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ジーニー

名前:Genie
デビュー:『アラジン』(1992年)

概要

魔法のランプ*の持ち主の願いを何でも3つまでなら叶えることができるランプの魔人。

三つの願いは「殺人」「恋愛感情のコントロール」「命の蘇生」以外であれば基本的には何でも叶えることができる。持ち主の願い以外でもジーニーが個人の意思で魔法を使うことは可能で、それについては回数制限はない。強大な魔力を持つが、ランプの魔人として持ち主に仕えなくてはならないという規則があり、自由がない。普段は狭いランプの中に入って過ごしている(が、実際のランプの中はとても快適な豪邸のようだという)。ジーニーが自由の身になるには、持ち主が願い一回分を消費してジーニーの自由を願うしかない。自由になると両腕の金の腕輪が外れ、魔力が若干落ちる。

性格は底抜けに明るく、ハイテンションでユーモアセンス抜群のエンターテイナー。そのユーモアは声を演じるロビン・ウィリアムズのアドリブによるもので、彼の演技に引っ張られる形でジーニーのキャラクターが完成されていった。アーノルド・シュワルツェネッガーやジョン・ギャバン、エド・サリバンなど実在の芸能人のものまねなども多彩で、第1作の劇中で55回の変身を披露している。日本語版は山寺宏一が担当しており、吹替制作スタッフからものまねを採り入れるように提案があったという。ものまねのレパートリーは日本向けにアレンジしており、美川憲一や古舘伊知郎のものまねが含まれている。

エピソード

アラジン

アグラバーに住む貧しい青年アラジンと相棒のサル・アブーが魔法の洞窟タイガーヘッドの中で魔法のランプ*を擦ると、中からランプの魔人ジーニーが登場する。ジーニーはどんなことでも3つの願いをかなえてくれるという。アラジンはジーニーを挑発し、1つ目の願いを消費することなく、タイガーヘッドから脱出する。

脱出先でジーニーはアラジンに願いを聞かれると、どんな魔法や宝も自由にはかなわないと嘆く。ジーニーはランプの魔人が自由になるには、主人が願わなければならないという。アグラバーの王女ジャスミンに一目ぼれしたアラジンは彼女と地位が釣り合わないことを気にしたため、王子にしてほしいと頼む。ジーニーの演出でアラジンはアリ・アバブア王子としてアグラバーに向かい、王サルタンに歓迎される。しかし、ジャスミンは他国の王子たちが財産目当てで自分に求婚する日々に嫌気が差しており、アラジンも拒絶される。

ジーニーのサポートもありつつ、アラジンは魔法のじゅうたんを使って、ジャスミンを夜空の散歩へと誘い、ロマンチックな雰囲気になる。しかし、アラジンは王位を狙う悪徳右大臣ジャファーの手下に縛られ、海に突き落とされてしまう。海の中でアラジンは無意識にランプを擦り、ジーニーが呼び出される。アラジンに情が移っていたジーニーはアラジンの2つ目の願いとして、彼の命を救う。アラジンはジャファーが悪党であることを暴き、サルタンに気に入られ、「次期の国王になってほしい」と言われる。その一方でアラジンはジャスミンに王子だと嘘をつき、偽っていることにつらさを感じ、ジーニーとも喧嘩してしまう。

そうこうしているうちに魔法のランプはジャファーの手下のオウム・イアーゴに盗まれてジャファーの手元に渡ってしまい、ジーニーは嫌々ジャファーの味方となってしまう。アリ王子の正体がアラジンだとわかったジャファーは、ジーニーの力を使って国王となり、世界一の魔法使いになる。アラジンは「世界一の魔法使いはジーニーで、おまえは世界で二番目だ」とジャファーを挑発する。ジャファーは挑発に乗り、3つ目の願いで「ジーニー」になる。ジーニーとなったジャファーにはもちろん自由が無い。ジャファーはアラジンによって、ジャファーの魔法のランプに閉じ込められるのだった。

アラジンは「これ以上ジャスミンに嘘をつきたくない」と、最後の願いを王子になることではなく、ジーニーを自由にさせるために使う。ジーニーはアラジンに感謝を示し、「僕にとっては君が本物の王子様だ」と告げる。サルタンも国王として「王女の結婚相手は王子でなければならない」という法律を撤廃する。2人は結ばれ、ジーニーは念願の世界旅行へと出るのだった。

ジーニーがラストシーンで披露するグーフィーの帽子とアロハシャツの姿は、アトラクション「Back to Never Land」で、後にジーニーの声を演じるロビン・ウィリアムズ本人がしていた格好である。

アラジン ジャファーの逆襲

世界旅行から戻ってきたジーニーはアラジンの様子がおかしいことに気付く。ジャスミンの厚意から参加した晩餐の席で、サルタンはアラジンに国務大臣を任せたいと話す。アラジンは命の恩人という理由でかつての敵・イアーゴを匿っていたことがバレてしまい、隠し事をしていたためアラジンはサルタンとジャスミンを失望させてしまう。

ジーニーはイアーゴの得意としている駆け引きを用いて二人で協力し、アラジンとジャスミンを仲直りさせる。翌日、ジーニーがアブーとピクニックを満喫していると、封印したはずのジャファーが現れる。ジーニーとアブーは絶対的な力を持つジャファーにいとも簡単に捕らわれてしまう。ジャファーに脅されたイアーゴの裏切りによって、ジャスミンやサルタン、じゅうたんも捕まってしまう。

ジャファーはアラジンを国王殺害の容疑で処刑するように仕向ける。処刑ギリギリのところでイアーゴはジーニーを救い出し、ジーニーのおかげでアラジンは救出される。イアーゴは「ジャファーを相手にするのはごめんだ。俺は借りを返した。」と言うと、アラジンたちに別れを告げてその場を立ち去る。

アグラバーを救うためにアラジンたちはジャファーのランプを破壊しようと戦いを挑む。ジャファーはランプに触らせないため、地割れを起こしてアラジンを溶岩に突き落とそうとする。絶体絶命のピンチにイアーゴが現れるが、ジャファーの攻撃で気を失ってしまう。勝ち誇るジャファーに対し、イアーゴは最後の力を振り絞ってランプを溶岩に突き落とし、ジャファーは消滅する。イアーゴは虫の息だったが、ランプの魔人には人を殺せないという掟があり、イアーゴは一命を取り留める。

アラジンはサルタンから国務大臣のオファーを受けていたが、世界中を冒険したいと言い出し、TVシリーズ『アラジンの大冒険*』は幕を開ける。

アラジン完結編 盗賊王の伝説

アラジンとジャスミンの結婚式を控え、アグラバーは賑わっていた。幼い頃に両親と死別したアラジンは家族を持つことに不安を感じていた。ジーニーは彼を元気づけて結婚式場に呼び戻す。

宮殿での結婚式が始まると、式場は40人の盗賊の襲撃を受ける。宮殿にはたくさんの宝があるにも関わらず、盗賊王の狙いは緑の杖だけであった。盗賊王を撤退させたアラジンは緑の杖が何でも一つだけ質問に答えてくれるお告げの杖*であることを知る。アラジンはお告げの杖に父がどんな人物だったか訊ねると、「あなたの父は盗賊の囚われの身です」と答える。アラジン、アブー、イアーゴ、じゅうたんは盗賊の隠れ家へ向かい、ジャスミンとジーニーは宮殿の修復のために残る。

アラジンは父カシームをジーニーに紹介し、彼が盗賊王であることを告げる。そしてカシームの盗賊王という身分を隠してジャスミンとサルタンに紹介する。

その晩、衛兵のラズールがカシームとイアーゴを逮捕する。彼らはお告げの杖を盗もうとしており、サルタンはやむを得ず彼らを終身刑にする。父が現れるまで順風満帆だったと思うアラジンはカシームとイアーゴを助け、今生の別れを告げる。カシームはアラジンを冒険に誘うが、アラジンは「僕の生き方は父さんとは違う」と告げるとカシームを逃がした罪を償うため町へ戻る。

ジャスミンの説得により、父を想うアラジンの行動は大目に見てもらえることとなった。結婚式の準備を始めたアラジンの前にイアーゴが現れ、「死んだはずのサルークが生きており、彼が盗賊を統率してカシームを裏切った」と助けを求めに来る。アラジンは自業自得だと言い放つが、ジーニーは「確かにお父さんは間違いを犯したが、君まで同じことをしてはいけない」と忠告する。イアーゴの案内でアラジンと仲間たちは盗賊を追ってまぼろし島*へ向かう。島に上陸した仲間たちは盗賊と戦い、カシームを救出する。アラジンとカシームは協力してサルークを倒し、島の宝・ミダスの手*よりも家族のほうが大切な宝だと認識し、ミダスの手を海中へ投げ捨てる。

宮殿に戻ると改めて結婚式が開かれる。カシームとイアーゴは二人の結婚式を見届けると、新たな冒険を求めて人知れずアグラバーを後にする。アラジンとジャスミンはじゅうたんに乗るとハネムーンへと出発する。

その他

キャンプは楽しい』では、ロジャー・ラビット*が吐き出すハチの中にジーニーの姿をしたものが紛れている。

オラフが贈る物語』ではオラフが演じる。


ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』では、アニメーターのデスクに座っているオラフの前に登場して彼を驚かせる。

ゲーム

ディズニー ツイステッドワンダーランド

4章のユウの夢の中に登場。ジーニーはアラジンが王子を装ってジャスミンに求婚しようとするのを手伝うも、ジーニーの所有権がジャファーに移ると、王国征服の手伝いを強要される様子が映し出されていた。

ジーニーは下記エピソードに登場する。

  • EPISODE4 熱砂の策謀家
    • 4-13 苛烈マーチ!
    • 4-28 敏腕アシスト!

Disney ミラー・ウォリアーズ

ミラーバースの魔力の源である星の鏡の守護者として登場。

キャッチフレーズは「昇天した宇宙のコメディアン」の盾系キャラクター。ライフが減ると一時的に無敵状態になる。必殺技は防御バフを得て相手をおびき寄せる。

  • アビリティ
コア・アビリティ ほぼ無限パワー
必殺技 宇宙の騒動
特殊アビリティ 宇宙の力

  • スキル
レベル12 基本級スキル 星のつながり
レベル15 基本級スキル 宇宙憲法
レベル20 上級スキル 無邪気な性格
レベル20 上級スキル 1番目の願い
レベル25 上級スキル 2番目の願い
レベル30 エリート級スキル 3番目の願い

ディズニー スピードストーム*

2023年9月28日に開始したシーズン4から登場する「アラジン」のレーサー。タイプはディフェンダーで、レアリティは「エピック」。所有スキルは「クローク」「ブースト」「ファイア」「ボム」。そのうち「クローク」と「ブースト」はレーサーがスターアップすると強化される。

ユニークスキル「ジーニーマジック」の効果は下表の通り。専用クルー「魔法のじゅうたん」によって強化することができる。

ノーマル ジーニーが自分の前にいるライバルの数に応じて、一定時間の無敵状態、一定速度の誘導ミサイル、または一定時間のブーストという3種類の効果のうち、いずれかを発動する。
チャージ ジーニーが自分の3つの願いを叶えて、ランダムでコモンスキルを一定の間隔で得る。

KH

キングダム ハーツ

物語の開始時点では、魔法のじゅうたんと共にアグラバーの魔法の洞窟タイガーヘッドで出会ったアラジンアブーの仲間となっている。アラジンが砂漠でハートレスに襲われていると、ソラドナルドダックグーフィーに助太刀され、ジーニーはアラジンの第一の願いでハートレスを撃退する。ジーニーは「もっと大事なことに願いを使えばいいのにね」と辛口なコメントを送る。

アラジンはジャファーに狙われているジャスミンを救うためにアグラバーへ向かい、第二の願いで彼女を逃がそうとするもジャファーの手下イアーゴにジーニーの主導権を握る魔法のランプ*を奪われてしまう。ジーニーはジャファーの第一の願いでこの世界を鍵穴を見つけ出し、第二の願いでアラジンに襲い掛かる。第三の願いでジャファーを赤いジーニーに変身させるが、ジャファーはソラによってランプに閉じ込められる。

ジャファーに勝利するも、ジャスミンはすでに外の世界へ連れ出された後だった。外の世界へ出ることが出来ないアラジンは、ジーニーを第三の願いで自由の身にすることを願い、ジーニーをソラに託すとジャスミンの帰りを待つことにする。

アグラバークリア後は召喚魔法「ジーニー」が使用可能になる。敵をロックオンすると、ジーニーの顔のアイコンの専用ロックオンカーソルが敵10体に表示され(同じ敵に複数回ロックオンすることもある)、その相手に対し、サンダー、グラビデ、ストップ、気絶弾、吹き飛び弾、5連続ヒット弾をランダムで繰り出す。ジーニーの召喚時間および技の威力はソラの最大MPに依存する。

キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ / キングダム ハーツ Re:チェイン オブ メモリーズ

「ソラ編」ではソラの記憶から生まれた幻のアグラバーに幻のジーニーが登場。

アラジン魔法のランプ*から呼び出され、一つ目の願いでハートレス討伐、二つ目の願いでジャスミンの退避を叶える。そこへジャスミンを我が物にしようとするジャファーが現れ、ランプの魔人と化して襲いかかってくるが、ソラたちの前に敗れる。アラジンは三つ目の願いでジーニーを自由の身にし、ジャスミンとはありのままの自分で向かい合うことを決意した。ジーニーは自身のマジックカードをソラに渡し、彼の旅に協力することとなった。

「ソラ編」のマジックカードとして登場。使用すると「ショータイム」を発動し、ランダムで複数の魔法を繰り出す。他のカードと組み合わせると「トルネド」「コンフュ」「テラー」「ミラクルギフト」が出せる。

テーマパーク

NHK紅白歌合戦出場履歴

第71回(2020年) 小さな世界

登場作品

1990年代

1992年
アラジン





2000年代










2010年代






2016年
Disney クロッシーロード ※2016年9月追加

2017年
ディズニー マジックキングダムズ ※ver2.3.0:2017年8月追加

2018年
Disney Heroes: Battle Mode ※ver1.3:2018年9月追加

2020年代






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キャラクター
最終更新:2024年04月05日 00:38