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カナシミ

名前:Sadness
デビュー:『インサイド・ヘッド』(2015年)

概要

様々な人物の頭の中にそれぞれ存在している感情のひとつ。この記事ではライリー・アンダーセンの感情について扱う。

カナシミはライリーの中でヨロコビに次いで2番目に誕生した感情。ヨロコビとの出現の差は33秒。赤ちゃんのライリーを泣かせたためヨロコビからは必要性を理解されず、以来ライリーが癇癪を起こすときぐらいしか役目がなかった。常に憂いを帯びている。ネガティブな発言も多く、ヨロコビを苛つかせることもある。

身体や髪は青く、文字通りブルーな様子を漂わせている。涙のしずくのような丸くふくよかな形をしている。

観察や読書が好きで、他の感情たちが蔑ろにしているマニュアルをカナシミしか読んでいないということもザラにある。現実的な考え方の持ち主で、他の感情たちよりも知恵や常識がある。そのため自分が正しい時も自信がなく前に出られないことも多い。

1作目でカナシミの必要性が仲間たちに理解されてからは、ライリーの人生をより良くするために彼女の出番も増えているようである。

恋愛に関するものに興味があるらしく、ライリーの空想のボーイフレンドには興味津々。彼女が数少ない喜びの表情を見せる場面である。

『サタデー・ナイト・ライブ』のデビー・ダウナーや、『アダムス・ファミリー』のウェンズデー・アダムスからもインスピレーションを受けているという。

カナシミの声を演じるのはフィリス・スミス。『バッド・ティーチャー』(2011年)の演技がきっかけで起用された。

エピソード

インサイド・ヘッド

ミネソタ州*に住む11歳の女の子ライリー・アンダーセンがサンフランシスコ*に引っ越すことになった。狭い家、嫌いな具のピザ専門店、予定通りに来ない引越しのトラックなど、引っ越しの印象は最悪だった。

ライリーの5つの感情(ヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリ)は彼女の引っ越しを楽しいものにしようと感情の司令部で奮闘するが、カナシミは学校初日の自己紹介でライリーに悲しい思いをさせ、この日を悲しい思い出にしてしまう。悲しい思い出を処分しようとするヨロコビとそれを阻止しようとするカナシミは、揉み合ううちに司令室から思い出の保管場所に転送されてしまう。取り残されたイカリ、ムカムカ、ビビリはヨロコビの代わりにライリーの両親との会話に応じるが、ライリーの態度は悪くなりパパに叱られてしまう。ユーモアを失ったライリーの性格の島のひとつであるおふざけの島が崩壊した。

ヨロコビとカナシミは幼少期のライリーのイマジナリー・フレンドのビンボンに出会う。ビンボンはライリーが4歳の時から役割を失っており、彼女との再会のため二人に協力を申し出た。ビンボンはヨロコビたちのためにビンボンのロケット*を使おうと探し始めるが、目の前で思い出のゴミ捨て場にロケットが捨てられてしまう。ヨロコビは陽気に彼を励まそうとするが、カナシミは彼の悲しい気持ちに寄り添った。

ヨロコビ、カナシミ、ビンボンはライリーの頭をめぐる考えの列車に乗り込む。列車はライリーが寝ている間停車してしまったので、ヨロコビたちは彼女に悪夢を見せて起こすため、夢の製作スタジオに乱入。騒ぎを起こしてライリーを目覚めさせるも、ビンボンが捕まってしまう。ヨロコビとカナシミは潜在意識に忍び込み、恐ろしいピエロのジャングルズからビンボンを救出した。

ライリーは家出を決意し母親ジル・アンダーセンの財布からクレジットカードを抜き取ったことで正直の島が崩壊し、ヨロコビとビンボンは思い出のゴミ捨て場に落ちてしまう。カナシミは自分の存在が迷惑をかけているとパニックを起こしてしまう。ビンボンの犠牲の上で脱出に成功したヨロコビはカナシミの必要性を確信し、彼女を回収するとトランポリンを使って司令室へと舞い戻った。家出をやめたライリーは両親のもとへ帰り、カナシミの力で両親に本心を打ち明けた。家族の島は再生し、カナシミは今まで以上に役割を与えてもらえるようになった。しかしライリーは思春期を迎え、彼女の感情操作のパネルはより複雑になるのであった。

「インサイド・ヘッド」の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ

感情の司令部でヨロコビたちとともにライリー・アンダーセンの夢を見守る。ジル・アンダーセンがライリーに古いドレスを勧めた際には、本人が嫌がっていることを理解しつつ、母親の気持ちを傷つけることを心配する。

ポーラ・パーシモンとゼニによるカナダ人のボーイフレンドの恋愛ものが続編を迎えると、ヨロコビとともに夢を見る準備をして楽しみにする。しかし撮影が暴走してライリーが眠ったまま歩き始めると、ほかの感情たちと事態を見守り、眠りながら歩く状態を「夢遊病」と表現する。

インサイド・ヘッド2

ヨロコビ、ビビリ、ムカムカ、イカリとともに13歳になったライリー・アンダーセンを感情の司令部から支えている。思春期によって新しくなった操作盤に触れると、わずかな操作でもライリーが激しく感情を表すようになったことに驚く。司令部へシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが加わると、親友のグレイス・シェ、ブリー・ヤングとの3日間を大切にしたいヨロコビたちと、高校生活に備えてヴァル・オルティスやファイアーホークスとの関係を築こうとするシンパイたちの対立に巻き込まれる。

シンパイが従来のジブンラシサの花を記憶の外れへ飛ばすと、ヨロコビたちとともに瓶へ詰められて秘密の保管庫へ送られる。そこでブルーフィー、ポーチー、ランス・スラッシュブレード、クライヒミツと出会い、彼らの協力で脱出する。

ヨロコビたちがジブンラシサの花を取り戻すため記憶の外れへ向かう中、自分だけは記憶のチューブを通ってひと足先に司令部へ戻り、仲間たちとの連絡役を務める。司令部ではハズカシに見つかるが、シンパイのやり方に疑問を持ち始めていた彼に匿われる。

ライリーがロバーツコーチからどう評価されているのか不安になり、夜中にコーチの部屋へ忍び込んでノートを盗み見ようとすると、ダリィのスマートフォンを奪って操作盤へ干渉し、一度はライリーを思いとどまらせる。しかしシンパイに存在を見抜かれて捕まり、行動を封じられる。

最終日の試合では、シンパイによって作られたジブンラシサの花がライリーを追い詰めていく様子を司令部で目の当たりにする。ライリーがグレイスを突き飛ばしてペナルティとなると、ハズカシ、イイナー、ダリィと協力してシンパイの作ったジブンラシサの花を抜こうとするが、取り除くことができない。

そこへヨロコビ、ビビリ、ムカムカ、イカリが帰還し、全員で暴走するシンパイを止める。ヨロコビが元のジブンラシサの花さえライリーに押し付けるべきではないと気付くと、ほかの感情たちとともに、良い面も悪い面も含んだ記憶からライリー自身の新しいジブンラシサが生まれるのを見守る。シンパイたちとも改めて仲間として和解し、ヨロコビが操作盤へ呼ばれると彼女に操作を任せる。

登場作品

2010年代



声


タグ:

キャラクター
最終更新:2026年10月07日 22:56