バナナをわすれた!(ビーストウォーズメタルス)

登録日:2012/05/14(月) 02:19:21
更新日:2020/04/03 Fri 22:06:15
所要時間:約 6 分で読めます





やぁ。皆、元気かな?
今日は、影山さんの歌を皆で歌うぞ! 準備はいいかな?

『イェェェェェェェェェェイ!!』

それじゃあ、ビーストウォーズメタルスの始まりだ!!

『Yeaaaaaaaaaaaaaaaaah!!!』


【概要】

「あれ?」

アニメ史上、他に類を見ないカオス回である。
「俺のエビチャーハンどこ行った?」

そもそも日本語版のビーストウォーズは声優達が自由にアドリブを入れる事で有名だった。
この傾向は無印からメタルスへ、更に話数が進むにつれて強くなっていく。

「このエビチャーハン誰のー?」

「あ!貴様、俺のエビチャーハンを!」

そして迎えた最終回が「バナナをわすれた!」であった。
そう、


最 終 回 で あ る


さて、先程26話と書いたが、25話の内容を少し書いておこう。

「前回の、ビーストウォーズは!」


「終わった…ようやく宇宙の未来は、救われた…」
「ばーいばーいき~ん!」
「ぶ~ん。ボクちゃん、何だかとってもハッピーだぶ~ん。これでいいのだ!」

…そう、サイバトロンがメガトロンを倒してセイバートロン星へと帰還するハッピーエンドであった。
では26話とは何なのか?


「しまった!バナナを忘れた!」

「「えぇー!!」」



―ファイナルリミックス バナナをわすれた!―



「もういいじゃん、バナナなんか…」

「セイバートロン星には、バナナが無いんだ!」

「だから?」

「地球へ帰るぞ!」

「「えぇー!!?」」


その正体は映像は全て本編の使い回し台本には「面白い事を言え」とだけ書かれていたとすら囁かれる、伝説の公式MADである。

死んだキャラは何事も無かったかのように復活!

「歌うのに飽きたんだよ…」

メタ発言や中の人ネタは当たり前!!

「今までのシリーズ構成は一体何だったんだ?SF的な設定はどこ行っちゃったんだ~!?」

他局の番組名や実在の芸能人の名前なども平気で出しまくる!!!

「どんな衣装だろ、小林さん…」

こうしてただ「カオス」としか表現できない伝説の回が誕生したのであった。

「アタチの出番まだ?」


【ストーリー】

メガトロンを捕まえてセイバートロン星へと飛び立ったサイバトロンだったが、コンボイがバナナを忘れてきたためすぐさま地球へ引き返すハメに。
一方、契約の書のはみだしの欄には「真の勇者が伝説のバナナの種を手に入れるであろう」と書かれていた。
……という事で伝説のバナナの種を探すサイバトロンとデストロン……。

本編開始1分の時点でストーリーに整合性などない。

捕まった筈のメガトロンは何故か復活を遂げた部下と一緒に活動を再開。
種の在処は人類の祖先、つまり猿が知っていると知り襲撃するが、猿たちは何故かセリフを喋れるようになっていた。

「おい、あいつら台詞喋ってるぜ」
「どうしてか分からないけど好都合だギッチョン」


何やかんやで猿の子を助け、伝説のバナナの種を手に入れたサイバトロン。しかし、何と伝説のバナナの種は2つあった!
2つ目の種の在処を知るため、コンボイはメガトロンとの一騎打ちを行う。しりとりと早口言葉で


コンボイに敗北したメガトロンは契約の書に記された2つ目の種について語る。

「契約の書にはこう記されている。『限りなく真実に近い模倣したもの、二つ目の種を手に入れるであろう』」
「つまり!物真似の上手い奴が勝ちだ」

こうして開催された物真似大会はカオスを極めたが、最終的にチータスが似てるんだか似てないんだかわからない豊臣秀吉の物真似で満点を出しサイバトロンが勝利。

「終わった…ようやく宇宙の未来は、救われた…」
「こんなんでいいんか~~~!?」

今度こそ宇宙に平和が戻り、最後は登場キャラ全員で視聴者の皆さんに意外とじんわりくるお別れの挨拶をしてメタルスは完結した。

と、簡単に紹介したが実際のカオスぶりはここで書ききれない。是非、自分の目と耳で確かめて欲しい。
もう一度言うがこれは最終回である。

また、初回放送では次回作『トランスフォーマー カーロボット』の予告が放送された。

【放送内容】

■OP

CG版ビーストウォーズシリーズの風物詩である「声優も一緒に歌う合唱OP」
今回は後期OPである「千年のソルジャー」。
…なのだが今回は声優のアドリブが異常なまでに過熱化。
声優の人数も増え、最早誰が何を言っているのかほぼ分からない…というかノリが完全に飲み会の後のカラオケ店でやる二次会。
参加メンバー:コンボイ、チータス、ラットル、ライノックス、シルバーボルト、テプスチャージ、タイガーファルコン、ブラックウィドウ、ダイノボット、メガトロン、タランス、ランページ、ワスピータ


■ナレーション

主にクイックストライクが行う。強引なストーリーを展開するのに必要不可欠な要素。
語り:クイック・森本・ストライク・レオ
歌:さだいのぼっとまさし
等と表示され、当然のようにパロディだらけである。


■合間のアドリブ

話の途中に何の脈絡もなく入るアドリブ達。もはや声優が好き放題遊んでいるだけである。
会話だったり単発だったりする上、すぐに場面が切り替わる事もあるためカオスに拍車がかかっている。


■五秒CM傑作選

番組前に流れる「この後は、○○○」というアレのまとめ。
「傑作選」という時点で想像できるだろうが、普段から当然のようにやりたい放題だった事がよく分かる。

「この後は、第520回紅白歌合戦!」

「俺、ビーストやめてモーニング娘。に入るわ……えっ、駄目?」

「オイラだって電気ネズミなのに何であいつだけ……あぁ、この後はビースト」


■物真似対決

最大のカオス。
前述のように突拍子の無い展開で開催され、他局や中の人ネタ、明らかに小中学生には分からないネタなどを使いまくる。
「あまりにも似てない場合はお仕置き」との事だが、物真似をしてお仕置きされなかったのはブラックウィドーのみ。*1
また中の人ネタをした場合も即お仕置きであった。



こうしてカオスなままに幕を閉じたメタルスだが、そのカオスは更に酷くなりリターンズへと引き継がれる。
どのくらいかと言うと、リターンズから参加したある声優面白いアドリブができなかったと収録後の帰り道で悔し泣きしある声優また面白いアドリブをしなければならないのかというストレスから脱毛したくらいである。

さて、そんなリターンズの最終回は…

バナナはどこだ?R

伝 説 再 び

メタルスの時よりも無理矢理で投げやりで申し訳程度のストーリー、声優が殆ど素、等の理由から声優の座談会に映像をつけただけと言われる。
だいたい合ってる
「打ち上げまだ?」

なお「R」はリターンズあるいはR指定の略。
オラクルがビーストの面々に振った「はずばなー(フリートーク対決・恥ずかしい話)」では、どいつもこいつも強烈な下ネタを披露してくれる。
ちなみにバナナは1ミリも出てこない。強いて言えば某声優が自分のバナナに根性焼きをしてしまった話をするくらいで……
「打ち上げ、まだ?」

流石に実際に放送はされず、DVD最終巻のオマケ扱いとなっている。
「打ち上げまだぁ?」

【余談】

どうしてこのようなエピソードが作られたかと言うと、2話ほど劇場映画用に流用したために空いてしまった分の穴埋めをする必要があったため。
もうひとつのリミックス1「バナナはどこ?」は比較的マシ。だがエンディングのクイックストライクに全てを持って行かれる。
ん?普通に総集編でいいだろって?バカヤロウ!それじゃビーストじゃねぇだろう!
(一応映像は全て流用なのである意味では総集編と言い張れなくはないこともない)

また、あまりのカオスっぷりに視聴者から抗議や批判ではなく疑問のお電話が多数あったという。


「アニヲタwikiのりどみにはこう記されている。『みんなで楽しくをモットーに公開している簡易ウィキです』」
「つまり!追記・修正の上手い奴が勝ちだ」

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