ハデス
名前:Hades
デビュー:『
ヘラクレス』(1997年)
概要
死者の国を支配する、冥界の神。
肌は全身グレーで、黒い布をまとっている。頭には青い炎が灯っており、逆上すると真っ赤に燃え上がる。
ゼウスからそのポジションを与えられたことに不満を持ち、密かに恨んでいる。神々の集う
オリンポス山*の支配を企んでいるが、
ヘラクレスにその野望を打ち砕かれるという予言を聞き、彼を亡き者にしようとする。かなりの策士で、敵や味方を駒のごとく扱う。
声のトーンは低いが、早口でユーモアたっぷりな面がある。勝負事をゲームと捉えて楽しんでおり、相手の弱みを握ってつけ込むなど悪知恵が働く。子分の
ペインと
パニックのドジっぷりには常々悩まされている。
恐ろしい見た目に合わせて恐ろしい性格のキャラクターとなる予定だったが、声を演じる俳優
ジェームズ・ウッズのアドリブによってコミカルな魅力も併せ持つキャラクターとなり、シリーズの中でも人気の高いキャラクターとなっている。
エピソード
ハデスは
メガラ(メグ)という女性がボーイフレンドを蘇らせるために自分の魂を売りたいという取引に応じる。しかし、そのボーイフレンドはメグを捨てて他の女性のもとへ行ってしまう。メグはハデスのもとで働くこととなる。ハデスはメグに
ネッサス*という怪物の勧誘を命じるが、そこに現れたヘラクレスによってネッサスは倒されてしまう。メグの報告から、ハデスは始末したはずのヘラクレスが生きていることを知る。
ハデスはヘラクレスを始末しようとして
ヒュドラ*を送り出すも、敗北。ヘラクレスはメキメキと実力をつけ、人気が出る一方。痺れを切らしたハデスはメグと惹かれ合うヘラクレスの恋心を利用し、メグを人質に24時間パワーを使えない契約を交わさせる。ヘラクレスが力を失った隙に、ハデスはゼウスに恨みを持つタイタン族(
ロックタイタン、
アイスタイタン、
ラーバタイタン、
トルネードタイタン)や
サイクロプス*を解放。それぞれゼウスとヘラクレスを倒しに行かせる。
激闘の末、メグが怪我を負ったことで契約が破綻し、ヘラクレスのパワーが復活する。ヘラクレスは命がけでメグを救うことを決意し、その行いから神としての復活を遂げる。運命の女神の予言通り、ヘラクレスはハデスを三途の川へと叩き落とす。
TVシリーズでは、ヘラクレスのティーン時代のエピソードが描かれ、ハデスもレギュラーとして出演している。
映画版では、ハデスがヘラクレスが生きていることを認識するのは、18歳になってからだが、このシリーズでは子供時代のヘラクレスと面識があるため、矛盾が生じている。
ハデスはいくつかのエピソードに出演しており、ヘラクレスよりも出番が多くなっている。
その他
ゲーム
2017年4月の追加ツムとして登場。画面の中央から十字にツムを消すスキルを持つ。
ハデスは死者の国を一人で治め、大変な仕事も黙々とこなしたとして評価されているが…。
キャッチフレーズは「冥界の司令官」の遠隔系キャラクター。焼却への耐性を持ち、強攻撃やクリティカルダメージで相手を焼却にするほか、アーマーを持つ相手へは焼却時間を延長する。必殺技は焼却状態の相手に大ダメージを与えるほか、無敵状態を解除する効果も持つ。
コア・アビリティ |
タルタロスの炎 |
必殺技 |
魂の源泉 |
特殊アビリティ |
最後の笑い |
レベル12 |
基本級スキル |
パニック |
レベル15 |
基本級スキル |
ペイン |
レベル20 |
上級スキル |
悪意 |
レベル20 |
上級スキル |
憤激 |
レベル25 |
上級スキル |
残酷 |
レベル30 |
エリート級スキル |
傲慢 |
2023年9月28日に開始したシーズン4から登場する「ヘラクレス」のレーサー。タイプはトリックスターで、レアリティは「エピック」。所有スキルは「ボム」「ショット」「クローク」「ラッシュ」。そのうち「ボム」と「ラッシュ」はレーサーがスターアップすると強化される。
ユニークスキル「ホットヘッド」の効果は下表の通り。専用クルー「
ペインと
パニック」によって強化することができる。
ノーマル |
ハデスが長時間気持ちを落ち着けた状態になり、ライバルを追い抜いた時に一定量のニトロ燃料を獲得する。 |
チャージ |
ハデスが長時間怒り状態になり、ライバルに追い抜かれた時、自身の周囲に一定程度の範囲の爆発を起こす。 |
KH
ソラ、
ドナルドダック、
グーフィーがコロシアムのロビーを訪れると、
フィルが闘技大会の準備をしていた。出場を希望するソラたちだが、重い台座を動かせないような非力では無理と突っぱねられてしまう。その様子を見たハデスはソラにエントリーチケットを渡す。実はハデスは冥界の神で、ライバルの
ヘラクレスを倒す強者を大会に送り込もうと企んでいた。
また、ハデスはソルジャーの
クラウドをとある英雄に会わせるという約束の下、ヘラクレスを倒すように依頼していた。しかし、ソラとクラウドの決勝戦に冥界の番犬
ケルベロスが乱入したことで、ソラとクラウド、そしてヘラクレスまでもが顔を合わせ、ケルベロスを制圧してしまう。
リーダーのマレフィセントが倒された後、ハデスは「ハデスカップ」に出場。第10位としてソラ、ドナルド、グーフィーの前に直接立ちはだかる。ソラに倒されたハデスはケルベロスの檻に閉じ込められてしまう。また、ソラたちの優勝が決まると、ドナルドはハデスの頭にブリザドを放ち、頭が禿げてしまう。
「ハデスカップ」のハデスは、身体の炎の色を青と赤に切り替え、技を変えながら戦う。ハデスの技は威力が高く炎属性を持っているので、炎耐性のアクセサリーを装備したり、エアロ系の魔法で火球を弾くことで防御を高めて戦う必要がある。撃破報酬は星の力とアンセムレポート7。
クラウドを
ピロクテテス(フィル)主催のサバイバルレースに送り込み、
ヘラクレスと戦わせる。ヘラクレスとクラウドが消耗したところに乱入し、両者にとどめを刺そうとしたが、ソラに妨害されてしまう。
ボス敵として登場するハデスは「ソラ編」前半におけるかなりの強敵。炎技の威力を上げる「ブレイズアップ」や、火の玉を飛ばす「ファイガボール」などの強力な技を使う。ハデスは炎属性を吸収できるため、炎属性の攻撃を当てると体力を回復してしまう。氷属性が弱点のため、同ワールドで入手できる「ブリザドレイド」が有効打となる。「ドナルド」のカードは氷技で弱点をつく可能性がある一方、炎技で回復させてしまう恐れもあるため、安定して使うことは出来ない。
「ソラ編」「リク編:Reverse/Rebirth」ともにオリンポスコロシアムのボスとして登場。デッキを所持しており、エネミーカード「ハデス」「レッドノクターン」を使用している。HP:439~595(ソラ編)、595~712(リク編)。
ハデスを倒すと入手できるエネミーカード「ハデス」の効果は「バーサク」。残りのHPが最大HPの1/4以下の時、アタックカードの基本技の威力が2倍になる。発動中、炎耐性が付与されるが、氷技を食らうと気絶してしまう。
『Re:COM』ではHP:490~770(ソラ編)、840~990(リク編)。「ブレイズアップ」時に攻撃判定が追加された。
ハデスは懲りずに闘技大会に怪物を送り、ヘラクレスを疲弊させていた。
復活したマレフィセントの手下
ピートの提言により、冥界の牢獄からヘラクレスを倒す実力者
アーロン*を復活させるも、協力を断られたのでアーロンを倒そうとする。そこへソラたちが現れる。ソラを倒すためケルベロスを送り込むも敗退。次の策として、
メグを誘拐。ソラとヘラクレスをおびき出し、メグの解放と引き換えに冥界コロシアムの封印を解除する。その隙に
ヒュドラ*を暴れさせ、闘技場をメチャクチャにする。ヒュドラは倒されるが、コロシアムを守れなかったヘラクレスの心に大きな傷を残すことに成功する。
ソラが再びオリンポスを訪れると、ハデスは「ハデスカップ」の開催を宣言。ヘラクレスを参加させ、人形の力でアーロンを操り、ヘラクレスを倒そうとする。しかし、ソラがアーロンの人形を取り戻したことに激怒。メグを冥界の底に突き落とすも、命がけで彼女を救ったヘラクレスが神の力に目覚め、ハデスに勝負を挑む。ハデスはソラたちに敗れ、足を踏み外して冥界の底へと墜落してしまう。
「裏カップ」開催後はハデスの間に再登場し、裏カップへの参加受付をしてくれる。
コロシアムがバグによって迷宮化したことを利用し、ヘラクレスを始末しようとする。フィルからヘラクレスの捜索を頼まれたソラに対し、クラウドやケルベロスをけしかけるも作戦は失敗。その後の直接対決でも敗北してしまう。
オリンポスコロシアムに登場する。
登場作品
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
声
最終更新:2025年03月20日 00:48