携帯電話

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携帯電話 - (2021/05/14 (金) 14:09:29) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/10/25(月) 21:26:17
更新日:2023/06/02 Fri 23:14:14
所要時間:約 6 分で読めます




携帯電話とは、現在この文章を読んでいる約9割(推定)の人が手にしているものである。

文字通り携帯できる電話。
最近は電話というよりも電子メールやインターネットなど、コミュニケーションツールや音楽プレイヤー、書籍を見るといった娯楽アイテムとしての側面が大きい。


◆最初の携帯電話
1973年にアメリカ・モトローラ社のマーティン・クーパーによって開発された当初は「自動車・携帯電話」という扱いだった。
車の中にも電話を持って行って話せるという超絶画期的な代物だったのだが…

とにかくでかい。でかいのである。

電話機の無線化に成功しただけの代物で、
子機の下にセカンドバックが付いてる感じ。

これを肩からぶら下げて歩く。
もちろんバッテリーはあまり持たない。
でも当時としては超画期的。
個人には需要が低かったが、ビジネスマンは重宝したようだ。


◆進化した携帯電話
ここからしばらく進化の過程をぶっ飛ばして我々の身近にある携帯電話について書いていく。
面倒になったからではない。長いのである。
だから面倒になったんじゃないってば。
セカンドバッグがなくなってあとはどんどん小型化したと思えばおk。


♯スティック型
まっすぐ生きてたいの!


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↑こういう折れない奴
アンテナは伸縮可能。人によってはやたら長くしている人もいた。
だからと言って13kmとかは伸びない。幻覚です。

画面は現在の携帯の1/4より少し大きいくらい。
画面は初代たまごっちやデジモンペンデュラムを想像するとだいたい合ってる。背景の光はオレンジやら緑系やら。
着メロは手で打つ
当時、いち早く新曲を入れるために着メロ本がかなり流行った。
その着メロも64和音なんて言ったらびっくりされるレベル。
勿論インターネットなんか使えない。
イメージとしては固定電話の子機である。

その後、画面が大きくなったり、フルカラーになったスティック型携帯電話も出た。
しかしこの携帯、ボタン丸出しなので、ポケットやカバンの中でよく誤作動を起こす。
ボタンにカバーがついているものもあったが…


♯二つ折り型(クラムシェル型)
顔を見せるのは…恥ずかしいです…

「ガラケー」の主流になった携帯。
ふたつ折りにする事でボタンや画面を内側に収納。
誤作動なんかも減った。

このふたつ折り型には親戚にふたつ折り+首が回るタイプも存在する。

天敵は、関節を逆方向に曲げようとする逆パカ。
一部機種では画面とボタンがコードでつながっただけの状態でも使用できたりと、案外強い子なのかもしれない。

その形や機能から、変身するのに使用されたりする。
仮面ライダー555とかプリキュアとかが有名か。


♯スライド型
(`・ω・´)シャキーン

携帯の画面の下に数字ボタンを収納するタイプ。
スライドする事でボタンが登場する。スライドさせるときに効果音を出せるという謎仕様のものもあった。
一番変身が似合う携帯かもしれない。

ただし、画面を収納する事が出来ないため、落とすとそれはもう悲惨な状態になる。
決定ボタンだけは収納されていないのでやはり誤作動がある。
また、ボタンもあまり大きくないので、馴れるまでが大変。
馴れたらなかなか使いやすいしかっこいい。

縦にスライドすることができて、なおかつ横でもスライド出来る機種がある。

横スライド時はボタンがパソコンのキーボードになったりする。

最近では画面部分とキー部分の二つに分裂するものも現れた。


♯タッチパネル型
ボタンなんて邪魔ですわ!

iPhoneに代表される、ボタンとか使わないで携帯の画面を直にタッチして操作するタイプ。
携帯の機能を『触る』イメージが強い。
iPhoneが日本に入ってくる前にも一部機種に搭載されていた。
これも落とすと悲惨だが、ソフトケースなんかも存在するので入れとくと安心かも。
液晶保護フィルムを貼れば傷ついても安心。
この辺までを俗に「ガラケー」と呼ぶ。

♯スマートフォン
ガラケーの時代は終わった。

言うなればパソコンを小型化し、携帯電話としての機能を組み合わせたもの。俗に言うスマホ。
出たばかりの頃は「誰が使うん?」と半信半疑であったが、あれよあれよという間に普及。今となっては老若男女ほとんどの人がスマホ持ち。
画面はタッチパネルとし、物理ボタンを極限まで排除。あるとすれば電源とボリュームボタン、
あとたまにメーカー独自のなんかの割り当てボタンだけ。
どの機種にも共通の基本ソフトウェアであるOSが存在し、OSの規格に合致したアプリをインストールすることで自由に機能を拡張できる。
ちなみにスマートフォンの「スマート」とは英語で賢いの意味。

♯ガラホ・Androidガラケー

ガラケーのような折りたたみ式のボディーにスマートフォンの部品やOSを組み込み、LTEで通信可能な携帯電話。ガラケー同様物理ボタンで大半の操作を行う。
ガラホはauの商標で、同種のケータイをドコモはspモードケータイ、ソフトバンクは4Gケータイと呼ぶ。
個人向けだとインストールできるアプリが限られるなど需要はあまり多くないが、外回りが多い社員と事務所の連絡用として法人需要が多い。

◆会社
携帯電話のサービスを提供している会社。
詳しくは頼みます。


♯au
あぅ…
であり庭であり鹿でありリスでもある。
ネットはEZweb、音楽系はLISMO!
我らがめいでんちゃんもauユーザー。
アプリ面が残念で、唯一自由度が高いのはオープンアプリプレイヤー。
そのオープンアプリプレイヤーもそこまで使いやすくはない。
初期不良や故障が結構多い。
アニヲタの人口比率では一番多い。
スマートフォンはiPhone/ISシリーズ。

♯docomo
きのこ
茸一家&ダース・ヴェイダー
ネットはi-mode。
アプリ配信なんかも比較的早く、自由度も高い。
着フル、動画共に10M(2011年夏モデルからは50M)までダウンロード可能。
少し前まで画像は100KB以上のものは開けず、PNGにも対応していなかったが、最近の機種は画像は500KBまで見れ、PNGにも対応。
絵文字は比較的シンプルだがそれがいい。
現在はコンセプトでPRIMESTYLESMART、PR。

親方日の丸でインフラに金かけてるだけあって電波の入りは最強。
全体的に安定していて初期不良や故障はあまりみられない。
しかしややマンネリ気味。
スマートフォンはPRO series/ドコモスマートフォン with next。

♯SoftBank
ソフトンバンク。断じてウ○コではない。
旧J-PHONE→vodafone。白犬一家のCMで有名。
ネットはYahoo!ケータイ。
安さが取り柄ではあるが、ガラケーアプリ非対応が多く、電波は3社で最悪。
学校内の一部で繋がらない、山などの人が居ない所に行くと真っ先に圏外になる。
わりと空気。
繋がりにくい以外にも色々と悪評が立っている。
一方で公衆無線LANスポットは他社より多い。圏外解消はよ。
スマートフォンはiPhone/SoftBankスマートフォン/Xシリーズ。

なお、SoftBankになってからしばらく、アドレス変更をしなければvodafoneのアドレスが使えていた。
…しばらくというか、スマートフォンに機種変更しなければ2021年でもvodafoneアドレスを保持可能。
おそらく2024年の3G停波までは保持可能なはず。


 暴打フォン
(⌒\ ノノノノ
 \丶(゚∋゚)
  (m  ⌒\
  ノ  / /
  (  ∧ ∧
ミヘ丿 ∩∀`;)
(ヽ_ノヽ_ノ

#e-mobile
お猿さん。
新規参入会社だが今や携帯事業はそこまで奮っていない。

#WILLCOM
PHSを取り扱う。
WILLCOM同士の通話は無料なので、学生の使用率が高かった。

#Y
!mobile
e-mobileとWILLCOMがソフトバンクに吸収された姿。
ソフトバンクの犬に対抗して猫。あと芦田愛菜。
ソフトバンクとは格安という点で差別化されている。

#リンクスメイト
スマートフォン専門。いわゆる「格安スマホ」というやつで、
ゲームアプリを中心に通信量を90%程度カットするサービスを提供している。

#Tu-Ka
松本人志「話せりゃええやん」。
KDDIの別事業シンプル携帯の第一人者。
現在はauに吸収され消滅。

#LINEモバイル
ラインモバ・イ・ル~
本田翼「ホントに、ホントだよ」。

#楽天モバイル
米倉涼子「日本のスマホ代は高すぎる!!」
↑うるさいという苦情が多かったためか多少マイルドになった。
大手3社に次ぐ4匹目のドジョウ狙い。



▼日本の携帯事情▼

海外の携帯事情を知らない方にはあまりピンとこないかもしれないが、日本の携帯電話というのは海外のソレと比較するとかなり独自の進化がなされている。
上記の現象は携帯の「ガラパゴス化」などと呼ばれている。

諸外国の携帯とは一線を画す日本の携帯電話、故に外国の携帯企業が日本に進出できず、
逆に外国のニーズに沿ってない日本の携帯企業は外国に進出できない…という問題点がある。

もはや日本の携帯電話は多機能・高性能すぎて、『ケータイ』という一つの新しいものになっている。

ちなみにこのガラパゴス化した日本の『携帯』は一部でガラパゴスケータイ略して「ガラケー」なんて呼ばれている。
独自の進化を遂げているという意味を示すのに、これ以上なくわかりやすい呼称なのだが、「ネットスラングをそのまま使うのはどうなの?」と考える人もおり、
「フィーチャーフォン」という呼び方も提案されているが、ほとんど定着することはなく、今や新聞でもガラケー呼ばわりである。




尚、携帯という言葉は海外でも『ケータイ』で意味が通じてしまう。

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