ゲンスルー

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ゲンスルー - (2019/11/22 (金) 16:01:25) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/07(水) 17:30:24
更新日:2024/04/06 Sat 15:15:21
所要時間:約 6 分で読めます





バカ言うな! そんなことしたら逆効果だ!

調子の乗ってどんどん要求する奴が出てくるぞ


HUNTER×HUNTER、グリードアイランド編(以下GIとする)の登場人物。
細身の長身に眼鏡を備えた知的な優男。
CV:小山剛志(旧)/吉野裕行(新)



大量の呪文カードを主軸にした人海戦術グループ「ハメ組」の初期メンバーの一人。
5年を費やしてメンバーを集い、着々とゲームクリアに近付いていた。


以下、GI編ネタバレ

















さて本題だが

君達全員の体に爆弾を仕掛けた



GI編の事実上のラスボス。

ハメ組初期メンバーというのは表の顔、その実はゲーム内でも有数なプレイヤーキラー爆弾魔(ボマー)
化けの皮を剥がしたゲンスルーは完全な武闘派であり、念能力・身体能力共に隙が無い。

悪質な連続殺人鬼ではあるが、自分の命よりも仲間の無事を最優先したり、仲間が危険なリスクを伴う行為をしようとした時は誰に言われずとも進んで付き従うなど仲間意識と仲間との結束力は非常に強い。
ただし身内以外の者には非常に冷酷かつ残虐非道。
裏工作や能力の仕込みのためだけに何人もの人間を平然と騙して利用した上で爆殺しており、仲間以外の者はゴミ屑程度にしか思っていない極端な二面性を持つ。


【念能力】

放出・具現化・変化の3系統をバランスよく習得した、戦闘経験豊富な実力者。
ハメ組内で最も戦闘技術に長けていたジスパの不意打ちを容易く返り討ちにしてしまうほどの体術や、ゴンのわずかな身のこなしを見ただけでゴンが自身の情報を知っていることを察知する洞察力も併せ持つバリバリの武闘派。

劇中では戦いの終盤まで「一握りの火薬」に殆ど頼らず、体術と念の基礎技だけでもゴンを追い詰めた技量と念の練度は相当なレベルにあり、高名な懸賞金ハンターのツェズゲラも、実際に実力を見たわけではなかったが能力・行動と殺人目的で念能力を習得していることが明らか*1なことから、「自分では勝ち目がない」と即座に判断していた。

ちなみに公式で公開された能力ステータスは合計23P。
これはキメラ=アント編に登場するモラウと同じである(なおレイザーは24P)。


  • 一握りの火薬(リトルフラワー)
疑わしき者は爆する!!

変化系念能力。
オーラを火薬の性質に変化させて掌の内部で起爆させることで、手で掴んだ対象を攻撃する。
掴める限界はバスケットボール程度なので対象者の身体の一部しか爆破できないが、
顔面に対して使用すれば顔面を吹き飛ばして瀕死に追い込めて、オーラで防がなければ腕の掴んでいる部分を一撃で吹き飛ばす威力を持つ。

掴まれた部分に対して「凝」を使えば防御出来る。
が、この時点では中堅プロハンターレベルとされる AOP*2ゴンが、
AOPの半分以上のオーラによる「凝」で防いでも軽い火傷を負う、という非常に高い威力を誇るので、
ゲンスルーの身体能力を考慮すると、特に両手でこの能力を使い出した場合は余程強力な使い手でない限りは防御し切るのは不可能に近い。

なおゲンスルー自身も爆発から手を保護する為に、この技の発動時は「凝」で片手を覆っている。
その為「『凝』の有無で技を出すか出さないか判断可能」「手にオーラを費やす為他の部分の防御力が落ちる」といった弱点が存在する。
ただしこの弱点はゲンスルー自身把握済みで、敢えてオーラを掌に集めて能力を使うかのように擬態し、オーラの集中そのものをフェイント代わりに使う狡猾な小技を操るため明確な弱点とは言い難い。
しかしゴンとの戦いを見るに説明した通り握らないとダメらしく、握らせない・手を使えない状態にするでも対処可能な模様なので、
他に隠された特性がなければ流石に格が違う相手にぶつけるのは困難だと思われる。

他にも、火薬による爆発である以上引火性の高いものにも引火してしまうので、
自身がガソリンなど可燃性物質に塗れたりすると、能力発動と同時に火達磨になってしまうので使用不可能になるという弱点も存在する。明確な弱点と言えるのはこちらの方である。
また、圧倒的な強化系能力者(ウボォーギンなど)には通用しない可能性が高いことも弱点だが、そこまで凄い相手なら実力者だと基本的に見れば分かるので警戒は可能。

効率が悪い能力なので、「防御用のオーラを攻撃に回して普通に殴った方が強力なんじゃね?」という疑問はしばしば呈されるが、
誓約があるかは不明だが発(≒必殺技)であるが故の出力の高さがあるはずなので、通常攻撃よりは強力なはずである。
そうでなければゴン戦で使おうとはしなかっただろう。
また、正体を現した後は自身が爆弾魔であることを他のプレイヤーに証明する為の示威行為としても使用している*3ので、そういう意味でもこの能力が必要だったと思われる。
結局の所これは自衛したり自分より弱い者を相手にするための手段でしかなく、本命の能力は後述の『命の音』である。


  • 命の音(カウントダウン)
開放してやったぜ…くくくくく 恐怖からな

仲間のサブとバラの力を借りた、具現化・操作・放出系の複合能力。
a.対象者に触れながら爆弾魔(ボマー)と言う
b.対象者にこの能力に関する説明をする
上記の条件を満たすことで自身が触れた対象者の部位に時限爆弾を設置する念能力。
爆弾はカウント式で、カウントは「6000」からスタートし、カウントが「0」になると起爆する。
カウントは心拍数とリンクし、平常時なら1時間程度で0になる。もちろん興奮した状態ならカウントが早まりすぐに0になる。
aとbは順番通りでなくてもよく、先に対象者に能力について話し、体の爆弾を設置したい箇所に触れながら「爆弾魔(ボマー)」と言っても爆弾は作動した状態で設置される。
またゲンスルー・サブ・バラが親指を合わせて解放(リリース)と言うと、カウントに関係なく現在起動中の全爆弾がその場で起爆する。
ちなみに「解放(リリース)」は例外的な仕組みで説明の必要はない。

爆弾の解除方法は、ゲンスルーに触れながら爆弾魔(ボマー)捕まえた』と宣言すること。

強い制約と3人分の能力を結集することで、本来両立しにくい具現化系(爆弾の具現化)と操作系(カウント、起爆の操作)、放出系(遠隔維持)の高水準な複合を実現している。

具体的には爆発の威力は「一握りの火薬」の10倍なため、念能力者でも基本的に即死する。
爆発の威力が大きくなるので、防御しきれなければ人体がバラバラになる。
これを60人以上に対して一度に具現化してみせた。対象外だっただけでaを満たしているだけの者も他に居る。人数の上限に関しては極めて緩い。

単純計算で言えば最低でも中堅プロハンターの5倍以上のAOPが無ければ乗り切ることは出来ない。
しかし実際は威力向上している分爆発範囲も広がっているために、設置個所にもよるが半身~全身をカバーする必要があり、ゴンが「一握りの火薬」でした様に一部を犠牲にして他に念を回す……というのは通用しない。やはり基本即死する。
「堅」で防御することを考えると中堅プロハンターの25~50倍ぐらいのAOPと強靭な肉体が必要になる可能性がある。
ウボォーギンでも流石に無理だろう*4。後に登場したメルエムならば分からないが。

「凝」や「堅」で防御するという選択肢は実質的に無きに等しく、発動し終えたら「解放」される前に除念するか、ゲンスルー達をどうにかするしかない。
仮にそれが防御できるほどのAOPがあったとしても、上述した「解放」もあるので発動してからゲンスルー達に逃げられると起爆タイミングが読めず、
むろんオートでの起爆を利用すればこの爆発と連携したり追い打ちも容易かったりと、とにかく防御は困難。

円の性質はないらしく、取り付けた相手がどこにいるのかは分からずアベンガネの位置・行動には気づいていなかった。

後に出てきた「相互協力(ジョイント)型」の念に近いタイプと言える。


【ゲンスルー一味】

ゲンスルーの配下2人組。
極悪人なのは間違いないが、非常に強固な仲間同士の絆を持ち、3人とも仲が良いなど人情味を感じさせる。
それぞれ操作系・放出系の能力者と思われるが2人とも「命の音」発動のための備品になるという選択肢を選んだためか固有の発を持っていない模様。
が、それでもキルアやビスケに強者と認識されるほど高い練度を積んだ武闘派である。
「特殊な念能力、戦闘に長けた発を持つ≠念使いの強さ」を示す実例の1つ。

  • バラ
CV:遊佐浩二(旧)/浜田賢二(新)

黒い長髪の男。身長176cm。
短気な性格。
ビスケに少女姿と真の姿の両方にまともにブン殴られたにもかかわらず生きていたことから、ビスケは二度「強い」と評された実力者。
少女姿での攻撃はまともに喰らってもそれほど効いていなかった。
しかし真の姿の攻撃には耐えきれず、一発喰らって敗れ捕縛された。


  • サブ
CV:吉野裕行(旧)/横尾博之(新)

短髪の男。ゲンスルー一味の中では一番影が薄い。
キルアの見立てでは、オーラの量はキルアに遙かに勝るが、体術・筋力では少し劣るらしい。
オーラの為せる技か、大木をなぎ倒すキルアのヨーヨーを頭部にくらっても意識があるなど非常にタフ。
バラ同様固有の念能力は発動しなかったが、それでも純粋な技術だけでキルアと渡り合った辺り高い練度の持ち主である。


【物語での活躍】

作中では「ハメ組」メンバーとして動く一方、裏ではプレイヤーキラー「爆弾魔(ボマー)」として数多のプレイヤーを爆殺。
この大量殺人の理由は、爆弾魔の危険性を知らしめる事で「命の音」の発動条件を「爆弾魔への警告」という自然な形で満たす為。
(相手の肩に触れながら「爆弾魔(ボマー)に気をつけろよ」と言う等)

呪文カード・指定ポケットカードの大半が揃ってきたのを機に「ハメ組」を裏切り全員爆殺。
殺人のために念能力を修めていて実力にも自信を持っているが、明らかにやばい人物とは接触しないなど、過信はしていない。
一方ハメ組に対しては元々実力不足の者達が集まっていたこと・スペルカードで逃走出来る状況だったこともあり、囲まれている状況で能力説明をしてみせた。

ツェズゲラ達は説明を聞いていないこともあるが、そもそもゲンスルーが会話の最中に唐突に爆弾魔の話題を振ってきた事に警戒したため免れていたらしい。
(また、「ハメ組」が全滅しているのに主要メンバーであったゲンスルーが生きていることから、ゴン達の情報なしで「ゲンスルー=爆弾魔」という推理に行き着いた)
必要なカードを強奪し、その後本来の仲間であるサブ・バラと合流。本格的なゲームクリアに乗り出す。

ちなみに入念にブックを確認しておけばアベンガネの生存に気付けていたはずだが見逃している。
幹部でもあった彼は名前と顔ぐらいは確認しているはずなので、油断と言わざるを得ないだろう。

GI編終盤ではゴンとカードを賭けて一騎打ち。
実力では完全に勝っていたが、数週間かけてゲンスルー特化した対策を取ってきたゴンの前に敗れる。

裏切りを皮切りに、爆弾魔としての無差別殺人、「ハメ組」粛清、プレイヤーを奴隷にする等まさに外道。マジで外道。
独自の行動理念を持つヒソカ、そもそも人ではないメルエム……と各編のラスボスと比較しても、
ゲンスルーの行動だけは完全な私利私欲であり、その為の犠牲も厭わないと最も正統派の悪役として名高い。
まあぶっちゃけクロロは俗っぽくないだけで、彼ら以上にドス黒い様を見せつけていたりするのだけど。

しかし他者を徹底的に利用する反面、仲間への思いやりは強く、自分が負傷していてもサブとバラの治療を優先した。
(ハメ組に関しては「仲間」ではなく「クズ」として見ていた為この定義には当てはまらない)
またこの手の悪役にありがちなヘタレさは無く、実力も完全に上手であり、意味無くリスキーダイスを振る等度胸も十分。

上記の理由から、HUNTER×HUNTER屈指のヒール役として人気は高い。

仲間の名はサブとバラ。某ジャンルの雑誌を思いおこさせる名前である。

最後は縛られたままで、その後どうなったかは作中では描かれていない。ハンターズガイドではこれをネタにした読者イラストが掲載された。



【台詞集】
  • 俺は「爆弾魔(ボマー)」だ
  • いかに冷静でイカレてるか 相手に理解させるのがコツだ
  • えーとお前誰だっけ?
  • 解放してやったぜ…… くくくくく 恐怖からな
  • 守るわきゃねーだろてめーらクズどもとの約束なんてよォ “「解放(リリース)」”は解除じゃなく起爆の合図さ!! ハハハハハハハハアハアハアハ
  • これは肉体でなく心を摘む戦い!
  • 待て!まいった!まいったァア!




さて本題だが、君達全員のスレッドに爆弾を仕掛けた
俺の能力「スレマゲドン」は、人為的なサイバーテロもしくは冥殿のうっかりミスによって発生する
爆弾を解除する為には項目下部の「項目変更」をクリックし、項目の追記・修正を行わなければならない
ただし俺にはもう一つの能力「一握りのアク禁」がある
これを使い、俺は荒らしを阻止する……!!
十分に気をつけて良項目を目指してくれ

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