SCP-514

登録日:2019/02/18 Mon 20:19:43
更新日:2025/03/20 Thu 16:57:10
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SCP-514はシェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト
オブジェクトクラスはEuclid。
項目名は『A Flock of Doves(鳩の群れ)』。



概要

SCP-514は式場で放たれる系のColumba livia domestica(カワラバト)、簡単に言えば『平和の象徴』で自身の周囲に兵器を無効化させるオーラを発生する能力を有している。

SCP-514『ほら!ラブアンドピース!みんな!愛だよ愛!戦争なんかやめようよ!』

オーラに触れた人物は精神的にも物理的にも異常性が見られていないが、破壊的衝動を持つ人物を近づけるとその人は穏やかになる。

SCP-514の近くでは火器はすべてSCP-514の近くでは故障し、
爆薬はすべて化学的に変性し、近接武器はステーキナイフと野球のバットを除いてすべて分解。さらにはサリン神経ガス1L、兵器化された炭疽菌1g、戦術級核弾頭1基までもが無害化されてしまった。
なお、SCP-514のオーラは武器として利用されるものにはすべて適用されることが実験より分かる。

というのも、ステーキナイフと野球のバットも脅威的行動に用いられた瞬間に結局は分解されてしまったからだ。


出所

SCP-514の元記事作者が後から追記を行い、このオブジェクトの出自が明らかになった。


アフリカの部族や武力勢力同士の抗争を止めたいとでも願ったMCFはどこからかあの鳩たちを調達してアフリカ中に ばら撒いた のだ。

なるほどあの鳩の効果範囲内なら武器は使えないし、暴力的意思も消える。平和になるじゃないか… とでも思ったか?

MCFは鳩を用意して 放つことだけ はできても放った鳩を コントロールすることはできなかった

その結果、鳩の群れが近くにいる間は確かに武器が壊れたり戦意が消えるが鳩が飛び去ると即座に その辺の石や棒で殴り合いを始めたり 、鳩たちが出鱈目に飛び回って 一部の武装勢力だけが 全ての武器が壊れてしまい、周辺の敵対勢力に大殺戮されるという事例がアフリカに続出した。

察知した財団が 3週間ほど で鳩をある程度コントロールする手段を構築したのだが、MCFはそれを提供するように財団に要求してきた。

MCF「作ったの俺たちなんだから返せ!」

となると

もちろん答えはNOだが、「危害を加えようとするなにものかも全て無害化する」オーラを持つとなるといらんことまで考える。

「これはいい武器になるぞ」

相手を無害化できれば闘う前からありとあらゆる戦争に勝てる。もしかしたら恥ずかしがりやさんとかクソトカゲとかのKeter実体だって無害化出来るかも知れない。

少なくとも、財団軍部の高官たちと各国政府機関はそのように考えた。大人になるってかなしいことなの


だが、思い出してほしい。

こいつは「危害を加えそうな存在を無力化する」鳩。

当然人間だってその対象なので、「平和が一番!」と派遣された機動部隊は鳩を捕獲することを拒否してしまった。

とはいえ露見するわけにもいかず、この鳩を知ったら狙うだろう他団体たちと闘う方法を考えねばならなかった。

が、近くに鳩がいては強行手段も取れない。

考え出されたのが、スポーツ、ボードゲーム、カードゲーム、テレビゲーム、雑学、なぞなぞ、じゃんけん等…(原文ママ)。




…じゃんけん。


機動部隊ラムダ-4は「保証致します、貴殿に何の不安も抱かせません。」と言い放ったが不安しかねえO5はブチ切れた。



真面目に言ってるのか?我々のSCPの1つの運命がジャンケンの結果で決まるというのか?!






結局、 財団対MCFのジャンケン勝負 により鳩のコントロール権は財団が得ることになったそうだが、最終的にはカードゲームに落ち着いたようである。

まあO5からは「なんか他にないの?大の大人がカードゲームは恥ずかしくない?」と言われているが。
多分遊戯王・デュエマ・バトスピ・ヴァンガ・WIXOSS・SCP-TCG-JP-Jでないことは間違いない。








SCP-514「編集合戦はしないでくださいね」



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最終更新:2025年03月20日 16:57