ゴ・ベミウ・ギ

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ゴ・ベミウ・ギ - (2020/09/21 (月) 16:12:36) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/04/18(日) 13:41:43
更新日:2024/01/25 Thu 21:56:45
所要時間:約 4 分で読めます





ギンボン・ザブダダ……ゴ・ベミウ・ギ・レ……
(死のコンダクター……ゴ・ベミウ・ギよ)



●ゴ・ベミウ・ギ

種族:グロンギ族(ウミヘビ種怪人)
呼称:未確認生命体:第38号
身長:198cm
体重:172kg
専用武器:ムチ
※超低温を発生させる能力を持つ。
演:伊藤聖子

ゴ・ベミウ・ギは『仮面ライダークウガ』の登場怪人の一体。
「ゲゲル」の最上位階級たるゴ集団の冷徹な女戦士。
芸術家肌で音楽を好み、中でもクラシックの名曲であるピアノ練習曲(エチュード)『革命』を好む。
同曲に対する憧れからか、その楽譜になぞらえたグロンギ中でも最も迂遠な法則の「ゲゲル」を行った(後述)。
「ゲリザキバス・ゲゲル」の二人目のプレイヤーであり、未確認生命体の出現により変貌した世界を描き出した本エピソードの敵役である。


【物語】
EP27「波紋」、EP28「解明」

シナリオ上の主役はベミウ自身と言えるが、登場人物全体に見せ場が用意されており、
また「ゲゲル」を主体に描かれる為に全体的にミステリーやアクションの要素が高いのも特徴。
遂に自らの正体を明かす謎のライダー(バッタ種怪人:ゴ・バダー・バ)とクウガの対決にも注目。
「未確認生命体」の出現により胎内の子供の未来に不安を感じる恵子先生の姿や、
「災害」として報道される「未確認生命体関連事件」なども『クウガ』の世界観に説得力を与えている。


【ゲゲル・能力】

  • ゲゲルの法則:「『革命』の楽譜になぞらえ、譜面に記された音階を頭文字に抱く水辺*1で、記された音符に併せた人数*2だけを殺す」

……うん、書くと長い。
規定時間、人数は不明。ルールの難易度は劇中に登場したゴ集団の中でもダントツに高い。
本気で譜面の完成を目指していたとしたら、どれだけの時間を掛けて何人を殺すつもりだったのだろうか……?

「ギンボン・ザブダダ(死のコンダクター)」を自称するウミヘビの能力を持つ「ゴ」怪人。
人間体は黒髪ロング、鳳凰をあしらった黒いチャイナ服姿を纏った美女。ゲゲルの関係から唯一水着姿を披露した。

現代のリント(人間)の文明の中でも特に音楽に興味を示し、短期間でピアノの演奏をマスターした芸術家。
特に自らの魂を震わせるフレデリック・ショパンのピアノ練習曲『革命』を好み、前述の様に、それになぞらえた「ゲゲル」を行った。
その複雑さ、難解さ故に法則性を一度見破られてしまうと一気にベミウにとって不利に陥る欠点を抱えるハイリスクなゲゲルとなった。

武器は自らのアンクレットを変型させた鞭で、この鞭からは「零下150度以上」と云う凄まじい冷気を放つ事が出来る。
「ゲゲル」の際には水中からムチの先端を胸に一瞬だけ接触させ、超低温による「急性心臓マヒ」を引き起こさせる事で標的を殺害していた。
この超低温のムチは、クウガとの対戦時も一瞬で肩口を凍り付かせていた他、防御の為に突き出したドラゴンロッドを冷凍粉砕する程の威力を持つ。

ドラゴンフォームをも完封する素早い攻撃により戦いを有利に進めていたが、一瞬の隙を付いたクウガは「金の力」を纏い、ライジングドラゴンへと進化。
……最後は時が止まったかの様な超スピードからの一撃(ライジングスプラッシュドラゴン)で刺し貫かれ、そのまま「の力」が生む凄まじい瞬発力を利用した回転と共に投げ飛ばされ、壮絶な爆死を遂げた。


尚、「ゲゲル」の法則を一条に見破られるが、その契機となったのは彼女が事件後に情熱的にホテルのピアノで『革命』を演奏していた所為だったりする事は言ってはいけない。


【関連人物】

「お前のムチはさながらタクトだ……(グロンギ語)」
身長2m(中の人)に及ぼうかと云う場違いな姿の人物がプールサイドに居るだけで怪しいです。

「違う!……脅威のライダー……ゴ・バダー・バだ!!」
主役を取りそうな程の勢いで活躍するバッタ兄貴。
名物「嘘予告」では“ライダーキック”まで披露するサービスっぷり。
……スタッフ自重。

バッタ兄貴に煽られ、珍しく挑発に乗る。
クラシックの譜面を読める意外な能力が明らかになる。
実はピアノを弾けるという裏設定がある。*3

僅かな(でも無いか)手掛かりから「ゲゲル」の法則を見破る。
譜面は読めても携帯をマナーモードに出来ない男。
子供の頃にピアノを習っていたという裏設定がある。*4

  • 元城恵子
美人で人妻。
みのりの同僚の保育士で、みのり、奈々と共に水着を披露してくれる。
お腹の赤ちゃんの未来に不安を吐露するが……。





【余談】
演じた中の人は映画『蛇女』に出演した経験を買われ、高寺プロデューサーに選ばれた。
……それも頷ける艶めいた日本美人である。

劇中で殺人事件の発生により、遊泳場から人が居なくなり「ゲゲル」が進行出来なくなると云う描写があるが、事件が起きれば人が逃げる……当たり前である。

仮面ライダーディケイドにも登場したが、再生怪人とさほど変わらない扱いだった。




「グスパギブ・ヅギビゾ・ババゼス・ザベザ……」

※訳:麗しく、追記を奏でるだけだ……。


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