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  • セブンスカラー 三十一話 七色の光と共に

創作女児小学生ズ@wiki

セブンスカラー 三十一話 七色の光と共に

最終更新:2022年06月12日 00:00

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更新日:2022/06/12 Sun 00:00:44

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セブンスカラー


銃声が森に木霊する。残して来てしまったが山形と風見は無事だろうか、と二人の心配をしながら林張はオフロード車のハンドルを握りながら通信機を弄る。
(やっぱ海原さん達とは連絡が通じないか…何もなきゃいいんだけど。)
「二人のためにも、出来る限り時間稼ぎをしなきゃ。」
林張はそう呟くと辺りを見回して敵がいないことを確認すると車を停車させる。
そして林張が作業に戻るついでに同乗者の火元の無事を確認するために振り返る。
「火元さん。大丈夫?取り敢えず僕達が出来る精一杯を」
振り返った林張の視界が火元でいっぱいになる。何故かこちらに身を乗り出して近づいてきた火元に林張は思わずドキッとする。
「林張さん。」
「ど、どうしたの火元さん。」
彼女の甘い香りに少し林張がドキッとして顔を赤くしていると、首に少し痛みが走る。
「痛ッ……え?」
見れば黒いペンのようなものが林張の首に突き立てられていた。
その瞬間林張の身体から力が抜け、視界が暗転する。視界が暗闇に飲み込まれる寸前彼の視界に映ったのは妖しげな光を灯す彼女の眼だった。







プロウフが右腕を翳すと氷の剣が大挙して押し寄せる。龍香は一旦目を閉じ、覚悟を決めると真っ赤に染まった瞳を見開いて叫ぶ。
「いくよカノープスッ!!」
《おうよ!!》
次の瞬間頬に亀裂が走り、尻尾が生えて禍々しい獣のような姿“ティラノカラー•マーデロゥス”になった龍香が全力疾走で向かっていく。
龍香は向かって来る剣を時には殴り、時には蹴っ飛ばして砕きながらプロウフへと近づいていく。
「うがぁっ!」
剣を捌き切った龍香が吼え、思い切り尻尾を地面に叩きつけてその衝撃と共に大きく跳躍し、プロウフへと飛びかかる。しかしプロウフが右手を翳すと共に現れた氷の盾が龍香の行く手を阻む。
「“マリシャス•メイルストロゥム”!!」
だが龍香が牙と両手を壁に叩きつけるとその壁は粉砕され、パラパラと氷片が降り注ぐ。
だがプロウフはそんなものは織り込み済みと言わんばかりに龍香へと次なる一撃を放つ。
「盲信の獅子《クレーデレ•レオーネ》」
龍香に向けて氷の獅子が放たれる。鋭い牙と爪を携え襲い掛かるそれを前に龍香は“タイラントブレイド”を抜き放つと、黒いドレスを見に纏った形態“ティラノカラー•アトロシアス”へと変身し、全力の一撃を放つ。
「“ブレイジング•バスタード”!!!」
龍香が剣を振り抜くと共に放たれた斬撃が獅子とぶつかり、相殺させる。
「ほう。これを相殺しますか。」
《龍香!》
「うん!」
龍香はそのままプロウフへと飛びかかる。それを見たプロウフも氷の剣を取り出して龍香の攻撃を受け止める。
激しく打ち合う二人。だが必死の龍香に対してプロウフはまだまだ余裕を感じさせる態度を崩さない。
「先程の二刀流より勢いがありませんよ?それで私に勝てるとでも?」
(…やっぱりアトロシアスじゃ、駄目か。)
龍香は打ち合いながらも思考を巡らせる。上の形態アンビバレントでも駄目だったのだ。アトロシアスが通じるはずもない。
だが。龍香には一つまだ切り札が隠されていた。
《…いいんだな龍香。》
カノープスも気づいたようで、龍香にそう尋ねる。龍香は一瞬苦渋の顔を浮かべるがすぐに答える。
「…うん!もうこれしか手がない!お願いカノープス!」
《……あぁ!!行くぞ龍香!》
龍香はそう言うと“タイラントブレイド”を思い切りプロウフに投げつける。
「おっと。」
だがプロウフはそれを軽々と身を仰け反らせてかわす。しかし続いて放たれた一撃、鋭い刃物が着いた尻尾の一撃が彼に炸裂する。
「むっ!」
ギリギリで氷の剣を盾にして直撃は避けるがその一撃はプロウフを大きく後退させる。
「これが私の最後の切り札!!なんとしても貴方を倒す!」
身体を硬く禍々しい外骨格に覆われ、醜悪な怪物“ティラノカラー•リーサルドーズ”と化した龍香が絶叫しながらプロウフへと向かっていく。
プロウフが氷の槍を放つが龍香は口を開けて熱線を放つ。放たれた熱線は瞬時に氷の槍を融解させ、そのままプロウフへと伸びる。
「む……。」
これは防げないと判断したプロウフがその攻撃をかわすと、またもやしなるように伸びた尻尾が彼を掠める。
「成る程、これは厄介ですね。」
「ギャロロロロロッ!!」
龍香はプロウフ目がけて走り出す。そんな彼女を目を細めながら眺めるプロウフが呟く。
「“命を削ってるだけのことはある”。」
龍香が振るう爪をプロウフは剣で受け止める。だが龍香が口を開けると、彼女の口の前に大きな牙のようなものが浮かび上がる。
「!」
瞬時に何かを察したプロウフが地面を蹴ってその場を離脱すると同時に龍香が口を閉じ、それに連動するように牙も閉じて目標を失った地面を抉り取る。
「やりますね。」
端の方を引き裂かれた腰のローブを見ながらプロウフが独りごちる。
龍香は低く唸るとぷるぷると震え始め、その背にある翼のような“口”を解放する。
するとその口に出現したエネルギーの球体がドンドンと膨らんでいく。
「決める気ですか?良いでしょう。」
龍香からエネルギーの高まりを感じたプロウフは望むところだと言わんばかりに右手を龍香に向ける。
「慈愛と絶望の星泳海。」
そして再び逞しい肉体を誇る氷の神像を出現させる。氷像は腕を振りかぶると龍香に向けてその拳を振り下ろす。
「ギャロロロロロロロロロォォッ!!」
龍香は吼えると背中のエネルギーの球体を破裂させ、無数の牙に変えて放つ。
放たれた無数の牙は次々と氷像に突き刺さり、またその身体を削いでいく。氷像も牙の勢いに負けじと進撃しようとするがその勢いは凄まじく、ピシッと音がしたかと思うとドンドンと氷像がひび割れていく。
そしてとうとう放たれた無数の牙はその身体を完膚なきまでに砕く。
「ほぉ。この技を砕きますか。」
氷像を砕いた牙の矛先がプロウフに向く。怒涛の勢いで襲い掛かるそれを見ながらふぅと一息ついた瞬間プロウフが纏う雰囲気が一変する。
「まさか、この技を披露することになるとは。」
プロウフが右腕を翳すと再び周囲を凍てつかせながら氷の像がかたどられていく。
それは先程の逞しい男性を模したものではなく、柔らかく曲線的な女性の上半身を模したものだった。
「終焉の墓廟《アモーレス•フォルトゥナウト》」
次の瞬間放たれたそれは全身からとてつもない冷気を放出させる。面状に広がるそれは襲い掛かる牙を次々と凍り付かせ、瞬時に砕く。
無数の牙にぶつかったにも関わらず勢いが全く衰えぬまま冷気が龍香へと襲い掛かる。
「グゥ!!」
龍香はその冷気に対し、口から熱線を放つ。放たれた熱線は冷気の一部を削ぐが、それでも冷気は止まらなかった。
「!!!」
そして冷気が龍香に襲い掛かる。爆発的な冷気は瞬時に辺りを凍り付かせ、先程までの攻撃とは比べ物にならない程辺りを凍り付かせる。
冷気が止むとそこは全てが凍りついたまさしく文字通りの銀世界と化していた。
「…ふぅ。シャトルを凍り付かせないよう気を配ったつもりですが…。」
プロウフは振り返り、一部が凍りついたシャトルを見上げる。
「中々調整が難しいものです。」
そう言ってプロウフは視線を戻す。その視線の先には変身が解除され、うつ伏せで倒れている龍香がいた。
「う……。」
「流石ですね。あの熱線で私の技の一部分を弱らせてダメージを最小限に抑えるために敢えてそこに飛び込む。並大抵の覚悟と判断力ではありません。その判断がなければ貴方はさっきの一撃で死んでいたでしょう。」
だが龍香の身体のあちこちが凍りつき、手をついて何とか踏ん張って立とうとするが、カクンと腕が地面に落ちる。
最早龍香に戦う力がないのは誰が見ても明らかだった。
「だが、もうこれでチェックメイトです。」
そう言うとコツコツと音を立てて歩きながらプロウフは氷の剣を精製し、龍香へと歩を進める。
《ぐっ……!待てっ、プロウフ!お前が憎いのは俺のハズだ!殺すなら俺だけを殺せ!》
「えぇ。確かに憎いのは貴方です。ですが仕方のないこと。これも運命なのです。」
プロウフは龍香の前まで来ると冷たく言い放つ。言葉に詰まるカノープスと倒れる龍香を見下ろしながら、どこか悲しそうな瞳で剣を振り上げる。
「さようなら紫水龍香。私が作り上げる“世界”では幸せであらんことを。」







山の中に銃声が響く。襲い掛かる黒い人影ダストルーパー達を撃ち倒しながら山形と風見の二人は山中を駆け巡る。山形はダストルーパー達に弾丸を撃ち込みながら叫ぶ。
「二人は無事に逃げ切ったかしら!」
「さぁね。でも山ちゃん。他人の心配をするのは。」
山形の死角の茂みから出てきたダストルーパーを風見は撃ち抜く。
「自分の無事が確保出来てからよ。」
「……そうね。ありがとう。」
山形と風見が四方八方から襲い掛かるダストルーパー達に対抗するため背中を互いに預けて銃を構える。
すると急にダストルーパー達の動きが止まる。
「……?」
二人がそれを訝しげに見ていると、森の奥の方から黒い蛇のような外見をした怪物が現れる。
「ったく使えねぇな…やっぱ“魂の皮膜”を持たないダストルーパーじゃ無理か。このアルファルドが出張らなきゃいけねぇなんてよ。」
「ちょっと…勘弁してよ。」
まさかの新たなシードゥスの登場に山形と風見は苦渋の色を浮かべる。
シードゥスに現代兵器は通用しない。“魂の皮膜”を持つシードゥスには同じシードゥスか擬似的に“魂の皮膜”を作る“デイブレイク”しか攻撃は通らない。
つまり二人には目の前のシードゥスに対して有効打がないのだ。
「ったくそれ差し引いてもただの人間如きに俺が出張らなくちゃならないなんてなぁ。」
そう言うと目の前のシードゥス、アルファルドが腕から蛇を模した鞭を射出して二人に振るう。
「「!」」
二人は咄嗟に左右に飛び退いてその一撃をかわすとアルファルドに向けて銃を撃つ。
アルファルドの身体に火花が散るが、効いたような様子は一切なく、パンパンと手で撃たれた箇所を払うと。
「くすぐったいな。こんな攻撃じゃ俺は倒せないぜ。」
「チッ!」
山形は懐から手榴弾を取り出すとピンを抜いてアルファルドに向けて投げつける。
「おおっと。」
だがそれは空中でアルファルドの鞭に当てられ、爆発する。
爆発の衝撃で空気が震え、山形と風見の二人は耳を押さえて動きが止まるが、一方のアルファルドはどこと吹く風と言った様子で気にも留めていない。
「それでしまいか?」
そう言いながらアルファルドが二人に向けて歩を進める。山形が歯噛みをするが、風見が彼女を守るように前に出る。
「山ちゃん。アタシが時間稼ぎをするからアンタは逃げなさい。」
「風見!?何を言ってるの?戦ったってこっちの攻撃は…」
「ほう。まずはお前が遊んでくれるのか?」
アルファルドが鞭を唸らせ、ククと嘲笑する。一方の風見はアルファルドを見据えて銃を構える。
「いきなり大将とらせちゃ、アタシの面目が立たないのよ。…ユッキーや他のみんなによろしく伝えといてね。」
風見はそう言うとアルファルドに銃を数発撃ち込んで殴りかかる。
風見の拳がアルファルドの顔面を捉えるが、歯牙にかけた様子もなく軽く叩く。
軽く叩いた。ただそれだけなのに風見の身体は大きく吹っ飛んで木にぶつかる。
「ごっ…」
「風見!」
「無駄だ。お前らの攻撃は俺には効かないんだ。」
アルファルドはそう言うと鞭を倒れている風見に向ける。
「さっさと終わらせてやるか。」
「!」
そう言ってアルファルドが鞭を振り上げた瞬間だった。何処からともなく飛んできた水の刃がアルファルドを弾き飛ばす。それだけでなく周りを囲んでいたダストルーパー達すらそれは切り裂いていく。
「!?」
「何が…」
突然の出来事にその場にいる全員が唖然としていると、アルファルドと山形達の間に一つの影が降り立つ。
そこにいたのは全身傷だらけの魚のような意匠が入った怪物だった。
「アルレシャ!?いや、違う?誰だ?貴様は?」
その姿を見たアルファルドは困惑しながらも立ち上がる。
「……」
怪物は無言のままアルファルドに向かって駆け出すとそのまま渾身の右ストレートで殴りかかる。
「お、おお!?」
アルファルドが慌ててガードするが、その隙間を縫うように怪物の拳がその腹を打ち据える。
「おごっ」
アルファルドが衝撃でよろけたところに怪物は渾身の右ストレートを顔面に叩き込む。
さらに痛烈なラッシュでアルファルドを一方的に殴り倒す。
「お、おおお!」
アルファルドが離れて鞭を振るおうとするが、怪物はアルファルドと距離を離さないよう至近距離を保ちながら攻撃を続ける。
(コイツ、間合いを読んでやがる!鞭の間合いに離されないよう俺に近づいて…!?)
怪物は痛烈なアッパーカットでアルファルドの顎を打ち据えると、彼の意識が一瞬飛んだ隙にその身体に両の掌を密着させる。
「がっ……!?」
「染響破海!」
次の瞬間怪物の掌から放たれた一撃がアルファルドの体に叩き込まれ、悲鳴を上げることすら許さずその身体を爆散させた。
「……仲間割れ?」
その様子を見た山形がポツリとそう漏らすと、怪物が彼女の方に振り向く。
すぐさま山形が拳銃を怪物に向けると、怪物はスッと静かに両手を上げる。
「…何のつもり?」
怪物の意図を図るために山形がそう尋ねると、怪物の姿が波のように揺らいだかと思うと一人の青年の姿に変わる。
その姿を見た二人の目が驚きで見開かれる。
「貴方は…」
「はじめまして。“新月”リーダー、山形さん。…早速だが、今この戦場にいる奴らのことを教えて貰おうか。」
青紫色の長い髪を後ろで一つに束ねた青年、龍斗は二人にそう言った。







倒れている龍香にプロウフは剣を振り上げる。何とかならないかとプロウフを見て思考を巡らせるカノープスの脳裏に、一瞬ノイズ混じりの映像が走る。
それは雨の中、同じように剣を振り上げるプロウフと、その足元に倒れる桃色の髪の女性の姿だった。
《!!今のは……?これは一体?》
「…おや。」
突然のことにカノープスが混乱する様にプロウフが気づき、一瞬手が止まる。
その瞬間。ドォンという音と共に扉が破壊される。
続けて次の瞬間エネルギーの塊が破壊されたドアからプロウフへと発射される。
「おっと。」
プロウフは氷の壁を作り出すとその攻撃を防ぐ。と思いきや今度は天井が破壊され、そこから一人の人影が飛び出す。
人影──刀を構えた赤羽がプロウフへと斬りかかる。しかしプロウフは氷の剣を精製し、それらを射出することで赤羽を斬り刻む。
が、それはその攻撃を受けた瞬間グニャリと歪んでそのまま宙に溶けるように消えてしまう。
「幻?」
赤羽の幻に気を引かれた瞬間、龍香の姿が消える。見れば龍香の身体に糸を引っ付けた黒鳥が彼女を回収しており、その二人を守るように“へオースII”を構える雪花がいた。
「龍香大丈夫か!?」
「まだ生きてんでしょうね!?死んでたら承知しないわよ!」
そしてさらに次の瞬間天井から一つの赤黒い影、龍賢が剣を構えてプロウフへと斬りかかる。
ドォン!という音が鳴り響き、プロウフと龍賢が剣で鍔迫り合う。
そしてさらに天井に開いた穴から赤羽を支えながら月乃助とピーコックも入ってくる。
「…貴方達が来たと言うことは。……そうですか。レグルス達は敗れたのですね。」
哀しそうに言うプロウフ。一方の龍賢は傷だらけの龍香を見ると、ピキリと額に青筋が浮かぶ。
「…随分と妹が世話になったみたいだな。礼はたっぷりとさせてもらう。」
「出来ますかね?その傷だらけの身体で。」
「試して見るか!?」
プロウフの言う通り確かに龍賢の身体はレグルスとの戦いのダメージが残っている。しかし血を流しながらも龍賢は剣を振るう。
二人が斬り合う中、月乃助達は龍香と合流する。
「ぐっ…アタシも」
「肋骨数本折れてる君が今行っても足手纏いだよ。大人しく回復に専念したまえ。」
月乃助はそう言って赤羽を嗜めると、龍香達に向き直る。身体のあちこちに凍傷がある龍香を見てピーコックが言う。
《こりゃ手酷くやられたな。》
《すまねぇ、助かった。お前達が来なけりゃあのままやられていた。》
それを見た月乃助は手早く指示を出す。
「私も龍賢君と一緒に奴を攻め立てる。スノーガールは後方支援。レッドガールとドラゴンガールは回復に専念。ブラックガールは二人を守ってくれ。以上!」
「はい。」
「チッ…」
赤羽が舌打ちをするが、剣戟を繰り広げるプロウフと龍賢を見て今の自分では入れないと判断したのか素直に従う。
黒鳥は少しでも龍香の凍傷を和らげるべく、彼女を翼で包み込んで温める。
「黒鳥!龍香と赤羽を任せたわよ!」
「あぁ。任せておけ!」
雪花はエネルギーが切れて撃ち切った“へオースII”を捨てるとライフルを構える。
龍賢とプロウフが鍔迫り合う中、プロウフは龍賢に言う。
「ふふ。成長しましたね。あんなに小さかった貴方が今、こんなにも大きくなって私の前に立ち塞がる。感無量ですよ。」
「…貴様にそんな目線で見られる“いわれ”はない!」
龍賢の一撃がプロウフを数歩後退させる。追撃を仕掛けるべく龍賢が駆け出そうとした瞬間。
ガクンッと龍賢が膝から崩れ落ち、膝をつく。
「……ぐっ!」
《龍賢!》
「やはりレグルスとの戦いで相当消耗していたようですね。」
そう言うとプロウフは裏拳で龍賢を殴り飛ばす。倒れる龍賢と入れ替わるように月乃助が飛び込んでくる。
剣を構えて突っ込んで来る彼女の一撃を受け流すと、右手を翳そうとする。
しかし上空からピーコックが機銃を撃ってプロウフを牽制する。
「随分と様変わりしましたねピーコック。新しい身体の調子はどうですか?」
《おかげさまですこぶる良好だよプロウフ!》
プロウフは飛んでくる弾をものともせず指を彼に向け、そこからビームを放つ。
だが、今度は月乃助がプロウフに対して剣を振るう。鞭のようにしなりながら伸びる剣が彼を襲うが、彼は身を翻してそれを回避する。
さらに避けた彼に向けて雪花が銃を撃つが、プロウフはそれを氷の壁を精製して弾く。
「……鬱陶しいですね。」
プロウフはそう言うと地面に手をつけ八つの首を氷蛇を召喚し、四人に襲い掛からせる。
「くっ…!」
「まだこんな手を…!」
襲い掛かる氷蛇に対し、雪花は投擲装甲炸裂弾“シャハル”を、月乃助は“流星”を、龍賢は肘の刃を、ピーコックも全身の火器でそれぞれ迎え撃つ。
彼らの攻撃で八つの首の内四つが破壊されるが、それでも残りの四本が襲い掛かる。
「くっ、捌ききれな…」
襲いくる蛇に対し、月乃助とピーコックは持ち前の機動力で回避するが、傷だらけで避けきれない雪花に蛇が襲い掛かる。
雪花が避けきれないと悟り、防御の構えを取った瞬間。蛇と雪花の間にドラゴン形態に変身した龍賢が割り込む。
「ぐおおおおおお!!」
「えっ」
龍賢は一体は回避するものの、もう一体の攻撃は回避出来ず、雪花を守るように抱き抱えると背中でその攻撃を受ける。
「ぐ、おおお……!!」
「龍賢君!」
攻撃を受け切った龍賢は雪花を地面に下ろす。だがそれを受けた龍賢の背中はただでは済まず、その背は凍りついている。
「龍香のお兄さん……!」
「ぐっ…無事か…?」
「私は大丈夫ですけど…!」
その背を見ながらプロウフはふと右の掌を見つめる。
(さっきの攻撃……一つでも当たれば対象を完全に凍結出来る筈なのですが……。)
そして黒鳥に看病されている龍香をチラと見て自嘲気味に笑う。
(いささか彼女を甘く見ましたかね。どうやら大技を連発し過ぎたようです。)
思ったより消耗していることに気づかなかった自分を自戒しつつプロウフは他のメンバーを見る。
(動けるピーコックを除けば後は満身創痍。トゥバンも今の一撃でしばらくは動けないでしょう。)
そう判断したプロウフはスッと構えを解く。
「何のつもりかしら?」
構えを解くプロウフを訝しむ月乃助。しかし彼の目線は倒れている龍香に向けられていた。
「気が変わりました。このまま貴方達を倒してもつまらない。」
《!》
「立ちなさいカノープス。それに紫水龍香。決着をつけましょう。」






「…ここは、どこ?」
龍香が目を覚ますと、そこは何もない暗闇の空間だった。少しモヤがかかる頭を叩きながら起き上がると、龍香はハッと思い出す。
「…!そうだ!私プロウフと戦ってて……!それで…!」
先程までの激闘を思い出す龍香。だが、自分は今謎の空間にいる。
「…もしかして、私死んじゃった?」
自分で言って、その可能性に思い当たるとゾッとする。負けてしまったのか、そう龍香が落ち込んでいると。
「いいえ龍香。まだ終わっていないわ。」
後ろから声がする。振り返るとそこには龍香と同じ桃色の長い髪を後ろで一つにまとめた柔和そうな面持ちの女性が立っていた。
「え、誰?」
龍香が突然現れた女性にそう言うと、彼女は少し悲しそうな顔をして。
「……そうね。貴方は覚えてないわよね。無理もないわ。私と貴方が会ったのはたった数日だったもの。」
「え……」
「自己紹介しましょうか。私は紫水龍那。貴方のお母さんよ。」
「……えぇ!?」
突然の自己紹介に驚く龍香。目の前にいる母親に、龍香は驚きを隠せなかった。
「で、でもお母さんは死んだって……あ、やっぱり私死んだんじゃ…!?」
「ふふ、貴方は死んでないわ。早とちりしちゃうところはお父さんに似たのかしら?」
慌てる龍香を龍那はよしよしと撫でて宥める。彼女に頭を撫でられると不思議と落ち着く感覚を覚える。
龍香はそのことに少し戸惑いながらも、龍那に尋ねる。
「…でも、だったらあなた…お母さんは何?何でここにいるの…?」
「…ここはカノープスの中。私は彼の断片的な記憶から構築された紫水龍那。だからここにいるの。」
「……?」
「ちょっと難しかったかしら?まぁ、ここはカノープスの中で、私は貴方のお母さん、ってことだけ覚えておいてくれればいいわ。」
「う、うん。良くわからないけど。」
微笑む龍那に龍香ほどうするべきか戸惑うが、すぐに最優先することを思い出す。
「……って、こんなことをしている場合じゃない!生きてるなら早く戻らなきゃ!お母さん!どうやったらここから戻れるの!?」
「……そうね。ここから貴方を戻してあげることは出来る。けどね。今のままじゃ勝てない。それは分かっているでしょう?」
「それは…。」
母の言葉に龍香は言葉に詰まる。確かに自分の全力は通用しなかった。全ての形態の攻撃が届かなかった。
下を俯く龍香を見て、龍那はポンっと龍香の肩を叩く。
「だからね。お母さんと一緒にカノープスの“真の力”を目覚めさせてあげましょう?」
「…真の力?」
突然の聞き慣れない言葉に龍香はポカンと目を丸くする。
「うん。カノープスは今、全力が出せないの。あれを見て。」
龍那が指差す先には氷の鎖で雁字搦めにされたカノープスの姿があった。
「カノープス!」
「あの鎖を解くの。貴方と一緒ならそれが出来る。」
「……カノープス。」
龍香はカノープスを見て、決心したように両頬をパンと叩いて気合いを入れると。
「…分かった!一緒にやろう!」
「……えぇ。龍香。」
そして二人は共にカノープスに近寄ると、氷の鎖を手に取り、パズルを解くようにそれを一つ一つ外していく。
「……えっと。これはこうなってて。これが…」
「流石よ龍香。上手いじゃない。」
「そうかな?」
「ええ。流石私と鯉昇さんの子だわ。」
そう言う龍那に、龍香は少し苦笑いを浮かべる。その反応は予想外だったのか龍那が尋ねてくる。
「どうしたの、龍香?」
「……その。私。お父さんとお母さんのことお兄ちゃんのお話と写真でしか知らないから…。」
少し悲しそうに言う龍香に龍那はハッとした顔になり、少し思案すると。
「…そうね。貴方は知らなくて当たり前よね。だったら作業しながら教えてあげるわ。」
龍那は龍香の手を取ると優しく微笑む。
「私達のことを。貴方のお父さんとお母さんのこと。」






「何をいきなり……」
プロウフの唐突な言葉にその場にいる一同が真理を図りかねる。さっきまで全力で自分達を全力で潰そうとしていた彼が突然真正面からの決着を望んだのだ。
「どういう風の吹き回しだ?」
そう尋ねる龍賢に、プロウフは答える。
「言った通りです。今私を倒せる可能性が万に一つでもあるのは紫水龍香とカノープスだけ。それを真正面から打ち破ることで……散っていた同胞への手向けとします。」
傲慢にそう言うプロウフに皆が押し黙る中、トゥバンがヘッと笑うと。
《強がるなよプロウフ。…あのガキとの戦いで思った以上に消費してたんだろ?あの技だって本来の威力じゃ俺達を殺し切れたハズだ。…オマエ、あのガキをナメ過ぎたんだよ。》
「…確かに私は彼女との戦いで思った以上に消耗しました。ですがだからと言って貴方達が私に勝てるという訳ではない。それは分かるでしょう?」
プロウフの言葉にトゥバンは押し黙る。誰もが彼の言葉がハッタリではないことを肌で感じていた。
下手に手を出さず様子見をする一同を見て彼は言う。
「良い判断です。」
そして膠着状態へと入る。この戦いの行方は龍香に託されたのだ。







「私と鯉昇さんが出会ったのは学生の時。教授からの紹介で出会ったの。いつも講義の後分からないー、って言ってよく教授の部屋に来てたわ。」
龍那は作業をしながら龍香に話す。
「そうだったんだ。」
「そう。鯉昇さんね。結構バカなのよ。」
「ば……」
ニッコリと笑顔で物凄い事を言う龍那に龍香は苦笑いを浮かべる。
「だけど、夢に向かってひたむきに努力する姿はとてもカッコよかったわ。いつも言ってたわ。“俺はいつか宇宙に行くんだー”って。」
「宇宙……あ、だから研究員に?」
「そうなの。そんな鯉昇さんに私は段々と惹かれていったわ。そうして過ごしていく内に私達は家族になったの。」
龍那はそう言って懐かしむように遠くを見る。
「龍賢が生まれて、色んな所に行って、そして貴方を身籠って……鯉昇さんは喜んで、龍賢が兄として頑張るって息巻いてて…あの時が人生で一番幸せだったわ。」
「お母さん…」
幸せそうだった龍那の瞳に悲しみの色が浮かぶ。
「そして……あの事件が起きたの。今でも、鯉昇さんの出張を止めていれば……なんて今でも思うわ。」
「…それって、その。カノープスが…」
「そう。初めて彼と会って事情を聞いた時……何言ってるから分からなかったし、受け入れられなかった。寧ろ憎いとすら思ったわ。…だって私達から鯉昇さんを奪ったんだもの。」
龍那の気持ちは最もだ。龍香もある程度カノープスとは親交を深めてから、事情を聞いたのである程度は飲み込めたが、初対面でいきなりこんな話をされればそうもなるだろう。
「…だから言ったの。私の大切な人を殺してよくも顔を出せたわね。って。そしたらカノープスは答えたわ。鯉昇に頼まれたからだ、って。」
「お父さんが?」
「そう。鯉昇さんカノープスに言ったらしいの。“俺の家族を頼む”って。カノープスったらそれを守ったった訳。…ホント、そういう馬鹿正直なところが似てて…。」
そう言った龍那の手が止まる。
「それからは、大変だったわ。“新月”を創設したり、シードゥスを倒したりホント大変だった。…そして貴方が産んで、冴子さんと嵩原君に貴方達を任せて最後に教授達と戦って…」
「お母さん……」
話していく内にどんどんと龍那の声のトーンが落ちていく。
そして気づけば目から大粒の涙をボロボロと流しながら龍那は龍香を抱きしめていた。
「ごめんね龍香、龍賢…!貴方達が辛い時に側にいてあげられなくて…!貴方達にはもっといろんな事を教えてあげたかった…!もっと、いやずっと一緒にいたかった…!ごめんね、ごめんね…!」
「……。」
泣いて謝る母に抱きしめられながら、龍香は少し逡巡した後、ギュッと母を抱きしめ返した。
「……ありがとうお母さん。ずっとここで見守ってくれていたんだね。」
「……龍香?」
抱きしめ返されて戸惑う母の身体に龍香は顔を埋める。
「…確かにいい事ばかりじゃなかった。辛くて泣きたくなるようなこともあったけど。それでも、皆がいてくれた。お兄ちゃん、ばぁや、カノープス、かおりや藤正君。雪花ちゃんや“新月”の皆。皆がいてくれたから私は立ち上がれたの。多分これかも辛いことや嫌なことはあると思うけど、皆がいてくれたら…私は前に進み続けることが出来ると思うから。」
龍香が顔を上げ、龍那と目を合わせる。目に涙を浮かべながらも彼女は微笑む。
「だから…謝らないで。私達を信じて見守っていて。」
龍香の言葉に龍那は驚いたような顔をした後…龍那は彼女を再び抱き寄せる。
「…子供は親が思っているより早く成長する…とは聞いたことあるけど。…強くなったわね龍香。」
「……皆のお陰だよ。」
そして二人はソッと鎖に手を置く。
「…これで、最後。」
少し名残惜しそうな龍那に龍香は言う。
「最後じゃないよ。…カノープスの中で、お母さんがずっと見守ってくれているって分かったから。」
そう言うと龍香は鎖を手に取ってそれを外す。
「これからも私達を見守っていて。お母さん。」
「…えぇ。そうね。そうだわ。ありがとう龍香。」
龍香が鎖を外した瞬間封じられていたカノープスは眩い光を放ち始める。それと同時に龍香は上に引き戻されるような感覚を覚える。
「うわわっ」
「龍香、最後に忠告しておくわ。…教授はまだ何か隠してあることがある。」
「え?」
「彼はシードゥスと化した後も私に手を引くように言ってきた。それに私にトドメを刺す時気になることを言っていたの。……“私の作りあげる世界では幸せであらんことを”」
「…それって。」
龍香が倒れ、薄れゆく意識の中でボンヤリと聞こえて来たプロウフの言葉だ。
「気をつけてね龍香。この力があっても、彼に勝てるか正直分からないわ。…けど、信じてる。龍香が、皆の勝利を。」
そう言って送り出す龍那に龍香は手を振って返す。
「うん!必ず勝つよ。……だから行くね!みんなのところに!」
「えぇ、いってらっしゃい龍香。」
そう言って浮かび上がる龍香の視界は鮮烈な光と共に暗転した。






「──はっ!!」
「龍香!」
再び視界が開けると、視界一杯に黒い羽根が広がっていた。目を開けた龍香を見て黒鳥が嬉しそうに声をかける。
「気がついたんだな。」
「すみません…。でも、もう大丈夫です。」
よろよろとふらつきながらも龍香は立ち上がる。それを見たプロウフは嬉しそうにする。
「目が覚めましたか?」
龍香は辺りを見回す。見回せば皆傷だらけで満身創痍だ。
「龍香…!」
「遅いのよ、全く!」
皆が口々に龍香のことを気にかけてくれる。彼女はキッとプロウフを睨む。
「……プロウフ。お母さんがあの時成せなかったこと、私が成す!」
「ほう。随分と大きく出ましたね。」
「カノープス!」
《おう!お前のお陰で調子を取り戻せたぜ。行くぞ龍香。今なら奴とやり合える。》
カノープスがそう言うと龍香はカノープスに触れる。
「最初から全力で行くよカノープス!」
《おう!任せとけ相棒!》
「《ダイノフォーゼ!!》」
次の瞬間龍香の後ろから現れた紫の恐竜が龍香に噛みつき、砕ける。紫色のドレス、ティラノカラーに身を包んだ龍香は変身を完了すると、“タイラントブレイド”を取り出す。
「しかし、忘れていませんか。貴方の全ての形態は私に通用しなかったことを。」
龍香にプロウフが言う。事実、プロウフに龍香の全力は通用しなかった。だが、龍香は大胆不敵に笑って見せる。
「そうだね。けどそれは今までの私。今からの私は…!」
空いた左手を前に翳すと、光が集まり一つの刺々しい牙を組み合わせたような“盾”が現れる。
「!それは。」
「一味違うってところを見せてあげる!」
龍香は盾に剣を突き刺す。すると盾が七色に光輝き、そこから色とりどりの七体の恐竜が出現する。
「お、おおお!?」
「なんかめっちゃ出た!」
突飛な光景に雪花達が困惑していると、龍香は剣の柄に手をかける。
「これが私の全力!」
そう叫ぶと龍香は剣を引き抜く。すると七体の恐竜達は一斉に吼え、装甲となって彼女の身体に装着されていく。
そして髪の毛も腰まで伸び、七色のカラフルなドレスに身を包んだ龍香の姿がそこにあった。
《勇往邁進!!ティラノカラー・コンクエスター!!》
「進化した…!!」
新たな龍香の姿にその場にいる誰もが唖然とする。だが、プロウフはそれを何処か嬉しげに見つめる。
「成る程、成る程成る程!ようやく…私も楽しめる領域まで来たようですね。」
「プロウフ、貴方を倒す!」
龍香はそう宣言するとプロウフへ向かって走り出す。
「新たな姿……その進化を見せて貰いましょうか。」
プロウフの周りに剣が浮かび上がり龍香へと向かっていく。
「!」
しかし龍香が剣を一振りするとその際に生じた衝撃波で剣は粉々に砕けてしまう。
「一振りで私の剣を砕きますか。」
さらにプロウフは大きな槍を精製すると龍香に向けて投擲する。
その槍を龍香は盾で思い切り殴りつける。その瞬間槍にヒビが入り、粉砕される。
「あの馬鹿でかい槍を一撃で…!」
驚きのあまり全員が目を丸くする。龍香はさらに踏み込みプロウフへと向かう。
だがプロウフもただでは転ばず、氷の獅子を召喚し、龍香へと襲いかからせる。
《龍香!盾を、“タイラント•リフレクト”を投げろ!》
「うん!」
龍香が盾“タイラントリフレクト”を獅子に向かって投げると、盾は空中で止まり両サイドの装甲がスライドしたかと思うと紫色の障壁を発生させ、獅子の突進を受け止める。
けたたましい音共に砕け散る獅子の残骸に紛れて龍香は一気にプロウフとの距離を詰める。
「む。」
「させない!」
プロウフは右手を翳すが、龍香はそれを“タイラントブレイド”を投げつけて妨害する。
「なんの!」
プロウフが地面を踏みつけると地面から氷の槍が襲いかかってくる。
《龍香!》
「うん!」
しかし回避のため飛び上がった龍香がカノープスに触れるとその手には戦鎚“ヘヴィスマッシャー”が握られていた。
龍香は空中で回転しながら襲いかかる氷槍を砕いていく。
「ならばっ!」
プロウフは龍香に向けて八つの首を持つ氷蛇を召喚し、それは怒濤の勢いで龍香に向かっていく。
だが龍香は再びカノープスに触れ、今度は右腕に掘削機“ホーンパーフォレイター”が装着される。
「はァァァァァァァ!!」
気合いと共に龍香は“ホーンパーフォレイター”を構え突撃する。その突撃の威力は凄まじく、襲いかかる氷蛇を次々と砕いていく。
そしてとうとう龍香はプロウフとの距離を完全に詰めた。
「!」
「近づいた!」
プロウフが右手で剣を精製するより速く龍香の振り上げた拳がプロウフの頬を殴り抜く。
その拳の衝撃は凄まじく、プロウフはよろめいて半歩後退する。
《おお!!》
《あのガキあのプロウフに一発入れやがった!!》
プロウフの恐ろしさを知る二人が湧き立つ。
「……!」
だが彼もただでは終わらずそのまま剣を精製し、四方から龍香に飛ばす。
「ふっ!」
だが龍香は飛び上がると回転しながら水色の爪が着いた脚で剣を蹴り砕きながらそのままプロウフを蹴飛ばす。
「!!」
地面に脚で線を引きながら後退させられるプロウフに龍香は音波銃“フォノンシューター”の照準を合わせると引き金を引く。
次の瞬間放たれた弾丸がプロウフを吹き飛ばし、その背を地面に叩きつける。
「おおっ!決まった!」
倒れたプロウフを見て全員が歓声を上げる。その姿を見ながら龍香は“フォノンシューター”を消して構える。
「…フフッ。殴られて地面に倒れたのは随分と久しぶりですね。」
頬を摩りながらプロウフはゆっくり起き上がる。
「やはり、私を倒せるのは貴方達だけのようですね。」
プロウフがそう呟いた瞬間、プロウフの姿が消える。
「消えた!」
《後ろだ龍香!》
いつの間にか背後に移動したプロウフが右手から冷気を放出し、その冷気は瞬時に龍香を包み込んだ。
「龍香!」
龍賢が叫ぶ。しかし冷気が晴れると盾“タイラントリフレクト”でその攻撃を防御し、無傷の龍香の姿があった。
その姿を認めたプロウフはまたもやその姿を消す。
「今度はどこに──!」
「龍香!上よ上!」
雪花の声に龍香が上を向くと、そこには光球を構えるプロウフの姿があった。
そしてその球は弾けて無数の矢となり龍香に向かっていく。
「くっ!」
龍香は上に向けて盾を構える。次の瞬間無数の矢が盾に炸裂し、衝撃が龍香を襲う。しかしその攻撃を受けて尚盾は傷一つかない。
龍香が上に向けて“盾”を構えていると、彼女の目の前にプロウフが現れる。
「!!」
「その盾。随分と頑丈ですね。」
そう言うと龍香が盾を下ろすよりはやくプロウフの蹴りが龍香に炸裂し、大きく吹っ飛ばす。
「だが、やりようはいくらでもあります。」
さらに龍香に向けて高速で近づくプロウフに龍香は鞭“プレシオウィップ”を横薙ぎに振るって迎撃する。
咄嗟にプロウフは氷の盾を精製して防ごうとするがらその鞭の一撃は盾を打ち砕いてプロウフを打ち据える。
「…!!」
「うわっ」
だがプロウフもただでは転ばず、鞭を掴むと力を込めて龍香を振り回すと地面に叩きつける。
さらに追撃と言わんばかりに氷の巨人を召喚し、巨人はその拳を振り下ろす。
「やばいっ!」
《龍香!ハンマーだ!》
龍香はカノープスに触れ、戦鎚“ヘヴィスマッシャー”を手に取ると思い切り振り抜き、拳と戦鎚がぶつかり合うが、それは一瞬均衡した後、戦鎚は拳を粉々に打ち砕く。
「うおおお!」
さらに龍香は戦鎚を思い切り巨人に向かって投げつける。投げつけられた一撃は巨人の胸に突き刺さると、その巨体を粉々に破壊する。
「プロウフ!!」
「!」
さらにその降り注ぐ破片を撃ち抜きながら龍香が放った弩弓“フェザーバリスタ”の一撃がプロウフに迫り、プロウフの放った指の光線が龍香に迫る。
龍香の一撃がプロウフの右脇腹を削ぎ、プロウフの一撃は龍香の左肩を撃ち抜く。
「ぐっ…」
「うあっっ!?」
左肩に拡がる灼けるような痛みに龍香は左肩を抑える。プロウフも脇腹を抑えて膝をつく。
《大丈夫か龍香!?クソッ!厄介なことしやがる!》
カノープスが龍香の回復に専念する中、プロウフは脇腹に右手を当てると傷口を凍らせて応急処置をする。
「ふふ……流石です。この私がここまで追い詰められるとは。それは褒めてあげましょう。ですが。」
プロウフは立ち上がると龍香達に言う。
「その形態。いつまで持ちますか?」
《……!》
「その形態……維持するのも莫大なエネルギーを消費するのでしょう。その娘のことも考えますと持って三分と言ったところでしょうか。」
プロウフの指摘にカノープスは歯噛みをする。その反応を見てフッと笑って右手を構える。
「決着をつけましょう。」
「…カノープス。」
《あぁ…!》
その言葉に応えるように龍香も立ち上がり、“タイラントブレイド”を振り上げる。
すると装甲から色とりどりの七色の光が剣に集約し、色鮮やかな光を讃える。
「これが正真正銘最後の全力…!!」
《行くぞ龍香!出し惜しみは無しだ!》
一方のプロウフも後ろに女神のような氷像を出現させ、最後の力を集約させる。
「この一撃で、どちらかが生き残るか……勝負。」
そして二人は叫びながらそれぞれの必殺技を繰り出した。
「イリミネーター•エクステンション!!」
「終焉の墓標《アモーレス・フォルトゥナウト》」
龍香が振り下ろした剣から七つの輝きを放つ斬撃波が、氷像からは冷気の塊が放出され、それらはぶつかり合って激しく拮抗する。その余波は凄まじく、あまりの激しさに建物全体が悲鳴を上げる。
「うあああああああああああああっ!!」
《いっけぇぇえええええ!!》
龍香達の気合いと共に斬撃波は冷気を切り裂きながらプロウフへと向かっていく。だが彼の顔に焦りの色はない。
「良い。良き力です。ですが。それでは私の全力には届かない!!」
次の瞬間冷気が更に勢いを増し、斬撃波を押し返す。次々と凍りついていく周囲と共に龍香へと冷気が迫る。
「うぐっ、うぐぐぐぐっ!!負けるかぁっ…!!」
《気張れ!龍香!何とか持ち堪えるんだ!!》
龍香とカノープスが力を入れて盛り返そうとするが冷気の勢いは衰えるどころかさらに勢いを増し、寸前まで迫り来る。
斬撃波の隙間から漏れ出した冷気が龍香の身体を凍らせていく。
「こ、の、ままじゃ……!!」
あまりの圧力に龍香の身体が耐え切れずよろめいたその瞬間。ガシッと誰かに肩を掴まれ支えられる。
「えっ…」
「もっと腰を低く!体勢を崩すんじゃないわよ!」
「雪花ちゃん!」
龍香の身体をいつの間にか後ろに来ていた雪花が支えていたのだ。
「踏ん張れ龍香ちゃん!」
「まだ終わっちゃいないわよ!」
「龍香!お兄ちゃんも着いているぞ!」
《ここまで来たらオマエが決めろ!》
「天才が着いているのだ!ドンと構えたまえ!」
《微力ながら我々も力を貸すぞ!》
それだけではない。龍香の身体を皆が支えていた。そのことが龍香の身体の中に熱い何かを灯す。
(そうだ…!私は皆に支えられてここにいる…!)
そう今龍香がここに立てているのはここにいるメンバーだけでない。今この場にはいない友や仲間達、多くの人に支えてもらったからだ。
「カノープス…!感じる、感じるよ…!」
《あぁ。俺達は一人じゃない!》
龍香の全身に力が漲り、剣の輝きが更に増し、七つの光はそれぞれ七色の恐竜の姿へとその形を変貌させる。
恐竜達はそれぞれ咆哮する冷気に噛みつき、それらを噛みちぎって押し返していく。
そしてとうとう七体の恐竜達が氷像に喰らいつく。
「…!切り返してきた?いや?私の技を喰っている?この、力は?」
「これが、この戦いの中で私達が積み重ねてきた絆!沢山の人から託されて繋げた想い!」
皆に支えられた龍香は大きく叫びさらに力を込めた。
「これが貴方を倒す七色《セブンスカラー》に輝く力だァァァァァァァ!!」
次の瞬間七体の恐竜が氷像を噛み砕き、プロウフへと迫る。眼前に迫る恐竜達を前に彼が抵抗を試みようと右手を翳そうとした次の瞬間、スッと。彼の腕を一人の女性が優しく抑えて咎める。
「──貴方は。」
プロウフはその女性の顔を見て少し驚いたような顔をし、腕を下ろす。
「──ふふっ。そうですね。」
そして迫り来る攻撃を何処か穏やかな目で見ながらそれを受け入れた。
「私の、敗けです。」
次の瞬間戦いの終止符を打つ七体の恐竜の一撃がプロウフに炸裂した。








「……ふふ。見事です。よくぞ私を打ち倒しました。」
《プロウフ…》
激闘の末、最早変身する力もない龍香が力尽き、大の字に倒れたプロウフを見下ろす。
その身体は既に崩壊が始まっており、もうその命は永くないことが伺えた。
そんなプロウフに龍香が尋ねる。
「…貴方に尋ねたいことがあったの。」
「なんでしょうか。」
「……貴方は本当は何がしたかったの?」
《龍香?》
「…貴方と戦って感じたんだけど。貴方からカノープスへの恨みは一切感じなかった。それに、最後も私がまた立ち上がるのを待っててくれたし……“まるで私達に倒されるのを望んでいた”に思えて…。」
龍香の言葉にプロウフは少し驚いたような顔をした後、笑い始める。 
「はっはっはっ……聡明ですね。」
自嘲気味にプロウフは笑うと天井を見上げながら言う。
「私を倒したご褒美に教えてあげますよ……私の本当の目的はね。世界を作り直すことですよ。」
「……世界を、作り直す?」
龍香は怪訝な顔をする。プロウフは続ける。
「…私は早くに妻を亡くし、息子夫婦も事故で亡くし…私は常に孤独に苛まされ続けた…。」
「……。」
家族を失った辛さは龍香にも分かる。その孤独は何物にも代え難い痛みだ。
「ですが、そんなある日……貴方の父…鯉昇君と、母龍那君と出会った。……楽しかった。彼らに親のように慕って貰い、共に過ごす時間は何物にも代えがたかった。」
プロウフはその遠い日の思い出を懐かしむように天井を見上げる。
「そして……あの日。私はシードゥスとなった。私は運良く自我を残したまま変貌することが出来た。そして…世界を作りかえる方法を知った。……私は迷わずそれを目的に行動に移した。もう一度妻と子に会いたい気持ちもあったが…何より鯉昇君が死んでしまったことが私を後押しした。」
「……お父さん…。」
「龍那君と龍賢君に大切な人を失う気持ちを味わって欲しくなかった。その辛さは私も良く知っていたから。」
《……それがあの時の言葉の真相か。》
カノープスの言葉にプロウフは頷く。
「順当にいけば、すぐにでも計画を実行するつもりだった。しかし、私の計画はカノープス……君によって妨害された。計画に必要な十二体……それらを生贄捧げて初めて世界は作りかえることが、出来た。なのに。君は龍那君を味方につけ必要な数体を破壊した。…あの時、君には怒りを覚えたが…それと同時にね。嬉しくもあったんだよ。…鯉昇君ならきっとそうすると思ったから。」
《…プロウフ。》
「何度も手を引くよう彼女には忠告した。…だが彼女は引かなかった。彼女の鬼神の如き強さで次々と倒れるシードゥス達を見て計画が破綻すると焦った私は……12年前。私は彼女を殺した。これ以上妨害されたくはなかったし、作りかえた世界で彼女は蘇る。」
だがね。とプロウフは続ける。
「死にいく彼女を見て、私はふと思ったんだ。…“私は何をしているんだ?”…大切な人を殺し残された君達子供に親のいない辛さを味わわせて。……最早、私はもう何が正しいのか分からなくなってきていた。だから、私は運を天に任せることにした。」
その言葉に龍香はシオンが言っていたことを思い出す。
「……まさか、シオンちゃんと自分が似ているって言ったのって。」
「……試したくみたくなったのですよ。もし私が間違っていれば、私は敗れ去る。もし私が勝てば。……君達は私の作った世界で蘇り……平穏な暮らしを送ったのでしょう。」
「……冬崎、さん。」
「……仲間と共に立ち上がる貴方を見て、正直負けることを心の何処かで望んでいました。…こんな醜い老人よりも、七色に輝く君達の作り上げる未来の方が、より素晴らしいものになるでしょう?」
最早プロウフの身体は下半身が消滅し、残された上半身も端からパラパラと崩れてひび割れていく。そんな彼を、龍香は何処か悲哀を込めた眼で見つめる。
「……プロウフ。」
《……お前は、間違えていたよ。龍那は、お前が思っている程弱い人間じゃなかった。だから俺と共に戦ってくれた。本当に龍那のことを思っていたのなら……お前は彼女を信じて側で支えてやるべきだったんだ。》
カノープスの言葉をプロウフは受け止める。
「そう、ですね……私もそうしたかった。ですが、“出来なかったのですよ”。」
「え……」
龍香が困惑する中、龍香に顔を下げるようジェスチャーをし、顔を下げた彼女の頭に着いているカノープスにプロウフは指先をくっつける。
「…カノープス。私は龍那君を殺した時、君の記憶を一部封印した。その封印を今、解こう。」
「…カノープスの記憶が所々欠けてたのって…!」
カノープスの記憶がところどころ曖昧だったのはどうやらプロウフの仕業だったらしい。
《何故、そんなことを》
「……それが“命令”だったからですよ。」
「命令…?プロウフがボスなんじゃないの?ボスなのに、誰かに命令を…?」
プロウフの指先が光る。そして次の瞬間とうとう右腕も崩壊してしまう。
「…負けを望んだ私が本気で戦ったのも。…最低限本気の私を倒さなければ“この先起こる苦難”を乗り越えるなど到底不可能だからです。」
「何の、こと?何を言って」
《………。》
完全に崩壊する直前にプロウフは龍香達に言う。
「“…戦いはまだ終わっていない。”寧ろこれからが本番です。…何があっても振り返るな。立ち止まるな。怯むな。死ぬまで、進み続けろ。……そして最後に。“絶対に諦めないで下さい”。」
そう言い残すとプロウフは氷が砕けるようにチリとなって完全に消滅した。
「……カノープス。プロウフは…何を、言ってるの?どういう意味?」
《……龍香。今すぐここから離れよう。》
「カノープス?」
《体勢を立て直すんだ。ヤバい。今この場で“アイツ”が来るのはヤバい。“アイツ”は絶対にこのチャンスを逃すハズがない。プロウフが回復したんだ。“アイツ”も絶対回復している。》
「何を、言ってるの?アイツって、誰?」
記憶を取り戻した途端焦り始めるカノープスに龍香は困惑を隠せない。
「龍香?何やってんの?もう勝ったんでしょ?」
「どうした、カノープス?」
慌て始める二人を見て雪花達が近づいてくる。
「分かんない。急にカノープスがここから離れろって。」
龍香が皆にそう言った瞬間。パチパチ。と何処からか拍手の音が聞こえてくる。
「あは、あははは、あはははははは!すごい、おめでと、おめでとう!皆スゴいね皆!!あのプロウフを倒しちゃうなんて!」
笑い、拍手をしながら格納庫に一人の女性が入ってくる。
その女性を見た全員が目を丸くする。その女性は皆が知る顔だったからだ。
「えっ……なんで、ここにいるんですか?」
「“火元さん”」
そう。そこにいたのは……“新月”メンバーの火元だった。


To be continued……



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(続編や派生作品が有れば、なければ項目ごと削除でもおk)

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