登録日:2025/08/11 Mon 01:48:19
更新日:2025/09/21 Sun 21:20:09
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おーっほっほっほっ! 人間たちよ、お聞きなさい。
私は、天の意志。天の王にかわって、ここに降臨しましたわ。
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
■概要
『バルドル』とは『
ファイアーエムブレム ヒーローズ』の第9部の登場人物。
ゲームのシステム上、クラスは特にない。
イラストは2部でもキャラデザを担当した前嶋重機氏。
天の国『アースガルズ』に住む天の神々の一柱。
神々の王・アルフォズルの娘の一人で、『天日』を司る女神。妹に
ヘズとヴァーリがいる。
アルフォズルの臣下の中でも武に秀でており、その力で罪人を裁きの場に連れて行くことを仕事にしている。
父から『無敵の加護』を授けられていることもあって傷一つつかず、それもあって父からの信頼が厚い。
性格は「おーっほっほっほっ!」「ですわ」が口癖の典型的な高飛車なお嬢様。
正義と真実を重んじる義の一面も有しているが、絶対神である父アルフォズルの言葉を妄信するあまり、言われるがままに行動することも。
自分が天の神であることと無敵であることを誇りに思い、自身が完璧であり、完璧な振舞いをすることに拘っている。
このようにプライドが高いものの、妹想いでもあり、内向的なヘズの事は常から心配している。
生まれた際に、父から『無敵の加護』を授けられており、九の世界(ヒーローズの世界)との契約によって、九の世界の物質はバルドルに傷一つ付けられない。
と言いつつ異界から召喚されたFEの歴代英雄からもダメージを受けないが、召喚された時点でアスク王国の物質扱いされるのだろう、多分。
ちなみに加護以外に関しても高い戦闘力を持ち、さらに神だけあって、特務機関の一軍全てをアースガルズに転移させるという芸当を見せている。
何はともあれ無敵の触れ込みに偽りのない反則的な加護であるため、第9部前半はこの加護の攻略がストーリーの主軸となっている。
2025年4月に例年のエイプリルフール企画の一環として『完璧な姉様DE★SU★WA』を歌っている。
これはバルドルが完璧な姉を目指して行っている朝のルーティン……らしい。
この時に実装されたスペシャルマップ『DE★SU★WA』では、能力値がHP含めオール99の彼女が3体も現れる。
一応5ターン逃げ切ればクリアとはなるが、武器スキルの鉄の剣のみでそれ以外のスキルは持っていないので、こんな状態でもキャラ次第では撃破してしまえる。
ちなみに9部のアイコンはバルドルである。
これまでのアイコンは章ヒロインが担当していたので、慣例に従えばルーンのはず。
一応7部もヒロインの
セイズではなく
グルヴェイグだったが、これは伏線だったことを考えれば……?
第9回英雄総選挙ではなんと2位に入賞している。
■本編
父・アルフォズルから「アスク王国が九の世界全てを支配しようとしている」と聞き、裁判にかけるためにアスク王国に襲撃。
そのまま特務機関をアースガルズに拉致った。
当然身に覚えのない
アルフォンスはバルドルに逆らい、逃走。
追いかけるものの裏切った
ロキの手引きによって逃げられてしまう。
バルドルの無敵の加護を消す事ができるのは『ヤドリギ』と呼ばれる世界の果てにある白い宝珠。
まずはこの『ヤドリギ』を取りに行く事になる。
とはいえ『ヤドリギ』と、加護を取り戻す黒き宝珠『トネリコ』は、アルフォズルの血縁者にしか使えない。
そのため、実質的には加護を奪う事は不可能。
なお、自身の欠点を他人に知られるのを恐れるバルドルはこれらのを妹達には伝えていなかったが、ロキはなぜか知っていた。
そしてそのロキと特務機関の会話を盗み聞きしていた、ヘズもそれを知る事となる。
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ストーリー中盤ネタバレ |
煙幕が焚かれ視界の悪い戦場の中で、ロキがヤドリギを使用した事で、加護を失い、大怪我を負ってしまうバルドル。
それを見て動揺したヘズは、ロキがアルフォズルの血縁者でない事を疑問に思いつつも、促されるがままにトネリコで加護を取り戻そうとする。
だが、実はここまでがロキの策略であり、大怪我を負ったバルドルの姿は実はロキが化けたもの。煙幕はバルドルと入れ替わるための作戦である。
さらに、「ヤドリギが白い宝珠・トネリコが黒い宝珠」と言うのはヘズに盗み聞きさせるための嘘で、実際はヤドリギが黒・トネリコが白と真逆。
つまり、この時点では加護は消えていなかったが、アルフォズルの娘であるヘズがトネリコと誤認して「黒い宝珠」を使ってしまい、加護が消失してしまった。
そうして加護が消えてしまったバルドルは、かすり傷を負っただけで情けない悲鳴を上げ逃走をするという醜態を晒してしまう。
加護のお陰で「生まれてから痛みを感じたことがない」彼女が初めて感じた痛みなので、無理からぬ事ではあるが。
だが、そんな情けない姿を人間や妹に見られるという屈辱を味わいプライドが粉々になっても、もう一度立ち上がる心の強さを見せた。
そして、加護を失う原因となったヘズの事も許し、そのヘズの説得によって初めて冷静になったバルドルは、アスク王国の人間がアルフォズルの言うような「悪い人間に見えない」というヘズの言葉に同調し、正義と真実を探し始める。
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■性能
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2025年7月で闇の神階英雄で実装。
「天の国に住む光の神」でありながら、天でも光でもなく「闇の」神階英雄である。これは何かを意味するのか……?
メタ目線で見るなら専用のBスキルが飛空城防衛時に発動する効果を含むためだが。
赤属性の剣・飛行ユニット。
時系列として加護を失い屈辱を味わった直後のようだ。
武器スキルは『天日の神剣』
飛行特効無効。
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
敵軍のターン開始時スキル発動後、最も近い敵とその周囲2マス以内にいる敵が受けている強化の+を無効化し、弱化に変換する
自分から攻撃した時、または、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が自身を中心とした縦3列と横3列にいる敵の数×3+5だけ増加(最大14)
自身の奥義発動カウント変動量+1、ダメージ+速さの20%(範囲奥義を除く)、受けるダメージ-〇(範囲奥義を除く)
戦闘中、敵の奥義による攻撃の時、さらに受けるダメージ-〇(範囲奥義を除く)
(〇は敵が赤、緑、無属性の時は速さの50%、そうでない時は速さの20%)
自分から攻撃した時、戦闘後、敵のマスとその後方1マス、自分から見たその2マスの左右それぞれ2マスに【天脈・炎】を付与(1ターン)
Aスキルに『蒼穹4』
【再移動(2)】を発動可能
自分から攻撃した時、または、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ+8、ダメージ+〇(範囲奥義を除く)、最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージ-〇。
(〇は、自身を中心とした縦3列と横3列にいる味方の数×2+2、最大8)
Bスキルは『正義の執行者』
闇、混沌シーズンの飛空城防衛時、自分またはマップ上の味方の戦闘後、敵設備「攻撃・安全柵」を破壊する。
ターン開始時、自身のHPが25%以上なら、最も近い敵とその周囲2マス以内の敵に【弱点露呈】を付与(敵の次回行動終了まで)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、敵の攻撃、速さ、守備-5、自分が与えるダメージ+〇(最大15、範囲奥義を除く)、自分が受けるダメージ-7(範囲奥義を除く)、敵の絶対追撃を無効、かつ、自分の追撃不可を無効。
(〇は、自身を中心とした縦3列と横3列にいる敵の数×5)、
戦闘開始時、自身のHPが25%以上の時、追撃の速さ条件を-25した状態で追撃の速さ条件を満たしている時、戦闘中、【神速追撃:ダメージ〇%】を発動する。
(〇は、敵に【弱点露呈】が付与されている時は100、そうでない時は40)
Cスキルには『攻速大牽制・導き手』
周囲2マス以内の味方は、自身の周囲2マス以内に移動可能。
周囲2マス以内の味方の周囲2マス以内に移動可能。
周囲3マス以内の敵は、戦闘中、攻撃、速さ-4。
ヘズは後衛でも味方のサポートとステータス補助も担えるがバルドルは完全なアタッカー。
初っぱなからバフをデバフに変える厄介な嫌がらせはもちろん、天脈・炎すら撒く機動力殺しも備わっている。
青属性以外の戦闘では大きくダメージを減らし、スキル込みでも大幅なダメカと与ダメ倍増も狙える。
何かと重宝されていた安全柵を確実に壊せてるので動けない問題は解決。
神速追撃も備え、100%は弱点露呈を付ける前提だが確実にダメージを負わせられる。
遠距離からの攻撃には対応していないだけで攻撃も守りも高い。
ただ範囲奥義はやや苦手寄りなので場合によっては沈む。
私こそは天日の神バルドル。
天の王に代わり、天の威光で世界の隅々まで照らしてさしあげますわ!
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
第9回英雄総選挙に入賞したため、総選挙版が2025年8月に参戦。イラストは岡田学彌氏。
神階版が実装されてから総選挙版が来るまでの間、なんと僅か2週間。
今回は妹と同じ青属性の弓・飛行ユニットになっている。
デザインも神々しく、差別化がされている。
『想いを集めて』では同じ笑い方をする
コンスタンツェと意気投合している。
武器スキルは『天真の神弓』
飛行特効、自分が受ける飛行特効を無効。
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時、周囲2マス以内に味方がいる時、自分に「移動+1」を付与(1ターン、重複しない)
自軍ターン開始時、および、敵軍ターン開始時、周囲2マス以内に味方がいる時、自分と周囲2マス以内の味方に「敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを〇〇%軽減」を半分無効、「戦闘中、奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)」を付与。
自分から攻撃した時、または、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が自身を中心とした縦3列と横3列にいる味方の数×3+5だけ増加(最大14)、ダメージ+〇×5、受けるダメージ-◇(範囲奥義を除く)
さらに、敵の奥義による攻撃で受けるダメージ-◇(範囲奥義を除く)
(◯は自身の強化を除く【有利な状態】の数+敵の弱化を除く【不利な状態異常】の数)
(◇は3すくみ不利の時は速さの20%、そうでない時は速さの50%)
敵の奥義発動カウント変動量+を無効。
Aスキルは『天に代わりて』
【再移動(残り、最低1)】を発動可能。
ターン開始時、自身のHPが25%以上なら、最も近い敵とその周囲2マス以内の敵に【相性激化】、【弱点露呈】を付与。
自分から攻撃した時、または、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+9、ダメージ+7(範囲奥義を除く)、最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージ-7、敵の絶対追撃を無効、かつ、自分の追撃不可を無効かつ、敵に【弱点露呈】が付与されているか、自分が3すくみ有利の時、自分は2回攻撃。
Bスキルは『速さの吸収4』
ターン開始時、自分の速さの【大器】+1。
戦闘中に攻撃していれば、戦闘後、自分の速さの【大器】+4。
戦闘中、敵の速さ、守備-4、自分は、ダメージ+速さの20%(範囲奥義を除く)、速さの弱化を無効、奥義発動カウント変動量-を無効。
Cスキルは『死の瘴気』
自分から攻撃した時、戦闘中、敵の攻撃、速さ、守備、魔防-5、敵の強化の+を無効にする
戦闘後、敵と敵の周囲2マスの敵に7ダメージ。
敵のマスとその周囲2マスのマスに【天脈・瘴気】を付与。
神階版のアタッカー路線は変わらないが属性有利かつ連続攻撃を用いる殲滅力に長けている。
敵のバフをデバフに変換する効果は失うが自分は戦闘を有利にして敵はダメージを増やす状態異常を付けると徹底された戦術。
弱点露呈か属性が有利なら確定で4回攻撃が可能と条件を満たす前提だが連続攻撃でトドメまで持ち込んでくれる。
ただ「属性有利は赤属性だけでは?」と範囲は狭いに思えるがここで【スタイル】:3すくみ・緑が役に立つ。
3すくみの判定時、自分を緑属性として判定(「敵が緑属性の時」などの属性を条件とするスキル効果には影響しない)
このスタイルは1ターン1回のみ使用可能
これを使えば一度限り緑属性に変換。説明はシンプルだが青属性相手でも対応可能に出来てしまう。
護り手の青属性でさえも簡単に倒してくれるのでかなりありがたい性能。
ただこれは攻める前提であり、受けに回ってしまうと一気に弱体化。
普段通り緑属性相手に不利なのは変わらず、近接武器相手はなおさら反撃する手段が無い。
■台詞
- 人間たちよ、ご覧なさい。この私、天日の神バルドルがここに降臨しましたわ。
- 天として裁きを下す以上、私たちは常に正義と真実のもとにあらねばなりません。
- かつて、私は敗北しましたわ……あってはならない醜態を晒し、消えたくなるほどの屈辱にまみれました……。
敗北、挫折、傷、恥……ですが、人間はそれすらも糧として、前へ進もうとする……強いのですね、人間は……もしかしたら、私たち神々よりも……。
けれど、負けませんわ! 幾度敗北しようと、挫折しようと、私にも決して揺るがぬものがあります。
正義と真実の心は、この胸にしかと宿っていますわ!
- これは天の神たる者がまとう装束。私にさらなる強さと輝きを与えてくれますわ!
- 我々アースガルズの神々はその身に強大な力と正しき心を宿す者。人間たちの規範となるべき存在ですわ。
- エクラ、あなたはご存知かしら? なぜ私たち天の神が強大な力を持つのか。
それは公正であるために、ですわ。どんな理不尽や悪徳にも屈せぬよう私たちには力が与えられているのです。
九の世界すべてを見守り正しき道へと導くのが私たちの使命。
天の意思を阻む者。逆らおうとする者。そのすべてに私たちは立ち向かいます。
力には責任が伴います。
公正であるべし、という使命に従うことがその責任を果たす唯一の方法ですわ!
一切の手心は加えません。公正を乱す者は裁きの場所へ! そのために私は戦い続けます!
追記・修正は加護を高笑いをしながらお願いします。
- ゼノブレイドのモナドみたいな剣 -- 名無しさん (2025-08-11 13:30:22)
- 聖戦の系譜のバルドとは関係ないん? -- 名無しさん (2025-08-11 14:05:25)
- ↑名前の由来が同じ。以上 -- 名無しさん (2025-08-11 23:48:12)
- ↑3 中の人はゼノブレイド3に出演していたりする。 -- 名無しさん (2025-08-12 00:16:10)
- おっぱお -- 名無しさん (2025-08-12 02:36:43)
- 正直フォデスだのギムレーだのの絶対悪的な存在を軽率に召喚するアスク王国は傍から見れば怪しく見えても仕方ないと思うんだ -- 名無しさん (2025-08-23 21:35:25)
- イラストだけ見てるとどちらかと言えば「ハーハッハッハ」と笑いそうな豪快なイメージあったから、お嬢様口調で話されたときすごいギャップがあった。あと、バルドルの名前を見るたびに別ゲームの若本声でしゃべる某父親を思い出しちゃう -- 名無しさん (2025-08-28 05:19:56)
最終更新:2025年09月21日 21:20