人外(属性)

登録日:2014/10/20 Mon 23:05:42
更新日:2025/06/18 Wed 13:45:25
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人外(じんがい)とは、人間以外の種族のキャラクターの総称である。




◆概要

めちゃくちゃ範囲を広げれば動物などもそれに当てはまりそうだが、最低でも人間と同じくらいの知能を持つことが一応条件となる。
この「知能」というのがポイントで、どんなに知能が高くとも倫理観までは人間と同じとは限らない。これを主軸にした作品も数多く存在する。

主に恋愛ものなら種族間の葛藤や背徳感、SFファンタジーなら現実離れした世界観を演出する役割を持つ。
子供向け作品のマスコットキャラクターもこの系統に含まれるだろう。
存在自体が現実&人間離れしていることから、魔法などの特殊能力とも合わせやすい。
単純に人間と異なる外見を好むファンも数多い。

また(たとえ人工知能などを持っていようが)機械類幽霊に対してそう表現されることは滅多にない。最早人間じゃないとかそれ以前の問題だからだろう。
その場合、アンドロイドなど既に別の属性名が当てがわれることが殆ど。

というか前述の説明通り「総称」なので、結構代替できる属性名が多い属性だったりする。


◆分類

漫画やアニメの世界では様々な人外キャラクターが登場するが、どの辺が人間と異なるかにより、ある程度分類される。
お気に入りのあのキャラクターは何処に当てはまるか考えてみよう。

見た目は人外、挙動などは人間

漫画やアニメではポピュラーな存在で、真っ先に連想した諸君も多かろう。
どこまで人間に近づけているかは様々。二足歩行に限らず四足歩行もいる。
人間とほぼ同じ行動が取りやすい上人外だと分かりやすいため、異種間恋愛ものでは活躍する。


外見の一部が人外

一見普通の人間だが確実に違う点がある。エルフ耳が代表例か。
上記の例とまとめて亜人とも呼ばれる。
なまじ人間社会に溶け込みやすい分、特にファンタジー世界では種族間の差別問題などにつなげやすい。


人間と変わらない外見

本当にそういう外見のキャラクターだけでなく何らかの手段で化けてるケースもある。
何らかの特殊な姿と使い分ける例も珍しくない。
こうなってくるとぱっと見が人間と区別不能になるため、人外を強調したければほぼ確実に特殊能力を持っている。


人間だけど明らかに人間離れした能力

ファンによる俗称の意味合いが強い。
超人、チートとも。
バトル漫画では高確率で登場するほか、スポーツ選手など実在する人物でも一種の敬称として「ほぼ人外」みたいに言われる場合もある。こちらは「野球星人*1」「競馬星人*2」とかに近いニュアンスか。


一般人には感知出来ない

人外がいないとされているのが常識の現実世界ものだと、高確率で人外は主人公達を除き、一般人には姿が見えず、声も聞こえないという「通常の人間には不可視の種族」という設定が付けられている。人外が任意で一般人に姿を見せられるか、人外が見えるのは主人公だけなのかなどは作品によってバラバラである(『ミルモでポン!』は、人間側の主人公兼ヒロインの楓以外にも5人妖精が見える人間がいる、『妖怪ウォッチ』はアニメ版だと主人公のケータ以外妖怪は見えないなど)。

「特別な人間と一般人の絡みが無い」「人外と一般人の絡みが無い」「閉じた世界」「一般人はメインキャラになれない」などという短所はあるが、
「一般人を主人公グループの輪に入れない為」「人外を、一般人には邂逅する機会もない特別な存在として描く為」「主人公達を特別な人間として描く為」「人外と人外が見える人間の神格化」などのメリットは大きく、色々便利な設定である。


◆主な人外一覧


◆人外をテーマにしている主な作品(☆は人外キャラが主人公)


◆人語を話せない人外(☆は幼い為)


◆一般人には感知出来ない人外

  • 妖精(ミルモでポン!)
  • 天使(ぴたテン)※一人前の天使には次元が違う為か、触れる事も出来ない
  • 妖怪(妖怪ウォッチ)
  • 初代たまごっち※地球ではたまごっちHOUSEがないと実体化出来ない
  • てんしっち※生きているたまごっちには感知出来ない
  • 死神(しにがみのバラッド)
  • ケロン人(ケロロ軍曹)※アンチバリア使用時のみ
  • キュゥべえ/インキュベーター(魔法少女まどか☆マギカ
  • 魔女/魔獣(同上)
  • 犬神(いぬかみっ!)※任意で姿を見せる事は可能
  • ここたま※半人前ここたまはかくれたま使用時のみ、一人前は自由に姿を消せる



◆関連項目



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最終更新:2025年06月18日 13:45

*1 大谷翔平を指してのが著名だが、一応イチローなどもこういう呼び方をするジョークは存在したようだ

*2 たいていは騎手の武豊。