登録日:2011/10/16 Sun 07:42:55
更新日:2024/11/27 Wed 13:46:00
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女性が無理やり男性に対して性行為に及ぶこと。
男性が女性に性行為を強いることを
レイプ(強姦)と呼ぶが、このケースでは男女の立場が逆なために「逆レイプ」と呼ばれる。
あくまでも創作やサブカルチャーの世界における便宜上の言葉であり、現実においては男女どちらが迫ったかを問わずレイプ・強姦や強制性交の言葉が使われる。
男性が無理やり迫ることと同様、女性から無理やり性交を迫るのも相手の心身を傷つける行為であり、現実でやるのはNG。
〇創作・サブカル面のお話
男性からのレイプと同じく、相手を屈伏させて好き放題貪り食うのがおもな目的。
その理由には自らの性的欲求の解消、特定のターゲットへの復讐などがある。
あるいは、「既成事実(意味深)」を作って強引にでも関係(結婚など)を結ぶことを目論むタイプのも最近は多い。
その男性に片想いするあまり行為に臨むケースもあるし、社会的・経済的に力のある男に取り入るべく女の武器を利用する策士もいる。
しかし、殆どの場合女性より男性の方が力が強いので、真正面から襲っても振り払われて、ただのレイプに及ぶ可能性はある。
そこで前以て準備をしておくのが常道。
ちなみに行為の最中に男側が攻めに転じる展開は特に「逆転」と呼ばれ、
逆レイプ愛好者の中には「逆転アリは偽物」と忌み嫌う人も多い一方、それとは逆に「逆転アリのほうがいい」という人もいる。
逆転の有無は単に逆レイプものというだけでは判断がつかないので、どちらを求めた場合でも地雷を踏んだ感が強いのはいかんともしがたいところ。
特に逆転がある作品にそう書いてあることはほぼ皆無であるため、逆転アリの作品に対する風当たりが強くなってしまう結果を招いているとも言える。
なお、逆転展開が発生してしまう原因としては、
特に商業作品において偉い人が「男が受けの話なんか売れるか」という思い込みを持っているために純粋な逆レイプ展開ではなかなか通してもらえず、
泣く泣く逆転展開を挿入するという悲しい
大人の事情があったともされるが、先述の通り逆転好きもいる辺り各々の嗜好の問題と言えるかもしれない。
近年はそうした問題を解消しようとする動きも見られ、逆レイプを売りにするに当たって「逆転なし」と明記するケースも増えてきた。商業作品ではエロ漫画誌『Girls forM』等が有名だろう。
別名昏睡レイプ。
男女問わず相手を独占して奪う、有効なプレイ。
なかなか起きないように強烈な睡魔を誘う睡眠薬や麻酔薬を食事なんかに混ぜておき、それを食べさせる。
相手に知られることなく目的を達成できる。
◯拘束
寝ている時や気絶した時を狙って
拘束具を使って縛り上げる。
相手は一切抵抗できないので同時に屈辱を与えたいドSのためのプレイ。
○弱体化
上の二種にも通じるが、力が入らなくなる薬または装置などを用いる事で、意識はあり手足も不自由ではないが抵抗する力を出せない状態に陥らせる。
抵抗しようがない訳でもなければ物理的な拘束をされているでもないのに抵抗できないという、ある意味では最も被虐的なシチュエーション。
○催眠
催眠術で認識を狂わせて相手を思うままにする展開やシチュエーションは今や定番の一つだが、催眠とは男が女にかけるものとは限らない。
催眠にかかってしまえば抵抗を封じる、積極的に奉仕させる、挙句に精神そのものを操作されて絶倫化させられたり射精管理されたり一連の記憶を抹消したりと、物理的な拘束が無いだけの操り人形になってしまい抵抗どころではない。
また、男が女に催眠術をかける場合でも、やり方が間違っていたり、催眠術が行き過ぎて暴走・キャンセルできないなどで犯される展開もある。
◯立場を悪用
大きく分けて3パターンある。
一つは憧れの先輩、頭の上がらない上司、何かしらの弱みを握られているなどの単純に相手の立場が上で逆らえないパターン。
もう一つは部下や受け持つ生徒、果ては女性である事そのものなど、逆に相手の立場が低いせいで逆らったら却って状況悪化しかねないパターン。
そして信頼していた幼馴染、可愛がっていた妹分など、抵抗できはするもののためらってしまうようなパターン。
詳しくは後述しているが、そもそも男性が女性に襲われるという状況は現代日本では想定されていない事が多い。
実際には男性が女性に襲われていようが、女性の方が『立場を利用して犯された』『痴漢された』と声を上げてしまえば男性の証言が信用される可能性は低い。
「男が『女に痴漢された』と言って誰が信じる?」と女性の方から逆脅迫されたら逆らう気力よりも社会的制裁の恐怖が勝ってしまうだろう。
襲われることを想定していなかったことによる混乱なども含めて、口では止めようとしても思うように抵抗出来ないことが多い。
なお、後者は半ば和姦とする向きもあるが、そのような考え方は非常に危険である。
◯子供
上で言うと女教師と学生というパターン。
高校生や中学生ならともかく
小学生では力で大人に敵わないことが多いため、
おねショタという組み合わせになることが多い。
要は数の暴力。男女で腕力差があるとはいえ、その差は極端なものではない。
一人相手なら大丈夫でも二人相手なら危なくて、三人以上なら容易に抑え込まれてしまうだろう。
四面楚歌という状況は心理的にも大きな効果があり、抵抗をする気も失せてしまう。
後は助けを呼んでも誰も来ない状況で腕力しか能のない男共を思うまま辱める。
子供相手に、更に複数でよってたかってというもの。一歩間違うと、単なる性的暴行になりかねないが
上手く描けるなら一番人気が出やすい。よくあるのが、前からも後ろからもやられるパターン。(顔の上に乗るのは禁物)
◯人外娘による逆レイプ
モンスター娘や獣人娘が人間の男を襲うケース。
単純に男より腕力が上回っていたり、触手や尻尾、毒等で男の自由を奪ったり等優位に立つ手段には事欠かない。
また、男が人外に犯されることを拒絶するという形で単純なご褒美とはなりにくいのもポイント。
まぁどの道我々の業界ではご褒美なんですけどね。
◯女子力(物理)
稀にだが下手な男よりも遥かに強靭な腕力を持つ女性も存在する。
当然そのような場合は上記のような小細工なしでも強引に力でねじ伏せて男を犯してしまうことが可能。
男でありながら腕力ですら女に負かされるという非常に屈辱的な状況は心理的な制圧効果も高いが、誰にでも出来るわけではないのが難点か。
◯触手を逆レイプ
番外編。
タチの悪すぎる痴女は、時おり触手すらもその毒牙にかける。
ファンタジー物の作品にて極々稀に見られる光景。
使い魔として呼び出して無理矢理使役させたり、
こちらを苗床にしようと襲いかかってきた触手を、魔法で操ったりコア(触手の中核部分)を握り締めて脅迫する等、パターンは様々。
〇現実の話
歴史上において、女性からの強制性交という暴力の問題はあまり想定されてこなかった。
日本においてもかつては女性が男性に性行為を強いることはレイプ事件として扱われず、強制わいせつ事件として扱われており、
法律上でレイプが犯罪行為として成立するためには男が無理矢理おちんちんを女のおまんまんに入れる必要があった。
現在では2017年7月13日に「強制性交等罪」が施行され、加害者・被害者の性別で区別されることはなくなった。
項目冒頭にも記した通り、性的暴行は性別関係なく被害者の心身を深く傷つけ、後遺症を遺すこともある重犯罪である。
歴史的に性的暴行は「男性が女性を」傷つけるケースが圧倒的に多かったため、
女性が性的に加害者になって他者を傷つけるケースが認知されるのが遅れ、法整備も遅れてしまっていたのだ。
現実で逆レイプの被害に遭うのは未成年男子(特に児童)が多く、この場合、青少年保護の観点等からも加害者は実名報道等の厳しい社会的制裁を加えられることが多い。
ならば成人男子であれば大丈夫かと言えばそうでもなく、薬物やアルコールで抵抗できなくさせて暴行するなどのケースが、海外も含めるとかなり発生している。
中には強盗に入ってきた男を武道経験のある女性美容師が返り討ちにし、拘束した上でバイアグラを飲ませて数日間逆レイプしたという事件も。
ある調査では日本で男性が強姦被害に合う確率は1.5パーセントとも言われる。決して他人事ではない。
強制的な性交で性器に傷を負うのは男性も同じで、腫れ上がったり出血したりすることもある他、
場合によってはペニスバンド等を付けた女性に男性が肛門性交を強要されたという訴えも…ヒェッ…。
これらの被害を知ると逆レイプが強姦罪にならなかった日本は、強姦罪が成立する海外諸国と比べて遅れていたと言わざるを得ない。
また、日本の民法上は逆レイプで子供が出来た場合でも、被害者である男性にもその子供の養育義務、及び養育費を支払う義務が発生するため、
望まぬ性行為を好きでもない相手に強要された上に、加害者に被害者が養育費までせびられてしまうことも。生まれた子供に罪はないとはいえ、なんとも後味が悪くなる話である。
ちなみにノルウェーは「合意がない性行為は全て強姦罪」と定めており、ガールフレンドに寝込みを性的な意味で襲われた男性が憤慨して訴訟を起こしたケースも。
追記・修正よろしくお願いします。
最終更新:2024年11月27日 13:46