シャルル・ジ・ブリタニア

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シャルル・ジ・ブリタニア - (2020/11/22 (日) 11:44:31) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/03/17(土) 21:15:11
更新日:2023/11/13 Mon 10:05:56
所要時間:約 9 分で読めます





人は、平等ではない。
生まれつき足の速い者、美しい者、親が貧しい者、病弱な体を持つ者、生まれも育ちも才能も、人間は皆、違っておるのだ。
そう、人は差別されるためにある。だからこそ人は争い、競い合い、そこに進化が生まれる。
不平等は悪ではない。平等こそが悪なのだ!
権利を平等にしたE.U.はどうだ。人気取りの衆愚政治と坐しておる。
富を平等にした中華連邦は、怠け者ばかりだ。
だが、我がブリタニアはそうではない。争い競い、常に進化を続けておる。
ブリタニアだけが前へ、未来へと進んでおるのだ。
我が息子クロヴィスの死も、ブリタニアが進化を、続けているという証。
闘うのだ!!
競い、奪い、獲得し、支配しろ、その果てに未来がある!!

オォォル・ハイィィル・ブリタァァァニアァァァ!!



シャルル・ジ・ブリタニアとは『コードギアス 反逆のルルーシュ』及び『R2』に登場する人物である。

声:若本規夫
年齢:62→63歳
誕生日:8月4日
星座:獅子座
血液型:A型

神聖ブリタニア帝国第98代皇帝。
大柄な体格と綺麗に並んだ四段横ロールが特徴。
ルルーシュナナリーシュナイゼルコーネリア達の実父。



「不平等においてこそ競争と進化が生まれる」という持論を持ち、これをブリタニアの国是としている。
この考えに基づき、皇位継承権を持つ皇族同士を争わせて勝ち残ったものを後継ぎにすると宣言している。

ただ、彼自身政治や戦争には興味が薄く、普段は黄昏の間にある思考エレベーター(「アーカーシャの剣」とも呼ばれる)内にいる。
興味が薄いだけで政治手腕そのものは極めて優秀で、
若かりし頃は権力の腐敗や壮大な内紛などの末期的な政治状況だったと思われるのに、そこから一代で世界征服を達成しそうなほどに卓越している。

人間の「嘘」を激しく嫌悪し「嘘の無い世界」を求めている。
そのためギアス関連の遺跡がある地域を占領し、そこを天領とすることで人間の思考に干渉するシステムである思考エレベーターを作り出した。
そして思考エレベーターによって個人の意識を全人類の意識と強制的に共有させ、
「集合無意識(Cの世界)」=「神」を殺す「ラグナレクの接続」を実行しようと目論む。
尚、この計画を知っているのはブリタニア内でも側近のビスマルクやギアス嚮団などごく一部である。

嘘を嫌悪する理由は、幼少の頃、帝位をめぐる闘争の中で嘘や暗殺により実母を失い、世界を絶望したことから始まっている。

V.V.は双子の兄であり、彼に妻であるマリアンヌを殺されている(マリアンヌ自身はギアスの力で精神のみ生き延びる。)。
「嘘のない世界」を作るという同じ目的を持つはずの兄が自分に「嘘」を付いたことにより不信感を抱く。

その為、ナナリーやルルーシュをV.V.の矛先から守るべく、「取引材料」と称して日本へと送った。

しかし、「ラグナレクの接続」を実行すれば死者(正確には集合無意識に残るその思考・記憶)とも対話出来るために命を軽んじており、
神根島の遺跡を狙って日本を侵略したことからルルーシュの反感を買うことに。
ちなみに一応、彼なりにルルーシュやナナリーのことは愛していたようである。


ギアス能力者でもあり、他人の記憶を書き換える事が出来る。
ルルーシュのギアス同様相手の目を見る必要があるがルルーシュとは異なり、重ね掛けが可能。
その能力で、ルルーシュを始めナナリーやアーニャ及びアッシュフォード学園の生徒会メンバーの記憶を書き換えている。

ギアス嚮団がルルーシュ率いる黒の騎士団の零番隊に襲撃され、V.V.が敗れて本部の思考エレベーターを使い逃げようとした時、
彼がジェレミアを使ってルルーシュの暗殺を企てたことを知り、
再び「嘘」をついた兄を見限って不老不死のコードを奪い、兄を死亡させる(この時、ギアス能力は失われている)。

V.V.を追ってきたルルーシュとC.C.を思考エレベーター内に招き、ルルーシュにギアスをかけられるもコードのおかげで死なず、
C.C.の願いを叶えるという約束をして彼女のコードを奪おうとする。

しかし、直前にルルーシュの説得で拒絶されて失敗し、さらに蜃気楼の攻撃により思考エレベーターは崩壊することになる。

これにより一時行方不明扱いになっていたが超合衆国日本の成立と時を同じくして本国に復帰。


第二次トウキョウ決戦中にログレス級浮遊航空艦「グレートブリタニア」に乗り神根島に向かう。
この時、シュナイゼルに対して政治や戦闘を「俗事」として取り合わなかったことからクーデターを招く。

だが、シャルル自身は意に介さず、嚮団の生き残りと共に神根島のシステムを使い、思考エレベーターを修復。
思考エレベーター内で再び対峙したルルーシュに全ての真相を語り、
後から来たマリアンヌ、スザク、C.C.たちの前で思考エレベーターを起動させ目的を果たそうとする。

しかしルルーシュの行動の根本の理由を覆すような真相を語ったものの、
ルルーシュは彼らが「優しい世界」ではなく「自分に優しい世界」を求めているに過ぎないと気付き、
彼らを拒否して集合無意識に対してギアスをかけたことで、思考エレベーターが崩壊し始める。


直後、集合無意識から拒絶されたことにより、その場に居合わせたマリアンヌと共にCの世界に呑み込まれてしまう。
下半身が消滅しながらもルルーシュにつかみかかり、*1

シュナイゼルが作り出すであろう世界のあり方を警告したが、ルルーシュには「嘘の無い世界」を否定され「消え失せろ!」の一言と共に完全に消滅した。



■余談
  • 妻が108人いる。
    これは皇帝として貴族等からの申し出を受け入れている為であるが、若い頃はナナリーのような栗色の長髪でかなりかっこいい。
    もしかしたら普通にモテたのかも。





追記・修正は嘘の無い世界を作ってからお願いします。

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