文芸雑誌『月刊反則王』
[解説]
創刊は聖華歴790年で、毎月25日発売。
流通しているのは基本的に自由都市同盟内である。
「同盟の法律に反しない限りは、どんな原稿でも持ち込めば載せる」のがモットー。政治や宗教的なタブーにも一切忖度しない。
忖度しなさ過ぎて剃刀レターどころか刺客めいた鉄砲玉がカチ込んできたこともある。
おかげでさっぱり売れないため、どんな原稿でも載せる代わり、原稿料は1円として出ない。
原稿料は出ないとはいえ、なんでも載せてくれる特質から、政治的宗教的な事情で著作物を出版できない帝国や聖王国の住人から匿名原稿が送られてくることがけっこうあり、それのおかげで何とか毎号発行できている。
聖華歴830年現在、会社は中央都市アマルーナにある。