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ヨロコビ

名前:Joy
デビュー:『インサイド・ヘッド』(2015年)

概要

様々な人物の頭の中にそれぞれ存在している感情のひとつ。この記事ではライリー・アンダーセンの感情について扱う。

ヨロコビはライリーの感情たちのリーダーであり、彼女に最初に芽生えた感情。常にライリーを幸せに保とうと努めている。陽気で楽観的な性格で、機転を利かせてどんな状況でも楽しみを見出そうとする。そのため、深刻な状況でも楽しもうとして空回りしてしまうことも。

第1作では喜びこそが絶対的だと考えており、他の感情たち(特にカナシミ)がライリーの感情をコントロールしようとすることを良しとしなかったが、彼女と時間を過ごすことで悲しみの必要性も理解していく。

喜び担当ではあるがきわめて人間らしい感情の持ち主でもあり、作中では悲しみ、怒り、ムカムカ、ビビりといった他の4つの感情も経験している様子がうかがえる。

細身の体型で髪の毛は青く、ノースリーブのワンピースを着ており、感情たちの中では最も人間らしい外見をしている。デザインのモチーフは「星」や「エネルギーの爆発」であり、暗いところにいても黄色い粒子の輝きを放っている。外見にはオードリー・ヘップバーンに着想を得ている。

性格は『ポリアンナ*』からの影響を受けており、ポリアンナ役で知られるヘイリー・ミルズをキャスティングする想定もあったがさすがに実現には至らなかったようだ。

英語名はJoyであり、感情の中では唯一人間の名前としても通用する名前。当初は他の感情も人間らしい名前になる予定だったが実現には至らなかった。

お気に入りの性格の島はおふざけの島。

ピクサー長編映画史においては『メリダとおそろしの森』(2012年)のメリダ以来2人目となる女性主人公である。

エピソード

インサイド・ヘッド

ミネソタ州*に住む11歳の女の子ライリー・アンダーセンがサンフランシスコ*に引っ越すことになった。狭い家、嫌いな具のピザ専門店、予定通りに来ない引越しのトラックなど、引っ越しの印象は最悪だった。

ライリーの5つの感情(ヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリ)は彼女の引っ越しを楽しいものにしようと感情の司令部で奮闘するが、カナシミは学校初日の自己紹介でライリーに悲しい思いをさせ、この日を悲しい思い出にしてしまう。悲しい思い出を処分しようとするヨロコビとそれを阻止しようとするカナシミは、揉み合ううちに司令室から思い出の保管場所に転送されてしまう。取り残されたイカリ、ムカムカ、ビビリはヨロコビの代わりにライリーの両親との会話に応じるが、ライリーの態度は悪くなりパパに叱られてしまう。ユーモアを失ったライリーの性格の島のひとつであるおふざけの島が崩壊した。

ヨロコビとカナシミは幼少期のライリーのイマジナリー・フレンドのビンボンに出会う。ビンボンはライリーが4歳の時から役割を失っており、彼女との再会のため二人に協力を申し出た。ビンボンはヨロコビたちのためにビンボンのロケット*を使おうと探し始めるが、目の前で思い出のゴミ捨て場にロケットが捨てられてしまう。ヨロコビは陽気に彼を励まそうとするが、カナシミは彼の悲しい気持ちに寄り添った。

ヨロコビ、カナシミ、ビンボンはライリーの頭をめぐる考えの列車に乗り込む。列車はライリーが寝ている間停車してしまったので、ヨロコビたちは彼女に悪夢を見せて起こすため、夢の製作スタジオに乱入。騒ぎを起こしてライリーを目覚めさせるも、ビンボンが捕まってしまう。ヨロコビとカナシミは潜在意識に忍び込み、恐ろしいピエロのジャングルズからビンボンを救出した。

ライリーは家出を決意し母親ジル・アンダーセンの財布からクレジットカードを抜き取ったことで正直の島が崩壊し、ヨロコビとビンボンは思い出のゴミ捨て場に落ちてしまう。ヨロコビはそこでライリーの思い出に触れ、ライリーの悲しみは自分の辛さを周りに知らせる役割があることを知る。ヨロコビはライリーを無理矢理喜ばせることで彼女を本当の幸せから遠ざけてしまったのではないかと省みる。ヨロコビはビンボンとともに捨てられたロケットを回収して元の居場所に戻ろうとするが、ビンボンは自分が足手纏いになることに気付き、自らロケットを降りてヨロコビにライリーの幸せを託すと、ライリーの記憶から消滅する。

自分さえいなくなればいいと嘆くカナシミを回収したヨロコビは、トランポリンを使って司令室へと舞い戻る。家出をやめたライリーは両親のもとへ帰り、カナシミの力で両親に本心を打ち明けた。家族の島は再生し、カナシミは今まで以上に役割を与えてもらえるようになった。しかしライリーは思春期を迎え、彼女の感情操作のパネルはより複雑になるのであった。

「インサイド・ヘッド」の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ

感情の司令部から、ライリー・アンダーセンが一日の中で作った記憶のうち、さらに処理が必要なものが夢の製作スタジオへ送られ、夢として作られていることを紹介する。ポーラ・パーシモンが学校のダンスパーティーを題材に作った夢をほかの感情たちと鑑賞する。

ジル・アンダーセンから古いドレスを勧められたライリーが困ると、ムカムカたちが一斉に反発する中でいったん落ち着かせる。ライリーが眠った後は夢によって考えを整理することに期待し、翌朝にはライリーが母親へドレスを着たくないという意思を伝える。

ライリーがダンスパーティーへ誰を誘うか尋ねられた際には、ほかの感情たちと混乱する。その後、カナダ人のボーイフレンドが登場する恋愛ものの夢をカナシミと楽しみにしていたが、ポーラ・パーシモンとゼニの演出争いによってライリーが夢遊病を起こすと、司令部から事態を見守る。最後の夜にもカナシミらとライリーの夢を見届ける。

インサイド・ヘッド2

13歳になったライリー・アンダーセンをカナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリとともに感情の司令部で支えている。ライリーの良い記憶をジブンラシサの花へ送り込み、「私はいい人」という自己認識を育てる一方、悪い記憶は装置を使って記憶の外れへ飛ばしていた。

思春期を迎えたライリーの司令部にシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れる。高校では親友のグレイス・シェ、ブリー・ヤングと離れることになったライリーについて、キャンプの3日間を親友と楽しく過ごさせようとするヨロコビに対し、シンパイは将来のためヴァル・オルティスたちと親しくなるべきだと主張。対立の末、シンパイにジブンラシサの花を記憶の外れへ飛ばされ、仲間たちとともに瓶へ詰められて秘密の保管庫へ送られる。

保管庫ではブルーフィー、ポーチー、ランス・スラッシュブレード、クライヒミツと出会い、彼らの協力で脱出する。ライリーの元のジブンラシサの花を取り戻すため記憶の外れへ向かい、カナシミだけを司令部へ戻して連絡役とする。道中ではシンパイによって変貌したイマジネーションランドに入り、マインド・ワーカーたちがライリーの不安な未来を大量に想像していることを知る。ヨロコビは彼らに楽しい未来を考えさせてシンパイの計画を妨害する。

長い道のりの中で自分だけが前向きでいようとすることに耐え切れなくなり、シンパイのほうがライリーに必要なのではないかと弱音を吐くが、イカリに励まされて立ち直る。記憶の外れでジブンラシサの花を回収し、ポーチーのダイナマイトを利用して大量の記憶とともに司令部へ帰還する。

シンパイが作ったジブンラシサの花によってライリーが「私はダメだ」と追い詰められていることを知り、暴走するシンパイを操作盤から引き離す。当初は元の「私はいい人」というジブンラシサの花へ戻そうとするが、自分もライリーに都合の良い記憶だけを選び、シンパイと同じように「こういう人であるべき」と決めつけていたことに気付く。元の花も抜き去り、良い記憶も悪い記憶も受け入れたライリー自身の新しいジブンラシサが生まれるのを見守る。シンパイたちとも和解し、再び仲間として受け入れた。

その後はシンパイが制御できない将来まで心配し始めると休ませるなど、新しい感情たちと協力してライリーを支える。秘密の保管庫を再訪してクライヒミツを外へ出し、ライリー最大の秘密が「ラグに穴を開けたこと」だと聞くが、自分は学校のプールで漏らしたことだと思っていたと口にして彼を再び保管庫へ逃げ込ませた。

その他

『マイ・エレメント*』のファイアプレイス*で販売されているスパークジョイは、ピクサーの次回作である『インサイド・ヘッド2』の主人公ヨロコビ(Joy)を示唆したイースター・エッグである。

ゲーム

ディズニーインフィニティ3.0*

ゆっくりと降下する能力を持つ。

登場作品

2010年代



声


タグ:

キャラクター
最終更新:2026年10月07日 22:56