操作量 (APM)

はじめに

 本ページの内容はできてもできなくてもいい内容です。操作や戦略などを熟知したうえでさらに上に行くための概念であり、RTSを始めて間もない場合操作量を意識せずプレイすることを強くお勧めします。というのも操作量という概念は重要といえば重要ですが操作量よりはるかにマクロ(基本的な戦略や立ち回りなど)が大事になるゲームがRTSだからです。

操作量(APM)とは

 ひとことでいえばそのままで「一定単位時間内で操作できる量」であり、APMとは Action per minuteの略で一分間でどれだけの操作をしているかという操作量の単位です。RTSというゲームはすごい速度で様々なことが同時並行に進むゲームです。その中で優先順位をつけて様々なタスクをこなすゲームであり、その点で操作量とは非常に重要な意味を帯びています。操作量が高いということはハラスしながら内政をすること、複数の内政地にハラスメントを仕掛けることなどを可能にします。これが小さな有利を積み重ね、結果大きな勝利へとつながります。繰り返すようですが操作量が高いからと言ってゲームに勝てるかと言われれば違います。ただ操作量が高いことで享受できる利益は決して看過できるものではありません。

操作量が高いってどんな感じ?

 ここではRTSプロプレイヤーのfirst person viewを見てもらえればよくわかると思います。ということでyoutubeからRTSプロゲーマーの動きをご覧いただきましょう。(もし戦略譚でこういう動画があれば差し替え)

このプレイヤーはRTSプロゲーマーです。一般人には無理な操作量ですが高いとこうなりますよという例としてみてください。


 特に注目したいのはすごい勢いで画面が動いてますが敵の軍と交戦中に自陣に視点を戻して内政を行っていたり、自軍を2つに分けたりして相手に軍に対応するという操作を強要していながらも自分はしっかり内政を行っている点です。農民生産も兵生産も断続的に行えていることがうかがえますね。APMは推測でしかないですが300後半から400はあるのではないかと思われます。

測ってみよう

APM Counter

 右上の赤いdownload fileを押してダウンロードして解凍すると使えます。起動してからCtrl + Shift + Pでもしくはボタンを押すことでstart, stopができます。試合を通じて自分にどれくらいAPMがあるか見てみましょう。ある程度の基準があるといいと思うので基準を書いておきました。
 400~ 神としてあがめられると思います
 300~ プロになりましょう
 200~ すばらしいAPMです。大健闘でしょう。
 150~ かなりの経験者と見ます
 100~ 中級者でしょう
 70~  操作に慣れた初心者はまずこのラインを目指すといいかもしれません
 ~50  基本的な操作(ナンバリングなど)を復習しましょう。

筆者が戦略譚で測った結果
 
 どうやらこのソフト少し高めに出るようですね

どうやったら上がるの?

 答えになっていないと思いますが、あまり意識しないのが正解かもしれません。操作量を意識しすぎて操作がおぼつかなくなったり、ミス操作が起きてしまっては元も子もありません。ただ操作量が足りない!と思った時は以下の2つを意識するといいかもしれません。
 -戦闘に集中しすぎない
 -ナンバリングなどの便利機能をしっかり使う
 1つ目戦闘に集中しすぎないとは戦闘が起きたとき相性のいい兵同士を当てるようマイクロしたりする必要もあるのですが、戦闘に夢中になってただ眺めている時間は自分の拠点に視点をもどして家を建てたり魔法陣の建築などをすることを意識してみましょう。
 2つ目ナンバリングなど便利機能をしっかり使うとはそのままで幻想戦略譚には様々な便利ショトカが存在します農民生産だったりスペカ仕様のショトカまで。この機能をしっかり使うことがキーとなってくるでしょう。

結びに変えて

 他のRTSゲームにある風潮なのですが操作量があるほうが強い!という考えの人に遭遇することがあります。まずないです。確実にもっと重要なことがあります。幻想戦略譚では操作量がなくとも楽しめるように、しっかり戦えるように様々な機能が備わっています。一つの上達の指標やモチベーションとしてこの操作量を考えてみていただければ幸いです。

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最終更新:2016年02月03日 22:01
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