お助けキャラ(RPG)

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お助けキャラ(RPG) - (2018/09/25 (火) 18:32:10) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2018/09/25 Tue 13:32:58
更新日:2024/04/09 Tue 10:55:17
所要時間:約 6 分で読めます




ここでは主にRPGを始めとしたゲームで登場するお助けキャラを紹介する。

概要

ざっくり説明すると『一時的に主人公パーティーに加わり戦闘などを共にするNPCキャラクター』である。
特に決まった名称はないが、「お助けキャラ」「初心者救済キャラ」などと言われることが多い。
ゲームに不慣れな初心者がある程度経験を積むまで強固にサポートしてくれる頼りになる存在。
基本的には序盤のごく限られたストーリーにのみ同行し、それ以降は離脱してしまうことが多いキャラクター。
また序盤のお助けキャラに比べて出てくる作品・キャラの比率は低いが、終盤のごく限られた期間のみ運用できる強力なキャラクターがこう呼ばれることもある。

主な傾向としては、
  • その時点での主人公に比べて非常に強い、もしくはその周辺の敵に対して特効能力を持っており有利に戦える
  • 攻撃だけでなく回復魔法も使いこなせ、サポート能力が高い
  • 倒れてもデスペナルティは緩い
  • NPC扱いされており操作は不可能であることが多い
  • ある程度ストーリーが進むと離脱してしまうor通常キャラになることが多い
  • 加入期間の短さから育成できないorその必要性がない

離脱後再び仲間に加えることができるかは作品による。
離脱理由も様々で、「死亡」「離反」「諸事情で付いていけなくなった」などがある。



代表的なお助けキャラ達


ホイミン(ドラクエ4)

人間になることを夢見るホイミスライム
シリーズ初のお助けキャラであり、初めて登場する仲間モンスターである。
主人公のライアンが脳筋であり回復手段の乏しい第一章にとっては優秀な回復役になってくれる。

パパス(ドラクエ5)

主人公の親父。 強い 。とにかく 強い
彼が同行している間は彼に任せきりにしておけばOKである。
しかし、少年編の全てで同行するわけではなく、むしろいない時間の方が長い。
その割には印象に残るのはやはりその圧倒的な強さと最期が理由だろう。

戦闘では2回行動で直接攻撃とベホイミを使った回復を行う。また、仕様上やたらと会心の一撃発生率が高い。
味方の人間キャラで完全2回行動をするのは歴代でもパパスだけである
また、戦闘終了時に主人公が傷付いていると一発で全回復する特殊仕様のホイミを使って怪我を治してくれる。
なお、なぜかパパスの習得魔法にホイミはない。不自然だと思われたか、リメイク版では追加されている。

PS2版ではオープントレイバグにより最後まで同行させることも可能。
レベルが上がらないのと仕様上装備品の変更が非常に難しい(不可能ではない)ので、最終的にはやや戦力不足。
少しでも傷付くとやたらホイミ(なぜかベホイミではない)を優先する思考も相まって終盤はお荷物になる可能性も高い。
とはいえそれでも2回行動と会心率の高さでそれなりの戦力にはなる。

主人公にとって最も頼れる存在だったが、ゲマの卑劣な策略によりなすすべもなく殺される。
「これだけ強いパパスですら敵わない相手」という形で敵の卑劣さと強大さを上手く演出し、主人公の成長のきっかけとしている。

マチルダ(ドラクエ7)

最初に訪れる過去の世界ウッドパルナに住む女戦士。
道に迷った主人公たちを村まで案内する役目を買って出る。

普通に道を歩くと、大体 10秒 で同行期間が終わるため印象が薄くせいぜい1戦ぐらいしか一緒に戦うことはないだろうが、それはとてももったいない。
なぜなら彼女、 アホみたいに強い のだ。
いなずまぎりとドラゴンぎり(ただし、ドラゴンぎりの特攻モンスターはこの辺にはいない)を縦横無尽に振るい、ウッドパルナ周辺の強敵であるおにムカデもワンパンするその様は、レベル1主人公たちにとって非常に頼れる存在。
さらに、パパスと同じくホイミが使える上万が一死者が出た場合なんとザオリクで蘇生までしてくれる。
ここまで丁寧なサポートをしてくれる救済キャラもそうそういないだろう。
しばらく彼女と一緒に戦闘の経験を積んでおくと、この先がかなり楽になる。
ただし、一緒に歩けるのはフィールド上だけでカラーストーン採掘場と東の塔には入れない。

なぜ彼女がここまで強いのかはシナリオを進めると明らかに……

ハンク(ドラクエ7)

同じくウッドパルナの助っ人キャラ。怪我をして寝込んでいた村一番の戦士。
マチルダには技のバリエーションでは流石に及ばないが、それでもこの時点での主人公たちよりは圧倒的に強い。
おおきづちを振るってゴーレムだろうがチョッキンガーだろうが容赦なく叩きのめしてくれる。
また、脳筋な見た目に反して魔法も得意で、ルカニによるサポートやホイミによる回復もしてくれる。

ニード(ドラクエ9)

お助け?と言うには微妙に弱っちい気もするが、一応。
ウォルロ村の村長の息子で、いわゆる一つのニート。

主人公が天使の力を失ってリッカの世話になっているのが気に食わず、何かと突っかかってくるが、
峠の道を解放する際に主人公に同行する辺り一応村長の息子としての責任感はあるのかもしれない(リッカへの下心の方が大きそうだが)。

レベルは3で職業はなし。経験値は入らずレベルアップはしない。
どうのつるぎを装備しており、打撃力はそれなりにあるが、本当にそれだけ。もっとも、肉壁兼打撃役と見れば、一人旅の主人公にとってそれなりに役には立っている。

ちなみにこれ以前にイザヤール(レベル20)が一緒に戦ってくれる機会があるが、イベント戦であり実質チュートリアルのようなものなのでお助けというには少し違うだろう。

仲間キャラ(ドラクエ11)

なんと主人公の仲間としてパーティーに加わるマルティナ以外の全員が、それぞれ身に振りかかった困難や厄災を解決すべく加入直前の街や村~ボス戦辺りまでNPCキャラクターとして同行してくれる。
その期間中はHPとMPが無限な上、セーニャ以降は元々習得している補助系の呪文やスキルを割と適切に使ってくれるためぶっちゃけ加入後より頼もしく感じる

なおお助けキャラと言うにはだいぶ遅いが、ストーリーの都合上一時的に共闘するキャラクターとしてハンフリーやアーウィン(主人公の実父)も存在する。

また最序盤では成人の義に臨むべく幼馴染のエマと犬のルキが同行する。
上記の仕様上主人公より犬の防御力が凄まじいことになるが気にしてはいけない。

ヴァイスとカチュア(タクティクスオウガ)

主人公デニムの幼馴染ヴァイスと姉のカチュア。
ストーリー序盤だけNPCとして同行してくれる。

ヴァイスは普通のソルジャーだが、モブより少しだけステータスが高く積極的に前線に出てくれることもありそれなりの強さ。
カチュアは「ハイプリースト」という専用クラスに就いており、ヒーリングで味方を回復してくれるサポーター。序盤は彼女に救われることも多いはず。
どちらも性能そのものは並だが、力尽きても「転移石」というアイテムで脱出することで死亡扱いにならないのが長所。

また、ストーリーを進めるとアルモリカ騎士団長のレオナールも少しだけ同行してくれるようになる。NPC3人体制のこの状況はかなり楽になる。
だが、彼らに頼り過ぎるとヴァイスとレオナールが一気に抜ける二章突入直後がキツイので、自分達で戦うことも覚えておこう。

ファイアーエムブレムの老兵キャラ

シリーズ通して序盤に登場する老兵キャラがこの手の救済キャラの定番となっている。
序盤としてはステータスが高いが、成長率その他に難があり、中盤以降は力不足になっていく。
詳細はジェイガン(FE)などを参照。
また後半~終盤で加わる強力なキャラクターが、育成に失敗した時の救済措置に見えることありお助けキャラと呼ばれることもある。
その強さは上記の典型的なジェイガンタイプが多いか、剣聖カレル大賢者アトスのようにこれまで育てたキャラを凌駕する強さを誇る者もいる。

ブルネク(アルカイックシールドヒート)

DSのシミュレーションRPG、「アルカイックシールドヒート」のお助けキャラ。
主人公の王女アイシャに仕える騎士であり、序盤に非常に多い火属性の敵に有効な水属性の攻撃を持っているため大変頼りになる。
各種ステータスも全体的に高めで、さらに回復魔法のヒールも使える万能型。

……が、もちろんこんな優秀なキャラが最後まで同行してくれるはずもなく……

スーパーロボット大戦の中立味方NPC

経験値・資金泥棒。
非常に高いHPとそこそこ程度の火力、特攻AIが合わさり、雑魚をガンガン撃墜してこちらのリソースを目減りさせる。
そのくせボスは半端に削って撤退条件を満たして大損…というメリットがほぼ見当たらない酷い存在。
加えて近年の作品では撃墜されても撤退せず、その場でHPが最大まで回復して戦闘を続行するため非常に厄介。
そもそも縛りプレイでもやらなければこちらの火力が不足することもほとんど無いため、実質的に単なるお邪魔キャラである。
終盤では弱すぎて介護対象となることもあり、お助けキャラとはなんだったのか…となる事態も。

追記・修正はお助けキャラに助けてもらってお願いします。

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