人は特殊勝利だけで決闘できるか?(遊戯王TF6)

「人は特殊勝利だけで決闘できるか?(遊戯王TF6)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

人は特殊勝利だけで決闘できるか?(遊戯王TF6) - (2016/04/03 (日) 22:08:28) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/10/26 Sat 07:56:04
更新日:2024/01/16 Tue 18:56:44
所要時間:約 5 分で読めます




『人は特殊勝利だけで決闘できるか?』とは遊戯王タッグフォース6で配信されたデッキレシピの名称である。
40番目のスタッフレシピで、TF6ではラストとなったデッキ。

そのデッキ内容はその名が示す通り、特殊勝利効果を持つカードをふんだんに投入したデッキである。

初めての特殊勝利カードであるエクゾディアからウィジャ盤終焉のカウントダウン毒蛇神ヴェノミナーガ究極封印神エクゾディオスなど
禁止カードである『ラストバトル!』や発売時期の都合上収録されていない
光の創造神 ホルアクティNo.88 ギミック・パペット-デステニー・レオなどを除いた、ほぼすべての特殊勝利カードが投入されている。

他にも特殊勝利自体とは関係ないが、ヴェノミノンおよびヴェノミナーガの強化のためかレプティレスモンスターも一部投入されている。
……もっともシナジーがあるかといえばあるが、そのシナジーが生み出すのは通常勝利であり、むしろ特殊勝利しにくくさせるが……

そのデッキの強さとしてはウィジャ盤とその死のメッセージカードたちが邪魔にはなるものの完成度は高い。

下手に特殊勝利に拘らなければナーガ様かヴェノミノンを強化して殴るのもよし、
特殊勝利で勝つならばパーツを揃えるだけでいいエクゾディアか発動すればOKの終焉のカウントダウンが妥当だろう。
ちなみにタッグフォース6の禁止・制限リストだと大嵐が禁止なのでウィジャ盤でも意外に安定して勝利できる。

しかしこのデッキレシピは2013年06月27日配信……つまりTF6のダウンロード販売に合わせて配信されたのだが、
同時に配信された快進撃の巨神が進撃の巨人をモロにモチーフにしているのに対してこちらはネタ度がかなり低い。


なぜかシーホースなどという
シナジーや関係性が全くない(通常モンスターなのでエクゾディオスは強化できるが)カードが入っているのだが。

追記・修正よろしくお願いします。







































それはタッグフォーススタッフ真の暴走・・・



ってこれ、シーホース入ってるじゃねえか! 完全に私の動画だこれ。















ネタ度が低い? ハハッ、御冗談を・・・・・・これ以上のネタデッキが存在するというのですか?








このデッキレシピの元ネタはどう見てもニコニコ動画にてZirai(福袋)氏より投稿されている
「【ゆっくり実況】人は~で決闘できるか?」シリーズである。


ん?どういうことかって?

タッグフォーススタッフが個人の企画動画をネタにしたってことだよ!言わせんな、恥ずかしい



今までもTAG FORCEシリーズではネットのネタ等を利用する事は多かった……だが、だがな……
まさかタッグフォース実況動画とはいえ一般人の個人の企画をネタにするなんて誰が想像できるか!!?




ちなみに必要とも思えないがそれが元ネタだという証拠を上げていこう。

  • デッキレシピの名前およびその趣旨(氏の動画のタイトルは全て「人は●●で決闘できるか?」というタイトル)
  • シナジーがないのにレプティレスが入ってる(レプティレス・ナージャがキーカードになった企画がある)
  • テンキーの社長・成田伸子(実在する方)がTwitterでネタにした。曰く「テンキー開発故致し方なし」とのこと。

そして何よりもシ ー ホ ー スが入っていることである。

Zirai氏もまさか公式にネタにされるとは思わず法廷でデュエルとならないように動画内で謝罪フェイズを行った。
そしてその後「人は特殊勝利で決闘できるか?で決闘できるか」と題してこのデッキを実際に回し、
スタッフへの感謝の意味を込めて成田伸子(TFの方)を撃破している。






※ちなみに

なぜZirai氏=シーホースなのかと言われれば不動遊星が捨てられたカードを拾い集めてデッキを組んだことに感銘を受け、
自身もタッグフォース6において同様の方法でデッキを組もうと企画した際に、タッグフォースというゲームのシステム上、
現実ではそのへんに落ちているとは考えられないような良カードを拾うこともあったものの、
いろいろと(コンボカード的な意味で)使えないカードも拾うなど、そういった中で1枚のシーホースを拾った。

企画である以上、不本意ながらも当然ながらシーホースも含めたデッキで遊星とデュエルすることに。


ちなみにシーホースはこんなの。

通常モンスター
星5/地属性/獣族/攻1350/守1600
ウマとサカナの体を持つモンスター。海中を風のように駆け巡る。

(若干アレな目と出した舌がキモさといらだちを感じさせてくれる。)


すると最初の手札にシーホースが来てしまい、以降使い道もなく手札の中で腐り続けた……
……のだが、終盤で遊星の魂のカードとも言われるスターダスト・ドラゴンを撃破(?)するまさかの活躍を見せ、
最後にはダイレクトアタックを決めて勝利を収めた。

主人公「不動遊星」の信念「この世に数多あるカードに『役に立たないカード』など、1枚もない!」を
奇妙な形で実現させたデュエルであった。

以後、このカードはZirai氏の魂のカード兼マスコットキャラクターとなったわけである。
この他にもサンダー・シーホース(こちらは優秀で、現実で非常に高価なレアカード)など「シーホース」と何故か縁がありすぎる。

気になる人は
【ゆっくり実況】人は拾ったカードだけで決闘できるか?【遊戯王】
で検索できるか?



モリンフェン様やダーク・キメラのようにネタになる要素もなかったシーホースが一部で人気だった由来はこの人の動画でほぼ間違いない。


そんなカードまで入ったこのデッキレシピは完全にタッグフォーススタッフの病気が生み出した産物である。スタッフいくら何でもやりすぎぃ!


その後もZirai氏はコンスタントにTF6の動画を投稿し続け、そのどれもが10万再生を突破するという快挙を達成。
さらには初期デッキでの戦い方を伝授した「初心者のための遊戯王TF6攻略」シリーズも含め、
ブームの去った後のTF6の売り上げに若干貢献したのではないかと言われている。

なお「TF6攻略」シリーズの初回ではDL版販売が決まっておらず、
「たけええええ!! この動画意味あるのかな…」という愚痴が収録されていたが、まさにその翌月にDL版がリリースされた。


【余談】
その動画の影響か、はたまたこれのレシピが配信されたせいか否かは不明だが、Amazonなどのカードショップでシーホースが地味に値上がりした。
もちろん初期のカードなので今やなかなか手に入ることもないという事情があるかもしれないが……

なお実際このデッキそのままでデュエルすると、
TF6の禁止制限リストでは大嵐禁止かつ除去カードを持っているキャラが少ないという事情があるため、
リアルではネタとすら呼ばれるウィジャ盤による勝利も意外と可能。

スネークレインで墓地を肥やしリミットリバースからのヴェノミノン召喚→わざと守備表示にして破壊し、
蛇神降臨でヴェノミナーガ召喚 といったコンボも可能なため普通に勝利することも十分に可能である。

一方でエクゾディアパーツを揃えるのはなかなか難しく、
揃えようとしてる間にヴェノミノンなどで殴り勝ってしまったり、普通に負けることも多い。
手札断殺とかドローカード自体はあるのだが……。シーホース?なにそれおいしいの?











最後に・・・人は『人は特殊勝利だけで決闘できるか?』で決闘に勝利することができる。


でも、


どれかひとつに絞っとけ!






追記・修正は自分の魂のカードを思い浮かべてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/