登録日:2019/09/30 Mon 08:04:51
更新日:2025/03/07 Fri 01:17:12
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小山茉美は
日本の
声優・女優・ナレーターである。
旧芸名は小山まみ。
●目次
■プロフィール
生年月日:1955年1月17日
出身地:
愛知県西尾市
身長:155cm
血液型:A型
事務所:青二プロダクション
■概要
1970年代〜1980年代に人気アニメの主要キャラクターを多く演じ、現在も第一線で活躍している女性声優。
兄が1人おり、父親は1歳のときに他界している。
小学校4年生の
夏休みに「少年少女世界文学全集」を読破し、これがきっかけで将来は表現の世界に入ろうと心に決めた。
愛知県立西尾高等学校卒業後は劇団シアター・ウィークエンドに所属し舞台デビューを果たす。
1975年にテレビドラマ『キヨコは泣くもんか』に出演し、本格的に女優活動を開始した。
同年にはテレビアニメ『
一休さん』の桔梗屋弥生役で声優デビュー。だが、1976年放送『大空魔竜ガイキング』のフジヤマ・ミドリ役がデビュー作扱いとなっている。
その後も『宇宙海賊キャプテンハーロック』『
機動戦士ガンダム』『銀河鉄道999』などの人気アニメに出演し、
1981年放送開始の人気アニメ『
Dr.スランプ アラレちゃん』で主人公の
則巻アラレ役を担当したことで一躍ブレイクを果たした。
1990年頃には長期休業のためアニメの全レギュラーを降板するが、復帰してから現在に至るまでデビュー当時とほぼ変わらない声で活躍し続けている。
1976年に共演が多く、仲が良かった声優の
古谷徹と結婚したが、1983年に離婚している。
しかし、離婚後も仲の良い友人関係が続いているという。
代表作の一つ『ミンキーモモ』の主題歌を自ら歌うなど、一時期は歌手としての活動も行なっており、ソロ名義でのLP(アルバム)も幾つか存在するが、本人曰く、現在は歌手としての活動には特に思い入れはなく、再開する気もないとのこと。
■特色
子供から大人まで幅広く声を出すことができる声優で、正統派ヒロインは勿論、少年、大人の女性、マスコット的キャラクターまで様々な役を演じ分けることができる。
デビューから40年以上が経過し、最近は大人の女性役が多いが、今もなお色あせない声でどんな役でもこなすことから「七色の声を持つ声優」として広く知られている。
演技の幅が広すぎるため、アラレと
バラライカ、コロ助とキシリアが同じ声優だと知って驚く人も多い。
代表的な役は『
Dr.スランプ アラレちゃん』の則巻アラレ、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』のミンキーモモ、『
キテレツ大百科』のコロ助(初代)、
『
機動戦士ガンダム』のキシリア・ザビ、『ニルスのふしぎな旅』のニルス、『名探偵コナン』のベルモット、『
BLACK LAGOON』の
バラライカなど。
ガンダムシリーズでは重要キャラを3人演じている(うち1人はガンダムパイロット)。
アニメ以外でもニュース番組のナレーションや、洋画の吹き替えの仕事も行っている。
ナレーションで有名なのは報道ステーションか。
アニメ同様吹き替えのイメージも強い。強い大人の女性を演じることが多く、高島雅羅と同じ役をする事もしばしば。
代表的な役は『
特攻野郎Aチーム』のエンジェル、『
ナイトライダー』のボニー、『チャーリーズ・エンジェル』のクリスなど。
■『Dr.スランプ アラレちゃん』関連の余談
代表作である『Dr.スランプ』は
アニメ化以前からのファン。
アニメ化されるときのオーディションでは、最初は
木緑あかね役を受けていたが、そのときには
則巻アラレ役の声優がまだ決まっておらず、スタッフに言われて受けたところ最終的にアラレ役を貰うことになった。
後のインタビューでは「オーディションでとんでもない声を出したら採用され、その声を持続するのに苦労した」と語っているが、
「まさか自分がアラレの声をやれるなんてまさか思ってなかった。だから、楽しくってしょうがない」とも語っている。
当時はぶりっ子のお芝居にならないように気を付けて演技をしており、いつしか「アラレは私の分身」とまで言えるほど、アラレは小山さんにとって特別な役となる。
『Dr.スランプ』の単行本のコメントでは「おかげさまで私の代表作になりました」とお礼の言葉を言っていた。
『
Dr.スランプ アラレちゃん』のリメイク作『ドクタースランプ』ではアラレ役を川田妙子が担当しているが、それ以外のアニメや
ゲーム作品などでは小山さんがアラレ役を担当している。
『
ドラゴンボール超』でアラレ役で出演したときには、当時とほとんど変わらない声で演じたことでオールドファンを驚かせていた。
その際の
野沢雅子との対談では「準備が大変で、ボイストレーニングをした」「自分でも声が高くって「キーン!」の声で自分の頭が痛くなってしまった」と語っている。
なお、『Dr.スランプ』の原作者である
鳥山明やアニメスタッフの方とも交流があり、放送中は彼らとピクニックに行ったりしていた他、
CDを出すなどの歌手活動をされていた頃には、自身のアルバムのジャケットを鳥山先生に描いてもらったり、作詞をしてもらったりしたとか。
小山さんの公式HPでは、歌手活動をしている小山さんの写真と、自身のコンサートのパンフレットに鳥山先生が寄稿したイラストが掲載されている。
■主な出演作
◆テレビアニメ
◆劇場アニメ
◆OVA
◆吹き替え
担当女優
- キム・ベイシンガー
- ゴールディ・ホーン
- シャロン・ストーン
- ジョアン・アレン
- ブリジット・ニールセン
- マギー・チャン
- ミシェル・ファイファー
- クリス・マンロー(地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル)
- エミー・アマンダ・アレン(エンジェル)(特攻野郎Aチーム)
- ボニー・バーストウ(ナイトライダー)
- シンディ(コマンドー)※TBS版
- シャンシー(霊幻道士)
- リサ・マクドゥーエル(星の王子 ニューヨークへ行く)※フジテレビ版
- エレイン・ベネス(となりのサインフェルド)
- アニー・ウィルクス(ミザリー)
- 武后(則天武后)
- キャサリン・ライリー博士(12モンキーズ)※フジテレビ版
- ステファニー・ホールデン隊長(ベイウォッチ)
- オーレン・イシイ(キル・ビル)
- パメラ・ランディ(ボーンシリーズ)
- ジリアン・デライン(ラスベガス)
- メアリー・アリス・ヤング(デスパレートな妻たち)
◆ナレーション
- 報道ステーション
- 超歴史ロマン完全決着SP
- さんぽサンデー
- ポツンと一軒家
◆人形劇
追記・修正お願いします。
- 某クソアニメ最終回でとある声優にああそう、頑張ってねと言う時だけ素になるのは笑った。 -- 名無しさん (2019-09-30 08:48:42)
- 最初はそんなに声優の仕事に興味が無かったけど、最初の頃の仕事で怒られたが悔しくて身を入れて活動するようになったんだっけかな? -- 名無しさん (2019-09-30 09:53:15)
- アラレちゃんと言えばこの人だが、色っぽい大人の女性もお手の物なのである。 -- 名無しさん (2019-09-30 12:14:13)
- ビッグマムの幼少期の声は大体アラレちゃんだけど、成長後の顛末考えたら恐ろしさが倍増する -- 名無しさん (2019-09-30 15:12:55)
- 自分的は洋画に出てくる女性キャラの声というイメージがあるな。最近では、DLifeでやってた、『ナイジェラの簡単イタリアンレシピ』のナイジェラ女史役が印象深い。 -- 名無しさん (2019-09-30 15:25:03)
- コロ助は作者が小山さんが休業して代役を立てることを聞かされていたが 交代後もしばらく気づかなかった -- 名無しさん (2019-09-30 16:19:46)
- アラレちゃんとキシリア様が同じ声だと知ったときの衝撃よ -- 名無しさん (2019-09-30 18:24:22)
- 『スナッチャー』だと小島監督が「作品の内容が暗いから気分の切り替えが出来るように」と、主人公の相棒ロボ(メタル・ギアmk-II)の声が小山さんのアラレちゃん声になったんだよね。 -- 名無しさん (2019-09-30 19:58:14)
- ベルモット…バーボンと夫婦だったことがあるのか -- 名無しさん (2019-09-30 20:59:40)
- おっかない女傑・女性ボスにも定評があるよね。 -- 名無しさん (2020-03-24 07:27:15)
- 出身校である西尾高校はそれなりの進学校なので実は結構な秀才でもある -- 名無しさん (2020-09-10 01:22:15)
- オーディションであかね受けたってコロ助のこと考えると面白いね -- 名無しさん (2020-09-10 02:20:19)
- アラレちゃんの声今でも出せるのがすごい -- 名無しさん (2021-06-22 06:45:21)
- アラレとかはまだ分かるけど、キシリアやった時に20代なかばで新人の頃ってのがマジでとんでもない -- 名無しさん (2024-08-08 18:35:36)
最終更新:2025年03月07日 01:17