松田桃太(DEATH NOTE)

登録日:2011/09/02(金) 19:06:44
更新日:2024/05/10 Fri 07:32:52
所要時間:約 7 分で読めます




松田桃太はDEATH NOTEの登場人物の一人。

概要

CV:内藤玲
演:青山草太(映画)、前田公輝(テレビドラマ)

夜神総一郎が率いる日本捜査本部の一人。


初登場は大勢いた刑事達の中にさりげなく混じっていた。いわゆるモブキャラ扱いだった。
刑事達の中では若く、性格もノリも非常に軽い。つか、公式でミーハー認定された。
刑事としては経験も能力も不足気味。というか、作中で警察にはコネで入った事を自分から暴露している。

正直、何でこんな奴が大量殺人犯の捜査本部にいるのか分からない。
警察はそこまで人材不足なのだろうか?


そんな彼だが、その後キラによる危険が示唆された際に起きた大量離脱ではどういうわけか捜査本部に残る。一応、正義感は強いらしい。
ただの無鉄砲とか言った奴。その通りだ。

Lと合流後はヨツバキラ編にて活躍のピークを迎える。

弥海砂のマネージャー松井太郎としてヨツバビルに潜入、見事敵の懐に潜り込む事に成功する。
(ちなみにアニメ版のこの回のタイトルは「松田」であり、冒頭でここまでに彼が受けてきたダメ出しがいくらか出された後、
月達をバックに、「僕も…もっと活躍したい!」と、出てくる。*1

ん? そんな指令が出てたシーンは無いって?
単独行動?誰かが 「松田の馬鹿…」って言ってた?ミス? 死の偽装工作? はてさて、何の事やら?



この事件で男っぷりを上げた為か、彼の人気がにわかに出始める。
持ち前の童顔と夜神教の信者という事も重なり、大きなお姉様方のハートをゲットしたようだ。


だがこれ以降、彼の活躍はパッタリ途絶えてしまう。

Lが殺され、がその役割を担う事になってからは完全にキラの手駒化。都合の良いように扱われる道化に成り下がってしまう。

「決まったあ~っ!!」


再び彼の活躍を願うファンも少なからずいる中、物語はどんどん進んでいく。

ニア、メロ、高田、魅上ジェバンニ等、次々と多くの新キャラが登場し、活躍し、そして消えていく中、彼はいつも事件中心部にいた。
にもかかわらず、DEATH NOTEの暗い雰囲気を吹き飛ばす道化の役割にひたすら徹していた。

松田君マジ健気。


だが、そんな活動もむなしく、彼に目を向ける読者は既にいなかった。
ただでさえややこしい話だったDEATH NOTEだが、物語終盤になるにつれ嵐のような超展開が続いており、読者は物語についていくのにやっとだったのだ。



――だが、彼は諦めていなかった。


――道化という長い潜伏期間にめげず、ただひたすら腕を磨き続けていた。


――そして神は、その姿をちゃんと見ていてくれていた。


最終決戦/汚名返上


それは最終話直前の事。

ニアに追い詰められ、キラとしての正体が露顕した月。
だが巧みな話術で注意を逸らした月は、隠し持っていたノートの切れ端でニア抹殺を図る。


「仕込んだノートだ!!」


捜査員の一人が叫ぶ。その場に居た人間のみならず、全国の読者の誰もが、主人公である月の逆転を予感した。

――その時だった。



ガァァン!


突如響いた銃声。

月の手元からペンが弾け飛び、カラカラと音を立てて転がる。


衝撃的な展開にショックが走る中、捜査員の一人である相沢が呆然と呟いた。

「松田……」


……そう。

夜神月、いや、大量殺人犯キラ最後の凶行を食い止めたのは、我らが松田桃太だったのだ!

かくして、最後の最後で大活躍を見せてくれた松田桃太。
この展開を受けたある読者は「ふざけんな!」とジャンプをたたき付け、またある読者は腹を抱えて爆笑したという。そしてとあるキラ君は「馬鹿野郎ーっ!!松田誰を撃ってる!?ふざけるなぁーっ!!」とブチギレた

この彼の最後にして最高の武勇伝だが、奇しくもジェバンニが一晩でやってくれました事件が起きた直後の事だった為か、人々の記憶にはあまり残っていない。


だが、少し待って欲しい。たしかにジェバンニも相当な無理難題をクリアしていたが、松田の射撃も劣らぬ人外な所業である。


なに?いまいち分からない?やっぱりジェバンニの方がすごいって?


よろしい。

では松田の射撃がいかに凄いのか、僭越ながら解説させてもらおう。

先程のやり取りでは分からなかったかもしれないが、捜査員が叫ぶシーンと松田が月の手元を撃ち抜いたシーンは、僅か一コマ間の出来事だ。
そう、次のシーンでは既に撃ち抜いていたという、驚嘆すべき早撃ちを披露したのだ!

そんなのG13で見飽きている!と言う人もいるかもしれないが忘れないでもらいたい。射手はあの松田なのだという事を。


更に松田は月が直前にキラだという事が発覚したのを受けて大変なショックを受けており、発砲する直前まで月に背を向けて膝を地についていたのだ。
またこの時使用された拳銃はリボルバー式。
DAなのかSAなのかは不明だが、どんな銃あれ少なくとも直前に安全装置を外さなければいけない。


つまり、どういう事かというと

「仕込んだノートだ!!」

安全装置を外す

(SAだったら)撃鉄を上げる

振り向く

狙いを定める。

ガァン!

という行程を行いながらなおかつ暗い倉庫の中でミニペンに対してピンポイント射撃しなければならない。
ちなみに正確な時間は分からないが、直前の月のセリフを鑑みる限りこの間約一秒にも満たない。
ちなみに有志の研究によると安全装置を外すだけでも一秒かかるとか。


いやあ、松田さん。マジG13

しかし、このシーンの松田はいつもの道化ではなく、信頼していた人間に、
それも自身が誰よりも尊敬していた人物の息子に裏切られていたという絶望と憎悪に満ちた凄まじいものであった事も忘れてはならない…
ってか、周りに止められなかったら月は松田に殺されていた。

「殺す…!こいつは殺さなきゃダメだ!!」

最終的に、月は計5発撃ち込まれ、身動きが取れない魅上や、ここにはいないミサ、挙句の果てに自分が始末し既に死亡している高田に助けを求めるまでに錯乱した。

派生作品

アニメ版

魅上の自害で一瞬の隙を突いた月が逃亡する姿を目撃し、皮肉にもそれが松田が正気を取り戻すきっかけとなった。
エピローグではニアの指示に逆らった相沢と共に、月の捜索に参加する姿が描かれている。


実写映画

原作と違って、Lの手段を選ばないやり方に何かと突っかかる場面もある。

やはり人外な射撃の腕は披露されており、月がノートを仕込んだ腕時計に手を伸ばした際に時計のみを正確にただのハンドガンで撃ち抜いた。

このシーンもよく見ると原作以上の離れ業だったりする。
原作では平地で距離も数メートルというところで結構難しいのだが、こちらでは建物の2階から1階に向けての狙撃という
距離も倍以上ある上に高低差もあるという悪条件での狙撃であり、他にも原作では月の書き込む動作とレスターの「仕込んだノートだ!!」という声があったのに対して、
こちらでは月が腕時計に手を伸ばしただけ。
既に銃を構えていたとはいえ、その挙動を見逃さずに正確に腕時計に狙いを定めて発砲している。

また、その後の会話から読み取ると松田は腕時計にノートが仕込んであるなど全く知らなかった、すなわち咄嗟の判断で発砲している。
単に射撃スキルだけでなく異様に観察力と洞察力に優れているともとれる描写でもある。松田らしくないとか言わない。

ちなみに直前のシーンに「僕には射撃の腕だってあるんですよ」という台詞がある為、ラストシーンで松田がやってくれると期待した視聴者も多いだろう。その後すぐ「射撃の腕は、な」と皮肉られている。

ストーリーが差し替えられた第三のキラ事件でもキラとの交渉役を任されており、交渉直後にあたふたしながら逃げ去るなど安定のイジられキャラぶりを見せた。

そして、本編終了後、まさかの彼が主人公のスピンオフ、『最もLにバカにされた男~松田刑事の事件ファイル~』が作られ、
特番『デスノートスピンオフ“L”公開記念SP』内でテレビドラマとして放映された。
(この番組は再編集され、DVD「L change the WorLd Complete Set」のお楽しみディスクに収録されている)

これは『L change the WorLd』に出演する予定だったが、登場シーンを全てカットされてしまったため、登場シーンを集めてまとめた為にできた作品である。
(その為、本作品のキャストでは出演はしていないが、クレジットはされている)

後日談となる2016年公開の映画『デスノート Light up NEW World』では旧捜査班メンバーの中で唯一の再登場を果たす。
年を経て落ち着くかと思いきや、相変わらず代目L=竜崎*2からバカにされるいじられキャラぶりは健在。
しかし、旧捜査班のメンバーであったことがデスノート強奪を目論むサイバーテロリスト・紫苑に露見してしまい、
誘い出される形で名前を書かれて操られ、無理矢理笑顔を浮かべさせられたまま新捜査班の前で拳銃自殺するという無念の死を迎えた。
その死は竜崎にとっても深い傷を残し、主人公の三島に「これは松田の銃だ、俺を疑いたきゃこれで俺を殺せ」と言い放つほどであった。


ドラマ版

原作のような明るく軽い性格でLからは面と向かってバカにされることも多かった。月とは仲が良く、彼がキラであるとも知らずに捜査状況・Lの推測を平気で明かしてしまうなど、原作以上に軽い部分もあった。
最終決戦では月がキラだと知ってショックを受け、月がノートでニア達を殺そうとしたとき原作同様銃撃する。
その後、魅上が月を守るべく放火した際は火に囲まれた月を助けようとするが、相沢に止められやむなく外に避難する。
なお、この時月を助けようとしたのは松田だけだった。(ニア・模木・相沢は月を見捨てて避難した、火がすぐそこまで迫ってたからやむを得ないと言えばやむを得ないが)

ただ、全体的に原作に比べると見せ場が無い。(月を撃ったのもニアの指示であり原作や映画版と違い自分の判断で撃っていない)



追記・修正は2階の窓から転落しても平気な人にお願いします。

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最終更新:2024年05月10日 07:32

*1 ついでにこの時、Lの顔がゲスっぽい感じになっている。

*2 少年時代の初代Lの遺伝子を用いて作られた試験管ベビー