ルール更新について
ウォーハンマーAoSについては、以下の数種類の更新によって定期的にルールの更新が行われている。
- コアルール
3年に1度、ルールの更新が行われており2023/5現在では3版のルールが適応されている。
次回(4版)更新は2024/8頃を予定しており、【指揮アビリティ:地獄を見せてやれ】の追加など明確に言えばシルヴァネス単独の更新ではないのだが、
版更新時に『Warhammer Legends』の更新が行われており、具体的な説明をすると『ピッチバトルに使用できないユニット』が増える事が有り得る。
そのため、ユニットによっては今後使用に制限がかけられる場合があるため注意が必要となる
次回(4版)更新は2024/8頃を予定しており、【指揮アビリティ:地獄を見せてやれ】の追加など明確に言えばシルヴァネス単独の更新ではないのだが、
版更新時に『Warhammer Legends』の更新が行われており、具体的な説明をすると『ピッチバトルに使用できないユニット』が増える事が有り得る。
そのため、ユニットによっては今後使用に制限がかけられる場合があるため注意が必要となる
- バトルトーム
3年に1度、各版毎にアーミーに対応したバトルトームが更新される。この更新の順序に関しては殆どが不明確である上、状況によっては版更新3ヶ月前にバトルトームが更新されるため殆どそのルールで版を楽しむことが難しい・・・というアーミーも発生する。
シルヴァネスに関しては2版の内容が全体的に『森の中に留まっている場合に強いから森から殆ど出ずに森を増やしていく』という内容から
『森を出てもある程度動ける技能を与え、逆に森の中にいると詠唱+2の補正のような強アビリティを削除』という内容になっている。
もし今後修正の可能性があるとすれば、2版:ベヒモス、3版:射撃ユニットに関しやや優遇されたアビリティが存在するため、4版の主軸が例として『固有』ユニットの場合にはシルヴァネスの4版バトルトームも固有ユニットに対して調整した効果の発表が行われるかもしれない。
シルヴァネスに関しては2版の内容が全体的に『森の中に留まっている場合に強いから森から殆ど出ずに森を増やしていく』という内容から
『森を出てもある程度動ける技能を与え、逆に森の中にいると詠唱+2の補正のような強アビリティを削除』という内容になっている。
もし今後修正の可能性があるとすれば、2版:ベヒモス、3版:射撃ユニットに関しやや優遇されたアビリティが存在するため、4版の主軸が例として『固有』ユニットの場合にはシルヴァネスの4版バトルトームも固有ユニットに対して調整した効果の発表が行われるかもしれない。
また、効果自体が修正される場合もあり、効果が似ているユニットの片方が全く異なる効果に修正されたり(ブランチレイスのように出禁になる)可能性もある。
- ピッチバトルプロフィール更新
半年~1年間のスパンでピッチバトルにおけるコストが更新される。基本的に上位アーミー及びOP(オーバーパワー)のユニットのコストが増加し、下位アーミーやピッチバトルのルール更新に伴い重要視されるユニットのコストが軽減される場合がある。
シルヴァネスに関しては2023/1の更新に於いて全体的にコストが軽減した上にサブリーダーに付随する小型ユニットの存在が強化されたことに伴いスパイト・レヴェナントが大きくポイントを下げ、逆に蘇生能力が優秀だったレヴェナント・シーカーが微差程度だが上昇している
シルヴァネスに関しては2023/1の更新に於いて全体的にコストが軽減した上にサブリーダーに付随する小型ユニットの存在が強化されたことに伴いスパイト・レヴェナントが大きくポイントを下げ、逆に蘇生能力が優秀だったレヴェナント・シーカーが微差程度だが上昇している
- エラッタ
定期的に行われる公式大会の結果などを受け、不定期に行われるルール関係の修正やポイントの変動。
有名な修正だと『≪クルールボゥイ≫のスワンプコーラ・シャーマンが【呪文詠唱の代わりに効果発動】から【呪文詠唱できるし効果も発動できる】に変更された』などの修正が行われたり、全体的に強かった汎用永久呪文のポイント増加など全体的なバランス調整が行われる。
有名な修正だと『≪クルールボゥイ≫のスワンプコーラ・シャーマンが【呪文詠唱の代わりに効果発動】から【呪文詠唱できるし効果も発動できる】に変更された』などの修正が行われたり、全体的に強かった汎用永久呪文のポイント増加など全体的なバランス調整が行われる。
- ホワイトドワーフ
公式で販売されている機関紙内に、アーミーに関するルールの変更が記載されている。
- 公式本
※時期によって名称が変わるため広義的な表記を行う。(2版:ブロークンレルム、3版:ドーンブリンガー)
バトルトーム発売後から登場したユニットや、冊子発売に伴う新ユニットのステータス公開や能力の更新、また進行する世界観の説明や特別ルールなどの紹介を行う
バトルトーム発売後から登場したユニットや、冊子発売に伴う新ユニットのステータス公開や能力の更新、また進行する世界観の説明や特別ルールなどの紹介を行う
これら多くの改正が行われており、本記事に関してはその中で無料で公開されている【エラッタ】内で、シルヴァネスに関するQ&Aの解説を行う。
エラッタとシルヴァネスに関して
バトルトーム:シルヴァネス(2023/4更新)
質問1.3.4.5
蔓の淑女に関する質問
→蔓の淑女にて解説を行っている
質問2
覚醒せし森林は【コアルール17.1.4】の森林地形と同一か→Yes
→コアルール内には射線を通さない事に対する説明が記されており、【怪物的蹂躙:地形粉砕】に於いて覚醒せし森林のウォースクロール上のルールが使用できなくなった場合も、ダメージを与える効果の消滅や自軍シルヴァネスにおいても射線を通さなくなるようになってしまうが、射線封じの効果そのものはコアルールにより保証されている。
質問6
繫茂状態の特殊地形などが複数存在している場合の効果適用範囲
→該当する質問を言い換えた場合、
例:覚醒せし森林の9mv以内にドライアドが10体中9体収まっている。しかし、1体のみ範囲外にいるものの、事前にシルヴァネスの効果で設定した繁茂状態の特殊地形の一つの9mv以内にそのドライアドが収まっていた。
この場合の効果の適用は『一つの特殊地形に全員が収まっている場合発動可能』なのか『ユニットの全員が複数の特殊地形の中にそれぞれ収まっている場合発動可能』なのか。
→『一つの特殊地形にのみ全体が収まっている場合発動可能』という回答である。なお、覚醒せし森林に関しては複数個の木からなっている状態もあるが、
3個の覚醒せし森林が合体している状態は『大規模の覚醒せし森林』という1個のテレインであるとみなされるため、
「左上の森林の9mvには収まっているけど右下の森林の9mvより外にいるから効果を発動できない」という事は発生しない。
例:覚醒せし森林の9mv以内にドライアドが10体中9体収まっている。しかし、1体のみ範囲外にいるものの、事前にシルヴァネスの効果で設定した繁茂状態の特殊地形の一つの9mv以内にそのドライアドが収まっていた。
この場合の効果の適用は『一つの特殊地形に全員が収まっている場合発動可能』なのか『ユニットの全員が複数の特殊地形の中にそれぞれ収まっている場合発動可能』なのか。
→『一つの特殊地形にのみ全体が収まっている場合発動可能』という回答である。なお、覚醒せし森林に関しては複数個の木からなっている状態もあるが、
3個の覚醒せし森林が合体している状態は『大規模の覚醒せし森林』という1個のテレインであるとみなされるため、
「左上の森林の9mvには収まっているけど右下の森林の9mvより外にいるから効果を発動できない」という事は発生しない。
質問7
グレイドによる『各ターンにつき1回』の詠唱の補正を行った場合、その詠唱を季節効果でリロールした場合、リロールしたダイスロールにもその『各ターンにつき1回』の効果をそのまま使用して良いのか→Yes
→該当する効果は派閥の選択及び季節の選択により発生する状況であり、リロールを行い効果を再適用した場合「1ターンで同じ効果を2回発生していないか」という疑問が発生する。
この回答に於いては、効果の発動が宣言された場合、その効果をリロールで再適用する場合にはターン1回制限の適用外とみなされる。
この回答に於いては、効果の発動が宣言された場合、その効果をリロールで再適用する場合にはターン1回制限の適用外とみなされる。
質問8
戦術目標の達成条件となる『森の奥底より来る者』が適用される再配置はどちらでも良いのか→良い
→戦術目標の一つに『再配置後のユニットの突撃移動の実施』があるが、その前提となる再配置はどちらのアビリティで行っても良いのかという質問である。
回答によると、どちらを行っても構わないとの事なのだが・・・この【戦闘特性:一撃離脱】の発動条件は『自軍側』接近戦フェイズでしか使用できない。
【コアルール:4.0】補足欄に
回答によると、どちらを行っても構わないとの事なのだが・・・この【戦闘特性:一撃離脱】の発動条件は『自軍側』接近戦フェイズでしか使用できない。
【コアルール:4.0】補足欄に
『自軍側〇〇フェイズ』=自軍側ターン内の該当するフェイズである
と記載があるように、『前半の相手ターンに【一撃離脱】を用いて敵から離脱した。後半の自分のターンに通常移動から突撃を行い、目標達成』というような状況は本来訪れず、
もしこの記述を頼りに【一撃離脱】による作戦目標達成のタイミングを考えた場合、
『自分のターンに通常移動後突撃を成功させる。突撃移動を成功させたユニットが接近戦フェイズに【一撃離脱】を行ったため、突撃及びアビリティの使用による目標達成』
という可能性が考えられる。この効果であれば独自の再配置効果を持つツリーロードや、移動力が非常に高いスパイトライダー・ランサーが戦術目標を達成しやすく、
特に目標の達成を行いづらい1ターン目に目標達成が出来るメリットはかなり大きなものである。
その上、この作戦目標は宣言時に対象を選択する必要が無いため、もし上記の仮説が正しい場合は非常に行いやすい作戦目標であり、
『最低9mv(スパイトの群巣の補正を受けない場合)の突撃ロールを成功させなければ達成できない』という困難な目標ではなくなるかもしれない。
もしこの記述を頼りに【一撃離脱】による作戦目標達成のタイミングを考えた場合、
『自分のターンに通常移動後突撃を成功させる。突撃移動を成功させたユニットが接近戦フェイズに【一撃離脱】を行ったため、突撃及びアビリティの使用による目標達成』
という可能性が考えられる。この効果であれば独自の再配置効果を持つツリーロードや、移動力が非常に高いスパイトライダー・ランサーが戦術目標を達成しやすく、
特に目標の達成を行いづらい1ターン目に目標達成が出来るメリットはかなり大きなものである。
その上、この作戦目標は宣言時に対象を選択する必要が無いため、もし上記の仮説が正しい場合は非常に行いやすい作戦目標であり、
『最低9mv(スパイトの群巣の補正を受けない場合)の突撃ロールを成功させなければ達成できない』という困難な目標ではなくなるかもしれない。
変更1
【一撃離脱】の効果処理タイミングの変更
≪ストームキャスト・エターナル≫の特性や≪ファイアスレイヤー≫のバトルラインなどの効果の中に【戦死する前に自身の一定距離内に対してダメージ・武器の攻撃を行う】
という効果を発生させるユニットが存在する。その効果が発生した後に移動させなければならないため、単純に弱体化の変更となる。
対応策としては、予め射撃攻撃や魔法などで相手を減らす、相手の一部のみ接敵するようにして効果発生の相手を減らすと言ったものが考えられる
という効果を発生させるユニットが存在する。その効果が発生した後に移動させなければならないため、単純に弱体化の変更となる。
対応策としては、予め射撃攻撃や魔法などで相手を減らす、相手の一部のみ接敵するようにして効果発生の相手を減らすと言ったものが考えられる
変更2
呪文歌いの効果を永久呪文には適用しない
→単純に弱体化である。ただ2版からの方針転換で『森から離れるようにする』という方針があったため、
ツリーロード・エインシェントの効果で敵陣に覚醒せし森林を召喚し永久呪文の復讐の骸木を召喚。
複数の敵ユニットにD6の致命傷を与え尚且つバトルショックの逃亡者兵を増加させた上に自身が前半の行動権を確保していた場合2回そのダメージ発生を行える、
非常に強力な攻撃が可能となるため、アルファストライクに重きを置き過ぎない対応として行われたと推測される。
(余談だが、文章内に『誰のターンでも』と書いてあるため「【一撃離脱】って相手ターンでも使えるのか」と言いたいところだが上記の解説の通り発動タイミングは自分が行動権を持っているターンにしか行えないためこの記述の意味は不明)
ツリーロード・エインシェントの効果で敵陣に覚醒せし森林を召喚し永久呪文の復讐の骸木を召喚。
複数の敵ユニットにD6の致命傷を与え尚且つバトルショックの逃亡者兵を増加させた上に自身が前半の行動権を確保していた場合2回そのダメージ発生を行える、
非常に強力な攻撃が可能となるため、アルファストライクに重きを置き過ぎない対応として行われたと推測される。
(余談だが、文章内に『誰のターンでも』と書いてあるため「【一撃離脱】って相手ターンでも使えるのか」と言いたいところだが上記の解説の通り発動タイミングは自分が行動権を持っているターンにしか行えないためこの記述の意味は不明)
→元々の効果の説明では
各フェイズの終了時、このユニットの攻撃によって敵兵が戦死した場合、このユニットは受けているダメージを全て回復する事が出来る
と効果の適用タイミングが記載されていないため、見方によっては「永続的に体力回復できる」と言えてしまうため、発動タイミングを明記したものであり特に効果に変更はない。
コアルール(2023/4更新)
1.4
Q:自軍に 2 体以上のジェネラルが存在し、そのうち片方が戦死したものの、もう片方が生存している場合、それでも自軍はヒロイックアク
ション『英雄的指導力』を発動する際のダイスロールに +2 の修正を受ける?
A:受ける。
6.0
Q:自軍側ヒーローフェイズ開始時、戦場にジェネラルが 2 体以上存在するならば、それぞれのジェネラルについて自軍は指揮ポイントを獲得できる?
A:そうではない。自軍が獲得できる指揮ポイントは 1 点のみである。
→蔓の淑女などの効果【ウォーマスター】によるジェネラルが複数存在する際の指揮ポイント発生に適用されるルール。
1.6
Q:覚醒せし森林の地形ルールが(『地形粉砕』などにより)使用できない状態となった場合、それによってこの地形に関連するルールも
無効化される?例えば『力を秘めし土地』と『森の最深部から来たる者』はどうなる?
A:関連するルールの方は無効化されない。
23.0
Q:特殊地形の中にはウォースクロール上に『森林』ルールを持つものもある。このルールは怪物的蹂躙『地形粉砕』のルール上、情景ルールとみなされる?
A:みなされない。
→無効化される効果はウォースクロール内の『シルヴァネスの射線は阻害されない』と『1mv以内にいるシルヴァネス以外にダメージ』のみと考えて良い。
6.0
Q:アビリティにより、指揮アビリティを発令することなく、そして指揮ポイントを消費することなくユニットが指揮アビリティを受令することが
可能である場合、同じフェイズ中に同じ指揮アビリティを 2 回以上発令できないという制限は引き続き適用される?
A:適用される。
→ツリー・レヴェナントに関係する質問。解説省略
8.0
Q:アビリティの中には、ユニットを「移動フェイズ終了時に」配置できるようにするものもある。その方法で配置されたユニットは、
その後に移動を行なえる?
A:行なえない。そうしたルールは、そのフェイズの終了時、そのフェイズ中のあらゆる通常の手順が終了した後に発生する。
移動フェイズの場合、すでにあらゆる移動が終了した後のタイミングとなる。
→『隠し道を歩む』の発動条件を同様の質問。
8.0
Q:アビリティの中には「通常移動を行なう代わりに」ユニットを配置することを可能にするものもある。
そのアビリティによって配置されたユニットは、移動を行なったものとみなされる?
A:アビリティに特別な記載がない限り、みなされない。
→ツリーロード系統が発動可能なアビリティと同様の発動タイミングを持つ質問。
『指揮アビリティ:再配置』の発動条件に「相手が移動を完了した直後」とあるが、このようなアビリティの発動条件とはならない事を意味している。
『指揮アビリティ:再配置』の発動条件に「相手が移動を完了した直後」とあるが、このようなアビリティの発動条件とはならない事を意味している。
10.0
Q:指揮アビリティ『再配置』を受令したユニットが、そのターン中に指揮アビリティ『地獄を見せてやれ』を受令した場合、そのユニットは射撃を行なえる?
A:行なえない。
→主にゴッサミド・アーチャーに関係する問題。再配置による射撃が行えないという規制はターン中継続しており、『指揮アビリティ:地獄を見せてやれ』は
あくまで「射撃を行ったと同様のダメージを与える」ではなく「突撃フェイズに射撃攻撃を行う」という内容であるため射撃が行えなくなることに注意
あくまで「射撃を行ったと同様のダメージを与える」ではなく「突撃フェイズに射撃攻撃を行う」という内容であるため射撃が行えなくなることに注意
12.2
Q:アビリティによってユニットの接敵移動距離が通常の 3mv よりも長くなった場合、そのユニットは接近戦フェイズにおいて、
3mv より遠く離れている敵に対しても接敵移動と攻撃を行なえる?
A:アビリティに特別な記載がない限り、行なえない。
→ツリー・レヴェナント・スパイトライダー・ランサーが該当するこの能力に関しては各ユニットで解説を行っているが、要約すると
①接近戦フェイズに於いて、「突撃」に成功したユニット及び「接近戦ユニット選択時に未行動かつ自身の3mv以内に敵ユニットが存在する」ユニットが接敵移動可能 ②「突撃」を行っていない+敵ユニットが例えば5mv以内にいる場合も、上記の前提条件を満たしていない場合接敵移動不可。但し敵ユニットから接敵移動で3mv以内に接近してきた場合可能 ③「突撃」を行っている場合、或いは前半に突撃しているユニットが後半の接近戦フェイズで接敵移動を行う場合の距離が延長する
という内容である。3→6mv移動の利点としては
- 敵バトルラインの後方に配置しているリーダーユニットなどに接近し、そちらに攻撃を当てやすくする(飛行能力が付与されているため成功率は高い)
- 敵バトルラインユニットの側面に移動し、敵の攻撃回数を減らす
という動きを取れる事が大きいだろう。特にターン前半で突撃を行った場合後半にも先手効果を持てるスパイトライダー・ランサーを使用する場合にはこの質問は理解すると良い。
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