夜狩り人-宵闇伝奇譚TRPG-
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◆最初に
『夜狩り人-宵闇伝奇譚TRPG-』は、日常の裏側で繰り広げられる怪異との戦いを描いたゲームです。
『夜狩り人』の世界では、様々な超常現象や人外の怪物などが存在し、日常世界を脅かしています。
一方で昼の世界を守る抵抗者たちが、そうした脅威に立ち向かっていきます。
プレイヤーはこうしたキャラクターを演じ、異能伝奇の世界を楽しむことを想定しています。
一方で昼の世界を守る抵抗者たちが、そうした脅威に立ち向かっていきます。
プレイヤーはこうしたキャラクターを演じ、異能伝奇の世界を楽しむことを想定しています。
『夜狩り人』の究極の目的は「GMとプレイヤー、全ての参加者が楽しむこと」です。
そのためには互いにやりたいことを相談し、そして互いの好きなことや嫌いなことを尊重するのが大事です。
戦いを題材にしたゲームであり、キャラクター同士が対立しても、参加者同士が喧嘩をする必要はないのですから。
そのためには互いにやりたいことを相談し、そして互いの好きなことや嫌いなことを尊重するのが大事です。
戦いを題材にしたゲームであり、キャラクター同士が対立しても、参加者同士が喧嘩をする必要はないのですから。
みんなで仲良く、楽しむために遊びましょう。
それこそが、TRPGなのですから。
それこそが、TRPGなのですから。
●TRPGとは
TRPGとは「テーブルトップロールプレイングゲーム」あるいは「テーブルトークロールプレイングゲーム」の略称です。
『夜狩り人』が生まれて初めて遊ぶTRPGでないなら、ここは読み飛ばしてください。
逆にもし本作があなたが初めて触れるTRPGであるなら、それはとても光栄な事です。ありがとうございます。
『夜狩り人』が生まれて初めて遊ぶTRPGでないなら、ここは読み飛ばしてください。
逆にもし本作があなたが初めて触れるTRPGであるなら、それはとても光栄な事です。ありがとうございます。
TRPGとは会話とサイコロによって進めるRPGです。
架空の世界で、主人公や登場人物になりきって、その世界で自由に行動して、物語の中に飛び込んでいく。
そういった娯楽や遊びを、ここではRPGと読んでいます。
有名なのは、ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー、ポケットモンスター、エルデンリングなどのゲームですね。
これらのゲームは音楽や映像などがある反面、どうしてもゲーム側が用意したキャラクターと物語しか遊べません。
TRPGは紙とペンとサイコロを使って、自由にどんなキャラクターや物語でも遊ぶことができるようになっています。
架空の世界で、主人公や登場人物になりきって、その世界で自由に行動して、物語の中に飛び込んでいく。
そういった娯楽や遊びを、ここではRPGと読んでいます。
有名なのは、ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー、ポケットモンスター、エルデンリングなどのゲームですね。
これらのゲームは音楽や映像などがある反面、どうしてもゲーム側が用意したキャラクターと物語しか遊べません。
TRPGは紙とペンとサイコロを使って、自由にどんなキャラクターや物語でも遊ぶことができるようになっています。
一般的に、TRPGには二種類の役割があります。ゲームマスター(GM)とプレイヤー(PL)です。
GMは審判、監督、脚本となって、みんなで遊ぶ物語のシナリオを用意して、進行役を努めます。
PLはそのシナリオで活躍する主要登場人物を演じて、みんなで一致団結して一つの物語を作るのです。
GMは審判、監督、脚本となって、みんなで遊ぶ物語のシナリオを用意して、進行役を努めます。
PLはそのシナリオで活躍する主要登場人物を演じて、みんなで一致団結して一つの物語を作るのです。
「僕のキャラクターは王子だから、領土分割を迫る敵国の要求は、はっきりと拒否するよ」とか。
「私のお姫様は、自分を守ってくれた騎士に手を差し伸べて、手にキスする権利をあげるわ」とか。
「『ここは俺に任せて先に行け!』と叫んで、敵の前に立ちはだかります」とか。
そんな感じに、セリフと演技で、自分の担当するキャラクターを動かして遊んでいきます。
この時、プレイヤーが担当する以外の登場人物(これをNPCといいます)は、GMが演技します。
こうしてみんなで一致協力して、物語を作っていくわけです。
「私のお姫様は、自分を守ってくれた騎士に手を差し伸べて、手にキスする権利をあげるわ」とか。
「『ここは俺に任せて先に行け!』と叫んで、敵の前に立ちはだかります」とか。
そんな感じに、セリフと演技で、自分の担当するキャラクターを動かして遊んでいきます。
この時、プレイヤーが担当する以外の登場人物(これをNPCといいます)は、GMが演技します。
こうしてみんなで一致協力して、物語を作っていくわけです。
そしてTRPGが即興劇や演劇と異なるのは、ゲームであるという点にあります。
たとえば宿敵との決戦、好敵手との果し合い、お姫様を抱いて崖を飛び越える……。
そうした上手く行くかどうかわからない、ハラハラした場面を、TRPGではサイコロを使って解決するのです。
この結果、物語はどんどん誰にも予想がつかない方向へと転がっていくのです。
面白そうでしょう?
たとえば宿敵との決戦、好敵手との果し合い、お姫様を抱いて崖を飛び越える……。
そうした上手く行くかどうかわからない、ハラハラした場面を、TRPGではサイコロを使って解決するのです。
この結果、物語はどんどん誰にも予想がつかない方向へと転がっていくのです。
面白そうでしょう?
ただし、ここで一つ気をつけて頂きたいのは「あなたが主役」ではなく「みんなが主役」という点です。
もちろん、重要な立場にあるキャラクターのプレイヤーとなる事はあるかと思います。
ですが、だからといって他のキャラクターやプレイヤーを蔑ろにして良いわけではありません。
どんな作品でもそうですが、自分の好きなキャラクターの見せ場が奪われたりするのは残念でしょう?
キャラクターは対立しても、プレイヤーが対立する必要はありません。GMとPLが対立する必要もありません。
お互いに「こういう事をしたいんだけど」「こういうのは避けて欲しいんだけど」と相談する事は大事です。
我慢して耐えきれなくなって爆発してしまうよりは、我慢する前に打ち明けてしまった方が良いでしょう。
もちろん、重要な立場にあるキャラクターのプレイヤーとなる事はあるかと思います。
ですが、だからといって他のキャラクターやプレイヤーを蔑ろにして良いわけではありません。
どんな作品でもそうですが、自分の好きなキャラクターの見せ場が奪われたりするのは残念でしょう?
キャラクターは対立しても、プレイヤーが対立する必要はありません。GMとPLが対立する必要もありません。
お互いに「こういう事をしたいんだけど」「こういうのは避けて欲しいんだけど」と相談する事は大事です。
我慢して耐えきれなくなって爆発してしまうよりは、我慢する前に打ち明けてしまった方が良いでしょう。
いずれにせよ、まずはやってみる事が重要です。
失敗を恐れる必要はありません。みんなが楽しく遊べれば、それで十分に成功なのですから。
あなたが良きTRPGを遊べる事を祈ります。幸運を。
失敗を恐れる必要はありません。みんなが楽しく遊べれば、それで十分に成功なのですから。
あなたが良きTRPGを遊べる事を祈ります。幸運を。
●大事にして欲しいこと
TRPGというのは、みんなで雰囲気をつくって、物語を楽しむ遊びです。
なので、他の参加者を気遣って、物語の雰囲気を大切にすることを、心がけると良いでしょう。
他の参加者や物語を茶化したり冷やかしたりすると、いろいろと台無しになってしまう部分があります。
なので、他の参加者を気遣って、物語の雰囲気を大切にすることを、心がけると良いでしょう。
他の参加者や物語を茶化したり冷やかしたりすると、いろいろと台無しになってしまう部分があります。
たとえば、「秘密結社のエージェント、ウロボロス」なんてキャラクターがいたとします。
これに対して他のプレイヤーが「中二病だ!」なんて言って、笑いだしたらどうでしょうか?
その場で全員が笑っていればセーフと思えるかもしれませんが、内心嫌な思いをしている人もいるかもしれません。
その人は、ウロボロスという名前のキャラクターでシリアスで格好良い事をしたかったかもしれません。
なのに事あるごとに中二病だと笑われて、そういうキャラクターだと扱われたら、あまり楽しくないでしょう。
これに対して他のプレイヤーが「中二病だ!」なんて言って、笑いだしたらどうでしょうか?
その場で全員が笑っていればセーフと思えるかもしれませんが、内心嫌な思いをしている人もいるかもしれません。
その人は、ウロボロスという名前のキャラクターでシリアスで格好良い事をしたかったかもしれません。
なのに事あるごとに中二病だと笑われて、そういうキャラクターだと扱われたら、あまり楽しくないでしょう。
たとえばGMが「邪神ウンゴロガ」という敵を恐るべき存在として登場させたとします。
その名前がユーモラスな雰囲気だからと、笑ってしまう事もあるかもしれません。
でも、ずっとその名前を笑って、茶化して、可愛いとか間抜けだと言い続けたらどうでしょう?
シリアスで怖いお話をしたいと考えていたGMは、笑っていても、内心ではしょんぼりしているかもしれません。
その名前がユーモラスな雰囲気だからと、笑ってしまう事もあるかもしれません。
でも、ずっとその名前を笑って、茶化して、可愛いとか間抜けだと言い続けたらどうでしょう?
シリアスで怖いお話をしたいと考えていたGMは、笑っていても、内心ではしょんぼりしているかもしれません。
他にも、そうですね。「マルティーナ」という名前の美少女キャラクターが登場したとします。
金髪碧眼のお嬢様で、スタイルも良く、ドレスを着ていて、華奢です。
幼い頃から病弱で、でもそれに反して性格は明るく元気でお茶目で、好意をもった人をからかうところがあります。
そんな彼女はスペイン系の名家の出で、家名は「ゴンザレス」です。
……笑ってしまったとして、ずっと彼女をゴンザレスと呼んで、その名前の響きの厳つさを茶化し続けたら?
病弱だけどお転婆なお嬢様を演出したかったPLやGMは、きっとがっかりしてしまうでしょう。
金髪碧眼のお嬢様で、スタイルも良く、ドレスを着ていて、華奢です。
幼い頃から病弱で、でもそれに反して性格は明るく元気でお茶目で、好意をもった人をからかうところがあります。
そんな彼女はスペイン系の名家の出で、家名は「ゴンザレス」です。
……笑ってしまったとして、ずっと彼女をゴンザレスと呼んで、その名前の響きの厳つさを茶化し続けたら?
病弱だけどお転婆なお嬢様を演出したかったPLやGMは、きっとがっかりしてしまうでしょう。
これはもちろん、「笑うな」というわけではありません。
TRPGは雰囲気を楽しむもので、予想外のことがおこり、それが面白くて、愉快な遊びです。
ウロボロスやウンゴロガやゴンザレスに思わず笑ってしまうことはあります。
格好良いロールプレイをしたのに、その直後にファンブルを出して台無しになって、笑ってしまうことがあります。
頑張って戦ったのに、うっかり間抜けなミスをして、キャラクターが死んでしまうことだってあります。
あるいは宿敵との戦いのさなか、横から援護した無関係のキャラクターがあっさりトドメをさしてしまうことも。
こういう時、思わず笑ってしまう事はあります。これはとても良いことです。楽しんでいるわけですから。
TRPGは雰囲気を楽しむもので、予想外のことがおこり、それが面白くて、愉快な遊びです。
ウロボロスやウンゴロガやゴンザレスに思わず笑ってしまうことはあります。
格好良いロールプレイをしたのに、その直後にファンブルを出して台無しになって、笑ってしまうことがあります。
頑張って戦ったのに、うっかり間抜けなミスをして、キャラクターが死んでしまうことだってあります。
あるいは宿敵との戦いのさなか、横から援護した無関係のキャラクターがあっさりトドメをさしてしまうことも。
こういう時、思わず笑ってしまう事はあります。これはとても良いことです。楽しんでいるわけですから。
重要なのは「参加者が感じていること」と「キャラクターたちのシリアスな物語」の混同を避けることです。
『夜狩り人』の世界はシリアスでハードで、ダークなものを意図していますし、キャラクターたちにとってもそうでしょう。
どんなに参加者にとって滑稽なことでも、そのキャラクターたちや物語を茶化し続けたら台無しになってしまいます。
ましてや、キャラクターたちにユーモラスで滑稽で、トンチンカンな行動をさせようとしたら……。
例えば学園に潜む闇と戦うセッションに、「一年ゴリ組のエドモンド・ゴリゴリ夫です!」というPCで参加したら?
そしてセッション中「ウッホウッホウッホー!と言いながら◯◯します」というロールプレイをやり続けたら?
これは極端な例ですが、残念ながら……あなたがどんなにそのPCを使いたいのだとしても……雰囲気は壊れてしまいます。
どんなに参加者にとって滑稽なことでも、そのキャラクターたちや物語を茶化し続けたら台無しになってしまいます。
ましてや、キャラクターたちにユーモラスで滑稽で、トンチンカンな行動をさせようとしたら……。
例えば学園に潜む闇と戦うセッションに、「一年ゴリ組のエドモンド・ゴリゴリ夫です!」というPCで参加したら?
そしてセッション中「ウッホウッホウッホー!と言いながら◯◯します」というロールプレイをやり続けたら?
これは極端な例ですが、残念ながら……あなたがどんなにそのPCを使いたいのだとしても……雰囲気は壊れてしまいます。
その一方、GMやプレイヤーが本気で落ち込んでいる事もあります。
キャラクターが死んでしまった時、失敗した時、大したことがなくても気にしてしまうことがあります。
他の皆にとって笑える展開でも、しょんぼりして落ち込んでしまうことがあります。
そういう時は、ちゃんと気遣ってあげましょう。
たとえゲーム内でキャラクターが間抜けな死に方をして滑稽でも、プレイヤーにとっては深刻なことがあるのです。
頑張って作ったキャラクター、シナリオ、そして頑張って遊んできたセッションです。思い入れがあって当然なのです。
だからそれに気がついたら、慰めてあげて、気持ちを整理する手伝いをしてあげると良いでしょう。
キャラクターが死んでしまった時、失敗した時、大したことがなくても気にしてしまうことがあります。
他の皆にとって笑える展開でも、しょんぼりして落ち込んでしまうことがあります。
そういう時は、ちゃんと気遣ってあげましょう。
たとえゲーム内でキャラクターが間抜けな死に方をして滑稽でも、プレイヤーにとっては深刻なことがあるのです。
頑張って作ったキャラクター、シナリオ、そして頑張って遊んできたセッションです。思い入れがあって当然なのです。
だからそれに気がついたら、慰めてあげて、気持ちを整理する手伝いをしてあげると良いでしょう。
「参加者の気持ちを大事にする」、そして「物語の雰囲気を大事にする」。
この二つを心がければ、きっとセッションは面白い結果に繋がっていくはずです。
この二つを心がければ、きっとセッションは面白い結果に繋がっていくはずです。
繰り返しですが……あなたのTRPG、セッションが素晴しいものになることを、心から祈っています。
●二次創作について
『夜狩り人』における二次創作は自由です。
リプレイ、シナリオ、データ、小説、イラスト、漫画、ゲーム、AAなどなど成人向含めて問題ありません。
同人の範疇なら有償利用も構いません。商業での利用はご一報ください。
いずれの場合も、『夜狩り人』の二次創作である旨だけ明記をお願いします。
リプレイ、シナリオ、データ、小説、イラスト、漫画、ゲーム、AAなどなど成人向含めて問題ありません。
同人の範疇なら有償利用も構いません。商業での利用はご一報ください。
いずれの場合も、『夜狩り人』の二次創作である旨だけ明記をお願いします。