでさかのぼる。当時亜人族は兵士として魔獣や鋼魔獣と戦わされていた。
しかし基本的に手持ち武器しか与えられずに戦っていたので損耗が激しかった。
WARESにとって亜人族はモノとして扱われていたが、それでも供給以上に消費されているのは問題ではあった。
支援兵器として旧式LEVが使われていたものの、火力偏重であり運動能力の高い亜人族との協調は難しかった。
コストのかかる新規開発は上層部に退けられ、現場では手詰まり感がある中、ある事実が発覚する。
一部の亜人族が、敵味方識別装置が壊れた鋼魔獣を誘導して、味方の援護を行っていたのだ。
これを利用できるのではないかと考えた現場指揮部は、それなりにあった鹵獲鋼魔獣を実験的に改装、再プログラミングして亜人族に運用させてみた。
人が乗るように作られておらず、背中に乗って簡単な指示を出すことしかできないが、これが思ったより効果的だった。
自動で動く鋼魔獣ならば騎乗者は操縦に意識をとられることなく戦え、亜人族の運動能力を十分に発揮できた。
特に獣型鋼魔獣と相性が良く、亜人族たちはこれに騎乗して戦いに赴くことを好んだ。
現場の成功を見て上層部も許可を出し、WARES生産の鋼魔獣の一部を亜人族支援兵器として配備されることになった。
またWARESは亜人族一人と鋼魔獣一機を専用登録させてAIに協調した戦い方を学習させた。(これは登録機能をWARESが管理することで反乱を防止する意味合いもあった)
これも相棒感が強く亜人族には好まれ、このパートナーシップ性の名残は現在でも残っている。
しかし基本的に手持ち武器しか与えられずに戦っていたので損耗が激しかった。
WARESにとって亜人族はモノとして扱われていたが、それでも供給以上に消費されているのは問題ではあった。
支援兵器として旧式LEVが使われていたものの、火力偏重であり運動能力の高い亜人族との協調は難しかった。
コストのかかる新規開発は上層部に退けられ、現場では手詰まり感がある中、ある事実が発覚する。
一部の亜人族が、敵味方識別装置が壊れた鋼魔獣を誘導して、味方の援護を行っていたのだ。
これを利用できるのではないかと考えた現場指揮部は、それなりにあった鹵獲鋼魔獣を実験的に改装、再プログラミングして亜人族に運用させてみた。
人が乗るように作られておらず、背中に乗って簡単な指示を出すことしかできないが、これが思ったより効果的だった。
自動で動く鋼魔獣ならば騎乗者は操縦に意識をとられることなく戦え、亜人族の運動能力を十分に発揮できた。
特に獣型鋼魔獣と相性が良く、亜人族たちはこれに騎乗して戦いに赴くことを好んだ。
現場の成功を見て上層部も許可を出し、WARES生産の鋼魔獣の一部を亜人族支援兵器として配備されることになった。
またWARESは亜人族一人と鋼魔獣一機を専用登録させてAIに協調した戦い方を学習させた。(これは登録機能をWARESが管理することで反乱を防止する意味合いもあった)
これも相棒感が強く亜人族には好まれ、このパートナーシップ性の名残は現在でも残っている。
旧大戦がはじまった後、協力者によって登録機能は奪取され、多数の鋼魔獣が騎乗者とともに解放軍側で戦った。
終戦後も生き残った機体はそのまま村落などで魔獣対策に使用されてきたが、部品供給が失われたため段々と機能停止していった。
この過程で一部は村の守護神のような存在となっていたので、何とか延命が図られた結果、少なからぬ機体が精霊機として作り直された。
また亜人族の労働力としても簡易生産の獣装機が少しづつ作られていった。(ほぼ多足型の従機、といった趣の物だったが)
終戦後も生き残った機体はそのまま村落などで魔獣対策に使用されてきたが、部品供給が失われたため段々と機能停止していった。
この過程で一部は村の守護神のような存在となっていたので、何とか延命が図られた結果、少なからぬ機体が精霊機として作り直された。
また亜人族の労働力としても簡易生産の獣装機が少しづつ作られていった。(ほぼ多足型の従機、といった趣の物だったが)
その後科学技術排斥運動が起こり帝国、聖王国ではほとんどの精霊機が破棄されたが、亜人族国家のナプトラ王国では温存されていた。
しかし表立っては使えなくなったので、この残った精霊機を参考に、当時の魔法技術で代替して制作されたのが現在の獣装機の祖であった。
しかし表立っては使えなくなったので、この残った精霊機を参考に、当時の魔法技術で代替して制作されたのが現在の獣装機の祖であった。
機装兵との大きな違いは全身の制御と半自立的な動作であったが、これは亜人族の深層意識から本能部分を魔術で抽出、精霊魔法のフェアリーとして作成し制御させることで解決した。
このため操縦者は一定の手順でフェアリーとリンクせねばならず、他の者では操縦できない。(ただしセキュリティを上げない限り解除も簡単である)
このため操縦者は一定の手順でフェアリーとリンクせねばならず、他の者では操縦できない。(ただしセキュリティを上げない限り解除も簡単である)
[分類]
肉食獣型
機動性が高く、獰猛。フェアリーの元となった動物の相を持つ亜人族ならほぼ起動できるが、他の種族だとその個体との相性が良くないと起動できない。
ほぼ戦闘用であり、そのため同盟国内以外にはあまり普及していない。
機動性が高く、獰猛。フェアリーの元となった動物の相を持つ亜人族ならほぼ起動できるが、他の種族だとその個体との相性が良くないと起動できない。
ほぼ戦闘用であり、そのため同盟国内以外にはあまり普及していない。
草食獣型
機動性は機種によるが、全体に荷物の輸送に適した機体が多い。フェアリーの元となった動物の相を持つ亜人族と相性が良いが、逆に相性が悪くない限りは操縦を受け入れる。
戦闘用以上に作業用として広く使われている。
機動性は機種によるが、全体に荷物の輸送に適した機体が多い。フェアリーの元となった動物の相を持つ亜人族と相性が良いが、逆に相性が悪くない限りは操縦を受け入れる。
戦闘用以上に作業用として広く使われている。
肉食爬虫類型
獣装機としては珍しく二足歩行型が主流。機動性が高く、獰猛なのは肉食獣型と変わらない。リザードマンと相性が良いが、他は獣の相を持たない新人類などとも波長が合いやすい。
戦闘用だがこの特性の為傭兵や冒険者に普及しており、同盟外でも見られやすい。
獣装機としては珍しく二足歩行型が主流。機動性が高く、獰猛なのは肉食獣型と変わらない。リザードマンと相性が良いが、他は獣の相を持たない新人類などとも波長が合いやすい。
戦闘用だがこの特性の為傭兵や冒険者に普及しており、同盟外でも見られやすい。
草食爬虫類型
おおよそ機動性は低いがパワーがある。相性は肉食爬虫類型と同様。輸送能力が高く装甲も厚くできるため、同盟以外の軍でも輸送用として採用されている。一部では攻城兵器を搭載運用できないか検討されてもいる。
おおよそ機動性は低いがパワーがある。相性は肉食爬虫類型と同様。輸送能力が高く装甲も厚くできるため、同盟以外の軍でも輸送用として採用されている。一部では攻城兵器を搭載運用できないか検討されてもいる。
- アルカディア帝国獣装機
- 聖王国獣装機
- 自由都市同盟獣装機
- その他組織獣装機
添付ファイル