エクゾディア(遊戯王OCG)

登録日:2010/02/20 Sat 18:09:07
更新日:2025/04/28 Mon 12:46:47
所要時間:約 26 分で読めます





(みんな…ありがとう…。オレはもう何も恐れない…)

(ム…さっきまでの「恐怖」に歪んだ表情が消えた…?
「恐怖」を超越した「絶望感」で苦し紛れの笑みを浮かべているのか……)

海馬、それは違うぜ!
オレは「希望」を手にしたんだ!

オレの引いたカードは…

封印されしエクゾディア!!


エクゾディアとは、高橋和希作の『遊☆戯☆王』に登場するカード、及びそれを元に作られた『遊戯王OCG』のカードである。



【概要】

5枚の異なるカードで構成されているカード群。通称「エクゾディアパーツ」。
特徴はシンプルで、「エクゾディアパーツ5種類全てを手札に揃えたプレイヤーは勝利する」というもの。

遊戯王OCG初の特殊勝利条件を持ったカードでもあり、登場するなり早速全てが制限行き。
そして未だかつてそれが解かれた事は無い。

遊戯王も含めたあらゆるTCG界隈に於いて、いまだにコイツと並ぶ豪快な特殊勝利方法はほとんど無い。
知名度も極めて高く、「遊戯王に触れたことはないがエクゾディアは知っている」という人も多い。

近年でもエクゾディアパーツを簡単に手札に加えさせないためか魔法使い族のサーチカードは少なく、大量ドローができるカードには厳しい規制が入る*1
ゲームデザインそのものにも大きな影響を及ぼしているカード群なのだ。


特殊勝利効果&攻撃名は「怒りの業火 エクゾード・フレイム」。
ちなみに東映版では「エクゾディア・フレイム」、原作の記憶編では「エゾード・フレイム」。

なおよく間違えられるが、「エゾディア」ではなく「エゾディア」である。まぁデッキはその特殊性ゆえにほぼ必然的にエグいが。

対戦TCGにおいて麻雀のように「特定のカードを引き当てる事自体で勝利」という独特の戦い方をする特性から、後発のTCGでもエクゾディアの影響を受けたような「手札や盤面を特定のカードで埋める」を条件とした特殊勝利やロマンコンボを目指すカードが作られる事もある。


【パーツ一覧】

封印されしエクゾディア
効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/魔法使い族/ATK1000/DEF1000
このカードと「封印されし者の右足」「封印されし者の左足」「封印されし者の右腕」「封印されし者の左腕」が手札に全て揃った時、デュエルに勝利する。

封印されし者の左足
通常モンスター(制限カード)
星1/闇属性/魔法使い族/ATK 200/DEF 300
封印された左足。封印を解くと、無限の力を得られる。

封印されし者の左腕
通常モンスター(制限カード)
星1/闇属性/魔法使い族/ATK 200/DEF 300
封印された左腕。封印を解くと、無限の力を得られる。

封印されし者の右足
通常モンスター(制限カード)
星1/闇属性/魔法使い族/ATK 200/DEF 300
封印された右足。封印を解くと、無限の力を得られる。

封印されし者の右腕
通常モンスター(制限カード)
星1/闇属性/魔法使い族/ATK 200/DEF 300
封印された右腕。封印を解くと、無限の力を得られる。
本体である《封印されしエクゾディア》のみ特殊勝利効果が書かれた効果モンスターで、残りのパーツは通常モンスターとなっている。
ちなみに原作での本体のフレーバーテキストは「但し、神の四肢たるカード4枚を揃え、5体を復活させし者、あらゆる敵を一瞬に葬り去る」というもの。
バンダイ版*2及びクロスデュエル*3でもこのテキストが採用されているが、「但し」の部分が省略されている。

更にちなみに、どれか1枚欠けただけで全部そこらの弱小モンスターになるこの5枚、なんとOCGでは 近い時期にバラバラの商品 で登場している。順番に記すと、
カード名 登場日 商品形態 パック(レアリティ)・書籍名
1 封印されし者の左足 1999年5月27日 通常パック Vol.3 (Ultra)
2 封印されし者の右腕 1999年7月8日 書籍付属カード 『遊戯王DMⅡ闇界決闘記 攻略本』上巻
3 封印されし者の右足 1999年7月22日 通常パック Vol.4 (Ultra)
4 封印されし者の左腕 1999年8月5日 書籍付属カード 『遊戯王DMⅡ闇界決闘記 攻略本』下巻
5 封印されしエクゾディア 1999年8月26日 『遊戯王DMⅡ』世界大会
会場限定販売パック
PREMIUM PACK 1 (Ultra)
しかもトリを飾るエクゾディアは、それを買うだけ目当てのご家族連れもあって大会会場の東京ドームをして想像を遥かに超える来場者で大混雑に至ったため、大会自体が予選段階で進行中止。(当時の報道の 外部リンクはこちら。 )
結局後日、限定パックの方は通信販売した。
そして上述のように規制も早く、翌2000年4月施行の制限・準制限カードルールで雁首揃えて制限カード入り。公式ルール上での各カード2枚目以降の価値は無くなったのである*4
様々な意味でエグい。今、似たような売り方をしたらどっかのお偉い所から指導が入るんじゃなかろうか。そこまでの大混乱引き起こす代物が遊戯王ならずともそもそも今の世にあるのかは別として。


とにかく1体だけ効果モンスターな本体をどうにかしなければ話にならない。
コイツさえ手札にくれば、後のパーツは低ステータスの通常モンスターなので比較的楽に揃えられる。

特定カードを5枚以上揃えたときに確実に勝利できるコンボを見つけても、「それならエクゾ揃えた方が早くね?」と返されるのはよくあること。
ただしエクゾディアパーツは全て制限カードでサポートも限られるため、単純に優劣はつけられないが。

とか思ったら……



【サポートカード】

2015年11月発売の「MILLENNIUM BOX GOLD EDITION」にて新規サポートカードの《召喚神エクゾディア》が登場。
遊戯の看板モンスター達が次々とテコ入れされる中で、ついにエクゾディアも強化されることとなった。

更に2024年4月発売の「INFINITE FORBIDDEN」でも新規サポートカードが登場。正式に【千年(ミレニアム)】というテーマとなった。
エクゾディア本体は勿論のこと、千年アイテムや元の持ち主である武藤双六と関連が深いカード達もサポートとしてリメイクされた。
彼等は主にエクゾディアパーツが揃うまでの時間稼ぎや新たなるエクゾディアの露払いが主な役割となっている。
これで顔や手足で殴る必要がなくなるな。


メインモンスター

  • 召喚神エクゾディア
古の魔神よ!
封印されし五体を解き放ち、我に力を与えよ!
出でよ!古の魔神!
召喚神エクゾディア!

特殊召喚・効果モンスター
星10/闇属性/魔法使い族/攻 ?/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの「封印されし」モンスター1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は自分の墓地の「封印されし」モンスターの数×1000アップする。
(2):このカードは他のカードの効果を受けない。
(3):自分エンドフェイズに発動する。
自分の墓地から「封印されし」モンスター1体を選んで手札に加える。
(4):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
手札の「封印されし」モンスターを任意の数だけ相手に見せ、見せた数だけ自分はデッキからドローする。
「MILLENNIUM BOX GOLD EDITION」で登場した新たなるエクゾディア。

場のエクゾディアパーツをコストに手札から特殊召喚でき、攻撃力は墓地のパーツの数×1000となる。よって攻撃力は最低でも1000、最大で5000となる。
そして他のカード効果を一切受けず、毎ターン墓地のパーツを強制で回収していく。
さらに戦闘破壊されると手札に溜まったパーツ分だけドローができる。

攻撃力アップの倍率は高いが、パーツの回収が任意ではなく強制なので攻撃力は毎ターン下っていってしまう。
また他のカードで攻撃力を上げたり戦闘破壊耐性を付与出来ないので、戦闘には弱い。
なので攻撃力をある程度保つためには予めパーツを墓地に落としておく必要がある。
しかしそうなると特殊召喚のために場に召喚するパーツが減るというジレンマ。
パーツが全種制限で緩和も絶望的なため、攻撃力のキープは意外と難しい。

戦闘破壊時のドロー効果は手札にパーツがあるほど大量ドローが狙える。
戦略次第で攻撃力を維持する為にパーツを墓地に置き続けるか決めよう。

なおパーツ回収効果は強制だが発動を伴うため、《発禁令》で発動を封じると攻撃力の維持が可能になる。
ここまでやってもこいつには敵わないのはお約束。
後は《究極封印神エクゾディオス》と併せると手軽にランク10を出したりもできる。


イラストは記憶編の神官シモンが操ったものだろうか。
効果の方はGXでアモンが使役したアニメ版《究極封印神エクゾディオス》とほぼ同じになっている。
ただそちらは戦闘破壊耐性もあり、効果を受けないのは相手のカードのみだった。

遊戯王デュエルリンクス』では双六がこのカードを特殊召喚した際に上記の召喚口上を言う。
恐らく記憶編におけるシモンの口上をアレンジしたものと見られる。

  • 千年の眠りから覚めし原人
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻2750/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。
このカードを永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):このカードが永続魔法カード扱いの場合、2000LPを払うか手札の「千年の十字」1枚を相手に見せて発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、デッキから「千年」モンスターか「ミレニアム」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(3):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、モンスターの効果では破壊されない。
「INFINITE FORBIDDEN」で登場した「千年」モンスターの1体。
まさかの《千年原人》のリメイク。「千年アイテムを持つ原始人」と言うフレーバーテキスト繋がりだろうか。

手札から永続魔法扱いで魔法・罠ゾーンに置くことができ、2000ライフ払うか手札の《千年の十字》を公開する事で魔法・罠ゾーンから特殊召喚できる。
さらにその際同時に「千年」モンスターか「ミレニアム」モンスターをサーチできる。
またモンスター効果では破壊されない。

高めの打点と効果破壊耐性に加えて後続のサーチも可能、しかもよく見ると同名カードのサーチも可能と言うハイスペックなカードである。


  • 千年の宝を守りしゴーレム
効果モンスター
星6/地属性/岩石族/攻2000/守2200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。
このカードを永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):このカードが永続魔法カード扱いの場合、2000LPを払うか手札の「千年の十字」1枚を相手に見せて発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、デッキから「石版の神殿」1枚を手札に加える事ができる。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「千年の十字」の発動は無効化されない。
「INFINITE FORBIDDEN」で登場した「千年」モンスターの1体。
こちらは《千年ゴーレム》のリメイク。単に「千年」と言う繋がりからか。

永続魔法化と魔法・罠ゾーンからの特殊召喚は《千年の眠りから覚めし原人》と同じだが、こちらは特殊召喚と同時のサーチ先が《石版の神殿》限定。
また耐性はない代わりに《千年の十字》の発動が無効化されなくなる永続効果を持つ。

地味だが《幻の召喚神エクゾディア》の降臨を安定させられるため非常に便利。
攻守は物足りないものの、他はレベル6・地属性・岩石族と使いやすいステータスをしている。

  • 千年王朝の盾
効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻 0/守3000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。
このカードを永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):このカードが永続魔法カード扱いの場合、2000LPを払うか手札の「千年の十字」1枚を相手に見せて発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、デッキから「千年の十字」1枚を手札に加える事ができる。
(3):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、魔法・罠カードの効果では破壊されない。
「INFINITE FORBIDDEN」で登場した「千年」モンスターの1体。
こちらは《千年の盾》のリメイク。古いフレーバーテキストで「千年アイテム」とされていたからか。

永続魔法化と魔法・罠ゾーンからの特殊召喚は前2体と同じで、サーチ先は《千年の十字》。
《シールドクラッシュ》とかで破壊されていた反省か魔法・罠カードに対する破壊耐性を持っている。

《千年の眠りから覚めし原人》→《千年の宝を守りしゴーレム》→《石版の神殿》→このカード→《千年の十字》
と繋げる事で場に3体のモンスターを並べつつ《幻の召喚神エクゾディア》の降臨に繋げられる。
……のだが、元から手札に《千年の十字》を確保していないとこの動きでライフを6000も失う事になってしまう。
初期ライフからだと《幻の召喚神エクゾディア》の攻撃力も2000ちょっとしか出せず、ライフロスデメリットやダメージですぐ敗北しかねないのが難点。

むしろ上記2体含め重要なのは「ライフコストこそかかるが、召喚権を使わずにモンスターを展開できる」と言う点。
など、本来のサポート先を放り出した汎用性の高い出張パーツと言う形で注目を集めている。
ただしそちらの場合でもライフコストはバカにならないため注意。

  • ミレニアムーン・メイデン
効果モンスター
星4/光属性/幻想魔族/攻1500/守1300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。
このカードを永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):このカードが永続魔法カード扱いの状態で、相手の効果が発動した場合に発動できる。
このカードを特殊召喚し、このターン中、自分フィールドのレベル5以上の幻想魔族・魔法使い族モンスターを相手は効果の対象にできない。
(3):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体はその戦闘では破壊されない。
「INFINITE FORBIDDEN」で登場した「ミレニアム」モンスターの1体。
《月明かりの乙女》の幻想魔族化リメイク。『DM2』以降で幻想魔族だったからだろうか。

永続魔法化は「千年」モンスター達と同じだが、こちらは能動的に特殊召喚はできない。
代わりに相手が効果を発動した場合に魔法・罠ゾーンから特殊召喚しつつレベル5以上の幻想魔族・魔法使い族に対象耐性を与える。
また自身が戦闘する際に互いに戦闘破壊されない永続効果を持つ。

能動的には使えないが《幻の召喚神エクゾディア》に対象耐性を付与出来るので、あちらの耐性の穴をある程度カバー出来る。
戦闘破壊耐性も便利な壁役となれる。《石版の神殿》があれば効果破壊されても永続魔法化して使い回しが出来る。
ただし、こちらから攻撃する場合も戦闘破壊出来ないので直接攻撃出来る時以外は攻撃しないのが吉。

  • ミレニアム・アブソリューター
効果モンスター
星4/風属性/幻想魔族/攻1300/守1400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。
このカードを永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):このカードが永続魔法カード扱いの状態で、相手の効果が発動した場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、フィールドのモンスター1体の攻撃力の半分だけ自分のLPを回復できる。
(3):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体はその戦闘では破壊されない。
「INFINITE FORBIDDEN」で登場した「ミレニアム」モンスターの1体。
《アブソリューター》の幻想魔族化リメイク。こちらも『GB版』で幻想魔族だったからだろうか。

弱点含めて《ミレニアムーン・メイデン》とほぼ同じだが、こちらの特殊召喚と同時の効果は場のモンスターの攻撃力の半分のライフ回復。

ライフ管理が重要な《幻の召喚神エクゾディア》にとって非常にありがたい効果。
ターン経過でムキムキになったそちらを選べば大幅なライフ回復も可能で、その後攻撃すれば更に大幅な攻撃力アップが見込める。

  • 心宿りし青眼竜(ブルーアイズ)
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカード名はルール上「ミレニアム」カードとしても扱う。
このカード名の、(1)の効果は1ターンに1度しか使用できず、(3)の効果は「千年の十字」を発動したデュエル中に1度だけ使用できる。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「千年の十字」1枚を手札に加える。
(2):このカードのコントロールは変更できない。
(3):このカードが墓地に存在する状態で、相手がレベル8以上か攻撃力3000以上のモンスターを召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
「RAGE OF ABYSS」で登場したまさかの青眼の白龍のリメイク。効果外テキストにて「ミレニアム」カードとして扱われる。

他の「ミレニアム」モンスターと違い永続魔法化や魔法・罠ゾーンからの特殊召喚効果はないが、手札から捨てる事で《千年の十字》をサーチできる。
また場にいる間はコントロールを変更できない。
そして墓地にいる時に相手がレベル8以上か攻撃力3000以上のモンスターを召喚・特殊召喚したらそのカードを墓地に送りつつ自己蘇生する効果を持つ。

なんと言っても《千年の十字》サーチがありがたく、しかもライフコストがない。
これによりライフ管理が簡単になり、オマケにサーチついでに墓地効果での妨害も構えられるとまさに【千年】の救世主的存在。
攻3000/守2500の「ブルーアイズ」モンスターでもあるため、《ドラゴン・目覚めの旋律》や《ビンゴマシーンGO!GO!》でサーチが可能。
こいつの登場により【千年】の安定性が格段に向上した。
ただし墓地効果は「《千年の十字》を発動したデュエル中に1度だけ」、と言う条件と制約があるため注意が必要。

モチーフとなっているのは双六が持っていた所謂「4枚目の《青眼の白龍》」であり、
  • 名前の「心宿りし」=双六の「本当に大切なカードには心が宿るんじゃよ」と言う台詞
  • 「竜」表記=《青眼の白龍》の初登場時は「青眼の白」表記であった
  • 手札から捨てて《千年の十字》サーチ=海馬に破られるも双六が遊戯へエクゾディアを託す
  • コントロール変更不可=双六が海馬とのトレードを拒否・青眼も盗んだ海馬の命令を拒否・最終的に海馬に破られたため遂に海馬の物にはならなかった
  • レベル8以上もしくは攻撃力3000以上のモンスターが場に出るとそれを墓地に送りつつ自己再生
    =遊戯vs(1戦目)における海馬の命令拒否→自己消滅→遊戯が《死者蘇生》で蘇生させるの流れ
と、トコトン双六の《青眼の白龍》を再現している。


  • 魂宿りし暗黒騎士ガイア
効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2300/守2100
このカードはルール上「ミレニアム」カードとしても扱う。
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドにレベル5以上のモンスターカードが存在する場合、
このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
その間に相手が攻撃表示で召喚・特殊召喚したモンスターのレベルは7つ上がる。
(3):相手がモンスター効果を発動した時、このカードを除く、
自分フィールドのレベル5以上の表側表示のモンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
VBEX5の付録で登場したまさかの暗黒騎士ガイアのリメイク。効果外テキストにて「ミレニアム」カードとして扱われる。

《心宿りし青眼竜》同様に永続魔法化や魔法・罠ゾーンからの特殊召喚効果はないが、レベル5以上のモンスターがいればリリースなしで召喚できる。
場にいる間は相手が攻撃表示で召喚・特殊召喚したモンスターのレベルを7つ上げる永続効果と、
自身以外の自分のレベル5以上のモンスターを墓地に送って相手のモンスター効果を無効にして破壊する効果を持つ。

後述する《幻の召喚神エクゾディア》では対応できないモンスター効果への対策が取れるのは非常にありがたく、《千年の眠りから覚めし原人》でのサーチから即座にリリースなしで召喚に繋げられるのも便利。召喚権を消費するものの、【千年】では召喚権が余りがちなのでそこまで気にならない。《千年の宝を守りしゴーレム》と併せてランク6のX召喚に繋げることもできる。
レベル上昇効果はS召喚・X召喚などの妨害だけでなく、《心宿りし青眼竜》の墓地送り対象を広げられるのもありがたい。
ただし、《千年の眠りから覚めし原人》のサーチは《心宿りし青眼竜》などに使用したい場面も多く、魔法・罠ゾーンからの特殊召喚も持たないので《石版の神殿》も使えないと取り回しの悪い点も目立つ。自身が展開に寄与する訳でもないので、無理に狙わず上振れた時に盤面に添えるカードとして扱うのが無難か。
レベル上昇効果も守備表示で特殊召喚されたモンスターや、Xモンスター・Lモンスターの様に元からレベルを持たないモンスターには適用されないので要注意。

モチーフとなっているのはDEATH-T編の遊戯vs海馬における《暗黒騎士ガイア》であり、
  • ルール上「ミレニアム」カード=《暗黒騎士ガイア》含めてこの勝負で使用したカードは遊戯が双六からデッキごと託された物
  • 名前の「魂宿りし」=双六から受け継いだデッキを指して遊戯が「爺ちゃんの魂が宿っている」と発言
  • レベル6=《暗黒騎士ガイア》の原作でのレベル
  • 条件付きでリリースなしで召喚=当時の決闘には生け贄召喚(現在のA召喚)のルールがなかった
  • 《心宿りし青眼竜》との相性の良い効果=本来は同じデッキに入っていたカード
と、双六が持っていた頃の《暗黒騎士ガイア》を想定してデザインされている。


融合モンスター

  • 幻の召喚神エクゾディア
全ての希望(ピース)がここに揃う!
無限の封印を解きあらゆる敵を殲滅せよ!!

融合・効果モンスター
星10/闇属性/魔法使い族/攻 ?/守 0
「封印されし」モンスター×5
(1):フィールドのこのカードは相手の効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、このカードが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。
このカードの攻撃力は自分のLPの数値分アップする。
(3):1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
(4):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
デッキから「エグゾード」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
(5):自分スタンバイフェイズに発動する。
自分は1000LPを失う。

「INFINITE FORBIDDEN」で登場した新たなるエクゾディアにしてまさかの融合モンスター。記憶編にてシモンが使役していたエクゾディアがモチーフ。

効果破壊耐性に加えて1ターンに1度魔法・罠を無効化する効果を持つ制圧モンスター。
素の攻撃力は0だがダメージ計算時に自分のライフ分攻撃力を上げる効果を持ち、しかも強化は永続
ライフを維持出来れば後は戦闘する度に飛躍的に攻撃力が上がっていくため戦闘にも滅法強い。
オマケに自分・相手エンドフェイズに「エグゾード」魔法・罠をデッキからセット出来る。ターンを跨げば跨ぐほどアドバンテージをゴリゴリ稼げる。
しかもよく見ると魔法・罠無効化効果には名称ターン制限がないので、仮に2体並べぶ2回無効効果が撃てたりする
とはいえ、専用サポートの《千年の十字》で特殊召喚を狙うとなると1ターンに2体以上並べることは難しいが。

自分スタンバイフェイズ毎に1000ライフポイントを失うデメリットが存在しているため、長期戦は不向き。
更に融合素材は「封印されし」モンスター5体、つまりエクゾディアパーツ全種となっている。
そのため「真面目に素材を揃えてコイツを融合召喚するぐらいならぶっちゃけ手札に集めて特殊勝利した方が早い」となりかねない。
その分このカードの特殊召喚を容易にするための専用サポートが存在している他、《幻想召喚師》などで特殊召喚することも可能。

なお2025年現在、エクゾディアパーツは全て制限カードかつ特殊勝利を封じることはできないため、正規の手札融合は不可能となっている。
余り狙う意味はないが、正規融合を狙う場合はエクゾディアパーツの内1体をフィールドに出しておく必要がある。


魔法カード

  • 千年の十字
通常魔法
(1):自分の手札・デッキ・フィールド(表側表示)の「封印されし」モンスターカード5枚を選び、お互いに確認する。
その後、EXデッキから「幻の召喚神エクゾディア」1体を特殊召喚する。
「千年」モンスターカード、「ミレニアム」モンスターカード、元々のレベルが10以上の「エクゾディア」モンスターカードを除く、
表側表示のモンスターカードが自分フィールドに存在する場合、さらにそれらを全てデッキに戻す。
このターン、自分はモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
発動後、このカードは墓地へ送らず、デッキに戻る。
「INFINITE FORBIDDEN」で登場した通常魔法。ウジャト眼のついたアンクでモチーフはおそらく千年錠。

なんと手札・デッキ・場のエクゾディアパーツ5種を見せびらかす互いに確認する事でEXデッキから《幻の召喚神エクゾディア》を特殊召喚できる
「見せただけ融合」とでも言うべき効果を持っている。
ただしその後レベル10以上のエクゾディアと「千年」「ミレニアム」モンスター以外の場の表側モンスターが全てデッキに戻ってしまう。
その上さらに発動以後は他のモンスターを場に出せず、発動後のこのカードもデッキに戻すと非常に重い制約が課される。

またこのカードによる特殊召喚は融合召喚扱いではない
《融合禁止エリア》に妨害されないが、この効果で出した《幻の召喚神エクゾディア》は蘇生制限を満たしてないので墓地に送られたら蘇生できない
更に発動条件であるエクゾディアパーツの公開に関しても墓地と除外ゾーンは参照出来ない。
そのため、発動前にうっかり《魔神火炎砲》などで墓地に落としたりしない様に注意したい。

  • 魔神火焔砲(エグゾード・ブレイズ)
速攻魔法
(1):元々のカード名に「エクゾディア」を含む自分フィールドのレベル10以上のモンスター1体は以下の効果を得る。
●LPを半分払って発動できる。
お互いの魔法&罠ゾーンのカードを全て破壊する。
その後、手札・デッキから「封印されし」モンスター5体をそれぞれ攻撃力2000アップの装備魔法カード扱いでこのカードに装備する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はこのカード以外のカードの効果を発動できない。
●このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
「INFINITE FORBIDDEN」で登場した速攻魔法。シモンの使役したエクゾディアの攻撃名。
《魔神火炎砲》と良く似てるが、あちらが「火砲」で「フレイム」に対してこちらは「火砲」で「ブレイズ」。
幸い永続罠と速攻魔法なので見た目ではすぐ判断がつくが、もしカード名を宣言する際には注意が必要。

エクゾディアであるレベル10以上のモンスター守備貫通を付与しつつ、更にライフを半分払う事で互いの魔法・罠ゾーンを全て破壊した上で手札・デッキのエクゾディアパーツを攻撃力2000アップの装備カードとして装備させると言うこれまた豪快な効果となっている。
合計10000アップとなるので、下手すればそのまま殴り勝つ事すら視野に入る。腕やら足やらが他のカードを装備して殴る事はあったが、まさか装備カードになる側に回るとは…
レベル10以上のエクゾディアであればいいため幻の召喚神エクゾディアだけでなく守護神エクゾディアなども対象内。ただし、墓地からは装備できないことに注意。また、幻でない方の「召喚神エクゾディア」は完全耐性でこのカードの効果を受けられないので実質対象外である。
また、発動後は他のカードを使えなくなる制約もあるので注意。
ライフ半減のコストも幻の召喚神エクゾディアの強化やライフロスとも相性が悪い点にも気をつけたい。


  • 石版(ウェジュ)の神殿
フィールド魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札からモンスター1体を永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
その後、「千年」モンスターか「ミレニアム」モンスター1体をデッキから永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):自分フィールドの表側表示の、「千年」モンスターか「ミレニアム」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
墓地へは送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。

「INFINITE FORBIDDEN」で登場したフィールド魔法。
記憶編で登場した罪人から抽出した魔物(カー)を封じた石版を安置する神殿がモチーフ。
手札のモンスターを永続魔法扱いで魔法・罠ゾーンに置く事でデッキから千年モンスターかミレニアムモンスターを永続魔法扱いで置ける。
千年モンスターもミレニアムモンスターも自身の効果で魔法・罠ゾーンからモンスターゾーンに特殊召喚する効果を持つため、実質的手札1枚をコストにしたリクルートになる。
手札から置いたのが千年モンスターかミレニアムモンスターならコストを踏み倒すどころか展開手段にもなる。
また、千年モンスターかミレニアムモンスターか破壊される場合に墓地に送らずに永続魔法扱いで魔法・罠ゾーンに置けるため、使い回しが容易になる。
ただし、永続魔法のまま破壊された場合はそのまま墓地に送られるため注意が必要。


  • 嘆きの石版(ウェジュ)
装備魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):装備モンスターは攻撃できず、効果は無効化され、リリースできない。
(2):1ターンに1度、装備モンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。
デッキから「嘆きの石版」以外の「石版」カード1枚を手札に加える。
(3):装備モンスターが破壊された事でこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
相手に500ダメージを与える。

「ANIMATION CHRONICLE 2024」で登場した装備魔法。
記憶編のアニオリ回における海馬vs闇バクラ戦において闇バクラが使用。

装備モンスターに攻撃不可・効果無効化・リリース不可・破壊されたら500バーンとトコトン縛り付ける装備魔法だが、【エクゾディア】において重要なのは自分のモンスターに装備させた時
装備モンスターが自分の場にいる時に同名以外の石版(ウェジュ)カードのサーチ…つまり、石版の神殿をサーチできるため、千年モンスターもしくはミレニアムモンスターの展開にアクセス出来る。爺さん繋がりでアショカ・ピラーの召喚からこのカード→石版の神殿とサーチを繋げ、残ったアショカ・ピラーを転生炎獣アルミラージ辺りに変換すればデメリットも踏み倒せるため無駄がない。

アニメではサーチ効果はなかった。OCG化に伴って石版の神殿をサーチできる様になったのは盗賊王バクラが神殿に忍び込んだ経緯からか。
また、それ以外にもリリース不可ではなく表示形式の変更不可、ダメージは破壊ではなく墓地送られた時に発動してダメージを受けるのは装備モンスターのコントローラー、と微妙な違いがある。


罠カード

  • 魔神火炎砲(エグゾード・フレイム)
永続罠
「魔神火炎砲」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。
手札・デッキから「封印されし」モンスター1体または「エクゾディア」カード1枚を墓地へ送り、対象のカードを持ち主の手札に戻す。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、自分の墓地の「封印されし」モンスター1体または「エクゾディア」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
「MILLENNIUM BOX GOLD EDITION」で登場したエクゾディアの必殺技カード
永続罠版の《強制脱出装置》で、手札かデッキからエクゾディアパーツを落としながらバウンスできる。

上述のように召喚神は戦闘に弱いのでこれで守っていけということなのだろう。
理想としてはこれでパーツを4枚落としたうえで、手札に残りのパーツと召喚神があれば攻撃力5000の召喚神を場に出せる。
破壊されてもエクゾディア関連のカードを回収ができるおまけ付き。
ただし「封印されし」か「エクゾディア」指定なのでエクゾディオスは対象外となり回収出来ない。

なおこのカードは記憶編の技を参考にしているため、(M&Wの)「エクゾード・フレイム」ではなく「エゾード・フレイム」となっている。
発動する際にはカード名を間違えないようにしよう。


  • 怒りの業火 エクゾード・フレイム
通常罠
このカード名はルール上「エグゾード」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル10以上の「エクゾディア」モンスターが存在する場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
(2):このターンに墓地へ送られていないこのカードを墓地から除外し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分のデッキ・墓地から「封印されし」モンスター1体を手札に加える。
●自分の墓地・除外状態の「封印されし」モンスターを5体までデッキに戻す。

「INFINITE FORBIDDEN」で登場した通常罠。
正真正銘、M&Wの「エゾード・フレイム」。ただしカテゴリー化されたのは「エゾード」の方なので、ルール上は「エゾード」カードとして扱う様になっている。ややこしいにも程がある
レベル10以上のエクゾディアがいれば相手の場のカードを全て破壊する豪快な除去カード。幻の召喚神エクゾディアの効果でセットすれば相手にプレッシャーをかけられる。
更に墓地に送られてないターンに墓地から除外する事でデッキ・墓地からエクゾディアパーツ1枚を手札に加えるか、墓地・除外ゾーンからエクゾディアパーツを5枚までデッキに戻すか選べる。主に足りないパーツをデッキからサーチしたり、除外されてしまったパーツの回収、千年の十字や魔神火焔砲の発動条件を満たす、と言った使い方になる。


  • ブレイク・ザ・シール
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分のデッキ・墓地から「ブレイク・ザ・シール」1枚を自分フィールドに表側表示で置く。
●このカードを含む自分フィールドの表側表示の「ブレイク・ザ・シール」2枚を墓地へ送って発動できる。
デッキから「封印されし」モンスター1体を手札に加える。
(2):フィールドのこのカードが破壊された場合、手札の「封印されし」モンスターを5体まで相手に見せて発動できる。
その数だけ相手フィールドのカードを手札に戻す。

「ANIMATION CHRONICLE 2024」で登場した永続罠。GXでユベルが憑依したマルタンが使用し、後にエクゾディアごとアモンの手に渡った。

デッキ・墓地から同名カードを表側で置くか、自身と同名カード1枚を墓地に送る事でデッキからエクゾディアパーツをサーチするか選んで使用できる。
また、自身が破壊された時に手札のエクゾディアパーツを5枚まで公開する事でその数まで相手のカードをバウンス出来る。
かなり手間がかかるがこのカードを3枚場に揃える事で3ターン毎にエクゾディアパーツをサーチするループが完成する。とは言え流石に悠長にも程があり、「エグゾード」カードでもないためアクセスも難しいので基本はバウンスによるカウンターをちらつかせて魔法・罠除去を牽制させる使い方になるか。
また、別の見方をすれば「毎ターン永続罠を場に供給出来る」カードでもあるので、神炎皇ウリアのリリースコストや真竜のアドバンス召喚のリリースにする使い方もある。


関連カード

  • エクゾディアとの契約
通常魔法
(1):自分の墓地に「封印されしエクゾディア」「封印されし者の右腕」「封印されし者の左腕」「封印されし者の右足」「封印されし者の左足」が存在する場合に発動できる。
手札から「エクゾディア・ネクロス」1体を特殊召喚する。
  • エクゾディア・ネクロス
特殊召喚・効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 0
このカードは通常召喚できない。
「エクゾディアとの契約」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードは戦闘及び魔法・罠カードの効果では破壊されない。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードの攻撃力は500アップする。
(3):自分の墓地に「封印されしエクゾディア」「封印されし者の右腕」「封印されし者の左腕」「封印されし者の右足」「封印されし者の左足」のいずれかが存在しない場合にこのカードは破壊される。
乃亜編で出てきた、上記の《エクゾディアとの契約》により特殊召喚されるモンスター。
「墓地にエクゾディアパーツが揃っている」という珍しい召喚条件のあるカード。しかもパーツが一枚でも墓地を離れると自爆する。
召喚条件が厳しい上に除去されやすく、事実上上記の《召喚神エクゾディア》の下位互換なので実用的ではない。

後に登場したこいつらのせいで、以前以上にネタカードになってしまった。

  • 究極封印神エクゾディオス
特殊召喚・効果モンスター
星10/闇属性/魔法使い族/攻 ?/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地のモンスターを全てデッキ・EXデッキに戻した場合のみ特殊召喚できる。
このカードの(2)の効果で「封印されし」モンスター5種類が自分の墓地へ送られ全て揃った時、自分はデュエルに勝利する。
(1):このカードの攻撃力は、自分の墓地の通常モンスターの数×1000アップする。
(2):このカードの攻撃宣言時に発動する。
手札・デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
(3):表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
アニメとOCGで効果が違う。
アニメでは《究極封印開放儀式術》でエコー(人間)をリアル生け贄に捧げてアモンが召喚した。
攻撃名は「天上の雷火-エクゾード・ブラスト」。

OCG版は「簡単に出せるレベル10で攻撃力は墓地の通常モンスターの数×1000」「攻撃時にデッキから好きなモンスター1体を墓地へ送れる」という感じ。
「便利だけど墓地に送るのエクゾディアじゃなくてもよくね?」なので「エクゾディアパーツを墓地に揃えての特殊勝利」が注目されることはまずない。
本家【エクゾディア】でもまず採用されない。

ちなみにエクゾディア関連が多数再録されている「MILLENNIUM BOX GOLD EDITION」では未収録というハブられ方をされてしまった。
登場作品が原作やデュエルモンスターズではなくGXであったから仕方ない。

  • 守護神エクゾード
効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻 0/守4000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在する「スフィンクス」と名のついたモンスター1体をリリースした場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、地属性モンスターが反転召喚に成功した時、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
守備力4000のすごいヤツ。
しかし名前と見た目だけで、エクゾディアとしての関係は無い。

  • 守護神エクゾディア
効果モンスター
星10/闇属性/魔法使い族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
このカードの(1)の方法で召喚したこのカードが、元々の持ち主が相手となる悪魔族・闇属性モンスターを戦闘で破壊した時、自分はデュエルに勝利する。
(1):このカードはモンスター5体をリリースして召喚する事もできる。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、このカードを召喚するためにリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。
カズキングが新たにデザインしたエクゾディア。
2体または5体リリースで召喚可能で、リリース元の元々の攻守の合計分ステータスが上がる。
5体リリースで出した状態で相手が出した闇属性・悪魔族モンスターを戦闘破壊したらデュエルに勝利する特殊勝利モンスターである。
闇属性・悪魔族モンスターを押し付ける方法が使えないので、特殊勝利するのはかなり不安定。

  • 真エクゾディア
効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカードがモンスターゾーンに存在し、このカード以外のお互いのフィールドのモンスターが「封印されし」通常モンスター4種類のみの場合、
このカードのコントローラーから見て相手はデュエルに勝利する。
カズキングが新たなデザインしたエクゾディアその2。
手札ではなく場にこいつと手足のみを揃えるとまさかの相手が勝つモンスター。
場が空の時に手足を並べてこいつを送りつけてようやく勝てるので守護神以上に不安定。
手札や墓地を経由して手足を揃える場合、通常のエクゾ本体を手札に揃えた方が早い。
それでも使う場合、

  1. 《トレジャー・パンダー》で場に手足を揃える
  2. 《トレジャー・パンダー》から《副話術士クララ&ルーシカ》をリンク召喚
  3. クララ&ルーシカを《ワンダー・ワンド》などのコストにして退かす
と言った工夫が必要となる。


【エグゾディアを手札に揃える上で相性の良いカード】

  • 成金ゴブリン
1ドローして相手のライフを1000ポイント回復させる通常魔法。
特殊勝利デッキの定番。手札の総枚数こそ増えないが、確実にデッキを一枚圧縮できる。
【エクゾディア】デッキは相手のライフを削る気はない&削り切らなくても勝利できるため、相手にライフ回復されても問題は無い。
後述の【活路エクゾ】の場合はこのライフを回復させる効果も有効に使える。

  • 強欲で謙虚な壺
デッキから3枚めくり、その中から1枚を加えられるが、いくつかのデメリットがある通常魔法。
1ターンの発動枚数の制限や特殊召喚不可のデメリットがあるものの、3積みを見込める数少ない汎用ドローソース。
手札に加えるカードは3枚から選べるので、欲しいカードを手札に加えやすい。
めくった3枚は相手にも見せる必要があるため、デッキがバレやすい点には注意。
また厳密にはドローするカードでは無いので《ライオウ》がいると発動できなくなる。
昔は高価なカードだったが、現在は再録されているので安価で入手可能。

  • 高等儀式術
デッキの通常モンスターを素材に儀式召喚できる儀式魔法。
パーツは本体以外全てレベル1の通常モンスターなので一気に墓地に落とせる。
このままだと意味はあまり無いが…。

  • 補充要員
《高等儀式術》と組み合わせると途端に危険になる通常罠。効果モンスター以外の攻撃力1500以下のモンスターを3体回収する。
発動に墓地にモンスターが5体いる必要があるが、《高等儀式術》発動後に条件はまず満たしていると言って良い。

  • 闇の量産工場
↑と同じく、墓地から通常モンスターを回収する通常魔法。こちらは2枚。
状況によっては必要枚数は増えるがさして変わらない。

  • ダーク・バースト
墓地から攻撃力1500以下の闇属性モンスターを回収する通常魔法。1枚しか回収できないが、上記2枚が対応しないエクゾ本体を引っ張ってこれる。

ドローフェイズに引いたカードが通常モンスターなら、ドローを加速させる事ができる永続魔法。
本体とそのサーチ手段以外を全て通常モンスターにすれば凄まじいドローができる。

  • 漆黒のトバリ
ドローフェイズにドローした闇属性モンスターを墓地に送ってさらにドローできる永続魔法。
↑と同じく何度も効果を発動出来るのが強みであり、デッキを高速圧縮して墓地を一気に肥やせる。

  • ワンチャン!?
自分の場にレベル1モンスターがいる時にデッキからレベル1モンスターをサーチできる通常魔法。
そのカードを召喚(Not通常召喚)できないとエンドに2000ダメージを受けるデメリットがある。
レベル3の本体以外全部サーチできるうえ、ダメージも《一時休戦》で踏み倒したり《活路への希望》のドローに繋げたりできる。
場に出すレベル1モンスターもドローソースである《ミスティック・パイパー》や《サイバー・ヴァリー》など相性の良いカードは豊富で困らない。
最悪2000のライフコストと考えても悪い取引ではない。
【エクゾディアビート】なら普通にパーツを出せばいいし。

  • トレジャー・パンダー
自分の墓地から魔法・罠を3枚まで裏側除外して、枚数分のレベルを持つ通常モンスターをリクルートするモンスター。
効果に回数制限がないため本体以外のパーツを呼び出し、《闇の量産工場》などで手札に戻すという集め方が出来る。
【エクゾディア】なら自然と上記の様な魔法・罠が多めに入るのでコストを確保するのは容易く、先攻1ターンキルも可能
ただし《トレジャー・パンダー》自身に効果無効が直撃した場合はその時点で致命傷となりかねないため、《死者蘇生》や《亜空間物質回送装置》などリカバリー手段も用意しておきたい。

  • 運命のドロー
デッキからカード名が異なるカード3枚を選んで相手に見せてからその3枚をシャッフルしてデッキの上に戻し、自分は1枚ドローする通常魔法。
発動条件としてライフが相手より少なく、フィールドの攻撃力の1番高いモンスターが相手フィールドにいる場合という状況を要求する。
また発動後は魔法・罠をセット出来ず、ターン中は魔法・罠・モンスター効果を1つしか発動出来なくなるデメリットもある。
パーツを3枚選べば素早く揃えられる。
デメリットも発動前にセットすれば問題なく、1枚で2枚以上ドロー出来るカードを使えば発動制限もほぼ無視出来る。
発動条件もあまりモンスターを並べない【エクゾディア】なら非常に満たしやすい。


【千年】と相性のいいカード

こちらは【千年/ミレニアム】テーマとの相性がいいサポートカード群。
テーマの性質上エクゾディアを完成させて特殊勝利を狙うことには繋がらない。

エクゾディアとは無関係だがよく見ると名前に「ミレニアム」が付いてる関係上《千年の十字》の強制デッキバウンスの対象外で、イリュージョニストの方は《千年の眠りから覚めし原人》のサーチ対象になれる。
基本的に《幻の召喚神エクゾディア》の単独立ちでターンエンドになりやすく、妨害もエクゾディアに依存気味の【千年】デッキでは、エクゾディアと並び立つ妨害役としての役目も担える。
上記の儀式魔法サポートカードも、サクリファイスを出すための展開のお供として使えるので無駄にならない。
一応使い手のペガサスは爺ちゃんの魂を奪った序盤のボスキャラという繋がりがあるので関係性が全くない訳ではない。

妖怪少女シリーズの1体。
外すとライフ半減というデメリットは重いが、上手く使えれば相手の特殊召喚に便乗して大量のライフ回復が可能な手札誘発モンスター。
ライフ消費が激しく、自身のライフの値が《幻の召喚神エクゾディア》の攻撃力に直結する【千年】デッキでは有効活用できる。

  • ホップ・イヤー飛行隊
相手メインフェイズで手札から発動してシンクロ召喚ができるレベル2チューナー。
相手ターンにやるので《千年の十字》のデメリットを踏み倒して、《幻の召喚神エクゾディア》の隙を埋めれる高レベルシンクロを呼び出して妨害手段を増やせる。
安定の《フルール・ド・バロネス》以外でも、自分のライフがガンガン削れることが多い点などから《サイコ・エンド・パニッシャー》などが好相性。

  • 影法師トップハットヘア
効果モンスター2体で出せるリンク2の幻想魔族モンスター。
出すと罠モンスターをデッキからセットする(1)の効果が優秀で、《幻の召喚神エクゾディア》を主軸にするとエクゾディアと千年関連モンスターしか場に残せなくなるデメリットを、罠モンスターという形で踏み倒せる。
ただしトップハットヘアは出してもバウンスされて場には残らないため(2)と(3)の効果は殆ど無意味となる。
セット候補は汎用性の高い《碑像の天使(エンジェル・スタチュー)-アズルーン》が筆頭だが、デッキ構築次第では色々と選択肢を取れる。

  • 蛇眼の原罪龍(スネークアイズ・ダムド・ドラゴン)
【スネークアイ】関連の融合モンスター。
「自分の魔法罠ゾーンの表側表示のモンスターカード2枚」をコストにして召喚できるため、【千年エクゾディア】との相性は抜群。
気軽に出せる3000打点に加え、邪魔な相手モンスターを永続魔法扱いにして除去することで《幻の召喚神エクゾディア》でワンパンする前の露払いをする役目を担える。


【主な派生デッキ】

豪快な効果を持つが故に多くのプレイヤーに研究されており、古今東西様々な派生デッキが存在している。
中には、現環境でも先攻ワンキルが可能なデッキ、エクゾディアパーツでビートダウンを行うデッキ、更には相手に特殊勝利させるネタデッキなどの一風変わったデッキも産み出されている。

【図書館エクゾ】

手札交換の魔法カードを続々と使用して《王立魔法図書館》に魔力カウンターを乗せ、大量ドローを狙うデッキ。
エクゾディアパーツも魔法使い族なので相性も悪くない。
【エクゾ】デッキの中でも【チェーンエクゾ】と並んで相手の出方に無関心なデッキのため、「壁とデュエルしてろ」と言われるとか言われないとか。
《チキンレース》と《擬似空間》で大幅にライフを削れる点は【大逆転クイズ】にも通じている。
現環境で先攻ワンキルも狙える貴重なデッキ。


【未来オーバーエクゾ】

【未来オーバー】のコンボでデッキを圧縮して、エクゾディアパーツを揃える力技なデッキ。
未来融合-フューチャー・フュージョン》が禁止カードだったのでこのデッキは一時期組めなかったが、未来融合のエラッタによる復帰で一応復活した。
……融合を主目的にしているわけではないので若干やり難くなっているが。
《クインテット・マジシャン》の登場により、パーツを全てまとめて墓地に叩き込むことも可能となった。


【調理師エクゾ】

《悪魔の調理師》を相手の場にコントロール転移し、リクルーターの自爆特攻で大量ドローとデッキ圧縮を行いエクゾディアパーツを揃えるデッキ。


【便乗ターボ】

相手にドローさせるカードを《便乗》とのコンボで利用し、高速で手札を増強するデッキ。
相手にもドローさせる都合上他のデッキよりも速攻でエクゾディアパーツを集めることが求められる。


【凡骨エクゾディア】

大量の通常モンスターと《凡骨の意地》で大量ドローするデッキ。
他にも通常モンスターや特定のレベル・種族を発動条件とするドローソースは多いのでそれらを組み合わせるか、
あくまで《凡骨の意地》に特化してデッキをほぼ通常モンスターにするという2つのタイプがある。


【チェーンエクゾ】

《強欲な瓶》や《八汰烏の骸》でチェーンを組みながら、《積み上げる幸福》での大量ドローを狙う。


【活路エクゾ】

甲虫装機」全盛期、2012年の世界大会本選に出場してギャラリーを沸かせた【チェーンエクゾ】の派生デッキ。
上記のカード達だけでなく、相手のライフを大幅に回復させる《ギフトカード》や自分のライフを削るカードなども積み込んでいるのが特徴。
相手のライフを回復しつつ自分のライフを消費する異色のデッキで、そうして大量のライフ差をつくってその分だけドローできる《活路への希望》で大量ドローを狙う。
神の宣告》が無効化効果そのものより、支払うライフコストの方を警戒しなくてはならないという曲者っぷり。

そのため上記の世界大会の一回戦では
  • 対戦相手のLPが17000まで増加
  • ターンエンド時の手札調整*5によって6枚ものカードを墓地に送る
  • エクゾディアパーツが揃った時点で残りのデッキ枚数が5枚以下
等々異様な展開が繰り広げられた。

四回戦ではこのデッキの対戦相手(【スキドレバルバ】の有村選手)が高度なデュエルタクティクスを見せた。
なんと自分の発動した《マクロコスモス》に自らチェーンして《神の警告》を打ち込み、自分のライフを削って相手側とのライフ差を減らしたのだ。
これは《マクロコスモス》に「《原始太陽ヘリオス》を特殊召喚する」という隠された効果があったため。
すなわち「『モンスターを召喚・特殊召喚する効果』を含んだカードの発動」である=《神の警告》で止められる*6ため可能な戦術。
この上級者ならではのプレイングに会場からはどよめきの声が漏れ、大会を大きく盛り上げたのは言うまでもない。

余談だがこのデッキを使ったJarel Winston選手、「夢にエクゾディアが出た」という理由でこのデッキを持ち込んだとか。


【撤収エクゾ】

【トレパンエクゾ】とも呼ばれる、《トレジャー・パンダー》を活用した構築。
《トレジャー・パンダー》でリクルートしたエクゾディアパーツを《撤収命令》でバウンスして特殊勝利を狙う。
もしくはリクルートしたエクゾディアパーツを各種素材にすることなどで墓地に送って《闇の量産工場》や《補充要員》などで回収するなどの派生構築もある。
現代でも事実上の先攻ワンキルが可能な貴重なデッキの1つである。


【ヌメロンエクゾ】

ドン・サウザンドの「ヌメロン」シリーズのOCG化に合わせて誕生したデッキ。
  • 《ヌメロン・ダイレクト》でNo.1~4を並べてから《希望の記憶》で4ドロー
  • No.1~4を素材に出した《鎖龍蛇-スカルデット》などで手札を入れ替える
などでデッキを高速で回してエクゾディアパーツを揃える。

他のタイプより必要なギミックに消費する枠が少なく、デッキスロットが大幅に空くのが特徴。
他の【エクゾディア】のギミックを搭載したり、はたまたサイドチェンジで戦術をガラッと入れ替えたりと言う動きも可能。


【ハンドレスエクゾ】

手札にパーツ揃えるエクゾディアと手札を0にするハンドレス戦法がまさかの共存。一聞しただけでは「なぁにこれ?」となる事間違いなしなデッキ。
その実態は《ハンドレス・フェイク》と《サイバーデーモン》を投入。
毎ターン《サイバーデーモン》の効果でドローしてエクゾディアパーツを揃えるというもの。
【エクゾディア】最大の弱点である手札破壊を《ハンドレス・フェイク》の効果で手札を全て除外しておくことで防いでしまおうという訳である。
ちなみに元々はトリシュ全盛期の時に満足民達が考案した低予算デッキだとか……なにやってんだアンタら。


【暗黒界エクゾ】

デッキの拡張性の広さで有名な「暗黒界」との混合構築。
「捨てる」をトリガーとしてブラウやスノウでデッキ圧縮し、グラファが敵のカードを破壊しつつエクゾディアパーツが揃うまでの壁となってくれる。

また《暗黒界の門》の効果コストが「暗黒界」モンスターではなく悪魔族指定なのもポイント。
防御用の《クリフォトン》や《バトルフェーダー》がダブった場合もデッキを回せる。

ただし普段の「暗黒界」で使う一部のドローソースと相性が悪いのでそれらが投入できないのは少し弱点でもある。


【征竜エクゾ】

《七星の宝刀》や《超再生能力》などのドローソースを組み込める【征竜】との混合構築。
エクゾディアパーツが揃わなくても、「征竜」の展開力を活かしてビートダウンにシフトすることもできる。
親征竜が規制され消滅していたが、2025年現在は親征竜の緩和により再び構築が可能となった。


【シンクロエクゾ】

【試着エクゾ】とも。【ローレベル】の亜種で、エクゾディアパーツが積極的に召喚される稀有なデッキである。

とどのつまり《魔の試着部屋》《人海戦術》《トライワイトゾーン》などのカードを駆使してパーツを展開。
それらを《馬の骨の対価》や《凡骨の施し》といったバニラ及びローレベル用のドローソースのコストにしてデッキを掘り進める。
これらでデッキを高速回転&高速展開する過程でエクゾ本体もデッキから引き出しつつ余ったパーツをシンクロ素材にする。
そして隙あらば回収してこっそり特殊勝利もできたらいいな、というわりかし合理的かつ狡猾な戦術を取るデッキ。

フリチェ回収要員シンクロの《霞の谷の雷神鬼》やその素材なる《霞の谷のファルコン》など場に出していてもパーツを手札にそろえることは可能。

サポートのシナジーでフェザーマンやバーストレディなどの「HERO」も取り入れることができたり、レベルが合いやすいのでエクシーズもできたりする。
意外とカスタマイズに幅があるデッキタイプ。

あくまで特殊勝利に特化する場合は《TG ハイパー・ライブラリアン》も活用できる。
《チューナー・サポーター》+《地獄の暴走召喚》or《機械複製術》+《シンクロキャンセル》等でドローしまくるという手段もある。
この場合においても膨大な手札アドバンテージのおかげで普通にビートダウンで勝てることもある。

さりげにカオス系統も入りやすい上、ローレベルであることから《シューティング・クェーサー・ドラゴン》も出せたりする。
各々の改造でいくらでも戦術の軸を変えられるので侮れない。

ネタデッカーの間では多少の認知度はあるものの、知らん人は発想すら片隅にないデッキである。
そのためクェーサーを場にだしながら結局手札にエクゾディアパーツを揃えてしまうような変態じみた動き「何だ、こいつ…」と思われてしまうことも。

「レベル1の封印されし者の左足・左腕・右足・右腕に、レベル1のウォーター・スピリットをチューニング!」
……キモエディアが出来上がりそうだ。


【エクゾディアビート】

上記の【シンクロエクゾ】の亜種。ついにパーツ単体でも殴るデッキへと進化した。
《下克上の首飾り》や《窮鼠の進撃》、その他通常モンスター&ローレベルサポートカードを駆使し、エクゾディアパーツで殴って勝利するデッキである。

一見ただのネタデッキ。しかしパーツは各種ステータスなどだけを見れば、かなり優秀な部類のモンスターである*7
魔法使い族なので《マジシャンズ・クロス》で攻撃力を3000にできたり、レベル1なので《ジャンク・シンクロン》で釣り上げたりできる。
そのまま《アームズ・エイド》を出して他のパーツに装備出来たりも割と実用的。
腕はともかく足に腕が付くのは若干シュール。

あくまでもパーツで殴る点を重視しただけであり、ほとんどの場合上記の【シンクロエクゾ】のギミックも活用できる。
そのため「変な攻撃力の足や腕を回避したら、クェーサーやシューティング・スターが出てきた」という事態も当然ありうる。

無論特殊勝利を狙うのも一応ありだが、大抵の場合【シンクロエクゾ】以上にビートダウンに特化させているのが基本。
そのせいで使用者が「バニラのエクゾディアパーツで殴るデッキなんだから、レベル3効果モンスターの 顔 面 は 邪 魔」とか言い出したりする。
その結果、顔面もとい《封印されしエクゾディア》を抜く本末転倒な場合もある。

なお上述した《召喚神エクゾディア》が登場したため、区別化のために【(エクゾディア)パーツビート】と表記する例もある。


【セレーネエクゾ】

またの名を【青竜エクゾ】とも。
名称ターン1制限無しで魔法使い族モンスターを蘇生可能な《神聖魔皇后セレーネ》で、フィールドから墓地に送られるとドラゴン族・戦士族・魔法使い族いずれかの通常モンスターをこれまた名称ターン1制限無しでサーチ可能な《青竜の召喚士》を過労死使い回すことでパーツを集めるデッキ。

《青竜の召喚士》によるサーチが効かない顔面はどうするのかと言うと、《ライトロード・ドミニオン キュリオス》や《ユニオン・キャリアー*8などを使い、デッキから別のゾーンを経由して手札に持ってくる方法がよく使われる。

2023年10月にインディアナポリスで開催されたYCSの配信卓でこのデッキタイプがまさかの登場。
聖騎士の追想 イゾルデ》からの【イグナイト】展開を経て《青竜の召喚士》が登場し、エクゾディアが揃った時には会場は大盛り上がりを見せた。


【エクゾチェンジ】


「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
相手のループコンボを眺めていると思ったら自分の手札にエクゾディアが5枚揃っていた……まるで意味がわからんぞ!

要するに《エクスチェンジ》を使い回し、相手の手札にエクゾディアを完成させるデッキ。
最近はデッキのカードを直接渡せる《プレゼント交換》が登場したのでこれを使う手もある。(少々遅いが)

総括するとエクゾディアの効果で自ら敗北するデッキである。おそらく遊戯王史上最大のネタデッキ。
何せ勝つためでも負けるためでもない、勝たせるための構築というカードゲーム界屈指の迷デッキなのだ。

相手も1枚目はとりあえず完成阻止にと絶対取るだろうが、2枚目以降は腐るだけなのでたぶん取らないのでそんなこと理論上「不可能」。
……かと思われたが、「自分の手札がエクゾディアパーツと《エクスチェンジ》しかない状況を4回作る」荒業によりこれを理論上「可能」にした。

まるで意味がわからんぞ!

これをされて勝った方は精神的大ダメージを負って後のプレイングに影響が出る。絶対出る。

遊戯王の大会で「こいつ……できる!」と思わせる方法の一つ


【千年】

【千年エクゾディア】とも。
「INFINITE FORBIDDEN」で登場した「千年」「ミレニアム」モンスターを使用するデッキ。
「千年」「ミレニアム」モンスターで場を整えた後に《幻の召喚神エクゾディア》によるビートダウンで勝利を狙う。
《千年の十字》で公開する必要があるため、エクゾディアパーツは全て投入されるが、手札に揃えての特殊勝利は基本的に狙わない。
とはいえ、《増殖するG》や「マルチャミー」を併用している状況下で、相手が展開を止めない場合は「エクゾディアパーツが揃うかもしれない」というプレッシャーを与えることはできる。
墓地をあまり活用しないので《ディメンジョン・アトラクター》や《マクロコスモス》といった墓地メタカードも多く利用でき、大量展開をしない関係から上記の増Gやマルチャミーを相手に投げられてもそこまで痛手にならないといった強みもある。

デッキ構築の幅が広いのも特徴であり、
  • 《千年原人》と共に通常モンスターをサポートする【原石】との混合型
  • スネークアイ】や【デモンスミス】との混合型
  • 《惑星探査車》と《魔法族の里》や《マクロコスモス》などを採用したメタビート型
などの派生がある。


【原作での活躍】

◆原作&遊戯王デュエルモンスターズ

vs海馬

元々は双六のカード。
王様の回想内の双六曰わく、「未だかつて誰も手札に揃えたことは無かった」らしい。

海馬との闘いで追いつめられた遊戯。
逆転できるカードがないかと手札を確認するがそこには腕や足だけしか描かれていないカードばかり。
使い方もどのようなカードかまったくわからない遊戯

確かに海馬の言う通り、オレの手札の3枚は意味不明のカード!
これでどうやって戦えばいいんだ!

ボロクソに酷評。
これは『DM』第1話の台詞となるため、当然ながら棒読み
第2話での表遊戯の「なぁにこれぇ」と共に某動画サイトで遊戯のMADの格好の素材にされていた。「意☆味☆不☆明」と強調表現されることが多い。
なお原作とは言い回しが結構異なっており、原作でこの場面にあたる台詞は

あとの三枚は意味すらわからない不必要なカード
ダメだ…海馬を倒す策などない…

不必要呼ばわりまでしている始末。よくここまで言ってカードが応えてくれたもんである。

その後遊戯は脳内にあらわれた双六の幻によって、意味不明のカード達が「いままで誰も召喚したことがないエクゾディア」であることを思い出す。
そして土壇場で《封印されしエクゾディア》を引いて逆転勝利した。
2015年にはこのシーンを元にした《ピースの輪》というカードがOCG化された。発動条件から原作再現しているのでロマン好きな人はぜひ。


余談だが、アニメの遊戯はエクゾディアをフィールド上に置くときに

【左】【左】【本】【右】【右】
【足】【腕】【体】【腕】【足】

このように右腕と左腕、右足と左足のそれぞれの位置を反対にするという意☆味☆不☆明な置き方をしていた。
実際にカードのイラストを見てもらえば、如何に不自然な光景になるかはお分かりだろう。
恐らくエクゾディアの体の向き(相手側)に合わせたかったからだろうが、かなり無理があるような……
ちなみに原作ではテーブルデュエルだったので五芒星のような配置に置いていた(テーブルの狭さと角度の問題からかつぶれた形状ではあったが)。


その後エクゾディアパーツ一式(及びデッキ)は無事助け出した双六から譲り受けたが、王国に向かう途中に蟲野郎によって海に捨てられてしまう。
城之内が頑張って二枚回収したもの、残り三枚は海の藻屑と化したためこれ以後遊戯がエクゾディアを使うことは無かった。
主人公の切り札を開始早々永遠に使用不可にするというのは当時としては大胆な展開。
ただ後述の通りこのカードが有ると全ての戦いがエクゾディアありきになってしまうため致し方ないだろう。

なお藻屑となったと言ったが、実は外伝作品にて梶木漁太が残りを回収し遊戯に返却している。


バトルシティ編

バトルシティでは明らかに噛ませなキャラのグールズのレアハンターが偽造エクゾディアパーツを使用。
デッキに各パーツが3枚積みの極悪仕様だったが、噛ませらしく王様に敗れた。
ちなみに原作での体たらくはともかく、DM5・6では強力になっている。
DM5・6では《クリッター》や《黒き森のウィッチ》を多用した高速サーチに加え、《悪夢の鉄檻》や《光の護封剣》でロックしてくるデッキを使う。
積んでいるパーツはさすがに1枚ずつだが下手すりゃ闇マリク以上の強敵で、このレアハンターが最強の敵になってたりする。

原作のレアハンターはドローソースに《天使の施し》を用いているが、彼のデッキにはエクゾディアに蘇生への制限があるのもあってか墓地を使うカードが見当たらないのであまり有効的に使えているとは言えない。
はっきり言うとアドの面では《強欲な壺》でも良いのだが、手札入れ替え効率は3枚ドローできる《天使の施し》の方がいいので一長一短であるし、デュエル中に確認できないだけ両方入れている可能性もある。
なにより、原作ルールで1ターンに一枚しか魔法カードを使えないので、一度に持ってこれる数が増える施しのほうを優先してるのかもしれない。

また、エクゾディアパーツをそれぞれ3枚積み…と聞くと一見強そうに見えるが、現実のデッキでは非効率である
真面目に考えてみよう。エクゾディアパーツを3枚ずつ投入すると、それだけでデッキの37.5%を占めてしまう。
複数枚投入することで、ハンデスやデッキ破壊に強くなるといったメリットはあるが、同じパーツが複数枚手札に来て手札事故の要因となり得るのは無視できない

更にそれ以外の戦術も、
  • 壁モンスターや攻撃妨害カードで時間稼ぎ
  • その隙に《天使の施し》で手札入れ替え
の2つだけとド素人並み。というかド素人以下。

当時のOCGでのカードプールから見た場合、
  • 攻撃力1500以下or守備力1500以下をサーチできる《クリッター》《黒き森のウィッチ》
  • 墓地の魔法を回収できる《聖なる魔術師》
  • 攻撃力1500以下のバニラを回収できる《補充要員》
上記のカードが存在しており、より効率的にエクゾディアパーツを揃える手段がある。
これらのサーチ・サルベージ(こちらは原作では蘇生制限によって不可能のようだが)系を一切入れてない時点で彼の実力の低さがうかがえる。
アニメ版では一応《クリッター》を使用していたが。

使ってた壁モンスターもOCGでは効果はあるものの、耐性は持っておらず、簡単に除去されてしまう。
《光の護封剣》も簡単に除去されるので一枚だけでは強固なロックとはいえない。
パーツに関しても現実の上述した【エクゾディア】と比べて揃えるのが非常に遅いため、ハンデスも含めて様々な手段でパーツも処理されかねない。*9
また城之内戦では《三つ首のギドー》や《デスハンド》など、明らかに壁と呼ぶには力不足なモンスターを使用していた。
ちなみにギドーの守備力は1400。…明らかに力不足。
挙げ句の果てに何に使うのすら不明な王様も使った《幻獣王ガゼル》《バフォメット》もデッキに確認できる。おそらく作画の穴埋め以上の理由はないと思われるが一応バフォメットにガゼルをサーチする効果があるため、デッキ圧縮はできる。

逆に当時なら…と思うかもしれないが、ぶっちゃけ当時でもこの戦術だと難しい。
まあそもそもパーツを各3枚入れられた時期がかなり短いため比較も難しいのだが。


アニメオリジナルエピソード

乃亜編における最終戦、「海馬瀬人vs海馬剛三郎」戦にも登場。
上記の通り「海馬の屈辱のカード」として剛三郎が使用。
苦渋の選択》を使い一気にエクゾディアパーツ4枚を墓地に送り手札に加えたパーツも墓地に送るという行動に出る。
その後《エクゾディアとの契約》を使い《エクゾディア・ネクロス》を特殊召喚し海馬を苦しめた。
…が、剛三郎は《エクゾディア・ネクロス》の性能を過信してサポートを一切行わず、海馬に「破壊されないだけでダメージは通る」という隙を突かれてライフを削られはじめる。
最終的に《魂粉砕》で墓地のパーツを除外されたことで特殊効果も失いあっさり敗北した。
余談ながらこれは「エクゾディアに敗北して魂を砕かれた海馬が、魂を砕くことによってエクゾディアを打倒する」という構図になっている。
遊戯戦と真逆なのは何やら感慨深いものがある。

…うん、人によっては《エクゾディア・ネクロス》よりも《苦渋の選択》のほうが印象に残るデュエルであったであろう。
パーツを使うのでなくそれを墓地に送るという絵面は海馬じゃなくても驚愕のシーンである。

ドーマ編のドーマもこのカードを所有している。


王の記憶編

原作&DM最後の登場は記憶編。
双六の前世?であるシモンの精霊として登場。通称「王宮の魔神」
じーちゃんとは王様にとってのブラマジのように前世から縁があったようだ。

死霊軍を一掃しゾーク・ネクロファデスに戦いを挑んだが一撃で倒されてしまった。ゾーク曰く「この程度の炎で地獄は照らせぬわ」らしい。
DMにおいてはエクゾディア自身はゾークと互角の戦いを繰り広げた。
しかしシモンがエクゾディアを使役する消耗に耐えられず、押しきれないところを突かれて敗北する形となった。

というかエクゾディアが精霊のシモンは一体どれだけ心が強いのだろうか?


遊戯王デュエルモンスターズGX

ユベルに乗り移られたマルタンがアモンとのデュエルで使用している。
その後はアモンの手に渡りアモンが使用する。

余談だがアニメGX150話の最後のシーン。
アモンは墓地のエクゾディアパーツ3枚を《補充要員》で一気に回収+次のドローでエクゾディアを揃えようとするというシーンがあるが…。
実はその時墓地にはパーツ3枚+《霧の王》しかいなかったため「 《補充要員》がそもそも発動出来ない 」という脚本ミスがある。
結果的には発動前に勝負がついたので問題にはならなかったが。

まぁ色んな決闘者が多用する「発動していた!」と比べると、理不尽さはそれ程感じないので許してやろう。

これ以降のエクゾディアとその関連カードのアニメ・漫画での登場は現状ない。(『ZEXALⅡ』のカードイラストには登場した)


【ダンジョンダイスモンスターズ】

パーツ4体をディメンジョンして、それら全てが生き残っている状態で本体をディメンジョンすると勝利する効果で登場。

パーツはLv3、本体はLv4なのでやはり大変。
ディメンジョン目的で無くともクレストがいいので、そっち目的で入れてもいいかもしれない。

揃うと業火殲滅のムービーが入り、敵モンスターを全滅させた後にDMを撃破する。
ちなみに攻撃はパーツはパンチやキック、本体は衝撃波で攻撃。


遊戯王デュエルリンクス

表遊戯が最初に覚えるスキル「じいちゃんのカード」でデッキ内にパーツ一式が投入される他、双六のスキルで墓地やデッキ内に出現するが、単独での入手は出来ない。
にもかかわらず召喚神だけはなぜかトレーダーで手に入るが、上記の理由で実質表遊戯&双六専用のカードと化している。なぜ?

また双六のレベルアップスキル「封印されし力」で墓地に用意できるが、ライフが1000減るごとに本体・両腕・両脚をそれぞれ出現させるものであるため、全部揃えるのはかなり手間。*10
しかも、双六には召喚神の召喚台詞とカットインが用意されているのだが、墓地のパーツをいったん場に呼ばないとダメなので非常に扱いづらいスキルと化している。
せめて孫と同じくデッキ内に用意してほしかった。恐らくネクロス用のスキルなのだろうが……。

さすがにこれは扱いが難しすぎると考えられたか、2023年の復刻ゲットイベントでは新たに「封印されし古の魔神」が実装。
こちらは自分のドローフェイズ開始時、デッキボトムに両脚→両腕→本体の順でエクゾディアが追加されるというものであり、「青竜の召喚士」や「黒き森のウィッチ」を用いることで特殊勝利も結構現実的なラインに入る。ただし「封印されし力」と異なり自分のターンを3回迎える必要があるため、特化構築が必要な代わりに1ターンで全ての効果を使えるあちらとは相互互換になっている。

とはいえ安定性は「封印されし古の魔神」の方が上なので、爆発力に賭けてワンキルを狙うか、召喚神やネクロスを狙って堅実に行くかはプレイヤー次第である。


【漫画・アニメでの扱い】

エクゾディアは「パーツを揃えれば勝利」という特殊勝利の中でもかなり扱いやすく、通常のデュエル以上に「ドローで何とかなる」カードである。
そのためデュエル展開を盛り上げたりする都合上どうしてもドローに補正がかかるアニメ・漫画のデュエルでは(構成的に)非常に使い難い存在でもある。

要は上記の「コンボ決めるよりパーツ5枚をそろえる方が早い」をそのまま当てはめることができるのだ。
同時にこのパーツが揃えられなくなった場合、手札の全パーツがディスアドバンテージになるのは上記のアニメの通りである。

和希が一回のデュエルでHA☆GAにエクゾディアを捨てさせたのは英断だったと言えよう。
というか、そもそも主人公サイドが使うべきカードではないともいえる。

ちなみに「遊☆戯☆王の日」に原作・アニメキャラを模したデッキを使うコンセプトデュエルにおいてもエクゾディアは使用可能。
その場合「劇中で回収できなかったエクゾディアパーツが使用できない」という原作再現を兼ねた規制が敷かれている。

【ゲーム作品での扱い】

OCGと同じく『手札に5種類のパーツカードを全て揃えれば特殊勝利』『パーツカードはデッキに各種1枚ずつしか投入できない』とされているのが主であるが、PS2版のゲーム『遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズⅡ 継承されし記憶』に関しては『両手両足のパーツカード4種類全てが自分の場に表側表示で存在し、相手のカード効果を受けていない状態で自分のターンを迎えると勝利』と大きく異なる特殊勝利条件になっている。

【立体化】

近年、ブラックマジシャンガールを筆頭に看板モンスターのフィギュア化やプラモデル化が進んでいる中、2023年8月に召喚神エクゾディアとしてFigure-rise Standardシリーズにてプラモが発売された。
全長210mmというプラモデルとしてはかなり大柄な迫力あるスケール、その大きさが可能にした緻密なパーツ分割によって未塗装でも劇中のイメージがほぼそのまま再現されている。


【余談】

腕や脚だけ映っている写真やバストアップの写真を「エクゾディアパーツ」と表現する者もいる。

Q.ゲーム開始時にお互いの手札にエクゾディアパーツが揃っていた場合どうなりますか?
A.引き分けになります


追記・修正は初手でエクゾディアを揃えてからお願いします

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最終更新:2025年04月28日 12:46

*1 これは遊戯王OCGにはマナなどのリソースシステムがないのも理由であるが。

*2 全カードにフレーバーテキストが存在する。

*3 OCG及びラッシュデュエルで効果モンスターだったモンスターにも通常モンスター版が存在し、その分のフレーバーテキストが新規で設定されている。

*4 禁止カードルールは当時まだ無く、制限カードルール導入は上記8/26の世界大会が初と言われており、遊戯王初の規制カード群ではない。が、その8月~翌4月の間のショップ等へのルール浸透度がかなり不透明。

*5 手札の上限は6枚まで。自分のターンエンド時に7枚以上だった場合は6枚になるように墓地に送って減らさなければならない。この手札調整というルールも普通のデュエルではまず使わないものである。

*6 加えて相手がエクゾディア勝利の特化型だったため、この2枚が腐っていた。

*7 攻守0かつ無制限の《千眼の邪教神》と比べれば若干サポートカードの数は減るものの、あちらと同程度のサポートカードが存在することになる。

*8 OCGでは2022年10月に、マスターデュエルでは2023年2月に禁止指定され、現在では使用できない。

*9 《義賊の極意書》《イタズラ好きの双子悪魔》(禁止カード)などのハンデスでも充分対処できる。

*10 しかも、1回発動する為の条件が「減ったライフ1000につき~(2000~2999なら2回発動と言った具合)」という条件ではない為何度もライフを1000以上減らす必要がある他、両腕や両足を墓地に置くには手札に別途「エクゾディア」モンスターを用意する必要がある。