SCP-114

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SCP-114 - (2019/02/23 (土) 10:30:23) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2019/02/20 Wed 16:09:35
更新日:2024/01/01 Mon 14:13:40
所要時間:約 5 分で読めます





SCP-114はシェアード・ワールドSCP Foundationに登場するオブジェクトである。
オブジェクトクラスはEuclid。
項目名は『Bringer of Conflict(口論をもたらす者)』。


概要

SCP-114はアフガニスタン生まれのパシュトゥン人女性。報告書執筆時点では40歳。160cm。
パシュトゥン人はアフガニスタン人の中でも多数を占めている、イラン系の民族であり、
別名アフガン人。というかアフガニスタンという名前自体、「パシュトゥン人の国」を意味している。
まあそんなことは置いといてですね

「置いとくんじゃねえよ!彼女のルーツを語るなら最後まで語れよ!」

えっいきなりなんすかこわい…ブルっちゃうよ…。
キレてるDクラスから逃げつつ説明すると、SCP-114の近くにいる人(だいたい10m〜15m)は意思と無関係に暴力的な口論をはじめる。
被影響者は他者の何気ない行動や言動に「自分への敵対心の現れ」と解釈して糾弾したり、酷くなると殴りかかるようになる。
で、相手は相手で被影響者なので、それに応戦しはじめる。

不思議なことに、SCP-114の近くにいる人たちは、SCP-114本人に敵意をむき出すことはしない。
財団職員は度々テストのたびにDクラスにSCP-114への危害を加えろという実験を行ってみたが、それらはいずれも失敗している。
また一人のときも妙な精神状態に陥り、興奮し、苦悶し、体をあちこちに打ち付けたり脳内出血したりする。
遠ざけることで影響から脱することは可能ではある。

特性と人物

SCP-114の特性は生まれたときからであろうことが、付属文書より推察できる。
1980年の2月1日、SCP-114がまだ8,9歳の少女だったときに、アフガニスタンを占拠したソ連軍の軍人に対するインタビューで、
同僚が近づいたことで喧嘩をはじめ、一人が死んだというエピソードである。

「ざっくりしすぎだろ!ちゃんと引用しろ!」

いいじゃん別に大筋の追加情報があるわけでもないんだし…

で、当然だがSCP-114自身は自分がそんな影響力を持つとは思ってもおらず、
人間というのはかねがね攻撃的なのだという認識を持つ。
そのため、同情心や恐怖心といったたぐいの感情は著しく抑制されてしまっている。
実験中も目の前で人がバンバン死ぬのに一切動揺したりもしない。

「あんたら偉い先生だって俺達が死んだりしても動揺しねえだろうが!何不思議そうにしゃべひでぶ」


さっきからうるせえ!黙ってれば死刑になるところをシャバに出してやろうって言ってんのになんだその態度は!表にでろやこの野郎!


関連項目

先輩がSCP-114を囲みながらDクラスと殴り合いをはじめてしまったので後を引き継ぐ。
今回は精神影響を及ぼすオブジェクトをどうぞ。

SCP-1101 - An Interesting Topic(興味深い話題)

人々に口論をはじめさせる大理石の台。
こちらと違って暴力的な行動にはうつらないが、かわりに事象を目撃した人は次々に参加しだすミーム災害を有しており、
放置するとAK-クラス:世界終焉シナリオまっしぐらである。

SCP-729-JP - ジャッキー・チェア

テレポートして中華料理屋の椅子に紛れ込む木製の椅子。
この椅子に座ると、隣の席の客とつまらないことで喧嘩を始めてしまう。しかも双方が武術の達人になるおまけつき。
最終的にこの椅子を大きくぶっ壊しつつ座り手が大勝利して終わる。あ、双方ともなぜか無傷or軽症になるんでご安心を。
元はカンフー映画愛好家の遺品で、有名アクション俳優が撮影に用いた椅子だった模様。

SCP-514 - A Flock of Doves(鳩の群れ)

SCP-114とは逆に脅威的行動に出るような武器を無効化し、人々を穏やかにさせる鳩。
捕獲する試みが失敗しているためにクロステストは現実的でないが、
SCP-114の被影響者ももしかしたらSCP-514からしたらいいよ来いよ(114514)って感じかもしれない。







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