五代雄介

登録日:2009/05/27(水) 17:21:20
更新日:2019/11/06 Wed 07:12:05
所要時間:約 7 分で読めます




「大丈夫(^^)b」


仮面ライダークウガ』の主人公。仮面ライダークウガに変身する。

演:オダギリジョー




年齢:25歳(8話までは24歳)
生年月日:1975年3月18日
血液型:O型
北海道生まれ。先輩ライダーの卒業校でブラックドームが襲撃し、高山我夢の母校でもある城南大学出身である。


定職に付かず気ままに世界中を旅する冒険家。笑顔サムズアップがトレードマークの好青年。
一見飄々とした能天気な性格だが、強い意志と深い優しさを内に秘めており、彼の影響で周囲の人間が成長することもある。

長野県九郎ヶ岳遺跡にて回収された発掘物〈アークル〉を見た際、古代で戦うクウガの幻を見る。
その後、警察が雄介の友人、沢渡桜子にアークルの調査を依頼した際に同行。
時を同じくして未確認生命体第1号が警察署を襲撃し、再びクウガの幻を見たことでアークルの装着を決意。クウガに変身した。

以降、古代から蘇った戦士〈クウガ〉『未確認生命体第4(2)号』として未確認生命体グロンギ〉と戦う事になる。

当初は正体を知る一条薫警部補から「民間人が戦う必要はない」「中途半端に関わるな」と戦いを止められたが、
雄介は皆の笑顔を奪うグロンギを許せず戦う事を決意する。



こんな奴らのために、これ以上誰かの涙は見たくない!
皆に笑顔でいて欲しいんです! だから見てて下さい!


俺の! 変身!!


こうして一条の反対を押しきり「中途半端はせず、最後までしっかり関わる」と戦う覚悟を決める。
一条も、雄介が自分と同じく自分より他者を優先する性格で止めても止められないと理解したため戦いを認めた。
以降一条とはグロンギとの戦いを通して無二の相棒になっていく。



初対面の人には「夢を追う男 2000の技を持つ男 五代雄介」と書かれた自作の名刺を渡す。
技の数は渡した時期によって変わり(手書きで書き直してある場合も)、雄介は誰に渡した名刺が幾つの技の時だったか記憶している。


また、直に会った事のない相手でも何気ない会話で聞いていればしっかり覚えており、
初対面で杉田刑事(クウガの状態で会った事はあるが)を「ピアノやってる葉月ちゃんのパパ」と分かったり、
桜井刑事はパンが好きだと覚えていて差し入れにパンを買ったこともある。

独特のネーミングセンスを持ち、クウガのライジングフォームが古代に存在しなかった新形態であることから「ミレニアム特別バージョン」と言ったり、
ビートゴウラムの必殺技に「金のゴウラム合体ビートチェイサーボディアタック」と名前を着けたりしている。
またクウガでフォームチェンジする際、勢いをつけたいとして「超変身」という造語を作った。


父親は戦場カメラマンであり、小学6年生の頃にアフガニスタンで他界。
18歳の時に母親も病で亡くし、その後は妹の五代みのりと共に様々な場所を辿った末、父親の後輩だった飾玉三郎(おやっさん)の下に落ち着いた。
現在も日本にいる間はおやっさんの経営する喫茶店〈ポレポレ〉にて居候しながら店の手伝いをしている。

ちなみに、五代雄介ブレンドというコーヒーが作れる。


父の訃報を受けた頃、当時担任だった神崎氏の
「お父さんが亡くなって、確かに悲しいだろう。だがそんな時こそ、お母さんや、妹の笑顔のために頑張れる男になれ」
「いつでも誰かの笑顔のために頑張れるって、すごく素敵な事だと思わないか?」
という言葉に感銘を受け、常に笑顔で過ごし皆に笑顔を与えられる人間になろうとするようになった。

サムズアップも“古代ローマで自分に納得がいく行動をした者だけが許される仕草”と神崎氏に教えられたものである。
この事から今なお彼を恩師として大変慕っている。

またこの時、神崎氏と「2000年までに2000の技を持つ」という約束し、当時から地道に技を増やし続けていた。



当初はクウガ=雄介である事は極一部の人間しか知らず、雄介の親代わりであるおやっさんも知らなかった。
ただし本人は全く隠しておらず、バレないのは自分から言わないのと、一般に『4号』で通っているのに本人は『クウガ』としか呼ばないためである。

また、リント文字の『戦士(クウガ)』を示す文字を気に入っており、シャツやバイク等にプリントやマークを入れたり、バックルを自作したりしたこともある。

移動は主にバイクを使う。自前のバイクは二話で大破し、
以降は一条薫から渡されたトライチェイサー/ビートチェイサーを使用していた。


好きなものは“青空”であり、クウガは漢字で『空我』と表記する。



【2000の技】
神崎先生と約束したもの。『笑顔』に始まり『クウガへの変身』で見事2000に到達した。

《劇中で判明した技》
1:笑顔
21:折り紙
107:空中前転(赤いクウガの必殺技に応用されている)
914:革命のエチュード(公式サイトのQ&Aにて判明)
1808:ストンプ
2000:変身

《番号不明の技》
ジャグリング
ビルクライミング
あやとり
刺繍
バックル自作
中国拳法
ピアノ演奏(自己流でマスターした有名な曲が、それぞれ○○番目の技として数えられている)


【優しさと苦しみの狭間で】
殺戮を繰り返し、人々から笑顔を奪うグロンギから皆を守るために戦い続ける雄介だが、本来彼自身は他者を傷つける暴力を嫌う性格である。
それはグロンギ相手でも例外ではなく、例え人々を守るという理由があっても力を振い敵を殺すことに本質的な抵抗感を抱え続けていた。

また自分の身体が生物兵器に変わっていく事に対する恐怖も感じているはずなのだが、
皆に心配をかけまいと人前では笑顔を絶やさず「大丈夫」とサムズアップをしてみせていた。
皆の笑顔のために嫌いな暴力を振るい、恐怖に耐える――この強く、優しい心が彼の魅力である。

またその性格ゆえ人からの信頼は厚い。杉田刑事は知り合ったばかりの雄介に緑のクウガで使う拳銃を躊躇いなく貸している(言うまでもなく超問題行為)。


だが第42号との戦いでは、相手のあまりにも残虐なゲゲルのやり口に憤り、それまで心の奥に溜まっていた怒りや憎しみが爆発。
初めて“誰かを守るため”ではなく“誰かを殺すため”に戦った。
この時憎しみによって現れる“黒い四本角のクウガ(アルティメットフォーム)”の幻を見た。

この出来事は彼の心に大きな傷を付け、戦った後に笑顔もサムズアップもなかった。

そしてこれ以降、雄介は憎しみに飲まれることを本能的に警戒するようになり、碑文の警告で黒いクウガの存在とその発動条件を知ってからは戦闘中も怒りや憎しみに注意するようになった。
実際敵の挑発紛いの台詞を聞いた時に湧き上がった怒りを抑えた事もあり、OPでも手枷のような演出が加わっている。

こういった自身の優しさ故の苦悩を抱えながら「みんなの笑顔を守る」という決意のために戦い続けた彼の心中は察するにはあまりある。
特に終盤、他人の言動に傷つき殺意を覚えてしまった奈々に投げかけた綺麗事とも取れる言葉は、優しい綺麗事から最も遠い暴力の中に身を置き続けなければならない自分自身への言葉でもあったのかもしれない。


上記のように冒険家であり以前は世界中を飛び回る生活を送っていたが、グロンギとの戦いで旅の続きができないでいる。
親代わりのおやっさんはその事を心配し、一条も悔やんでいた。



ダグバとの戦いにて、従来の力では敵わなかった雄介はダグバと同じ「究極の闇をもたらす者」とされる“黒いクウガ”への変身を決意。

そして決戦の前に「戦いが終わったら旅に出る」と知人や家族に別れを告げた彼は、もし自分が“黒”に変身してグロンギと同じ存在になったら撃ち殺すよう一条に告げた。



雄介「椿さんに聞いたんですけど、ベルトの傷、やっぱまだ直ってませんでした。だから、狙う時は“ここ”をお願いします」

一条「五代……」

雄介「いやもちろん、万が一、俺が“究極の闇をもたらす存在”になっちゃったらですけどね」

一条「……。こんな寄り道はさせたくなかった」

雄介「え?」

一条「君には……冒険だけしていて欲しかった」

雄介「……」

一条「ここまで君を付き合わせてしまって……」

雄介「ありがとうございました」

一条「……?」

雄介「俺、よかったと思ってます。だって、一条さんと会えたから」

一条「五代……」

サムズアップを交わす二人

雄介「じゃあ、見てて下さい。俺の――変身




黒に変身した雄介は最強の敵ン・ダグバ・ゼバとの最終決戦に挑む。
吹雪の中、初めて対等に戦える相手との出会いに喜び楽しみ笑いながら戦うダグバと
大嫌いな暴力を奮わなければならない悲しみに『クウガ』と言う仮面で隠した泣き顔を現し戦う五代。
互いに変身も解け、生身のまま殴り合う二人が雪原に倒れた時、一条が雄介の名を叫ぶが―――――





最終話では戦いが終わった後の光景が描かれた。
これまでを振り返る者。
これからを考える者。
皆に笑顔が溢れていたが、そこに五代の姿はない。



「彼は今頃、どこで何をしてるんだろうなぁ……」

「なんか未確認とは関係なく、普通の時の二人のコンビ、見てみたかったな」

「なぁ……五代はいま、笑顔でいると思うか?」








グロンギとの戦いで傷ついた彼はダグバを倒した後、自分の笑顔を取り戻しに、そして他の誰かに笑顔を広げるため、再び海外へ冒険に出ていた。

ラストでは青い空の下、異国の子供達と楽しげに戯れる光景が描かれている。


そして、小説版では……。



君を連れていこう



悲しみのない未来まで



君がくれた笑顔だけ



ポケットにしまって





僕は






青空になる

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