鬼日

登録日:2011/07/10(日) 21:58:01
更新日:2025/02/21 Fri 17:16:00
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鬼日(きび)とは11月17日、電気グルーヴのピエール瀧が「今まで生きてきた人生の中で最も『鬼』という言葉を口にした日」である。
鬼という単語が付いているからといっても悍ましい出来事が起きた日ということではない。なんかありそうな気もするけど当然凌辱系ゲームのタイトルでもなんでもない


【概要】


今や20年以上活動している日本テクノの第一人者である電気グルーヴのデビューアルバム「FLASH PAPA」のレコーディング中に事件は起こった。
イギリスはマンチェスターでのレコーディング、ピエール瀧は「カフェ・ド・」という曲のコーラスパートを歌っていた。
そのパートは「鬼♪鬼~♪」というものであり一見なんてこともなさそうなパートなのだが、
プロデューサーであるヒプノトーンのトニー・マーティンはなかなかOKを出さない。



その後何十回(本人曰く何百回)とリテイクを繰り返し、ようやくブースから出てきた瀧とメンバーの石野卓球との

「今まで生きてきた人生の中で最も『鬼』という言葉を口にした日」

「これからもこんなに『鬼』という言葉を口にすることはないだろう」

「今日を『鬼日』と名付けよう」

という会話から11月17日は『鬼日』に制定された。


【その後】

それで終わってしまえば電気グルーヴの今ではちょっとした笑い話で済むような内容だが、いい意味でそういうものでは終わらなかった。
この出来事から毎年11月17日は『鬼日』というある種記念日となり、毎年何かしらの出来事や催しを行うようになっていったのである。

電気グルーヴのオフィシャルサイトでは、HPがその日限定の特別仕様になったり限定のサウンドを聞くことが出来る等、今で言うさながら4月1日にエイプリルフールネタで多くの企業がやっているような催しを開いており、30年以上経った現在でも続いている。
2019年にピエール瀧が麻薬取締法違反で逮捕されてから頓挫する可能性も危惧されていたが、現在も毎年行われている。

中でも33年目を迎えた2022年に開催されたZeppツアー“みんなと未来とYシャツと大五郎”では、Zepp Fukuoka公演(11月18日開催)とZepp Osaka Bayside公演(11月20日開催) の会場にて岡山県の老舗・廣榮堂とのコラボした商品「鬼日だんご」を数量限定で販売したりもした。
翌年の2023年も同様のだんごを販売している。(15個入り1,117円だったのが1,500円に値上がりしているが)
国産のもち米に砂糖と水飴、きびを加えた、素材の旨味が生きた素朴な味わいの商品。
見た目は薄黄色のきびだんごに赤色青色の文字が印字されたものが各7個と、中央にはの文字が印字されたものが1個入っている。


毎年11月17日の『鬼日』には追記修正お願いします。

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最終更新:2025年02月21日 17:16