風船爆弾

登録日:2012/06/18(月) 23:07:46
更新日:2020/06/15 Mon 15:26:55
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「続いてはこちらのトリビアです」






No.10XX
次は30000件目だ!さんからのトリビア




















第二次世界大戦中に日本は
和紙とこんにゃくで爆弾を作っていた






実際にご覧ください











こちらが第二次世界大戦中に日本で作られていた、和紙とこんにゃくでできた爆弾こと『風船爆弾』である。
風船の直径は約10mで総重量は200kg。
風船には15kg爆弾1発と5kg焼夷弾2発が吊られている。
途中で落ちてしまわないよう気圧に連動した機構が搭載されており、上昇しすぎるとガスを抜き降下、下降しすぎたらバラストを切り離して上昇するなど一定高度を保つ工夫がされており、放たれてから約50時間後に落ちるように設計されている。

材質は楮製の和紙とこんにゃく粉を溶かして作られたこんにゃく糊。
こんにゃくには、煮溶かして塗り付けると防水性・気密性を発揮する性質があり、当時不足していたゴムに代わるものとして注目されていた。
事実、開発者をして「(風船爆弾を作るにあたり)コレに勝る素材はない」と言わしめたとされる。

この風船爆弾は太平洋戦争において日本陸軍が秘密裏に開発したもので、
昭和19年(1944年)に実用化に至り、これを大気高層のジェット気流に乗せ、アメリカ本土に向けて9300発が放たれた。
当時、ジェット気流は存在が確認されて5年ほどしか経っておらず、これを兵器に転用しようとした先見性は光るものがある。…切羽詰まって色々やってみたのがたまたま当たっただけともいえるが。

しかし、アメリカ側で確認された風船爆弾はわずか361発で、実際に被害はあったものの、いずれも国として大惨事に至るものではなかった。

被害としては以下のものがある。
①ピクニック中の一家族が爆発により死亡
②米国の山中に落下し、焼夷弾によるボヤ騒ぎ。しかし、雪が積もっていたためか比較的小規模に収まった
③原爆工場の送電線に引っ掛かり、3日程計画を遅延させた(予備電源により遅延はなかったとも)
 もしも原爆工場に当たっていれば大惨事だった。
 そのため、これが原因で原爆投下が早まったとか何とか。
④日本でも製造中の事故で6人が死亡

ちなみにジェット気流を利用した兵器なのだが米国に風船爆弾を投下できるジェット気流は 11月〜3月しか吹かない
もちろん日本軍はそれをわかっていたので最初から 冬限定の兵器 として計画しており
どんなに頑張っても史実以上の戦果は出せなかったろう。




危険ですので
皆さんは絶対に真似しないでください




【補足トリビア】

①元々は陸軍少佐であった近藤至誠が、デパートのアドバルーンを見て思いついたことがきっかけ。
②和紙とこんにゃく糊を使う点では、和傘の製法とよく似ている。
③製造にこんにゃくが使われる影響で、一時期国内からこんにゃくが消えたらしい。
④風船爆弾によるアメリカの実際の被害は少なかったものの、
 風船爆弾に相当の危機感を覚え、戦意維持の為に厳重な報道管制を敷き、風船爆弾による被害を隠蔽し続けた
⑤アメリカには当時こんにゃくというモノが知られていなかったため「ジャップが新しい素材を開発した!!」と大騒ぎになった。
 …まさかイモだとはね
⑥それでも、米軍はバラストに使われた砂が茨城~千葉地域のものと特定し、製造工場を爆撃している。
⑦米軍はバラストの砂が生物兵器である可能性を怖れて入念に調査した。
 実際日本ではウイルスを搭載する計画が準備されていたのだが、「生物兵器はダメ」と不許可に終わっている。
⑧規模こそ異なるが、まぎれもない無差別攻撃であり、事実被害に遭ったのは女性と子供ばかりであった。
⑨実は実戦で使用されたことのある兵器の中では歴史上最も遠くまで届いた兵器でもある。 




◆こんにゃく糊……ビックビジネスの予感がします

続いてはこちらの追記・修正です

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