ジンベイザメ

登録日:2012/02/12(日) 02:20:41
更新日:2021/05/21 Fri 09:25:17
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◆ジンベイザメとは?
ジンベイザメとは、テンジクザメ目ジンベエザメ科に属するサメである。
因みにジンベエザメ科のサメはこのジンベイたんだけであり、孤高の存在。

  • 世界最大のサメ
  • 世界最大の軟骨魚類
  • 世界最大の現生の魚
……と、世界最大の称号を欲しいがままにしている。ジンベイたんは偉大である。


◆誕生
ジンベイたんの誕生は実はとても昔。
なんと約6,000万年前(新生代古第三紀暁新世中期)に誕生したと考えられている。
約6500万年前(中世代末期)の隕石衝突によりほとんどの生物が絶滅した後、生態系を再構成する過程で誕生したらしい。


◆姿

  • 顔(・―・)
真一文字の口に、横に円らな瞳がある。
可愛い
真横から見ると意外とサメの顔だが、口は下ではなく正面に開いている。

  • 模様、体色
模様は頭~胸ビレ辺りまではやや規則正しい淡い黄色の斑点状の模様で、
そこからは牢屋の格子のような白い模様に斑点状の淡い黄色の点が規則正しく並んでいるという独特な模様。

体色は腹部は白に近い灰色、それ以外は濃い灰青色である。

外見だけでジンベイたんを属性で例えると「天然おっとり系」であろう。……多分。鮫肌で触れるもの皆傷つける思春期だけど。

因みに世界最大の記録は体長約13.7mや


◆生態

  • 棲息域
世界中の熱帯・亜熱帯・温帯に棲息し、回遊する。
メスは一つの海域に留まる事が多いが、逆にオスは旅が好きで、広い海域を回遊する。深海700mにもいる事がある。

  • 食性
プランクトン、小魚、海藻などを海水ごと口腔内に含み、海水のみを排出し、餌のみを飲み込む。

  • 群れ
群れると思われそうだが群れない。ジンベイたんは独りが好き。

  • 泳ぎ
動きは遅く、遊泳速度は通常時、時速5km程度しか出ない。ジンベイたんはおっとり系である。

  • 性格
性格はサメにしてはいたっておとなしいため、人間と一緒に泳ぐ事も出来る。鮫肌だから掠るとエラいことになるがな!
しかし、他のサメ同様非常に臆病で、環境の変化に弱いため、人工飼育が難しい。
だが、沖縄の美ら海水族館等で長期に渡って飼育された記録がある。
……サメには優しくしよう。

  • 繁殖
正確な事は良くわかっていないが、繁殖力は低く、数年に1回程しか出産しない。
胎生である事が判明している。
ジンベイたんは草食系?

  • 寿命
60~70年程生きる事が知られている。正確ではないが、100年以上生きるという説もある。……浪漫はいつでも持つべき。

◆様々な名前
  • 多分みんなが気になっている事。

Q,ジンベエ? それともジンベイ?
A,標準和名はジンベエ。おそらく甚兵衛からであろう。

しかし日本人の舌使い、言語、なまりのせいでジンベイとしばしば言われる事があるが、
ジンベエでもジンベイでも可愛いジンベイたんの事だと定着しているのでどちらでもいいだろう。


〇英名
  • Whale Shark(ホエールシャーク)
鯨のように大きいサメのため。響きが素晴らしいが直訳すると「鯨鮫」。……まずまずである。

〇他外国名
外国名には英名のように鯨+鮫の名前がほとんど。

〇日本
  • ジンベイorジンベエザメ
由来は甚兵衛、甚平の模様から。
素晴らしい名前……流石、日本人のセンスは安定である。

  • くじらぶか
鯨+方言のふか(鮫)から。

  • 恵比寿鮫
説明すると長くなるがウズウズするので説明しよう。


1.プランクトンがいるところにプランクトンを食べるジンベイたんと小魚が集まる。

2.すると小魚を食べる中型魚が集まる。

3.さらに小魚と中型魚を食べる大型回遊魚(マグロ、カツオ等)が集まる。

4.ジンベイたんのところに行けば小魚はプランクトンを、中型魚は小魚を、大型魚は小魚、中型魚を食べれる。
……という訳でジンベイたんのところに魚が集まる。……結果ジンベイたん1匹で一つの小さな生態系が形成される。

5.漁師達はジンベイたんがいると大漁になりやすい事を知る。


……という事で漁業の神「恵比寿様」に因んで「恵比寿鮫」と名付けられました。
……ご静聴ありがとうございました。

ジンベイたんの活躍

  • ONE PIECEのキャラクターである海侠のジンベエのモデルになった。
    また、インペルダウン脱出の際、親分がたくさんのジンベイたんを召還している。眼福である。

  • 旧約聖書に登場する預言者ヨナを呑み込んだ「大魚」の候補の一つ。口も体もでかいしね。

◆ぬいぐるみ
もちろんジンベイたんは愛くるしく可愛いので人気があり、ぬいぐるみもたくさんある。




可愛い
















ぱくっ!

追記・修正お願いします。
























ここでぬいぐるみよりも真剣で大事な話をしよう。これだけは覚えてこの項目を終えて欲しい。

実はジンベイザメは今、絶滅の危機に瀕している。

理由は裕福な北半球国(フカヒレを好む日本や中国など)がフカヒレを食べた事でその美味しさが南半球の発展途上国に伝わり、
漁師達のサメ全体の乱獲に繋がっている。

特にジンベイザメはフカヒレの中でも最高級品であるため乱獲の対象になる事が自然と多くなる。

ワシントン条約のレッドリストに載る程にまで数が減っている。

いかに深刻な問題か伝われば幸いである。

原因は乱獲する漁師だけでなく、美味しさを伝えてしまった我々にもあるという事をわかって欲しい。

長くなったがこれで終わりである。






追記・修正はジンベイたんを愛してる方、お願いします。

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最終更新:2021年05月21日 09:25