デジモンアドベンチャー02

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デジモンアドベンチャー02 - (2020/03/11 (水) 13:15:58) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/04/22(木) 22:59:37
更新日:2024/04/15 Mon 16:27:19
所要時間:約 7 分で読めます




『デジモンアドベンチャー02』は2000年に放送されたアニメ作品。

デジモンアドベンチャー』の続編であり、デジモンアニメシリーズの二作目でもある。


前作が人気作だったのに対し、こちらは賛否両論。
しかし、もちろん前作より好んでる人もいるし、どちらも好きな人がいるのでこの手のことに限らず語るときは注意。
とはいえ若干前作より下がったものの、余裕で商業的に100億円を超えている当たり当時のデジモンの人気を表している。

解りやすく言えば、「出来のよすぎた兄とその弟」…まさに一乗寺賢のようなポジションにいる節がある。
続編物かつ主人公変更物の常とも言えるが。





【あらすじ】

太一たちの冒険から3年後。

デジタルワールドは〈デジモンカイザー〉と名乗る人間により再び危機に頻していた。

その危機に際し、新たな“選ばれし子供達”が選ばれる。

本宮大輔、井ノ上京、火田伊織――そして先代の高石タケル、八神ヒカリは、新たなデジヴァイス〈D-3〉を手に、デジモンカイザーに立ち向かう。




【新たな選ばれし子供達

再び訪れたデジタルワールドの危機により新たに選ばれた子供たち。
新デジヴァイス〈D-3〉を持つ。

本宮大輔
CV:木内レイコ
小学5年生
サッカー部に所属する少年。基本的に元気一杯で頭が弱いタイプ。
太一の後輩であり「太一先輩」と呼んで慕っている他、太一の妹ヒカリに片想いしている。
かなりアピールしているが、ヒカリは振り向く気配なし。
D-3の色は青。
25年後はラーメン屋になって世界中で活躍し、子供が1人いる。


◆井ノ上京
CV:夏樹リオ
小学6年生
メガネがトレードマークの少女。テンション高めでノリの軽いお調子者。
パソコン部部長であり、光子郎の後輩。「ビンゴ!」が口癖。
D-3の色は赤。
ディアボロモン事件にて太一たちに応援メールを送っている。
25年後は賢と結婚して子供が3人いる。


◆火田伊織
CV:浦和めぐみ
小学3年生
祖父から剣道を習っている少年。冷静沈着で歳の割りに感情の起伏が少なく、自分にも他者にも厳しい。
パートナーデジモンと中の人が同じ。
D-3の色は黄。
今は地デジカモンやらでしモンやらをしている。
デコで同名の某アイドルとは無関係。
25年後は弁護士になり、子供が1人いる。


高石タケル
CV:山本泰輔
小学5年生
3年前の選ばれし子供の一人だが、再び選ばれデジヴァイスもD-3に変化した。
前作は最年少で子供っぽかったが、前作の様々な経験もあってか今ではすっかり大人びている。
前作からの続投キャラで唯一声優が変わっている。まぁ前作の声で小5は無理だろうが、少し寂しい。
ヒカリと仲が良いため大輔からライバル視されるが、本人にヒカリに対する恋愛感情があるかは不明。
夏の劇場版ではヒカリとのツーショット写真を大輔に送って「大輔くん怒り狂うだろうな」と大輔をからかったりしている。
ちなみにバスケ部。
D-3の色は緑。
25年後は小説家になり、子供が1人いる。


八神ヒカリ
CV:荒木香恵
タケル同様、再び選ばれD-3を手に入れる。性格はややお茶目になっており、前作より大人びている。
大輔から猛烈アピールを受けるが気づいているのかいないのか総スルー。
タケルとは逆にやや兄に依存気味。
小学生にも関わらず服装がエロい。彼女の腋に魅せられたファン多数。
D-3の色はピンク。
25年後は保母さんになり、子供が1人いる。



【旧選ばれし子供達】


八神太一
CV:藤田淑子
中学2年生
ヒカリの兄。すっかり頼れる先輩。1話でトレードマークだったゴーグルを大輔に託した。
25年後は外交官となり、子供が1人いる。


石田ヤマト
CV:風間勇刀
中学2年生
タケルの兄。『TEEN-AGE WOLVES』というバンドで組んでボーカルとベースを担当している。
大輔の姉・ジュンに惚れられたが、残念ながら彼女持ち。
25年後は宇宙飛行士となり、子供が2人いる(空が妻)。


武之内空
CV:水谷優子
中学2年生
母親の影響でテニス部に入っている。
前作(というかウォーゲーム)で立っていた太一フラグをへし折り…に見えるが、
母性の強い空なら、精神的に弱いヤマトを選ぶのはアリなのかもしれない。
(実は太一とフラグが立っていたように見えたのは全て「脚本の連絡ミス」である。
元から監督などの公式としてはこちらのフラグを立てていたのみが正しい。詳細は彼女の記事を参照。)
だが太一との信頼関係などは変わっていない。
25年後は和風ファッションデザイナーとなる。


泉光子郎
CV:天神有海
中学1年生
中学でもパソコン部に所属している。新旧含めて選ばれし子供達の指揮官的存在になっている。
25年後は研究者となり、子供が1人いる。


太刀川ミミ
CV:前田愛
中学1年生
父親の仕事の関係でニューヨークに住んでいる。
頻繁に髪型や髪色が変わる。
25年後は料理研究家となり、子供が1人いる。


城戸丈
CV:菊池正美
中学3年生
受験を控えているため勉強に勤しんでいる。
そのため出番が少な目。
25年後は医者となり、子供が1人いる。



【デジモンカイザー】
本作序盤のボス。
サングラスをかけた少年で、デジモンを物のように扱い虐げている。ダークタワーやイービルリングを作った。
黒いD-3を持つ。
服装のセンスはぶっちゃけ恥ずかしい。

一乗寺賢
CV:朴路美
小学5年生
サッカーの天才と言われている少年。デジモンカイザーの正体。



【パートナーデジモン】

大輔たちのパートナーデジモン。
古代種であり、進化を阻害する〈ダークタワー〉に影響を受けない『アーマー進化』と呼ばれる特殊形態になれる。
パタモン、テイルモンも古代種のデータを持っていたため、それぞれアーマー進化を手に入れて前作から引き続き続投になった。
デジモンカイザーにもパートナーデジモンはいるが、アーマー進化はTV本編ではしない。
中盤からは通常進化も可能になった。
また、エネルギーの節約なのか幼年期Ⅱに退化して行動しているシーンも割と多い。

◆ブイモン
CV:野田順子
大輔のパートナーデジモン。
元気一杯で好奇心旺盛。額のVの字が特徴だが作画崩壊で消えた事がある
チョコが好物。
幼年期Ⅰ:チコモン
幼年期Ⅱ:チビモン
成熟期:エクスブイモン


◆ホークモン
CV:遠近孝一
京のパートナーデジモン。京をさん付けで呼び敬語を使うなど紳士的な性格で、なんか渋い。だいたい京に振り回されているが、いざとなれば前に出ていくタイプでもある。
幼年期Ⅰ:プルルモン
幼年期Ⅱ:ポロモン
成熟期:アクィラモン


◆アルマジモン
CV:浦和めぐみ
伊織のパートナーデジモン。名古屋弁風にしゃべるのんびり屋
伊織と中の人が一緒。
幼年期Ⅰ:ツブモン
幼年期:ウパモン
成熟期:アンキロモン


ワームモン
CV:高橋直純
デジモンカイザーこと一乗寺賢のパートナーデジモン。賢を溺愛しており「賢ちゃん」と呼ぶが、その度に怒られている。
非常に大人しく優しい性格で賢の悪行に心を痛めており、虐げられるデジモンを助けたりもする。
後に進化するが、パタモンと同じく声が激変する。
幼年期Ⅰ:リーフモン
幼年期Ⅱ:ミノモン
成熟期:スティングモン



【アーマー進化】

太一たちが持っていた〈紋章〉に対応する8つの〈デジメンタル〉を使って行う太古の進化方法。
ダークタワーによって進化が阻害された状態でも行える擬似進化。

作中では「勇気、友情のデジメンタルはブイモン」など使用キャラが決まっていたが、
ゲーム等ではワームモンを含めて各々8つのデジメンタル全てで進化形態を持つ(相性はともかく、それが正しい)。

普段は〈D-ターミナル〉という携帯機器に入っている。
特殊なデジメンタルに〈優しさ〉〈奇跡〉〈運命〉が存在し、特に〈奇跡〉と〈運命〉は「黄金のデジメンタル」と呼ばれる。
何故かテイマーズ以降では02未登場のアーマー体は敵で登場する事が多い。

ドラマCD(未知へアーマー進化)では本編に登場しないアーマー体も登場した。ただしギャグ系の話なので燃えはない。
ワームモン→「真夏の夜の優しさ、プッチーモン!」
ホークモン→「ジェットな友情、リンクモン!」
テイルモン→「魅惑の知識、バタフラモン!」
アルマジモン→「嵐を呼ぶ愛情、プテラノモン!」
パタモン→「胸騒ぎの光、マンボモン!」
ブイモン→「地上最大の希望、サジタリモン!」


勇気のデジメンタル
ブイモン→フレイドラモン
燃え上がる勇気、フレイドラモン!

友情のデジメンタル
ブイモン→ライドラモン
轟く友情、ライドラモン!

奇跡のデジメンタル
ブイモン→マグナモン
奇跡の輝き、マグナモン!

愛情のデジメンタル
ホークモン→ホルスモン
羽ばたく愛情、ホルスモン!

純真のデジメンタル
ホークモン→シュリモン
弾ける純真、シュリモ〜ン!

知識のデジメンタル
アルマジモン→ディグモン
鋼の叡知、ディグモーン!

誠実のデジメンタル
アルマジモン→サブマリモン
渦巻く誠実、サブマリモン!

希望のデジメンタル
パタモン→ペガスモン
天駆ける希望、ペガスモン!

のデジメンタル
テイルモン→ネフェルティモン
微笑みの光、ネフェルティモン!


【ジョグレス進化】

成熟期同士のデジモンを掛け合わせることで完全体へと進化する、新たな進化システム。中盤以降から登場した。
組み合わせは決まっており、選ばれし子供たちとパートナー同士が心を通わせたときに発現する。
シャッコウモンのビジュアルに驚いた視聴者は俺だけじゃない筈だ
終盤ではチンロンモンからデータを受け取ったことで、パイルドラモンが究極体へと進化できるようになった。

エクスブイモンスティングモン=パイルドラモン→インペリアルドラモン(ドラゴンモード)→インペリアルドラモン(ファイターモード)

アクィラモンテイルモン=シルフィーモン

アンキロモンエンジェモン=シャッコウモン


【D-3】

新たなデジヴァイス。

DIGITAL(デジタルの)
DETECT(検波する)
DISCOVER(発見する)

の略。
名付け親は光子郎…のアメリカの友人。

従来のデジヴァイスとは異なり、パソコンにかざすことでデジタルワールドへのゲートを開く事ができる。
これによりパソコンさえあれば好きな時にデジタルワールドに行けるようになった。
最初に出現したのは3つだったが、後にタケルとヒカリのデジヴァイスも変化している。

もともとオリジナルは一乗寺賢が持つものであり、大輔たちのD-3はそれを模したコピー品。


【ダークタワー】

デジモンカイザーが立てた黒い塔。暗黒デジヴァイスかアルケニモンが近くに存在するとデジモンの進化を阻害する効果を持つ。


【イービルリング】

デジモンカイザーが作ったデジモンを支配できる輪。
ただし、完全体以上になると抑えきれない。
が、後に完全体を制御できる【イービルスパイラル】を開発した。


【主題歌】

OP
『ターゲット〜赤い衝撃〜』

挿入歌
『brave heart』
『Break up!』
『Beat Hit!』
『sun goes down』
『僕らのデジタルワールド』

ED
『アシタハアタシノカゼガフク』
『いつもいつでも』


【余談】

いろいろと賛否両論である最終回の子供たちの成長した姿が描かれたことであるが、
「本来成長した姿は無印の最終回で描かれる予定であった」ことを忘れてはならない。

前作が予想以上の人気が出たため、急遽続編として制作されることになったのが本作であり、その関係でネタばらしが本作の最終回にもつれ込んだ形である。



今、冒険のゲートが開く――――


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