AKIRA(大友克洋)

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AKIRA(大友克洋) - (2021/03/13 (土) 22:47:16) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/04/06(金) 15:35:41
更新日:2024/04/28 Sun 12:40:48
所要時間:約 4 分で読めます


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もう始まっている、もう止まらない…






週刊ヤングマガジンに1982年24号から1990年28号にかけて連載されていた大友克洋の漫画、およびそれを原作として大友氏自らが監督した1988年のアニメ映画。
圧倒的な画力と細かなディティールの作画、壮大なスケールのストーリーにより全世界から絶賛され、
未だSF漫画・SFアニメの金字塔と称賛されている。

作中に登場する「金田のバイク」はおそらく全世界のバイクファンの憧れの的。

ハリウッドで実写映画化案が何度か持ち上がり、頓挫を繰り返している。


そして物語と同じ年代の2019年、翌年の2020年に4K UHD Blu-Rayの発売と、時期未定だが原作版全6巻に忠実な再アニメ化が決定した。


【ストーリー】
東京の謎の爆発を発端に勃発した第3次世界大戦から38年が経過した2019年―――
爆心地東京は広大な埋め立て地を利用して大都市「ネオ東京」として再興し、繁栄を取り戻しつつあった。
そこの暴走族として練り歩いていた少年たち、金田と鉄雄はバイクで疾走中、突然飛び出してきた老人のような少年と事故を起こしてしまう。
駆けつけた軍は少年と彼に接触した鉄雄を連れ去っていった。
その騒動下で金田は軍に対抗するゲリラと知り合い、軍との戦いに巻き込まれていく。

やがて金田は知ることになる。ネオ東京地下で眠る謎の存在「アキラ」と、それにまつわる世界を巻き込んだ陰謀を。
そして鉄雄の身と心にも大きな変化が及んでいた…



【登場人物】

○暴走族チーム

  • 金田正太郎
声:岩田光央
主人公。自称健康優良不良少年。チームのリーダー格。
作中では苗字しか呼ばれない。
さん付けはデフォ。ズボラでヤクを決め込む下半身にもだらしないド不良だが、人情には厚い。
原作では第一部ラストの大破壊により何処かに飛ばされており暫く出番が無かった。
鉄雄に対して挑み続けたのは“落とし前”を付ける為であり、ケイやミヤコの思惑とは無関係ながら金田もまた運命に導かれた存在であると説明されている。

  • 島鉄雄
声:佐々木望
もう一人の主人公。凸助。
作中では下の名しか呼ばれない。
金田の幼なじみで孤児院時代から彼に守ってもらっていたが、反面金田に劣等感と嫉妬心を抱いていた。
軍の研究機関に拉致され超能力の才能を開花させてしまい、金田への劣等感と相まってその超能力を暴走させ、ネオ東京を混乱に追い込む。
その能力は後発ながらアキラに迫るとも評価される程で、41号のナンバーを与えられる。
原作ではミヤコらの導きもあってか本当にアキラに匹敵する程の能力を人格を残したままで解放。
全ての決着の為の切り札として使われる。

  • 甲斐
声:草尾毅
チーム一のチビで、マスコット的存在。山形の弟分。バイクテクニックは実は金田より上。

  • 山形
声:大倉正章
チームメイトのノッポ。暴走した鉄雄に殺されてしまう。



○反政府ゲリラ部隊

  • ケイ
声:小山茉美
ヒロイン的存在。
金田に助けられたことで彼と行動を共にする。
終盤で超能力を他者の媒介で発動できるようになった。
裸に色気がない?仕方あるまい

  • 竜作(竜)
声:玄田哲章
ゲリラ部隊のリーダーで、ケイの兄貴分。
思想家だがそれが損になることが多かった。

  • チヨコ
武器調達係のおばさん。一騎当千の完全武装はお手の物である。



○軍(アーミー)

  • 敷島大佐
声:石田太郎
アキラプロジェクトの最高責任者。厳格でやり手の渋いおっさん。
冷徹な印象を持つが研究対象の子供に愛着を持つなど、情には熱い。

  • Dr.大西
声:鈴木瑞穂
アキラプロジェクトの研究を務める科学者。
研究のためならどんなことも辞さない典型的なマッドサイエンティスト。

○ナンバーズ
軍の超能力開発研究で研究対象となった子供。
薬の副作用で肉体は老化しているが、精神は子供のままである。なお、声優は全員子役。

  • キヨコ(25号)
声:伊藤福恵
登場したナンバーズの中心的存在の少女(?)。未来予知を得意とする。
ベッドに寝たきりなほど体が弱い。

  • タカシ(26号)
声:中村龍彦
3人の中では一番精神的に幼く、気弱な性格。
序盤でラボを脱走し鉄雄と接触してしまい、結果彼を超能力に目覚めさせるきっかけを作った。
漫画版では第1部終盤で死亡。

  • マサル(27号)
声:神藤一弘
小児麻痺で浮遊椅子で移動する。
スーツでキメてるデブガキだが、影は薄い。

  • アキラ(28号)
この作品最大のキーパーソンの少年。
あまりに強力な能力を保持していたため、覚醒時に旧東京を崩壊させる原因となった。
感情が無いのは覚醒時に人格を吹き飛ばされてしまっている為で、言うなれば“力”の溢れ出す水門の様な存在となっている為。
大破壊以降、ネオ東京の地下で冷凍保存されていたが、自分とよく似た力を持つ鉄雄に触発されるようにして自らを解放する。
復活後、意識が繋がったタカシが殺されたショックから再び力を解放してネオ東京を破壊。
鉄雄に保護された後に“大覚様”と呼ばれ生き神として祭り上げられていた。
映画では大破壊後、原因究明の為に肉体をバラバラに解体された上で更に厳重に封印されていた。
鉄雄により封印を解かれた時点では死亡していると思われたが……。


○その他

  • ミヤコ
声:北村弘一
信仰教団「ミヤコ教」の教祖の老婆。他者の視覚を共有する能力を持つ。
実は脱走したナンバーズ「19号」。
アキラの能力に狙いをつけ奪取を図るも失敗、ネオ東京崩壊後は鉄雄の支配を打破するための指導者として奮戦する。
原作では、仮死状態の中でアキラや鉄雄、金田やケイといった運命に導かれた存在の姿を見ており、災厄を防ぐべくいち早く事態の解決を志し、主要人物たちの多くに助言を与え、尚且つ自らも命を懸けて世界の平定に乗り出し、そしてネタバレになるので詳細は避けるがクライマックスでも命をとして主人公を導くなど、ほぼ裏主人公的な活躍を見せていた。が……映画版ではただのモブキャラ。どうしてこうなった…

  • 根津
声:大竹宏
国会野党の政治家。
ミヤコ教を援助して政界工作をしつつゲリラ部隊にも資金を提供している二重の生活を送る。その名前と風貌からミヤコから「ネズミ」と呼ばれる。
アキラの力を背後に付けようと野心をむき出しにした結果、自業自得な最期を迎えた。

  • カオリ
声:渕崎ゆり子
大東京帝国時代、鉄雄の侍女として働いた少女。
元々は食糧配給に並んでいた所を捕まえられた鉄雄の慰安用の使い捨ての少女だったが、本人も意図しない偶然から生き残り鉄雄に気に入られる。
以来、鉄雄に誠意を尽くした他、アキラの世話役も任せられる等、鉄雄にとっては唯一本心から頼れる存在となっていく。
映画では最初から鉄雄のガールフレンドとして登場したが、トラウマ級の最期を迎えた。

  • ジョーカー
金田のチームと敵対する暴走族「クラウン」のボス。デブ。
映画では出番は少しだったが漫画では後半に再登場。意外にもメカに強い。

※金田のフルネームやアキラのナンバーからも解るように主要登場人物の名前の元ネタは『鉄人28号』である。



金田ァ!!

さんをつけろよデコ助野郎ォォ!!

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