テグザー(THEXDER)

登録日:2012/03/31(土) 10:21:37
更新日:2020/11/16 Mon 23:41:00
所要時間:約 3 分で読めます




テグザー(THEXDER)とは、1985年4月に発売されたゲームアーツ開発のアクションシューティングゲームである。

当時としては滑らかな変形アニメーションや軽快な操作感等で人気を博し、様々な機種に移植された。特筆すべきは1985年という発売時期にあり、満足なロボットゲームの無かった時代においてこのゲームの登場はまさに画期的であった。


◆特徴
使い勝手の異なる2つの形態をボタン1つで切り替えながら進んでいく横スクロール式のアクションシューティングである。

  • 飛行形態
狭いスペースの移動や対空戦闘においてはこの形態が基本となる。滞空こそできないものの旋回性能に優れ、高所に位置する敵に攻撃する場合有効な形態である。

攻撃手段としてレーザーを有するが、形態の都合上射角は正面に限定されてしまう為、複数の敵を相手にするのは厳しい。

  • ロボット形態
飛行が不可能になるかわりとしてジャンプが可能になり、三次元的な戦闘が可能となる。

攻撃手段は飛行形態と同じくレーザーのみだが、こちらには自動追尾機能と高速連射機能が備わっており、敵の集団を殲滅する場合に威力を発揮する

  • 両形態共通
両形態ともに一定時間無敵になるバリアが使用可能。

また、レーザーの発射に必要なエネルギーと機体の動力に使用しているエネルギーは共通のようで、レーザーの撃ちすぎや敵からダメージを受ける等でエネルギーゲージが0になった場合テグザーは爆散する

両形態を使い分け、いかにエネルギーの消費を抑えてステージをクリアできるかがこのゲームの肝といえよう。


◆ストーリー
宇宙空間を移動しながら兵器開発を行う秘密基地「レイピナ」は、突如出現した謎の小惑星「ネディアム」に捕捉されてしまう。
調査の結果、ネディアムは強力な磁力線でレイピナを拘束していること、そしてこの磁力線は大型の物体にしか作用しないことが判明した。
磁力線発生装置を破壊すべく、ネディアム表面に攻撃を行ったが、破壊は不可能であった。
そのため、最終手段として、開発中であったハイパーデュアルアーマー「テグザー」をネディアム内に侵入させ、磁力線発生装置の破壊を行うこととなった。


◆テグザー
このゲームにおける主役機で、機体名の綴りはTHEXDER。どう頑張ってもテグザーとは読めないが、これは未来においては言語の発音が違うという設定が存在するため。決してスペルミスではない。

ゲーム中における性能は前途した通りであるが、設定上の性能を踏まえて本機の解説を下記に記す。

  • 飛行形態
ゲーム中ではそこまで速く見えないが、最高速度はマッハ4.1である(それでもそんなに速くなくね?と仰る方もいるだろうが、ロボット界のパワーバランスがおかしいだけである)。

それでいて自機がギリギリ入るような狭さの通路を直角に曲がってのけるのだから恐ろしい。

  • ロボット形態
先ほど高速連射機能と書いたが、これは毎秒15発というハイサイクルの連射機能である。

これまた大した性能には見えないかもしれないが、このレーザーは発射した瞬間に敵に到達しているのである。音速なんてチャチなモノでは断じてない。(というか、これが本来のレーザー砲なのだが)

また自動照準機能も高性能で、敵を射角に捕らえさえすれば瞬時に照準され、障害物がない限り外れる事はない。

それを毎秒15発の速さで連射できるということは・・・あまり考えない方が良さそうである。

  • 両形態共通
戦闘中のエネルギー補給は両胸(飛行形態は両翼)に装着されたサプライ・システムにより、敵の爆発時に放射されるエネルギーを吸収するものである。*1

つまり敵を撃破し続ける限り、テグザーは理論上活動限界が存在しない(今となっては永久機関を搭載したロボットは珍しいものではない。時の流れは残酷である)。


◆まとめ
難易度こそ高いものの、随所にスタッフの拘りを感じられるゲームである。間違いなくロボットゲームにおける先駆者というべき存在だろう。

当時は容量不足ということもあって演出面が少々味気ないものになっているが、それが却って高いリトライ性を産んでいる。
今となっては移植版も含めて入手は困難であるが、幸いにもリメイク版「テグザー ネオ」がPS3及びPSP専用ソフトとして配信中である。特にPSP版は値段も1000円と手頃なので、興味のある方には是非プレイしていただきたい。

シャープになって現代に蘇ったテグザーが、きっとあなたに爽快感をもたらしてくれるだろう。


◆エンディングと続編
本作にはエンディングは存在しない。テグザーが撃破され、ゲームオーバーになるまでいくらでもプレイ可能である。
そのため、続編「FIRE HAWK -THEXDER THE SECOND CONTACT-」では、「テグザーは磁力線発生装置の破壊には成功したがネディアム内部で擱座、レイピナは脱出するためにテグザーとパイロットを見捨てざるを得なかった」というプロローグで物語が始まっている。

リメイク版は磁力線発生装置を破壊すればエンディングとなる。そのため、仮に「ファイアーホーク ネオ」が作られたとしても、オリジナル通りのストーリーにはならないであろう。


追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2020年11月16日 23:41

*1 後述するリメイク版では倒された敵から光球が現れ、それがテグザーに引き寄せられることで初めて回復がなされるようになった。当時の設定が演出に反映された形であると共に、その色の違いで「残量回復」と「上限アップ」を見分けられるようにもなった。