ピロクテテス
名前:Philoctetes
デビュー:『
ヘラクレス』(1997年)
概要
ヤギのような見た目をした英雄専門のトレーナー。中年体型の頑固者で、周りからはフィルと呼ばれている。
英雄を育て、神様に英雄をかたどった星座を作ってもらうことを夢見て数多のヒーロー志望を育ててきたが、上手くいかずに世間からは嘲笑の目で見られている。「アドバイスは二言」と言っておきながら、必ず一言や三言で返す癖がある。
一度は引退した身だったが、全知全能の神
ゼウスの推薦で、
ヘラクレスに最後の夢を託すことにする。
美人にめっぽう弱く、ニンフの入浴を覗いたり、格好を付けて口説いては玉砕を繰り返している。
エピソード
神の国に戻るために英雄にならなければならない
ヘラクレスはピロクテテス(フィル)のもとを訪れる。かつては自分の育てた英雄を星座にしてもらうことを夢見ていたフィルは今やすっかり諦めていた。一度は断るフィルだが、ヘラクレスの父
ゼウスの圧力によって渋々引き受けることに。厳しいトレーニングを終えたヘラクレスは怪物
ネッサス*に襲われる美女
メガラ(メグ)を助けて一目惚れしてしまう。
フィルとヘラクレスは
テーベ*の町で地道な英雄活動に勤しむ。ある日、冥界の神
ハデスの差し向けた
ヒュドラ*を倒したことでヘラクレスの人気は急上昇。次々と怪物を倒し、キャラクターグッズも展開されるが、まだ英雄の何たるかを把握できることはなかった。そんなある日、フィルはメグとハデスの密会を目撃。ヘラクレスに忠告するが、ヘラクレスはフィルと喧嘩別れしてしまう。
彼らのもとを去るフィルの背中を
ペガサス*とメグが追いかけてくる。「ヘラクレスを勇気づけられるのはあなたしかいない」と説得され、フィルはヘラクレスのもとへ舞い戻る。
激闘の末、命がけでメグを助けて英雄の条件を満たしたヘラクレスは神の世界へ戻る。しかし、メグがいない世界の虚しさを訴え、人間の世界に残ることを宣言する。フィルの頭上にはゼウスの作ったヘラクレスの星座が輝いていた。
TVシリーズでは、ヘラクレスのティーン時代のエピソードが描かれ、フィルはレギュラーとして出演している。
その他
ゲーム
2022年6月8日に開始したクローズドβ版から登場した、「ヘラクレス」のレーサーが装備できるレアリティ「レア」のクルー。名称は「フィル」。
装備したレーサーの最高速度、戦闘と、スキル「クローク」の性能を向上させる。
KH
ソラ、
ドナルドダック、
グーフィーがコロシアムのロビーを訪れると、フィルが闘技大会の準備をしていた。出場を希望するソラたちだが、重い台座を動かせないような非力では無理と突っぱねられてしまう。その様子を見た
ハデスはソラにエントリーチケットを渡す。実はハデスは冥界の神で、ライバルの
ヘラクレスを倒す強者を大会に送り込もうと企んでいた。
チケットを見たフィルはソラたちの参加を承諾。決勝戦でソラと
クラウドが戦っていると、冥界の番犬
ケルベロスが乱入する。ソラたちのピンチに駆けつけたのは英雄となったヘラクレスだった。ソラたちはクラウドを避難させようと、ヘラクレスの代わりにケルベロスを撃破し、フィルから英雄の卵として認められる。ソラたちは本当の強さとは何かを考えながら旅を続ける。
ソラたちに対しては頑固に振る舞うフィルだが、彼らが大会を勝ち進むと大喜びする姿が確認できる。
「ヘラクレスカップ」でヘラクレスに勝利すると、ソラは本当の強さとはドナルドとグーフィーのこと、という結論に至る。呆気にとられるフィルだが、ヘラクレスはその答えをソラらしいものと認める。その頃にはソラたちは三人であの重い台座を動かせるようになっていた。
ソラはフィルの主催するサバイバルレースに参加し、
ヘラクレスと競争する。レースの最中、ヘラクレスは敵意を見せる
クラウドに勝負を挑まれ、互角な勝負を繰り広げる。そこへ乱入した
ハデスにより、サバイバルレースは一時休戦。ハデスを退けたソラはまたいつか戦おうとヘラクレスに告げると、旅を続けるのであった。
フィルはヘラクレスから弟子入り志願者の存在を聞く。そこで偶然出会った
ロクサスをその志願者と勘違いしてしまう。
コロシアムがバグによって迷宮化してしまうと、ヘラクレスが行方不明になってしまう。フィルはソラに彼の捜索を依頼する。
オリンポスコロシアムに登場する。
登場作品
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
声
最終更新:2024年09月08日 20:55