ゴルディオンハンマー

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ゴルディオンハンマー - (2023/03/27 (月) 12:21:22) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/04/25(日) 01:12:54
更新日:2023/11/24 Fri 23:15:50
所要時間:約 5 分で読めます





※推奨BGM:勇者王誕生!-PREVIEW-


次回予告
PREVIEW



君たちに最新情報を公開しよう!

鉄をも溶かす地上の太陽・グランドノヴァに飲み込まれた我らのガオガイガーに復活はあるのか?
そしてついに、GGGはヘル・アンド・ヘブンに変わる奇跡の力を手に入れる!
Gツール・発動承認!!

勇者王ガオガイガー・NEXT!


滅ぶべき右腕


次回もこのチャンネルでファイナルフュージョン承認!




これが勝利の鍵だ!

NEXT

Gツール
G_TOOL








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君たちに最新情報を公開しよう!!

ゴルディオンハンマーとは、勇者シリーズ最終作『勇者王ガオガイガー』に登場する、最大最強の必殺ツールの名称である。


ゴルディオンハンマー

正式名称グラヴィティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ツール』・通称『Gツール。重力場の中に活断ウェーブを作り出す史上最強の大発明である。

緑の星の未知の技術であるギャレオンと、地球の技術の融合体であるスーパーファイティングメカロイド・ガオガイガーの必殺技ヘル・アンド・ヘヴン
搭乗者である獅子王凱の身体に多大なストレスを与え、このまま使い続ければ彼を殺してしまう可能性が高かった。

それを危惧したGutsyGeoidGuard・通称GGGは急遽地球の技術による武器《ゴルディオンハンマー》を開発、対ゾンダー戦に備えた。
ジェネシックの装備『ゴルディオンネイル』をルーツとするが、小型化と発生する重力衝撃波の制御が叶わなかった為
用途の異なる武装として開発が進められた。

波面が垂直に切り立った重力波=重力衝撃波を形成し、
それを叩きつけることで目標を極短時間のうちに光速まで加速し光子レベルまで分解・消滅させる
主題歌の二番で「鋼鉄粉砕ゴルディオーンハンマー!」と歌われているが、実際には粉砕どころの話ではない

しかし、この武器の核と言える全てを光子に変換する重力衝撃波は、基本的に全周囲に対して放射される。
これが原因でゴルディオンハンマーを初使用した際、ガオガイガー自身までもが半壊する大ダメージを被ることになった。
次にプライヤーズを介して使用したが、ガオガイガーへのダメージは無くなったがプライヤーズが大きなダメージを受けてしまった。

解決策としてガオガイガーに特殊なエネルギーコーティングを施し(金色に発光するのはこのため)、
その圧倒的パワーの制御補助を行う本体より頑強な緩衝ユニットとして、超AIを搭載したツールロボ・マーグハンド(ゴルディーマーグ)が開発された。
ハンマー本体もAIユニットや柄の折り畳み機構などが増設されている。
これにより重力衝撃波をある程度偏向させることが可能となった。

ちなみに重力衝撃波の完全な発生制御は本編の10年後でも結局叶わず、波を打ち消すゴルディオンモーターを併設する形で問題の解決を図っている。
そのため地球製の関連武装は本体と同等以上のサイズの大型の物のみで、原型機のようなダウンサイジングは一向に進んでいない。


人類最強兵器であるガオガイガーをいとも簡単に破壊する大変危険なツールのためか、
使用にはマスターキーを介したGGG長官の承認と、卯都木命隊員所持のキーカードによるセーフティデバイスのリリーヴが必要で、ファイナル・フュージョンよりプロテクトが固い。
マスターキーはゾンダー編では内閣総理大臣承認、それ以降は国連事務総長承認と刻印されており、なかなか細かい。

発動シーンは圧巻の一言で、BGMと檜山氏の叫びもあいまって作中随一の見所である。(合体シーンも相当熱いが……)


◆発動プロセス

まずゴルディーマーグとゴルディオンハンマーが分離し、ゴルディーマーグがマーグハンドへとシステムチェンジする。

次にガオガイガーがマーグハンドとハンマーコネクト(右腕をマーグハンドに突っ込む。その際、ブロウクンマグナムはステルスガオーに保持される)し、
ゴルディオンハンマー!!の掛け声とともにゴルディオンハンマーを掴むと、マーグハンドに内蔵されているGSライド・及びウルテクエンジンのエネルギーと、
ガオガイガー(ガオファイガー及びスターガオガイガー)のGストーンが共鳴し、金色に光りだす。

全身の装甲に特殊なコーティングが施され、風すらも光に変える金色の破壊神となる。

ここまでの手順を踏んで、ようやくヘル・アンド・ヘブンに変わる必殺技ハンマーヘル・アンド・ヘブンが使用可能になる。
そのプロセスは以下の通り。

①マーグハンド内で光の杭が生成、車輪部がら摘出される

②上空に飛び上がったガオガイガーがハンマーヘル!!の台詞とともにゾンダー核に突き刺す

③上腕部に内蔵されているバール状のクローを展開し、ハンマーヘブン!!と叫びながら釘抜きの要領で摘出

④核を失ったゾンダーに対しその右腕に握られたゴルディオンハンマーを光になぁれぇええええ!!と叫びながら叩きつけ、敵を光へと昇華させる

ガオガイガーの後継機であるガオファイガーも同様の方式で装着・使用が可能。

その破壊力は凄まじく、劇中ではパスダー戦や原種戦で活躍し、正に無敵の必殺技という印象を視聴者に与えた。
単体での威力はキングジェイダーのジェイクォースをも上回り、
勇者王ガオガイガーFINAL』では勇気をゴルディーマーグが取り戻さなければキングジェイダーごと光にしていただろう。


◆弱点

こんな強力で極めて危険なツールにも弱点が存在する。
分かりやすい例がゴルディオンハンマー暴走制御装置である「ゴルディオンモーター」である。
PSゲーム『BLOCKED NUMBERS』のストーリー「第43.2話 金の牙、銀の爪」にて合体ゾンダーが使用した際には、ゴルディオンハンマー単体では完全に無効化されてしまっていた。
さらに、小説版にてゾヌーダ戦でゴルディオンハンマーが物質昇華された原因は、このツールを取り込んだことでゴルディオンハンマーが無力化されたことが大きい要因であるとしている。

次に精密攻撃ができない点である。
大抵は「敵に」とどめを刺すときに使用するわけだから問題なかった。
が、「身内」相手ではそうはいかず、事実レプリガオガイガー戦ではヘル・アンド・ヘブンを正面から喰らい粉砕されてしまった。
これは(レプリジンであるとはその時は分からなかったが)天海護を救出するまで、精密攻撃の行えない重力衝撃波を放つことができなかった為である*1
この問題は『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』にて、《ゴルディオンダブルハンマー》を開発することで解決する。

また仮にここで破壊されなかった場合、ソール11遊星主相手でもガオファイガーで戦い抜くことができるほどのポテンシャルを誇る。

『FINAL』ではゴルディオンハンマーと比較にならない位デカいツール《ゴルディオンクラッシャー》が登場。
戦艦三艦が変形合体し、発動時は上部が展開して本体の数十倍のエネルギーキューブが展開する。
接続はぶち抜き式。


ちなみに、PSゲームの外伝『BLOCKED NUMBERS』ではシナリオの進め方によっては、
キングジェイダーがジュエルジェネレーターを利用し、銀色に輝くシルバリオンハンマーとして使用する。
凱がハンマーヘル/ハンマーヘブンと技を呼ぶのに対して、ソルダートJジェイダーヘル/ジェイダーヘブンと称した。

そしてスーパーロボット大戦BXにおいてまさかのこの技が実装されることとなった。

さらにガオガイガーシリーズ最終章となる『覇界王』ではシルバリオンハンマーが正史ルートに組み込まれた。*2

因みに核の摘出は、押しつぶしながら五連メーザー砲の発射口である人差し指と薬指に核を詰めて摘出した(ほじくり出した) キラッ☆
なお、キングジェイダーがデカいのでゴルディオンハンマーが小槌のように見える。ピコピコハンマーもった大人とか言わない。
(スタッフによればこの現象はFINALでのルネのGストーンとの共鳴の伏線のようなものらしい)

また同ゲームにおいて、アメリカGGGの基地内の関係者以外立ち入り禁止エリアに何度も入ろうとすると、
セキュリティシステムとしてゴルディオンハンマーが飛んでくるなにぃ!? じゃねぇよ。アブねぇよ!!
(ちなみにこの前にはブロウクンマグナムが飛んでくる。そしてゴルディオンハンマーの後はジェイクォースが飛んでくる。過剰すぎるセキュリティである)


「ブレイブサーガ2」ではガオガイガーのガッツ技として登場する他、ウサリンMk-Ⅱとの合体技「GGGピコピコハンマー」としても登場する。
ガオガイガーがゴルディオンハンマーを呼び出すとウサリンが「お借りしますわ~」とガオガイガーを突き飛ばしてゴルディオンハンマーを奪い、
「光になれ~ですわ~」と敵を粉砕する。

ガオガイガーと合体できず虚しく彼方へ飛び去るマーグハンドが哀愁を漂わせる。

◆派生

ゴルディオンダブルハンマー

覇界王にて対覇界の眷属用として開発された新型のゴルディオンハンマー。ビジュアルをざっくりと例えると両端に金色の鉄球が付いたけん玉。
重力波は鉄球部分から発生する。

2007年の京都における対レプリガオガイガー戦において、ゴルディオンハンマーが重力衝撃波を安易に放つことができない際にハンマーが破壊されてしまったという教訓を基に設計されている。
2つの攻撃モードを完備しているだけでなく内蔵している小型ゴルディオンモーターにより、敵の重力衝撃波攻撃を防げるため、より攻防に優れたツールとなった。
ゴルディオンハンマーと同じく、ハンマー・ヘル・アンド・ヘブンも使用可能ではあるが、劇中では覇界王キングジェイダーにハンマーヘルを打ち込もうとする隙を突かれて失敗している。


  • ゴルディオンクラッカー
攻撃形態その1。
ハンマー両端の鉄球2つを分離。その後ガオファイガーの剛腕でダブルハンマーを振り回してアメリカンクラッカーの要領で鉄球を操り何度も重力衝撃波をぶつけて敵を丸く削り取りながら光に変換する。
一撃の出力はゴルディオンハンマーに劣るが、取り回しと小回りの良さではこちらに軍配が上がる。

  • ゴルディオンスライサー
攻撃形態その2。
クラッカーが放つ重力衝撃波をハンマー部に内蔵されたゴルディオンモーターによって薄く偏向させ作り出した光の刃を飛ばす技。
一撃の威力はより低下しているが、触れるものすべてを光に変換する特性は変わらず。要はガード不能の飛び道具。
命中すれば覇界王キングジェイダーの指すら容易く切断し、全身の装甲をズタズタに切り刻む威力を持つ。


◆余談

この武器は元々アニメ放送中に視聴者からのアイデアを元に作られたとされていた。

しかし、OP『勇者王誕生!』の2番歌詞には既に『鋼鉄粉砕ゴルディオンハンマー』と記載されていたためデキレースだと判明。
一部のファンから顰蹙買う事態にまで発展したのだった…(監督ェ……)


ケロロ軍曹にて、556が決め台詞を言ってくれた。





『《追記・修正》発動承認!!』
『了解!!《追記・修正》セーフティー・ディバイス・リリーヴ!!』



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