モンスター娘

登録日:2010/05/13 Thu 11:04:20
更新日:2025/09/16 Tue 23:14:27
所要時間:約 7 分で読めます




人外キャラクターの一種。モンスター(怪物)の要素を強く持つ女性キャラのこと。 人外娘や魔物娘とも呼ばれる。
オラー! 駆逐してやるわ一匹残らずー!という諸君は女ザコの項目に行きな!

□概要


具体的な説明は難しいが、見た目で人間以外の要素(羽、尻尾など)を持ちつつ、しかし美女・美少女と分かる半人半獣を指すことが多い。

擬人化やケモミミやケモ尻尾よりは人外要素が強く、下半身や四肢が異形(主として動物のもの)や皮膚の色が違う(青、緑など)になっている姿のものがほとんど。
あと大抵捕食的な意味で男を食べようとしている。時々性的な意味でも食べられる。
ある意味、一種の異種姦


亜人種と同一視されるが、亜人派とは仲が良くない(もちろん拘らない人もいるが)。
ジャンル同様それぞれの強いこだわりがあるため下手に決めつけをするとトラブルの元になるので注意。


神話や伝説に現れる怪物をモチーフとすることが多いが、その姿は現代のテーブルトークRPGやRPG、カードゲームなどからの影響も大きい。

本来では必ずしも異形の女性としては描かれていないものがモンスター娘化されたり(例:アラクネ)、
本来は女性がいないとされる種族(例:ケンタウロス。異説あり)、
あるいは姿を大幅に変えてイメージされたり(例:スキュラ)というのものもある。
人の欲望の力強さを感じる娘たちです。

興味を持った人は「魔物娘」「モンスター娘」「人外娘」「怪人娘」「敵女」「女モンスター」などで検索してみると、ごくごくライトなモンスター娘に出会える。
もっともその辺はごくごくライトだが。

元々見た目でハードルが上がってしまうため、逆にストーリー自体は純愛ハートフルな作品も多い。
よりマニアックになるとモンスター娘に「捕食されたい」「溶かされたい」「同化されたい」とか言う猛者もいるが。

一応ヒト型である「サキュバス」や吸血鬼をカウントしていいかどうかは意見が分かれるところ。
翼とか角とか尻尾があればいいんじゃないの、というマイルドな人も界隈には多い。君ら、さてはハロウィンでテンション上がるタイプだな。

性格に関して言うと種族によってまちまちだが、
多くの種族の共通点として、野性味がある無垢あるいは無邪気
そして強い雄が好きで特に自分を負かした相手を好むという特徴を持ちやすい。
前者二つは特に未開の場所に住むモンスター娘に描写されやすく、
後者に関してはより戦闘に長けた種族がこの傾向が多い。

…なお、モンスター娘愛好家も多岐にわたっており、
+ ※R18Gを含む内容なため閲覧注意
  • 獲物として物理的に食べられたい、丸呑みされたい、搾り殺されたい、溶かされたいというガチ草食系の人
  • 「モンスター娘の獲物」として大切にされたいというまた違った草食系の人
  • あくまでも対等、肩を並べて歩きたい、認められたいという平等・純愛主義の人
  • 相手側の種族のしたきりに従い、打ち倒して服従させるのが好きなSの人
  • 種族の象徴なる角や羽などをへし折り、その無垢な心を穢したい、踏み躙りたいというドSな人

創作の人気は前者側の方が多いが、少なからずドSな方も見られる。
特に「婚約者の異性に種族の象徴たる角を折ってもらう」というシチュエーションには浮気やら強姦やら風俗やら様々な派生が存在する。発祥はどこなんですかね…
モンスター娘に限った話ではないが、好みは人それぞれなので方向性の合わない人を無闇に攻撃することはやめましょう。

アダルトコンテンツでの扱い

2010年以前から、個人サイトや2chなどでボソボソとモンスター娘のイラストを投稿したり、今は亡きアニヲタの集いでSSが投稿される程度であった。
「モンスター娘百欄」「妖女回廊」「サキュバスの巣」でモンスター娘に興味を持った人は、今現在40歳を越えているおじさんか、当時未成年でありながらエロサイトに入り浸っていた悪い奴である。
2010年以降、ある日突然人気が爆発、その人気は海外にまで広がり、現在に至るまで衰えることはない。
…とはいえ、世間一般からしてみればまだまだアブノーマルな領域、特殊性癖であり、公の場で口にするのはちょっと憚られる嗜好である。


複数種族の魔物娘が登場する作品の例

☆は18禁



□主なモンスター娘


代表例

下半身が魚。世界で一番知名度があるモンスター娘と思われる。
ローレライの人魚が有名だが、八百比丘尼の伝承にあるように日本古来のモンスターと考える事もできる。
日本産の人魚は足がちゃんとあるので、多分アレもできると思われる。乳もある。
種族的に胎生と卵生どちらでもいけるが、卵生の場合はイクラのような小粒のものを産む傾向にある。
某少女漫画の人魚アイドルものなど「本当に少女漫画か」と疑うほどの巨乳・爆乳揃いだったのは有名。
某誌の人魚は博多弁や小倉弁で喋るし、卵に精子かけてとねだる。
性格的な傾向は「人魚姫」の影響か可憐で儚げで一途、あるいはそれをモチーフとしたリトルマーメイドのアリエルの様に明るく天真爛漫の傾向が強い。
ローレライのような邪悪な姿で登場することは少なく、『ステルス交境曲』のウェイビスのような腐れ外道は本当に稀。
古来より小説や演劇の題材にされてきたことから、何だかんだ「悲恋」のイメージがどうしてもついて回るが、その分恋愛面では情熱的なキャラクターが数多い。
一方で騙される女としての属性もかなり多い種族だったりする。
☆代表キャラ
ピピ(海のトリトン
しらほし姫ONE PIECE
ブルーベル(家庭教師ヒットマンREBORN!)
ローラ/ローラ・ラメール/キュアラメールトロピカル~ジュ!プリキュア

下半身が鳥(魚の場合もある)。歌で船乗りを魅了して船を難破、あるいは遭難させる。
先述の通り人魚と同一視される事も多い。
伝承では耳を塞いだオルフェウスの奏でる竪琴(こと座のモデル)に完敗して入水自殺した。
遊戯王カードのセイレーンは美女かつセミヌードなお姉さん。
能力値は残念だが、デュエル以外でお世話になった人も少なくはないだろう。
性格面では上記の逸話から歌に関するキャラ付けがなされていることが多い、後大体の性格は下のハーピィと共通している。
☆代表キャラ
セイレーン(FF5)

  • ハーピー(ハーピィ)
下半身が鳥、腕が鳥の翼。遊戯王などで見たことがあるはず。
基本的に鳥頭で知能はあまり高くないとされることが多い。
生態はあまり清潔とは言えない。
というのも鳥というのは糞尿と卵が同じ穴から出てくる『総排泄膣』で生殖を行うからである。
アナルで受精すると考えれば、そっち系の人にとっては最高なのだが。
性格的な傾向は鳥頭ということか、良くも悪くも明るくおバカで子供っぽいキャラが多い。
デビルマン』のシレーヌみたいな体型にされることもある。
☆代表キャラ
パピ(モンスター娘のいる日常
ハーピィ・レディ遊戯王
ハーピー(波打際のむろみさん
モネ(ONE PIECE):改造人間だが

下半身が蛇。時々メドゥーサも似たような姿になる。
なお、元ネタでは外見が一定しておらず「下半身が蛇」以外に「スフィンクスの亜種のような人面獣で、全身鱗だらけ」なのや、
女性の怪物のはずなのに男性器が付いている雌雄同体とされることもあったりする。
2ちゃんねる全盛期時代の半角二次元板の頃から人気があり、「プリーズロールミー(俺に巻き付いて!)」というワードを生み出した。
メインヒロイン級の扱いを受けたゲームなども出て知名度アップ。
長い舌を使ったプレイや、全身をぐるぐる巻きにする求愛行動、さらにはR18-G方面での丸呑み・捕食に至るまで様々なポテンシャルを秘めた万能モン娘。
性格的な傾向は蛇のイメージから執念深く、狡猾で残虐。そして妖艶なといったいかにも悪役な性格をしてる者が多い。
まぁ要は悪の女幹部らしい性格である。
☆代表キャラ
ミーア(モンスター娘のいる日常
アリスフィーズ(もんむす・くえすと!)
邪神ちゃん(邪神ちゃんドロップキック)

  • スフィンクス
下半身がライオンで鷲の翼を持ったキャラクター。
エジプトでピラミッドの前にいる奴は男だが、ギリシャでなぞなぞを出す方は女。
エジプトは首だけ人間だが、ギリシャはケンタウロス型(ライオンの首から上が両腕翼の女)というのはあまり知られていない。
ちなみに間違えると喰われる。捕食的な意味で。
伝承ではオイディプスに謎を解かれ屈辱のあまり投身自殺した。
これらのエピソードからモンスター娘では知恵が回り人を騙す事に長けた狡猾なキャラ、
あるいはエジプトでは守護神としての側面も併せ持つためか、門番の様に生真面目な性格だったり、ファラオのイメージと統合して高貴な性格だったりする。
創作では同じく古代エジプトの猫神『バステト』と混同されることがあり、エジプト娘のネコミミ率は異様に高い。
☆代表キャラ
キメラ(ピグマリオ)

下半身が触手(神話では異なる)。
もともとは美人だったが、魔女の毒薬で下半身が6匹の犬の頭を持った化け物にされてしまった。
ちなみに呪いの原因は魔女の勝手な逆恨み。ゲームなどの解釈で下半身が触手の姿になった。
逆にぷよぷよや魔導物語の犬版ケンタウロスな彼女を初めて知った事で、他の触手スキュラに驚いた者も多いだろう。
モンストではタコ足だからと開き直ってタコ焼き屋を始めた。ちなみに彼女をタコにした魔女(キルケー)の方もいる。
残念ながらモンスター娘としてはマイナー寄りのため共通の性格などは定まっていない。
☆代表キャラ
スキュラ(世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者
スキュラ(悪魔城ドラキュラ 月下の夜想曲)

下半身が蜘蛛。神話では怪物ではないが、中世からしばしば蜘蛛人間として扱われてきた。
もともとは機織りの上手な娘。アテネに勝負を挑まれ、織ったタペストリーが神への皮肉だったためアテネが激怒。彼女を罰した。
結局、アラクネは自殺したがアテネはまだ怒りたりないのか、それとも地獄に落とすのが可哀そうに感じたのか、彼女を蜘蛛に転生させた。
ダンテの神曲で下半身が蜘蛛の姿として描写されたことから、半人半蜘蛛の魔物のように扱われるようになった。
ちなみにタペストリーの内容はゼウスを筆頭とするオリンポス神々の乱痴気騒ぎ。どっち側が酷いのやら・・・
種族としての性格はメデューサと同じくいかにも悪の女怪人らしい性格。
蜘蛛という事もあってか相手の男を意図でぐるぐる巻きにして拘束…みたいなヤンデレらしい性格も多い。
なお、蜘蛛には交尾という生殖行動がなく、オスが精子の塊を作ってメスへ受け渡す『交接』で繁殖する。同じような行動はイカなどでも見られる。
☆代表キャラ
アルケニー(女神転生シリーズ)
アラネア(吸血鬼すぐ死ぬ
蜘蛛鬼鬼滅の刃

  • アルラウネ
下半身が植物(伝承では首から下が植物)。
別名マンドレイク、マンドラゴラ。伝説ではマンドラゴラと同一視されることもあり、引っこ抜くと叫ぶ。
単純に薬物として使われるマンドラゴラとは違い、アルラウネは時間を超えた知識を持っており、手に入れた者は非常に栄えるという。
また死刑囚の血肉、糞尿が地面に滴り落ちるとそこにアルラウネがはえるとも言われる。体が緑色の場合も多い。
やっぱりゲームに出て知名度アップ。ただ名前をよく間違えられる。
植物の影響からか穏やかで静かな性格が多い、ただ触手を伸ばして捕食を頻繁に行うタイプやはっぱりドSな性格が多いと割と両極端だったり。
特に食虫植物の要素を取り入れた場合は、生殖行為が終わった時点で男性を捕食してしまうケースもある。
☆代表キャラ
マンドレイク(テイルズ オブ デスティニー2
オシリス(吉永さん家のガーゴイル

体全体が液体でできている。体が透明や水色の場合も多いが、スライムなのでバリエーションは様々。
常時ローションプレイで、透明のため挿入するとアレが見える。超マニアックな作品では巨大なスライム娘のナカに全身ごと突貫するものもある。
スライム体の中にある『核』は、おおむね胸の位置にあるか、子宮の代わりに下腹部へ配置されている。
キャラ付けとしては出演作品が多いものの、意外と共通点らしい共通点はあまりない。それだけキャラの性格が多様化してるとも言える。
それでも傾向として特徴的なのはドラクエの影響が強いためかいかにもよわっちい、闘争心があまりない、子供のような性格のものが比較的多い。
これらはスライムという原始的な生物に近い存在の為か余り知能が発達していないのだろうと言うイメージもあるからだろうか?
現実にスライムと呼べる生き物がアメーバや粘菌くらいしかいないため、アメーバの擬人化、水の精霊、魔法で作られた生物(無機物であるおもちゃのスライムが生を受け、変幻自在な特性を生かして女の子の姿を取る場合も)などがある。
☆代表キャラ
スー(モンスター娘のいる日常
メローナ(クイーンズブレイド)
ぷにる(ぷにるはかわいいスライム)

21世紀になってから存在が確認されたモン娘界のニューウェーブ。出身は日本、2chオカルト板発祥。
見た目はやたらとデカい黒髪のお姉さんで、本当は恐ろしい姿なのだが萌え化、美化が進んでいる。
その高身長から巨女巨乳爆乳として描かれることが多く、子供を狙うという点から90%以上の確率でおねショタが描かれている。
「ぽぽぽ」という独特の鳴き声も可愛い、あるいはエロいと評判。
八尺様だけでメインヒロインを張れるほどネームバリューと存在感があり、今や下手な鬼や妖怪よりも主役級の売れっ子である。
このブームを受けて『日本の田舎で子供を連れ去る怪異』をモチーフにした亜種も量産されている。

断じてウマ娘ではない
都市伝説や2chオカルトネタに加えて、エイリアンや13日の金曜日、ITの排水溝ピエロなどもここにまとめておく。
モン娘化しやすいのはリトルグレイ、モスマン、ビッグフットあたりだろうか。
近年では上記の八尺様に加えて、スレンダーマン(Minecraftのエンダーマンの元ネタ)などが人気を博している。
ジェイソンや『エルム街の悪夢』のフレディも萌え女体化フィギュアが発売され、話題を呼んでいた。
ちなみにUMA(Unidentified Mysterious Animal)、いかにも海外っぽい名称だが、実は日本の造語なので日本人にしか通じない単語である。
☆代表キャラ
口だけおんな(妖怪ウォッチ
姦姦蛇螺(令和のダラさん

身長数十メートルの人型モンスター。多くの神話で神々の敵とされ、シンドバッドの大冒険で見られるように人間を食う場合が多い。
昨今では巨大娘というジャンルもあるが、ここでは古式ゆかしいサイクロプスやギガンテスを紹介するに留める。
多頭、単眼、多腕と個体差が激しく、ギリシア神話のヘカトンケイルに至っては50の頭に100の腕という滅茶苦茶な姿をしている。
モン娘の界隈ではあまり奇をてらわず、ただただ見た目がデカイだけに留まる場合が多い。
そのほとんどが発育の良い少女やお姉様であり、属性が相反するからかロリ巨人というのは滅多にいない。
☆代表キャラ
女型の巨人(進撃の巨人
異種族巨少女セクステット!」に登場するキャラクター全て

下半身が馬。女性がいないとされることもあるが神話では特に言及はなく女性のケンタウロスが登場する作品も多い。
呪いとかではなくもともとこういう種族。ただし先祖はゼウスなどの神々が作った(子作り的な意味で)とされる。
そして、紀元前より続く獣萌えの元祖にして発祥、モンスター娘というジャンルの最古参である
神話のような賢者だったり、遊牧民のような蛮族だったり、気高い騎士だったりと性格は様々。
作者の嗜好によっては、馬の下腹部あたりにケモノおっぱいが付いている場合もある。
☆代表キャラ
セントレア・シアヌス(モンスター娘のいる日常
君原姫乃(セントールの悩み)

~ここから下は微妙なライン~

人間の男を誘惑する下級悪魔。元ネタでは姿が一定していない(自由に変えれるとも)ため、
「悪魔の一種」とされることから、人間の外見に、翼(蝙蝠型?)+尻尾+角などが付けられることが多い。
最早一つのジャンルになっており、モリガン・アーンスランドみたいに魔王設定になっていることもある。
性格はほぼ例外なく妖艶で淫乱。ロリ体形なら小悪魔な性格も。
逆に性関係に弱く清純な性格も一定数存在するが、それも前者のサキュバスのテンプレイメージがあってこその意外な性格づけという感じのパターンが多い。
☆代表キャラ
モリガン・アーンスランド(ヴァンパイアシリーズ)
リリス(ヴァンパイアシリーズ)
夜魔族(魔界戦記ディスガイア
アスタロッテ(ロッテのおもちゃ!)
アルべド(オーバーロード)

というわけでこちらも追加。やはり外見的違いは上記のサキュバスのような感じだが、角がより巨大であることが多い。
古来より悪魔は「殺戮するもの」ではなく「堕落させるもの」のため、性的なのも致し方ない。
というか仏教の「魔」は本来そういう煩悩の化身で、マーラなどがよい例。
キリスト教では性に奔放なものは地獄に堕ちると言っていたため、そうした負の面を悪魔に押し付けている面もある。
だから日本人に見つかったらどうなるかは、今更書くまでも無かろう。
性格としては上記の通りエッチなものが多いが、魔王クラスともなると威厳ある者もいる。
「契約を遵守する」「契約を破るものには容赦がない」という任侠じみた属性が追加されることも。その場合、天使が「世のため人のため」と平気で嘘をつき約束を破る側として描かれる。
昔から敵組織の方が男女平等だったとかよく言われるしね。
ちなみにキリスト教における悪魔は堕天使とされるが、ゲーム系などにおいては堕天使と魔族は別物とされることが多い。
☆代表キャラ
エトナ(魔界戦記ディスガイア)
リリスモン(デジモン)
魔王(まおゆう
リアス・グレモリーハイスクールD×D
シャミ子(まちカドまぞく
マーラ(手塚治虫ブッダ):仏教における悪魔、第六天魔王

  • 獣人
ワーウルフ、ケットシー、コボルド、ボーパルバニーオーク、名前は様々なけも●フレ●ズ
たまに顔もソレ系に加工されていることがあり、冬毛もふもふ程度から骨格が完全にベースとなった動物になっているものまでさまざま。
有識者によれば人間と獣の割合を数値化した『ケモ度』があるらしく、ケモ度が低いと「獣耳+尻尾+尖った爪のフワフワした服装の女子」程度、高いと二足歩行する動物そのものになるという。

性格面はほとんどの場合は・モチーフにした種族によって変わる
狼モチーフだとワイルド、もしくはクールビューティ。
犬モチーフだと忠犬らしく真面目で忠義心が高い、それ以外だと好奇心旺盛。
猫モチーフだと気まぐれだが好意的な人物には積極的に甘えてくる。
狐モチーフだと神秘的な性格で所謂ロリババアな性格も。

…食肉目ばっかりじゃねえか。(兎も発情期になると肉食系だし)
共通点を見出すとなるとやはり先述のモンスター娘のテンプレである「野性味」「無邪気で無垢」「強さ至上主義」
と言ったテンプレが当てはまりやすい者が多いが、それでもモチーフの動物によっては全く違ったりする。
中には羊モチーフ(ワーシープ、パーン)の羊娘という独自色の強いものも。
体つきも重要な要素で、特に手足(太ももや関節の構造を含む)が獣っぽいかどうかで、ケモ度は大きく左右される。
また、メスのお腹にある『複乳』に関しても、人間のような形状の乳房が連なっているのか、小さなケモ乳が確認できる程度なのか、そもそもないのかで守備範囲が変わってくる。
☆代表例
妲己(封神演義)、玉藻(Fate/EXTRA)、源ちづる(かのこん):狐
二ツ岩マミゾウ(東方Project):狸
レー・ネフェル(超新星フラッシュマン):豹
ホロ(狼と香辛料)、リザ・ワイルドマン(怪物王女)、今泉影狼東方Project):狼
アガーテ(TOR)、エリス(あそびにいくヨ!)、塔城子猫(ハイスクールD×D):猫
緋月綾奈(カガクなヤツら):犬
フライヤ(FF9):鼠
テューレ、デリラ(ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり):兎
モール(ロマンシング・サガ2):土竜

  • 虫人
獣人と違って一般的な呼称が少なく、また姿も統一性が無かったりする種族。
でもモンスター娘としての数はそこそこ多いし遊戯王の甲虫装機やインゼクターバトルスピリッツの殻人の様にカードのメイン種族も張ったりする。
でも共通する呼び名はあんまりない、そんな種族。
モンスター娘としてみるならほぼ人の形に虫の要素をくっつけたり、遊戯王の「インセクト女王」のように虫要素を前面に出したりとこちらでもあまり統一性はない。
昆虫の『腹』の部分が尻尾のように腰から生えていたり、腕が6本あったり、目が複眼だったりと実に様々。
完全変態を活かして、幼虫はロリ、成虫はお姉様と二度美味しい設定も可能。
男を捕食する為に美少女の姿をしている蟲惑魔なんてのもいる。因みに得意分野は落とし穴系統のサポート
虫はかなりの種類があるがモンスター娘になる種類は案外少なく、代表的なものだと「蝶」あるいは「蜂」の者が多い。
蝶はもちろん可憐なイメージで参考元になった故か妖精のような性格が多く、
蜂はそのイメージから兵隊気質、あるいは勝気で攻撃的なイメージが強い。
蜂に関しては特に「女王蜂」の存在が欠かせず、配下の蜂モンスターは女の子じゃないが女王蜂だけは人型だったりする作品も多い。
こちらは高貴でまさしく女王様(≒アメリカンスクールにおける校内カースト「クインビー(最高位)」)と言った性格のものが大半である。
☆代表例
クィーン(ロマンシング・サガ2):蟻
フェローチェ(ポケットモンスター):ゴキブリ
蜂女仮面ライダー)、キュービィ(ヴァンパイアハンター):蜂
ミオーラ(ビーファイターカブト):蟷螂
ロシーヌ(ベルセルク):蛾
ギルタブリル(古代バビロニア神話):蠍

こちらも世界的に有名なモンスター娘。手の平サイズから人間の幼女くらいまで大きさは様々。
背中から昆虫の羽が生えており、蝶だったりトンボだったりカゲロウだったりと統一感はない。
性格は伝承のとおり子供っぽくイタズラを好み、森の中で迷わせたりする。
RPGなどでは主人公の良き相棒として、あるいはナビゲート役としてレギュラーポジションを獲得している。
悪い人間に捕まると瓶に閉じ込められたり、羽をむしられたり、むりやりねじ込まれたりと散々な目にあう。
厳密には妖精は西洋のモンスターを内包する言葉であり、ゴブリンなども妖精扱い。サーナイトクチートなども含めてもいいかもしれない。
大抵の場合は下位精霊として扱われるので、属性の素質は高いものの種族的には弱い傾向にある。
チルノ、三月精、大妖精(東方Project
エアリー(ブレイブリーデフォルト
パック(ベルセルク

これが本当の腐女子よ!
近年は『ゾンビランドサガ』なんてアニメも放映される有名なジャンルだが、モンスター娘にしては人間の要素が多すぎるので微妙なライン。
性格はまぁ大体はまんま女ゾンビと言ったキャラで会話がカタコトだったりそもそも喋れなかったりと知能が低い。
喋れる者だともう死んでる系のギャグはほぼ鉄板。上記の無邪気系キャラとの大きな違いは基本的ダウナーな性格の傾向がある。
☆代表キャラ
ビクトリア・シンドリーONE PIECE
散華礼弥(さんかれあ
二階堂紗季菜(ゾンビッチはビッチに含まれますか?
黒瀬時子(ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない)

太古から存在する古典的なモンスターだが、この21世紀では『リング(映画)』に登場した山村貞子のインパクトがあまりにも強く、
顔の上部が隠れた黒髪ロングのお姉さんとして描かれるケースが非常に多い。
それこそ、幽霊とのHを描いた画像は「ghost」という検索ワード以外に「sadako」でも多数が出てくるほどである。
見た者を呪い殺す怨霊なのだが、テレビからケツだけ出しているところを狙われる等、エロ界隈ではおおむね弱体化している。
幽霊が出る事故物件ですら、いつでも使い放題のオナホ付き物件に早変わり。
アンデッド系モンスターは分類が幅広く、ゴーストだけでもファントムやリッチ、レイスなどがいる。
☆代表キャラ
おキヌちゃん(GS女神
八九寺真宵(化物語
ウィズ(この素晴らしい世界に祝福を!

  • キョンシー
80年代の人気映画『霊幻道士』で有名になった中華モンスター。
本来は不気味な怪物なのだが、チャイナ娘のイメージから能天気で可愛いキャラ付けがなされることが多い。
体臭に関してもゾンビミイラ同様無視される。
あと、確実にカンフー使いである。映画のキョンシーがピョンピョン跳ねるイメージから物凄い跳躍力を有していたりも。
☆代表キャラ
レイレイ(ヴァンパイアシリーズ)
宮古芳香東方Project
札月キョーコ(ふだつきのキョーコちゃん)

邪悪な妖精とされることが多いスコットランドの首無し騎士。実は伝承でも女性説がある。
しかしRPGなどの影響でアンデッドにされてしまうことが多い。
性格は女騎士だけに優等生タイプが一般的。そもそもメジャーとも言い難い怪物なので絶対数が少ない。
☆代表キャラ
セルティ・ストゥルルソンデュラララ!!
ララ(モンスター娘のいる日常)

目や口のない化け物なのだが、アニヲタ的にはごく一部のマニア、特に海外勢に大人気なキャラがいる。
それがサイレントヒル2に登場する『バブルヘッドナース』。
ナースキャップ、ナース服、白ストッキングという昔ながらの看護師さんが、ムチムチな体をくねらせながら鉄パイプなどで襲ってくる。
ピンクがかった白い肌に、目のやり場に困るほどの巨乳。それでいながら顔はのっぺらぼうで、個体によってはエイリアンのような異形の口が開く。
同作に登場した『三角様』と共に、サイレントヒルシリーズの代表的なモンスターとして知られている。

「鼻高くないじゃん、萌え媚び乙」と思われがちだが、実は本来の伝承でも天狗とはみんながみんな鼻高やカラス顔とは限らない。
本来「天狗」とは、山で修行する山伏や僧侶の悟りの邪魔をする煩悩の具現化であるため、実際の所は西洋の「悪魔」や「サキュバス」に近いのである。
そのため女天狗は創作の世界においてもセクシーなの、キュートなの、どっちが好きなの~♪と言わんばかりに魅力的に描かれている。
ビジュアル的には山伏衣装に高下駄、そして大きな鳥の翼を生やし、錫杖や羽扇を携えていることが多いというか、それ以外に無い。
性格はまあ、種族名のまんま。また、鬼に対してライバル視しているなんて設定もベタだね
☆代表キャラ
女天狗(DEAD OR ALIVE
射命丸 文姫海棠 はたて犬走 椛飯綱丸龍(東方Project)
ささ美(ぬらりひょんの孫
テンジョウ(スター☆トゥインクルプリキュア

雪山とかに出てくる冷たい幽霊みたいなの。
伝承では人間を襲う習性があるとされており代表的な妖怪ではあるが完全に人型であり、モンスター娘よりかはだいぶ亜人種寄りである。
わかりやすくバトルヒロインに出来るため、和風妖怪ものでは人気だが、洋風ではそれほど見かけない。
伝承が伝承であるためヤンデレ系や冷酷キャラが多いが、ギャップ萌え狙いでほわほわしたキャラ付けになることも。
☆代表キャラ
スノウ(FINAL FANTASY Ⅶ
雪子姫(ドロロンえん魔くん)
ゆきめ地獄先生ぬ~べ~
葵(ゲゲゲの鬼太郎(第5シリーズ)
ふぶき姫妖怪ウォッチ
雪女/及川氷麗(ぬらりひょんの孫)

  • ろくろ首
伝承や民話の時点で女性として描かれることが多い、首が伸びる妖怪。長い首でラミアのようなロールミーができるかもしれない。実は首が飛ぶ中国の妖怪「飛頭蛮」の一種とも言われる。
☆代表キャラ
細川美樹(地獄先生ぬ~べ~)
ろく子(ゲゲゲの鬼太郎(第5シリーズ))
赤蛮奇(東方Project)(厳密には飛頭蛮)


~お前らそれは「擬人化」と言う別のジャンルじゃないのかライン~

ただ包帯巻いただけだろ!!
性格面も大体ゾンビと同じ感じだったりスフィンクスと同じくエジプト王族な性格である。
☆代表キャラ
アマネット(ザ・マミー 呪われた砂漠の女王)
メナス(クイーンズブレイド)…なんか違う気もするが

神話では男。というより、元ネタでは異形として生まれた人間の個体で「種族」ではない可能性が大きい。
出てくるとしたら毎度毎度判で押したかの如く「曲がった角、大き目の体、ごつい斧、とにかくでかいおっぱい」の牛娘
性格はより野生的、明るく豪快な性格で先述した男に強さを求める傾向が非常に多い。
そのおっぱいに反して男勝りな性格で意外と初心、という者も多い。
乳牛をモチーフにした亜種(ホルスタウロス)が登場する作品もある。
☆代表キャラ
ミノタロン(美少女戦士セーラームーンR)
エルフレダ・ミルヤスドッティル(ロッテのおもちゃ!):正確にはウシ型魔族

圧倒的な人気を誇るモン娘界の大スター。
数々の小説・漫画・アニメ・映画・ゲームで有名になり、皆さん誰でもご存知の吸血鬼。
アンデッドの上位種として扱われることが多く、西洋風の城や屋敷でセレブな暮らしをしている。そして、くっそ強い。
ヨーロッパ各地の伝承が元となっており、日光・にんにく・十字架・聖水・白木の杭・流れる水などの弱点がある。
モン娘としては珍しく『家の格式』を重視する傾向にあり、ワラキア公国のヴラド・ツェペシュ、創作小説として有名なカーミラ、若さのために鮮血を求めたバートリ・エルジェーベトなどの系譜を次ぐ者が多い。
普段は人間と変わらない見た目をしているが、追い詰められると第二形態などで怪物としての正体を現す。
多くの場合、真の姿は巨大コウモリや上位デーモンである。
近似種としてケモっぽい要素を取り入れたコウモリ娘などもいる。
☆代表キャラ
レミリア・スカーレット、フランドール・スカーレット(東方Project
アルクェイド・ブリュンスタッド(月姫
レイチェル=アルカード(BLAZBLUE
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル(魔法先生ネギま!)

人食い鬼。日本だと大抵「」扱いで「オーガ」。
断言してもいいが見た目は「ラムちゃん」か「ボディペイントしてめっちゃ筋トレしたラムちゃん」のどちらかである。
性格はラムちゃんパターンももちろんあるが、鬼らしく豪快で細かい事は気にしない性格で、もちろん悪事を平気で行う残虐性も持ち合わせるものが多い。
しかし一方で強さや覚悟を見せた者には一定の敬意を払う武人のような性格も持ち合わせるものも多く、より明確に強さ至上主義の傾向が滅茶苦茶強い
一方で鬼モチーフだと日本古来の妖怪という訳か京美人だったり大和撫子だったり如何にも「日本らしい美人」といった性格の鬼も多い。
近年では着せると妙に似合うせいか、ギャルJKの姿をした鬼もいたりする。これが本当のヤマンバ。
まあどちらにしろ強さ至上主義は多いので強い男は大体好きである。
☆代表キャラ
シオン、シュナ(転生したらスライムだった件
伊吹 萃香星熊 勇儀東方Project
外道丸(銀魂
オーガ(DQ10)
酒呑童子茨木童子Fate/Grand Order
荒覇吐呑子(ゆらぎ荘の幽奈さん)

モン娘ジャンルでなくてもイケメンに描かれることも多いオーガなどとは違い、特にモンスターの中でも醜悪な種族とされるゴブリン。
そんな悪鬼も、モン娘ジャンルだと美少女に早変わり。
団子っぱな? 何それ美味しいの?
一般的なゴブリンのような野蛮な山賊の様な性格は少なく、そうであっても種族ごと滅ぼさなければいけないほど憎まれていることは皆無。
実力は作品によって様々でモンスターだから人間よりは強いとか、ゴブリンだから弱いなど千差万別。
☆代表キャラ
ゴブリン娘(もんむす・くえすと!
ゴブリン系(魔物娘と不思議な冒険)

バカヤロー! ただツギハギとネジをつけただけじゃねえか!
性格はロボ娘と似ており、主人に忠実で機械的。
自我は薄いが後々恋に目覚めて~といった面もまぁロボ娘と非常に似ている。
元ネタのフランケンシュタインも恋人を求めていたせいか、「愛を求める」キャラ付けをなされていることも。
☆代表キャラ
黒のバーサーカー(Fate/Apocrypha
斑木ふらん(フランケン・ふらん)
フランドル(怪物王女

上記フランケンシュタインと違い、特にこれといった有名な者がいない人造人間の部類。
ガーゴイル、デウスエクス・マキナなど様々な方向性に派生する。
ゴーレムは身体を構成する物質によって見た目が変わり、プラチナ、砂、マグマ、氷塊と変化が幅広い。
オートマトン(オートマタ)の特徴は何といっても球体関節である。
このフェチズムだけでご飯が食べられる人もいるくらいで、アニヲタ界隈でも長年にわたって人気が根強い。
アンドロイドは極めて人間に近い存在として描写されることも多く、爆乳からカズノコ天井まで人間の欲望を何でも満たしてくれる。
感情モジュールが未発達なため無表情なまま機械的に性処理をする等、いくらでも属性を付与できる万能セクスロイドである。
☆代表キャラ
C-3PO(スターウォーズシリーズ)
ボーカロイド初音ミクなど
ローゼンメイデンの人形たち
メディスン・メランコリー、上海人形(東方Project
ヨルハ二号B型NieR:Automata

  • 竜人
英名では「ドラゴニュート」とも呼ばれる種族、種族としてではなく竜が魔法などにより人に変身したという形になってる作品もあるぞい。
近年では『小林さんちのメイドラゴン』などが有名。元が人気種族の為かモンスター娘の中でも獣人と並んで単独でメインの作品を飾る事も多い。
ドラゴンの象徴である「角」と「尻尾」は必須要素。好みが分かれる為か鱗はあったりなかったり。
一方でモンスターハンターシリーズの竜人族などは、細い目と耳、ちょっと大きな鼻くらいしか特徴がない。
転生したらスライムだった件』では、ドラゴニュートはリザードマンから進化するという扱い。

性格面は尊大、お姫様と数多いが、これらの共通点はやはり高貴な存在としての属性がかなり強い。
逆に先述のドラゴン娘をメインにした作品では性格はかなり千差万別であるが…
ドラゴン自体が強大で神秘的な種族のイメージがやはり強いためか、
高貴かつ人知を超えた存在としての描写が非常に多いためこの様な性格付けをなされていることが多い。
その為相手にも相応の格が求められ、オーガと並んで強さを求める傾向がある。
その為か竜人を娶る事自体が選ばれたものとしての一種のステータスとして扱われる事はある作品も。
逆に神として崇められることも多いせいか、モンスター娘と結ばれる事がほぼあり得ない世界観でも竜人とだけは例外な作品も多い。
やはり大人気種族は色々と例外ということか。
☆代表キャラ
ミンク(ドラゴンハーフ)
ドラコケンタウロス(魔導物語・ぷよぷよシリーズ)

  • レプティリアン、リザードマン
爬虫類の獣人と言ったところ。上記の「転スラ」やドラクエなどでは竜人との区別は曖昧だが、やはり竜ほどの力はないことが多い。
派生として火属性のサラマンダー、毒や石化の能力を持つバジリスク*1、ほぼ竜扱いのドレイクなどがいる。
☆代表キャラ
サウラ、イグニ、ディリオ(モンスター娘TD)

比較的人間に似た種族のため子供向け作品や少女漫画などにも引っ張りだこ。
ただ、本来上位の天使は怪物的姿と言われており、『もんむす・くえすと!』ではそのような化け物が多数登場する。
男女の概念を超越した両性具有として描かれる場合もある。
☆代表キャラ
ミカエラ(もんむす・くえすと!)
クリムヴェール(異種族レビュアーズ

アマゾン川の半魚人といえば、一般的にはたらこ唇の不細工な顔であることがあるが、モン娘ジャンルでは関係ない。
むしろ足があることから人間と✕✕しやすいのではなかろうか。
淡水魚か海水魚か、肺呼吸なのか、水中でしか呼吸できないエラ呼吸なのかは作品による。
また、日本人的に親しやすくアレンジすると、河童がこれに当たるだろう。
頭の皿や背中の甲羅は、萌えを重視して簡略化される傾向にあるが、きゅうりを好むという嗜好は高確率で採用される。
古来から川の神や精霊として祭られてきたが、昭和初期に芥川竜之介が執筆した小説の影響で、独自の近代文明を築いているとされる場合もある。
中国には水虎という近似種もいる。
☆代表キャラ
ミファー(ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド)
ルト姫(ゼルダの伝説 時のオカリナ)
河城にとり(東方Project

三角帽子の美少女だったり、フェロモンむんむんお姉様だったりするが、それらの多くはステレオタイプ化されたものである。
本来の魔女は旧石器時代から続くシャーマニズムの術師あるいは薬師であり、グリム童話に出てくる意地悪な婆さんともまた違う。
最古の物語としてイギリスの叙事詩『ベオウルフ』に中ボスとして登場するほど、その歴史は長いのだ。
中世になってからご時世の都合で「魔女=悪魔の手先」という悪のイメージが付いたのはキリスト教の影響。本来はサタニズムとも関係がない。
ほうきで空を飛んだり、サバトで悪魔と乱交したりもしないし、黒猫も飼っていない。
人外の異形であっても何ら不思議ではないのだが、美少女やエロお姉様なら、それはそれで良いじゃないかというのも否めない。悲しい男の性である。
☆代表キャラ
ソーサレス(ドラゴンズクラウン
ラニ(エルデンリング
ブラック・マジシャン・ガール(遊戯王

  • 鳥人、翼人
鳥人のうち、ハーピーとは違い手足のあるものを指す。見た目から天使と誤解されるキャラも居る。やはりくちばしはないキャラが多い。
☆代表キャラ
メイドリー(異種族レビュアーズ
ハーピー(魔導物語・ぷよぷよシリーズ)(こんな名前だが明らかにハーピー体型ではない)

目玉が一つのいわゆるモノアイ。いわゆるビホルダーやゲイズのような怪物を擬人化した場合は魔眼がつきものだが、下記のキャラは人間とさほど変わらない。
☆代表キャラ
マナコ(モンスター娘のいる日常)
ヒトミ先生(ヒトミ先生の保健室)

  • ドッペルゲンガー
女体化した自分自身
誰得だよと思うかもしれないが、他人のドッペルゲンガーが他人と致している場面には萌えるという人は多い。
☆代表キャラ
ドッペルルカ(もんむす・くえすと!)

精霊や宇宙人など、肌の色がカラフルな女の子。モン娘の要素として添加することで人外らしさが増す。
有名なところでは遊戯王の『ホーリー・エルフ』、神羅万象の魔将軍アスタロットが青肌。
ドラゴンクエストドラゴンボールといった鳥山明作品にも数多く登場する。
緑肌は植物系やゴブリンに多いが、アメコミでは超人ハルク(モン娘的にはシー・ハルク)などで古くから見られる表現のひとつ。
乳首や性器もピンク色ではない場合があり、それがエロさを際立たせていると評価する紳士淑女も多い。

  • 女神、神族
実のところ、人外要素を含む女神は少ない。ギリシャ神話、北欧神話、日本神話の女神はほぼ人間と変わらない姿をしている。
人外らしい人外は、エジプト神話のバステト(猫人)、インド神話のドゥルガーとカーリー(多腕)が挙げられる。
☆代表キャラ
メデューサ(パルテナの鏡シリーズ)
創世の女神イリアス(もんむす・くえすと! )
ヴィヴィヴァーチェ(モンスター娘TD)

こちらにも女神のキャラは居るが、通常の女神とは違いいずれも人間らしい部分が殆ど無い…
と思いきや、ラヴクラフトの小説の時点でニャルラトホテプに人間の美女の化身がいたりする。
怪物の要素を含む擬人化はモンスターストライク、サモンズボード(共に唯一女性要素があるのはアザトース)が挙げられる。
かの魔物娘図鑑もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPGにもクトゥルフ神話のモン娘が登場する。
☆代表キャラ
ニャル子(這いよれ!ニャル子さん)
ナイア(斬魔大聖デモンベイン)
千夜(姉なるもの)

  • 公式による擬人化
ネタ元の公式がモンスターを女の子にした例も少なからず存在する。下記の怪獣娘の場合、「ウルトラ怪獣」というカテゴリのため、統一感はまるでない。
☆代表キャラ
怪獣娘(怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~
ダゴン様(漫画版カルドセプト



余談

現代もの作品では、モンスター娘の人間と異なる外観や、身体の構造上日常生活が不便を始めとした人権問題が描かれていたり、
(例:セントールの悩み)
ファンタジー世界…特に小説家になろう作品では、現代とは違って人権が保障されてない関係で壮絶な迫害を受ける場面が描かれたりする。
(例:科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌)
中には、「被差別種族だから」という理由で奴隷落ちする場合もあり、この場合はほぼ犯罪奴隷と同じ扱いを受ける。

また、肉体的に劣る人間の方が戦争に負けて、モンスター娘から差別迫害され、イチャコラなど存在しない文字通りの奴隷になる作品もある。
(例:ワールド・デストラクション)


この手の問題はかなりナイーブであるが故に嫌う人も多いが、「社会風刺作品」としては非常にハードルが低く読みやすいということもあり、一部では人気を博している。
ただし、モンスター娘を引き合いに出して現実の女性を語るなどと痛々しいことは決してしないように…モンスター娘というコンテンツを楽しんでいる人にとって迷惑でしかない。


とあるモンスター娘創作群において、「創作に政治を持ち込むな」という人たちと、「規約違反ではないのだから自由に創作させろ」という人たちの間で大きな対立が起きたことがある。
一見前者の人たちの方が正しいように見えるが、後者の人たちの方がコンテンツの遥かに古参であり、残している作品も多く、創作群の規約には反していない
むしろ、前者の人たちの方が作品の感想投稿欄やコンテンツの掲示板に罵声誹謗中傷を書き込むなど、お世辞にも創作群の風紀や管理人のことも考えているとは思えないのも気になるところであった。

最終的に古参の人たちの方が管理人に配慮する形で折れ、創作環境を違うサイトに移したことでこの騒動は幕を閉じたのであった。



ともかく極めて特殊でマイナーなジャンルであると思われる…が、マイナーだからこそ好きだ好き大好きだー!と云う方もおられます。
モンスター娘オンリーイベントなんかも開催されているので、同好の士を探したい人は行ってみてはいかがだろうか。
そんなモン娘好きな人、追記・編集願いします。

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最終更新:2025年09月16日 23:14

*1 コカトリスと混同しやすい。蛇として扱われたり、鶏だったりもする。