ハイパーツール

登録日:2010/04/25(日) 18:36:40
更新日:2025/05/17 Sat 17:11:08
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ハイパーツールとは『勇者王ガオガイガー』及び『勇者王ガオガイガーFINAL』において、GGGの勇者ロボ軍団が使用する工具型ツール。

大部分はジェネシックガオガイガーの『ガジェットツール』を参考にして作られるが、
その複雑かつ高度な技術は地球の技術では小型化及びガオガイガーへの内蔵の再現は困難であったため、
ガオガイガー(ガオファイガーガオガイゴー)のオプションとして使用されるようになる。

基本的にどのツールもFF同様に許可が必要なため、承認シーンもこの作品の醍醐味と言えるだろう。


ツール紹介

ディバイディングドライバー

地面に打ち込んだディバイディングコアを中心に、レプリションフィールドの次元反発作用によって空間を押し広げ、
それをアレスティングフィールドによって固定し、直径10kmにも及ぶ空間を約30分程発生させる装置である。
こうして出来た戦闘フィールドで闘うことによってガオガイガーは周辺地区への被害を気遣う必要なく、その戦闘力を発揮できる。

そのエネルギー量はブラックホールと同等で、
ピッツァや火麻参謀も「ブラックホールに地球上でお目にかかれるとは思ってもいなかった」と言っていた。
応用的な使用方法だが、空間を湾曲させる力を利用して物体の移動距離を長くすることで、その運動エネルギーを短距離で消耗させることもできる。

本体をミラーコーティングして射出されたドライバーを空中で左腕にドッキングさせ使用する。
後述のガトリングドライバーもだが、何故かゲージが外側(ガオガイガーからは見えない方)に付いている。

ちなみにガオガイガーの使うドライバーは連続使用は不可能。
これはエネルギーや空間湾曲する範囲の設定などの問題があるからである。

ガオファイガーの使うドライバーは改良され、コネクト部分とブレード部分に分けられ、
以前はエネルギーをドライバー一本分にチャージしていたのを、ブレード部分にチャージする方式に変更し、
ブレード部分をパージし、別のブレードをつけることにより連続使用も可能になった。

ちなみに原理自体は赤の星のジェイアークが使用するESミサイルと同じである。


【ガトリングドライバー】

戦闘フィールド発生装置であったディバイディングドライバーを宇宙用に改良して開発された次元ツール。
発生させた湾曲空間をヘッド部分を右回転させることによって収縮、左回転させることによって拡大させることができる。
また、空間湾曲を応用することで重力レンズを作り出すことも可能。
元々は攻撃用ツールではないが、応用次第では相手を捕縛したり複数の敵を撃破させることができる。

一応、ドライバーは両腕に装備させることが可能である。
ダブルヘッドドライバーと呼ばれ、ディバイディングとガトリングの力を合わせることにより、
湾曲空間を破壊できるが、ツールにかかる負荷が大きくドライバーが完全に大破してしまう。
ディバイディングドライバー同様に、ガオファイガー用に改修された物は擬似的にだが連続使用が可能になっている。

なおダブルヘッドドライバー時を除いて基本的に両ドライバーは左腕に装着される。
これは左腕から供給されるプロテクトエネルギーを使用するため。
仮に右腕に装着した場合はブロウクンエネルギーなのでガトリングドライバーならば攻撃技にすることも可能かもしれない。


ゴルディオンハンマー

重力波を叩き付け、目標を光子レベルまで分解消去する。
ヘル・アンド・ヘブンに代わる攻撃武器として開発されたハイパーツールで、通称Gツール。
詳しくは項目参照。


【プライヤーズ】

3体の小型ロボDP-C1、DP-R2、DP-L3が一組となったツールロボ。
小型GSライドを搭載、空間修復パターンに膨大な処理負荷がかかり会話機能ができなくなったが、意思疎通を図る事は可能。
各々が飛行能力を有しており、ゴルディーマーグ/マーグハンドが開発されるまではゴルディオンハンマーの輸送も行っていた。
直列合体によってスパナ形態にもなれる。DP-L3にはややおっちょこちょいな所がある。
EI-01戦で大破。その後、量産されてカーペンターズに組み込まれる。『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』の描写によれば、元プライヤーズの3体のAIは引き続き継続している様子。
全高:約10m前後、最大出力:機密

【ディメンジョンプライヤー】

プライヤーズが合体してできる巨大なペンチ型ツール。
ジェネシックのボルティングドライバーかギャレオリア・ロードが技術源と思われていたが、
続編小説にてギャレオリア・ロードのかろうじて解析できた一部の情報が使用されていたことが判明した。
ディバイディングドライバーで作り出したフィールドに発生した問題を修復するためのツールとして開発された。

両作用点の間に局地的なアレスティングフィールドを展開し、
文字通り空間を「掴む」ことができ、これによって空間の修復や湾曲空間からの脱出を可能とする。
マーグハンド完成前は、この形態でゴルディオンハンマーを運用した事もある。
空間壁突破時にはスパナに似た直列形態となる。この形態で機界四天王ピッツァへの体当たり攻撃を敢行したこともあった。

後に『覇界王』で再登場。
覇界王ジェネシックのジェネシックアーマーを打ち破るべく、ガオガイゴーが使用した。
その後の決戦ではギャレオリアロードで開かれた次元ゲートを封じるために
ガオガイゴー、ガオファイガー、ガオガイガー、覚醒人V2、ジェイダー、キングジェイダーといった錚々たるメンバーが使用。
合計45基のカーペンターズによるディメンジョンプライヤーが使用された。

【カーペンターズ】

戦闘によって被害を受けた都市を速やかに再建する作業用ロボット群。プライヤーズを基に設計されている。
6種類(プライヤーズ3種と溶接、接着、千手観音)が数千機量産され、カナヤゴに搭載されている。
あらゆる物体の損傷を修復する事ができ、主に都市復興に投入された。物質昇華したガオガイガーも修理し、元に戻すことができる。

他のマシン同様ロボット三原則が適用されているが、
他の勇者ロボと違い応用(という名の手加減)ができないので人間が乗っているロボットに手だしができない。


【イレイザーヘッド】

超竜神専用のツール。その名の通り使い捨て。
高出力の振動波を発生させ、あらかじめ指定した物質、衝撃波などを細分化し大気圏外へ排出する。
所謂消しゴムの名の通り、使えば減るという単純な現象を応用したもの。
対象は主に戦闘時に発生した爆発や火災など。他にもガオガイガーのヘル・アンド・ヘブンの爆発の被害を最大限抑えたこともある。

弾頭のサイズはNormal、L、LL、XLがあり、状況によってサイズを選択する。


【ゴルディオンモーター】

PSゲーム『BLOCKED NUMBERS』にて初登場。
アメリカGGG宇宙センターにて、平田昭子がゴルディオンハンマーの暴走時の危機に備え研究開発した緊急用ツール。
重力衝撃波によって威力を相殺することができるが、ゴルディオンハンマーのセーフティプログラムは完璧であったため、お蔵入りとなっていた。
しかし、ゾンダー化した大河長官、火麻参謀によって奪われ、取り込まれてしまう。
また、機界新種にゴルディオンハンマーが効かなかったのは、アマテラスと共に取り込まれてしまったからである。

後に『覇界王』で再登場。
が搭乗したガオファイガーが使用し、覇界王ジェネシックのゴルディオンネイルを抑え込んだ。


【グランドプレッシャー】

同じく『BLOCKED NUMBERS』で登場。
アメリカGGG宇宙センターにて野崎通によって研究開発されたハイパーツール。
ポッドを展開し、プロテクトシェードによるファーストロックで相手を拘束、
ブロウクンマグナムの回転エネルギーによるセカンドロックでポッドを閉じ、
ファイナルロックで完全に相手を閉じ込め拘束する。この際、脚部のドリルガオーのキャタピラを展開し、地面に固定させる。
そして、ガオガイガーの全出力を使ってキャビティ内に超パルス磁場を発生させ、強力なインプルージョンを起こし、
中性子星の中心にも匹敵する内部圧力によって対象物を粉砕する。まさに空前絶後、驚天動地のハイパーツールである。

また、ディスクX技術が転用されているため固有の物質、つまり核への影響を最小限に押さえることができる。
ルートによっては虹色に輝く『レインボープレッシャー』が見える(FINALの映像によればこれが正規ルートらしい)。

ガオガイガー最強のツールとして期待されたが、原種の規格外なサイズのデカさによりお蔵入り。
しかもアマテラスとともに機界新種に取り込まれてしまい、二度と使用されることがなくなったまさに悲しき幻の最強ツールである。


【モレキュルプラーネ】

外伝小説「獅子の女王」に登場した最初期に開発された鉋型のハイパーツール。
アンチメゾトロンフィールドを発生させるモレキュル・ラム部が高速で往復し、
中間子を対消滅させることで物質の分子結合を完膚無きまでに破壊する能力を持っている。

しかし、完成当時はゾンダーの核が人間であることもわかっておらず、
その強大な力はゾンダー核や原種核までも削ってしまうために、GSライドを外して封印されていた。

その力はありとあらゆるものを原子レベルまで破壊し、原子のチリとして消滅させる。
理論上この攻撃に耐えられる物質は存在しない、究極の決戦ツールである。

ジェネシックガオガイガーではなくジェイアークのデータが参考にされており、アンチメゾトロンフィールドには反中間子砲の技術が応用されている。

『覇界王』ではガオガイゴーが使用し、ゼロロボ群を芥子粒にした。












ゴルディオンクラッシャー

人類の叡智を結集し作られた人類最後の切り札。
詳しくは項目参照。







『《追記・修正》発動承認!!』
『了解!! 座標軸固定。《追記・修正》、キットナンバー03、イニッショーン!!!』

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最終更新:2025年05月17日 17:11