TIEファイター

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TIEファイター - (2021/01/19 (火) 19:27:52) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2016/12/16 Fri 01:08:29
更新日:2023/10/14 Sat 01:36:52
所要時間:約 10 分で読めます






空を見ろ!あれは何だ!
鳥か!飛行機か!
いや、あれはTIE(タイ)ファイターだ!

~帝国の翼 TIEファイター~

スペック

型式番号 TIE/LN
製造元 サイナー・フリート・システムズ社(SFS社)
全長 8.99m
最高速度(大気圏内) 時速1200km
エンジン イオン・エンジン×2
武装 レーザー砲×2
   プロトン魚雷発射管×1
乗員 1名

嗚呼、栄光のTIEファイター

TIEファイターとは?

映画「スター・ウォーズ」シリーズにおいて銀河帝国軍が主力機として運用したSFS社製宇宙戦闘機。
その設計にはSFS社がかつて開発し、旧共和国末期に運用されたイータ2アクティス級ライトインターセプターの影響が強くみられる。
球体状のコックピットの両側面に巨大な太陽電池パネルが配置され、Η型の正面シルエットを形成している。
甲高いエンジン音が特徴の機体で、速度と機動性に優れつつも銀河全域に配備できるほどの低価格を達成。
TIEファイターの速度は限界まで無駄な設備を省いた事による軽量化と効率的なエネルギー配分に、機動性は高性能なエンジンと機体各部に配置されたスラスターによって保証されているが、銀河中から選び抜かれたTIEファイター・パイロット達が乗り込むことでより高い性能を発揮した。
TIEファイター・パイロット達はその勇猛さと実力から帝国軍、同盟軍を問わず尊敬と畏怖の対象だった。
TIEファイター・パイロットで宇宙勤務の者はバキューム=ヘッド、地上勤務の者はグラウンド=ホッグと呼ばれており、非常に折り合いが悪かったことが知られている。



追記修正は栄光のTIEファイター・パイロットになってからお願いします。











~命短し、TIEファイター・パイロット~


TIEファイターには生命維持装置が搭載されていない。コックピットの気密処理もされていない。偏向シールド発生装置も搭載されていない。ハイパードライブも搭載されていない。

もう一度言おう。

生命維持装置も気密処理もシールド発生装置もハイパードライブも無いのだ。

つまりTIEファイターとは「宇宙服を着ないで乗ったら死ぬ」「一発でも被弾すれば容易に撃墜される」「母艦とはぐれれば広大な宇宙を死ぬまでさ迷い続けるしかない」というとんでもない人命軽視設計の欠陥機、空飛ぶ丸い棺桶と言える。
何でそんな大事な物を省略してるのかと言うと、生命維持装置や気密処理、防御シールド発生装置を省略することで飛行性能の向上を図ったからである。
ちなみにあまり取沙汰されないが、恐ろしいことに対ミサイル警告装置まで搭載されていない機種すら確認されている。撃たれるな、ということだろうか。

SFS社設計担当「宇宙服あるから気密処理も生命維持装置もいらないし、敵の攻撃も当たらなければどうということはないよね(ニッコリ)」

…というか、そもそも常人が使うのにフォースで強化された知覚力を持つジェダイが運用する前提で作られた物をベースにしてる時点で相当アレ。

このあんまりにもあんまりな仕様のせいでTIEファイター・パイロット達は妙な方向に吹っ切れてしまい、「生命維持装置なんぞ使ってんじゃねぇ!」「気密処理に頼る雑魚どもが!」「偏向シールドだと!?貧弱すぎるわ!」「男に撤退の二文字はねぇ!」と言った感じで防御装備や生命維持装置の類いに頼る人間を臆病者と見なす悪習伝統が生まれてしまった。彼らの目には改良型のアドバンストはどう映るのだろうか……

それらの欠陥を帳消しにして余りある性能と配備数、そして恐れを知らないパイロット達によってTIEファイターは同盟軍パイロット達を大いに苦戦させ、後のファースト・オーダーの時代においても流石に生命維持の観点から様々な改良がなされたものの、変わらず主力機の座を守り続けた。

加えて欠点といっても、本来TIEファイターはスター・デストロイヤーなどの母艦と連携運用を前提とした艦載機である。
搭乗員の安全性を最初から捨てているのも、言ってみれば「ダメだと思ったら執着しないでさっさと機体を捨てて、母艦に回収してもらえ」という発想で作られているからでもある。
パイロットも搭乗機が固定されておらず「愛機への愛情」などはほとんど持っていなかったため、撃墜されながらも何とか脱出して、母艦や基地に無事回収されたパイロットは意外なほど多い。
これは同盟軍のパイロットたちが、その愛機である高価&高性能なXウイングを惜しむあまり、被弾時に何とか機体を救おうとしてしばしば諸共に爆散していたのと対照的でもある。
というより見ればわかる通り同盟軍操縦服は口元丸出しの宇宙で撃墜されたら死ね仕様、さらにセット運用前提の貴重なアストロメク・ドロイドも機体にロックされているため脱出できず失われてしまう。
はっきり言ってしまえば、ベクトルこそ真逆でもパイロットたちの生存性を殴り捨ててるのは両軍ともなのだ。

その圧倒的な配備数からもわかる通り、当時の銀河帝国市民にとって「帝国の象徴」といえばデス・スターなどよりもむしろストームトルーパー、TIEファイター、そしてその母艦であるスター・デストロイヤーであった。
当然「カッコイイ軍隊」に憧れる少年たちからの人気も抜群であり、"あの"ルーク・スカイウォーカーも当初は帝国アカデミーに入ってTIEファイターパイロットを目指そうと考えていた。
TIEパイロットになってたら絶対に帝国が勝ってた


バリエーション















追記修正はTIEファイターのエンジン音を口真似出来るようになってからお願いします。

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