この人痴漢です!

登録日:2009/08/12 Wed 15:42:13
更新日:2021/12/07 Tue 02:24:35NEW!
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―※―禁呪―※―(Avada Kedavra)

社会的男性抹殺呪文(この人痴漢です!)
KoNoHiTo=ChiKan=Death

とは、通勤電車や路線バスといった公共交通機関内で唱えるだけで
対象男性一人を社会から抹殺することができ、その上現金も手に入れることができる「禁断の魔法の呪文」である。
基本的には女性だけが使用できる、男性に対し使う黒魔法(魔術師オーフェン的には白魔法)。
気に食わない男性を消したい場合や、お金が欲しい時に使用される。
消費MPは0だが、代わりに詠唱には条件と場所と少しの勇気がいる。

■魔法実戦例
※成功確率を上げるには2人以上で実行するのが鉄則だが、一人で唱えても充分効果はある。

  • ①電車内でターゲットを見定める。
できるだけ混雑した車内で行うことが望ましいが、別に少々の混雑でも十分可能。
あるいは他の客のためにか、ターゲットから距離を詰めてきた場合も十分可能。

  • ②魔術師の方から寄りかかり、相手の手を自分の体に触れさせる。
この手順は省いても構わないが、これを行う事で魔法の成功率は飛躍的に高くなる。
なぜならば、ターゲットの指紋が自分の衣服に付着する為、ターゲットは完全に不利になるからである。
これを省いても最悪でもただの何の痛みもない魔術失敗に終わるだけなので、全くといってデメリットにはならない。

  • ③呪文詠唱
男性の手を掴んで、「この人痴漢です!!」(KoNoHiTo=ChiKan=Death)と呪文を叫ぶ。
この時の状況やタイミングによっては成功率が変動する。


  • ④補助呪文詠唱
すかさず、もう一人が私、見てました!!(Vanish=Death)と補助呪文で加勢する。(魔術師が一人の場合はこの工程は飛ばす)

  • ⑤ターゲットを駅に降ろす。
もし仮にここで無実を証明する目撃者がいても、多くはそのまま電車で去ったり駅を降りて目的地に向かうだろう。
こうなるとターゲットは無実を証明することが困難になる為、出来る限り魔術師を疑うような人間は無視した方がいい。
ちなみにこの段階では基本的に私人逮捕(一般人による現行犯逮捕。常人逮捕と呼ぶこともある。)である。

  • ⑥逮捕
理想的な流れではターゲットを駅事務室に連れて行くことで、相手は自然と現行犯逮捕に同意したことになる。
現行犯なので逮捕状を発行する必要がなく、実にスムーズに拘束される*1
哀れな対象者が辿るその後の運命は……。


※失敗時
魔法をレジスト(抵抗)された場合は誠実に謝罪をすることで、ターゲットの方も文句を言いづらくなる。
相手からは本当に痴漢にあったのかは分からないし、さっさと解放されたいなどの心理も働いている。
何よりも痴漢犯罪の立件は被害者の証言に頼っている部分が多いことが大きいので相手の反撃は難しい。
仮に犯行時に隣に居た男の指紋などがついていたとすれば…後は臨場感のある供述や演技次第でもはや完璧である。










    :(~):
  :(i:i:i:i:i):
  :(i:i:i:i:i:i:i:):
 :( ゙´ω`゙):  
 :(:::::::::ソ:::っ:
  :し─J ┃:

………という時代がかつてあったのじゃ…


(´・ω・`)・ω・`) キャー
/  つ⊂  \  コワーイ















  ,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;
 {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;  「冤罪問題」なんて…
  ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゙
   `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  そんなふうに考えていた時期が
   ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゙: Y;;f.   俺にもありました
   ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `!






▼以下、『痴漢冤罪』及び『痴漢冤罪詐欺』について真面目な問題に触れていきます。


  • 痴漢冤罪(ちかんえんざい)・・・
痴漢をしていないにもかかわらず、痴漢をしたとして扱われる冤罪。
冤罪とは「無実であるのに犯罪者として扱われてしまうこと」を指す言葉、つまり「濡れ衣」である。
濡れ衣ならば無実を証明すればいい…のだが、そこに他の冤罪と痴漢冤罪の大きな違いが生まれる。
本項目では、痴漢の誤認逮捕についてもあわせて説明する。



概要

痴漢については該当項目を見てもらった方が早いだろう。
ただし刑法176条などの痴漢やわいせつ行為を罰する条例や刑法では、加害者は男性と限定していない。
そのため女性のセクシャルな行為も罰則の対象に該当する。
また、数は少ないが加害者が男→被害者が男性のケース、加害者が女→被害者が女性であるケースも存在している。

…のだが、実際には女性と比べて男性の痴漢被害者はまだまだ周囲の理解が得づらい傾向にあり、立件も難しい。
むしろ逆に女性から「そんなことやっていません。むしろ痴漢被害者は自分です」と逆に痴漢被害の申告をされるリスクが大きいのが現状。*2


具体的な痴漢冤罪の例


  • パターン①:示談金稼ぎ
2000年代から爆発的に増えたと思われるケース。痴漢冤罪詐欺に該当する。
お金が欲しい女子高生が電車の中で男性をターゲットにし示談金に10万円、JRからも1万円を手に入れた。
最終的に常習でやり過ぎでウソがバレてしまったという。
この件でやり口が明るみに出た為か、昨今では目撃者役や取り押さえ役を用意するものも出てきている。
ちなみに示談金目的で主犯男性が知人女性に美人局のように指示するケースまである。

  • パターン②:逆切れ反撃
電車の中で携帯電話で話をしていたら知らない男性に注意され逆ギレした女子高生は「この人痴漢です!」と訴えた。
その後、駅に到着後に男性は電車から降ろされ逮捕されたという実話。
この場合は示談金目的ではないので、リスクもなく言ったもん勝ちとも言える。
似たようなケースで2015年、列の割り込みをした母娘が注意した男性を痴漢だと言い騒ぎ立て、暴走を制止した駅員まで痴漢扱いしたケースもある。
この件では騒いでいたせいで目撃者が多数おり、駅員まで巻き込まれた為、呪文が成功する事はなかったが、男性達は強制降車を余儀なくされた。
また、上述のように「世間に痴漢の被害者=女性」のイメージを利用し男性に性的接触を図る犯人の言い訳にも使われる*3

  • パターン③:攻撃目的
②に近いが、対象を加害する目的で意図的に行うケース。
女性専用車両に間違えて乗ったor男女不平等の主張から故意に乗ったという男性にも使われるらしい。
SNSなどではこういった行為でミサンドリー感情の憂さ晴らしをしている、と述べる者も。

  • パターン④:ハニートラップ
会社の上司が気に食わないので、出会い系サイトを使い、上司に対して痴漢冤罪をしかけるよう女性に依頼する。
いわゆる強制ハニートラップだが、もちろん犯罪行為なので依頼した女性に弱みを握られる上、事情聴取で吐かれたら100%有罪。
ただし素人が素人を雇うのがマヌケなわけで、組織が行う失脚狙いの場合は完全にグルのため回避は困難である。

  • パターン⑤:被害者が本当に誤認している場合
ここまでは痴漢冤罪詐欺や虚偽申告などについて述べてきたが、これは「被害者は本当に痴漢に遭っており、勇気を振り絞って犯人と思われる人物の手などを掴んだが、それが誤認であった」ケースである。
この場合被害者は嘘を吐いているわけではないため、冤罪被害者側が否定してもどちらも悪意はないままに話は平行線となってしまう
目撃者でもいない限り、こうなると駅員は「犯人」を連行せざるを得ない場合が多く、冤罪被害者が生まれてしまい逃げおおせた真犯人は陰でほくそ笑む・・・・・・という最悪のパターンが発生する。
また、痴漢には常習性がある者の割合が高く、取り逃がしてしまった事でまた別の被害者を生みかねない。
混んでいる電車では判別が難しく(要するに痴漢もそれを利用している)、「針などを持って自衛する*4」のがお勧めされないのも誤認の危険性が存在するからだ。
そして被害者双方がどちらも嘘を言っていないにも関わらず、お互いを恨み続け、社会に男性不信・女性不信が蔓延していっているのが21世紀の現状である。
「痴漢を減らすには現実問題、痴漢冤罪・痴漢冤罪詐欺も同時に減らさなければ効果をなさない」のはこういう現状もあるからである。

そもそも悪意の下で身体を弄り回されて被害者となったのに、更に冷静でいろというは酷な事である。
だが、そこで真犯人を取り逃がしてしまえばそれこそ冤罪が発生し、更なる第二第三の被害者を生みかねない。
被害者の方には、逮捕行為に及ぶ際どうか可能な限り正確さと冷静さをもっていただき、また周囲も暴力で「犯人」を殴り倒す様な事はせず、証拠の確保を優先して欲しい。


  • 特殊パターン:痴漢プレイ
気に入らない女にトラウマを植え付けるため出会い系サイトなどに女性の名で「痴漢プレイしたいです」などと書き込む。
この場合、被害女性は正しく術を行使しているので禁呪ではないが、痴漢された女性と真に受けた男性のどちらも被害者になる。
ただし、もちろん男性の供述からサイトの書き込みを追跡されれば足がついてお縄につく事になる。
ちなみに当たり前だが物凄く悪質な上に被害者を2人も出しているので、量刑はかなり重くなる。


痴漢冤罪と他の冤罪の違い

「無実なんだから潔白を堂々と主張したらいい」と思われる方もいるかもしれない。
しかし、それこそがこの痴漢冤罪においてのもっとも問題となっている部分でもある。

まず推定無罪の原則が無視される傾向があり、疑われた側が無実だという証拠を出さなければいけない。
端的に言うと悪魔の証明」を強いられるわけである。
具体的にまず「潔白を証明しようと話しに行く」という時点で完全に痴漢容疑者として扱われる。
これは「痴漢」についての告発が被害者の証言に頼っている部分が多いためである。(詳しくは該当項目で)
痴漢を訴えた相手とは別々に事情聴取を受ける為、逮捕されたその場で相手の言動の矛盾点を突いたり反論などもできない。
事情聴取にしても被害者を長時間拘束することに繋がる事を良くないとされるため、親切丁寧な捜査というものは期待できない。
実は痴漢以外にも証言が頼りになることが多い事件では、同様に推定無罪の原則(10人の真犯人を逃すとも 1人の無辜を罰するなかれ)が無視されがち*5
つまり罪を認めての示談成立以外で、不起訴処分を勝ち取れる可能性は低いのが現状なのである。
更に潔白を主張すると刑事裁判に移る可能性が飛躍的に高まり、仮に刑事裁判になると男性が無罪となる確率は極めて低い。

そして痴漢冤罪は仕立て上げるハードルが低く知名度も高いために、現代日本における魔女裁判(+無罪でも社会的に死ぬ場合が多い)として問題とされている。
…もっとも問題として取り上げられたのはごく最近の話で、2000年代にあからさまな無罪確定判決が相次いでようやく着目された。
2009年で痴漢冤罪をテーマにしたドラマは、無罪の男性が女性の気まぐれと勘違いで痴漢扱いされて人生を失ってしまった実話である。

ちなみに逮捕されたらマスコミはあたかも犯罪者であるかのように実名報道で扱う為、無罪判決を受けられたとしても社会的な死は免れない*6
警察も警察で検挙数ノルマの為に「警察が責任を持つ」「後戻りはできない」と、警察官が被害者に告訴を強要する場合さえもある*7
本来、刑事裁判における犯罪の証明には捜査機関が「被告人が犯罪をした証拠」を提出する必要がある。(1審で有罪になると新証拠が出されないと無罪になりにくい)
これは被害者側視点で考えれば分かると思うが、痴漢被害に遭ったと言う女性の衣服を調べるということは被害者の傷を広げかねない
その懸念から捜査に置いても優先度は低く、痴漢冤罪という言葉は広まったおかげで昔よりは物的証拠を調査してくれたりするが、期待はできない。
そもそも起訴する以上は検察は有罪判決を目指すのは当然であり、もちろん容疑者である被告人が捜査する事はできない。被告人側からの要請がないと提出しないケースもある。
逮捕してしまった後で捜査機関側が誤認逮捕を証明しようと動く事は少なく、最悪の場合、証拠を把握していていてもしらを切る可能性さえも有り得る。

更には鉄道会社も鉄道会社で各鉄道会社が「犯人」に対する対応マニュアルを用意しているが「冤罪のケース」のマニュアルは用意しておらず、駅長室に入れた後は警察への引き渡しになっている。
コラムニストの尾藤克之氏はこの女性の申告のみを採用する鉄道会社のマニュアルに問題があると指摘し、鉄道各社はマニュアルの存在を明らかにするべきだと解説している。
車内監視カメラの徹底した設置・精度の強化を行うべきだという要望は老若男女問わず叫ばれているのだが、費用の関係で難しいという路線もある。
精度の高いカメラ設置が進めば痴漢・痴漢冤罪だけでなく、車内暴力や窃盗などの対策ともなるため費用とセキュリティの問題さえクリアすればメリットが非常に多いのだが・・・・・・。

マスコミ、鉄道会社、警察や検察がこのように中立ではない中、更に中立の立場を重んじる筈の裁判所までがこのような傾向であることも珍しくないとの事を元裁判官が告白している。
駅員は警察に引き渡して現行犯逮捕、検察が協力的でなければ証拠集めどころではないし、裁判所が偏っていて、マスコミはすでに警察発表の実名を報道している。
余程腕の良い弁護士でも厳しいかもしれない…というか実際弁護士達も『まず勝てない』と断言しているほどである。

なお警視庁は「申告があれば何でも逮捕するわけではなく、申告内容や第三者の目撃の有無などを検討してから判断する」としている。
流石に見え見えの誤認逮捕は警察側の責任となる為、2000年代の無罪確定が相次いだケースなどは逮捕しない。
ただし過去、女性と東京都、国の3者に損害賠償を求めた裁判では、いずれも棄却されている。
痴漢冤罪裁判の国賠訴訟の壁は分厚く、冤罪被害者は泣き寝入りするしかないのが現実となっている。

更に「申告があれば何でも逮捕するわけではない」とは言うが、検挙されたら有罪率99.9%が日本の司法*8*9

「手から繊維が検出されなかったのに触っていないとは言い切れない」ということから有罪になった例をはじめとして、
「原告の供述は臨場感がある」「〇〇歳の少女が嘘をつくはずがない」(これは亜種である『この人強姦(以下略)』)などの冤罪なら理不尽な判決は枚挙に暇がない…これらがデフォルトである。
仮に取り締まりのプレッシャーに負けたり、会社にさっさと戻りたいので嘘の自白なんてしてしまった日にはもはや絶望しか残っていない。
…ないのだが、本当に冤罪ならそこからでも頑張って主張しましょう……。
とはいえ警察の留置・検察の勾留を始めとして時間がかかるので、留置と勾留期間(最大23日間)を耐え抜かなければならない。
それでも家族から信用され、奇跡的に職場に解雇されなかったとしても、周囲からの信用はガタ落ちである
最終的に無罪であることを証明できたとしても、その前に会社の印象を考え解雇されたり、性犯罪者のレッテルから家族から縁を切られたりと、取り返しのつかない事態に陥ってしまうことが多々ある。
残念ながら痴漢犯罪報道などを見た場合、余程の事が無い限りは多くの人が「この人痴漢かー…」と思ってしまう。

この問題は深刻であり、過去に痴漢冤罪の可能性がある事件として、2009年12月のJR新宿駅で痴漢の疑いを受けた青年が警視庁の任意聴取後に自殺している。
その後も『痴漢を疑われたら事情を説明しても勝ち目はないからその場から逃げるべき』という弁護士が多く、実際に逃げた容疑者がたびたび転落死する事故が起きている。

こうした悲劇を経て、2020年代現在では、防犯カメラの設置が(まだ足りないとはいえ)、ようやくより先進的かつ客観的な物的証拠が求められるようになり、起訴段階もしくは審理において重要視されるようになりつつありさすがに「有罪率99.9%」の状況からの改善は見られる。
2020年現在では、被害者の衣服に付着した皮脂や汗に含まれるDNAを調べることにより触れたのか触ったのか揉んだのかを判別することまでが可能になっている。

…もっとも、やはりそもそも検査をやってもらえないケース・検査キットを用意していないケースの方が多いそうで、昔よりはマシ程度ぐらい程度らしい。

迷惑防止条例違反と強制わいせつ罪の違い

詳しくは該当項目で説明しているが、迷惑防止条例違反ではなく『強制わいせつ罪』として処理された場合、親告罪ではないので被害者からの告訴がなくても検察官が加害者を起訴できる。
強制わいせつ罪は最大23日間も身柄拘束させることができ、実刑判決で6月以上10年以下の懲役を科せられる。
警察は逮捕(身柄の確保)から48時間以内に検察官に事件を送検し、その後24時間以内に検察官が被疑者の勾留請求をするかどうかを判断する。
その上で検察官が捜査をし、被疑者を起訴するか不起訴とするかを判断し、検察が被害者に起訴するか示談かを選ばせる。
起訴になればそのまま刑事裁判手続に乗ることになり、最終的には裁判官による判決を受けることになる。
ただし強制わいせつ罪となれば裁判での証拠として、近年は加害者の指紋・DNA採取が行われる為、検出されなければ告発側が虚偽告訴罪に問われる。
しかもこの手の犯罪の場合は民事に訴えて勝訴したところで額は知れているので、手間や弁護士を雇う費用諸々を考えるとほとんどペイできない。
それどころか逆に罪に問われたり余計に恨みを買ってしまう可能性も高いため、現在のところ民事に訴えられるケースは少ない。
その為、示談金が目的の場合は尚更民事に訴えることは少ないと思われる。

示談金

痴漢被害には遭ったが裁判まではしたくない、または元々痴漢冤罪詐欺による示談金が目的の場合は事をおさめる対価に金銭を要求する「示談」を提示してくる事になる。
これに乗った場合は裁判所の介入を行わず個人間での解決となり、もちろん冤罪だろうとその後上記の罪に問う事は出来ない。
しかし「示談」をすれば楽に、金銭の犠牲を除くと事無きを得られる為、従ってしまう冤罪被害者は多い。
逆に言えば「金による示談」を要求してきた場合、示談金狙いなのでは…と思うかもしれないが、本当の被害者側であっても裁判の負担を考えてお金で済ます場合はあるし、そもそも検察などが勧めている可能性もある*10ので注意。
冤罪である場合、そこから先は戦うか金をおとなしくカツアゲされるか、男性側の気構え次第だろう。


痴漢冤罪による弊害(冤罪被害者側)

上述のように、痴漢冤罪は簡単に検挙・勾留・現行犯逮捕ができてしまう。
この為、『駅長室に行ったら終わり』とまで言われている。
疑われた時点で懲戒解雇の影がちらつく…性犯罪等を疑われた人物を在籍させておくだけでも企業にダメージがあるためである。
心優しい人なら分からないかもしれないが、多くの人が報道を見て「容疑者を懲戒解雇or懲戒免職しないの?庇い過ぎでしょ。」などと気軽に思うことの延長線である。
そして懲戒解雇になれば大抵は退職金が出ず、再就職も非常に困難なものとなる。
仮に裁判になって無罪を勝ち取っても、前述の通り失った信頼は簡単には取り戻せない。
もちろんその間に引っ越しを余儀なくされるし、既婚者の場合普通は離婚することになる。
それどころか親族までもが巻き込まれてクビになったり、辞職に追い込まれたりするケースすらも珍しくない。

こういうことを嫌って罰金を払うことで前科として済ませるケースも多い。
迷惑防止条例違反にかかる痴漢の事案では、罰金に加え選択刑として懲役についても規定されている。
たとえば、東京都の迷惑防止条例について有罪判決がくだされた場合
  • 6か月以下の懲役または50万円以下の罰金
…を科されることになる。
ちなみに悪質性が少ないと判断されれば懲役刑の方でも執行猶予がつき、社会に公表されることも少ない……と思われるがどうだろうか…楽観視は出来ない。
前科は普段は影響ないはずだが、何らかの拍子で刑事事件に関わった場合は当然大きな影響がある。
更に何よりも犯罪を認めたことになるので、前科が周囲にバレた時はまず間違いなく犯罪者扱いである。
尚、当然だが再犯扱いになるとまず間違いなく即実名報道され、更に様々な点で大幅不利になることは疑いようがない。

俗に『凶悪犯罪』と呼ばれるものと比べれば刑法上は扱いが重くはない(※決して軽くありません)
ただしこういった性的犯罪のイメージは刑罰以上に非常に社会からの印象が悪い
特に現代ではSNSの発達により、自殺未遂にまで追い込まれてしまう人が少なからずいる。

こうした有罪判決による前科を恐れ、提示される「金による個人間の示談」に応じる。
そして応じるが為に容易く金を稼ごうとする者が出てくるのが、痴漢冤罪の恐ろしいところなのである。

痴漢冤罪による弊害(痴漢被害者側)

本項目は『痴漢冤罪』についての説明であり、主旨としては「悪意を持った自称・痴漢被害者」を扱っている。
ただしもちろん普通に『痴漢』に遭ったりして傷ついたり迷惑している本当の被害者の方が多いだろう。
しかし痴漢冤罪が明るみに出るにつれて、普通の痴漢被害者までも疑われるケースが出てきている。
本当に痴漢にあったのに冤罪ではないかと疑われたケースもあり、必ずしも男性側だけの問題ではない。
また、本当に痴漢されたものの勘違いで別の人を捕まえてしまった場合、どのような結果になっても両者共に非常にやりきれない。

被害者や警察・検察の立場としてみれば、「冤罪冤罪ばかり言って、犯罪被害者の立場はどうなるのか」と言う所でもある。
本当に痴漢被害に遭った女性は、電車に乗ることすらできなくなる(=会社などに出勤することすら困難になってしまう)など社会生活に支障をきたすケースも多い。
被害者支援団体の中には、被害者の証言を信用性を批判し、無罪判決を言い渡す裁判官などに対して厳しい批判をしている所もある。
こういった被害者を疑わねばならなくなっているのも、痴漢冤罪による弊害と言えるだろう。

冤罪被害から起こる見殺しのおそれ

この冤罪の弊害から起こる更なる大きな弊害にも触れておく。
それは心停止時の「AED(自動体外式除細動器)」の使用率について。
京都大学の研究グループの調査で、高校生以上の男女では約30%もの差でAEDが使われなかったことが判明した。

Twitterで起きたデマだが、『男性が女性にAED使ったら痴漢容疑で逮捕されかかった』というものがある。
当然ながらそんな事件も事実もないのだが、痴漢冤罪の恐ろしさを身を持って知っている男性は、1%でも可能性がある限り見て見ぬふりをすると反応した。
日本AED財団も「そんな事は、まずありえない」と答えてはいるものの、その『まず』が『絶対』でないからこそ「触れられない」のである。
(一部ユーザーからは「それをした事でSNSのデマ情報拡散によるネットリンチの可能性があるから」と答えている)
「君子危うきに近寄らず」、まさに「触らぬ神に祟りなし」ということだ。

ちなみにAEDは服を全て脱がさなくてもいいし、下着を少しずらすだけでも使える。
…もっともそれだけすれば十分痴漢に問えるわけで、やはり社会的制裁を受ける可能性があるならリスクよりも保身に走ったとしても責める事はできないだろう。
上記リンク先の記事では、駆け付けた男性が救助を躊躇ったが為に倒れた女性は寝たきりの状態になってしまった。

また、似たようなケースとして「痴漢に遭ってる女性を見つけても助けない」「躊躇する」というものもある。
痴漢行為が起きている場合、正義感から助けに行く男性も少なくはない。冤罪被害者もそういう男性に捕まえられる事が多い。
しかし、熟練度の高い痴漢はそういった輩をスケープゴートにして罪を擦り付けるテクニックを持つ上級者も存在する。
簡単に言えば痴漢の手を掴もうと手を伸ばしたら、その手を女性に掴まれ痴漢に仕立て上げられるということである。
「電車男」みたいに痴漢から女性を助けてヒーローに…なるより自分も痴漢からできるだけ遠ざかるのが賢明と考えてもなんら不思議ではない。
また、冤罪事件が蔓延ってしまっていると目の前で本当の痴漢が発生しても「あれが冤罪だったら・・・・・・」と周囲が関与を躊躇ってしまったり、逆に本物の痴漢が捕まったのに「冤罪かも知れない」と擁護されてしまう可能性すらある。

これをして「被害者を見捨てて良心は痛まないのか、自分の肉親が被害に遭ったらどう思うのか」という意見も出ている。
しかし「関わったら(社会的に)死ぬ」という条件で無条件に助けに行けるような人間はそうはいない。
自分の人生、まして痴漢扱いされたら迷惑を被る大切な家族や仲間いるのならその人達の人生も天秤に懸けることになる。
親しくも知りもしない人か、親しい大勢どちらを取るかというパラドックスに陥れば、関わらないことが第一と考えてもなんら不思議ではないであろう。*11


この歪んだシステムの上で得をしているのは、性的加害者のみなのではないだろうか。


女性専用車両への軋轢

2000年代に入り、女性が安心して乗車できる事を目的として女性専用を謳った車両が導入され始める事になる。
しかし女性専用車両に隣接する車両が混み合うという不満が出されている路線や区間もある事から、男性を中心にして不満を感じているという意見が見られる。
特に中央部に女性専用車両を配置している路線では、男性客の通過を遠慮するよう掲示しており、他の車両に移動する際に車外を回らないといけない場合もある。
また、同じ乗車料金でありながら特別車両を用意されている事の不公平さを指摘する声も多い。

同時に女性専用車両を男児及び障害者の男性も利用できるとしている鉄道事業者が多いが、一般的には認知度が低い。
このため、男性視覚障害者が女性専用車両と知らずに足を踏み入れ、冷たい言葉を投げ掛けられるケースが報告されており、視覚障害者が乗車車両を変更する訓練を行わなくてはならない場合もある。
なお性同一性障害者などの身体的には女性でない人の乗車については、アンケート回答した鉄道会社からはすべて「自己申告で乗車できる」との見解が示されている。

また痴漢防止も目的に入れて女性専用車両を作ったのだから、痴漢冤罪防止のためにも男性専用車両も作ってくれ、という声も主に男性から上がっている。
しかし鉄道会社はそれらの声に対して「社会の要望が少ない」とみなしており、少なくともしばらくは男性専用車両の導入は難しいと思われる。
もっとも男性専用車両が出来ても痴漢冤罪危険地帯で人が入りきるとは思えず…実際のところは現実的な対策にはならないだろう。
トイレのように完全に分化しないと、あぶれた男性が通常車両に乗った場合に「痴漢目的なんじゃないか?」という最初から嫌疑の目に晒されることになる事が危惧される。


故意の痴漢冤罪が暴かれた場合

再三「悪意を持った自称・痴漢被害者」の問題について説明してきたが、もちろんそれが暴かれた場合はリスクを負う。
まず『強制わいせつ罪』が冤罪だった場合、「虚偽告訴罪」に問われる。
また、「見てました」と言った証人は嘘の証言をしているということで、法廷で宣誓し嘘の証言をしたことで「偽証罪」が成立する。

虚偽告訴罪、偽証罪ともに3か月以上、10年以下の懲役が科される。罰則金はないが慰謝料請求は別。
刑の下限は軽いが、虚偽の証言をした自称「被害者」や「目撃者」についてもしっかり罪に問われる。
ただしこれらについてはあまり起訴をされておらず、とりわけ偽証罪は例年数人程度しか起訴されていないのが現実。
もちろん「有罪」とした検察官や裁判官にもこれといった制裁をくわえる事はできない。
この為、冤罪被害者からはあまりに一方的でありながらリスクが少ない事が問題提起されている。

冤罪に遭った被害者が職を失ったことに対する損害、懲役に行かざるを得なかったことに対する精神的慰謝料も請求できる。
さらに拘禁されることで精神疾患を患っていたとすればそれに対する慰謝料等、総額で数千万円を請求する事は可能
…もっともそれが通ったという話は聞いたことがない。
警察は自分達の失態を蒸し返されることになる為、再捜査に非協力的になる事は否めない。
他にも被害者が結束しようと具体的な行動に移すと、逆に相手から精神的慰謝料やら個人情報の侵害*12やらで再反撃される可能性もある。
自分達の人生の汚名を晴らし、冤罪を減らす為にも頑張ってほしいところだが、現実は厳しい…。

故意の痴漢冤罪が“暴かれなかった”場合

「悪意を持った自称・痴漢被害者」としては示談が成立してお金がもらえれば「やったー!ラッキー♡」でそれで終わりだろう。
さて、悪意を持った自称・痴漢被害者は示談金をせしめ、これでめでたしめでたし……とは限らない。
冤罪被害者は相手の顔を確実に見て憶えているはずである。
そして自分が痴漢をしていないのは冤罪である時点で確実であり、ただ脅迫じみたカツアゲの被害に遭ったということ。
これで示談金で済まして、事故にでも遭ったんだと自分に言い聞かせ、今まで通りの人生を歩むのが普通の社会人だろう。
…が、全ての冤罪被害者がそんなに自制心があるとは限らない。
上述のように悪意を持った自称・痴漢被害者に対して有効な法的手段は存在しないからである。
そうなると残された手段は……?


痴漢冤罪を大袈裟という人

「痴漢冤罪で人生が本当に終わるなら、何度も捕まる痴漢常習犯なんていない。痴漢常習者は普通に生活している。」という見当違いな反論をする者がたまにいる。

だが一般人と違い、痴漢常習者はもはや捕まるリスクを恐れていない人間である*13
言ってしまえばある種の『プロ』であり、暴力団などに近しい存在と言える。
これを例えるなら、婚約中の女性が赤の他人に無理矢理撮られた裸の写真が流出したとしよう。
それが何故か不倫したとして職場で噂になった上でクビになり、更に婚約破棄された挙句、不貞行為の冤罪で訴えられ、更にそれを実名で全国ニュースで流される。
そしてそんな境遇の人に「裸のプロであるAV女優は普通に生活している。裸の写真が出回ったって人生終わらないし大したことない。」などと言っている様なものである。
また、痴漢常習犯の場合はすでに素性も顔もバレているので、今更同じ罪で失うものなどないのも理由の一つだろう。

普通の一般人が一度でも逮捕されたりしたら人生設計がダメになるのは、『通常の人生』が壊されてしまうからである。
真面目に堅実に生きて守るべきものを抱えた責任のある人ほど、ダメージが大きくなる仕様なのである。
しかもご丁寧にネットのおかげで半永久的に汚名は消えないので、もう真っ当な人生は約束されない。
特に性犯罪者というレッテルの重さは、一際人間性を否定される際たる罪状なのも大きい。

一方、プロの犯罪者はそもそも犯罪を犯す前提で人生を歩んでいる(※単に衝動を抑えられない人かもしれないが)。
そのため、一度逮捕された程度でどうにかなるような堅実な人生など送ってきていない。
……というよりも堅実な人生を送れなかったからこそ、プロの犯罪者になっている場合も多いはずである。
彼等は底辺で生きてきたノウハウがあるので、そこからのコネや犯罪者仲間などに頼って結構簡単に最低限の生活を立て直したり、犯罪で生計を立てたりする。
人によっては刑務所の中の方が生活水準が高かったりするので、もはや一石二鳥や三鳥といったところか。
守るべきものも責任も前科が付くことによるリスクもほとんどないのだから、ダメージもほとんどないのだ。
かつて2ちゃんねるの管理人だったひろゆき氏が、こんな言葉を口にしていた。

無職で社会的信用が皆無の人にとっては逮捕というのは、なんのリスクにもならない。
個人的に、こういう人を「無敵の人」と呼んでいたりします。

すなわち一般人を痴漢冤罪に陥れることは、この「無敵の人」を無尽蔵に増やしていく行為なのである。
復讐鬼となるのも「無敵の人」にまで落とされた者の末路なのだ。


正攻法による事後対応策


残念ながら2021年現在でも、この冤罪問題に対する効果的な防衛策は見つかっていない。

正攻法で最も大切な事後対策は私人逮捕に至る前の段階で弁護士を呼ぶことだと思われる。

絶対に事務所には行かず、連行されかけても「任意同行ですよね?」と聞いたりして抵抗すること。任意なのに無理に連行したら不当連行である。
ただ無理に抵抗すると傷害罪とかのコンボに繋がりかねないので、「不当連行だッ!!」と騒ぎ立てながら連れ込まれるのが精いっぱいの恐れもある。
ちなみに「電話するな」とか高圧的に言われても、ここでどうにか弁護士や友人に代わりに弁護士を呼んでもらうことが重要。

この策の場合は身元を明らかにし(証明出来なければ知人のことを知らせる)、逃走もしようとしないことが大切…だと思われる。
こうすることで私人逮捕されても現行犯逮捕は防ぐことができる。
私人逮捕後は端的に言うと警察か検察に引き渡さなければならないため、
現行犯逮捕出来ない状況では容疑者だからと言って無理やり抑えつけたり無理やり連行すると違法逮捕になりうる。
つまり、善意で取り押さえようとする人も注意が必要ということ。
あと日本の美徳意識から無条件に謝罪しそうだが、この場合は『犯行を認めたことになりかねない』のでNG。ちゃんと否定だけはしておきましょう*14

気が動転した状態で頭が回る筈もないし、何よりも弁護士は専門家である。素人の生兵法より遥かに頼りになるはず。
ここまで出来れば次の手はTVでよくみる「よく分からないので、弁護士と相談してから話します。」でも良いだろう。
もちろん犯人ではあり得ない証言が出来れば良いのだが…「悪意を持った自称・痴漢被害者」の場合、それも難しい。
他には周囲に助けを呼びかけてみるのも効果的。この嫌疑をかけられては恥も外聞も知ったこっちゃありません。運が良ければ助かります。
ちなみに弁護士を呼ぶことで後の拘留防止や不起訴を目指すなど、被害をなるべく軽減するための対策が取りやすくなる。

もしかすると手慣れた感じがして余計に怪しまれるかもしれないが、男性側だって必死で当然である。

ただこれらも当の弁護士達が語っていることで、一応正論の対処法ではあるのだが、そもそも弁護士だって人間なので朝や深夜時間帯は対応時間外の場合が多い。
最近、『痴漢冤罪保険(通称)』なるものまで誕生したが、これは正しくは保険ではなく、事故被害の弁護士費用の負担保険の特典である。
そしてこの特典は一回限りの無料コールサービス且つ初動の負担を保証するのみで、被疑者になった場合は別途かかることになるので勘違いしないように注意。
おかしい保険というわけではないのだが、内容はよく見よう。冤罪から助かるわけではない。

ちなみに「冤罪なら悠然と振る舞い、名刺などの連絡先を渡してその場を立ち去れば良い」と言う弁護士も居る。
本当に痴漢なら逃がしてはいけないわけだし、立ち去りが逃亡と見なされると普通に現行犯逮捕可能となり、連行や無理やり取り押さえられる可能性もある。どうしろと。
ただし、成功する場合はこれが最大限効果のある正攻法らしい。弁護士とか呼ぶ必要もないし負担も楽。
……後から「あなたがやはり犯人です」とか言われて逮捕されると証人集めが一層難しくなるので厳しいところだが。


その他の防御策など


  • 両手を組んで壁にもたれる
  • 壁にもたれながら寝る
  • 両手で吊り革を保持。
  • 片手に吊り革を保持、もう片手に携帯等を保持する
  • 両手で携帯ゲームに興じる

などなど、自ら両手を塞ぐことで「痴漢しようにもできない」と周囲に示しておけば、多少は標的にされることはなくなる。

もっとも全て無駄なあがきだが

手以外(なんとまでも)が触れただけで痴漢扱いした例もあり、気休め程度にしかならないのが現状である。
身体が触れるだけでアウトなので、ドアや壁に正面密着していない限り回避不可
なにせ裁判沙汰にならなくても、その場で真犯人を取り押さえでもしない限りは…。
※そして「悪意を持った自称・痴漢被害者」の場合は真犯人など居ない

根本的な対策は他人に近付かないというものであり、通勤ラッシュ等の混み合う時間帯を避けるだけでも可能性は激減する。
…とは言え、これが出来るのなら最初から世話はない。
また、満員電車ほどでなくともある程度密集している場合は、十分嫌疑がかけられる可能性があるので注意。

もしも嫌疑をかけられた場合、『全力で逃走する』という方法を取る人は多い。逃げて捕まった場合は確実に現行犯逮捕。
やましいことがないなら堂々としていろということだろう…例え無実でも全力で有罪にしようとしてくるから逃げるわけだが。
この事は『行列のできる法律相談所』の弁護士達から「疑惑をかけられたらどうしようもないから逃げ切れ」とまでアドバイスしているからと思われる。
ちなみにこの場合、正義感の強い人などに取り押さえられ逃げ切れなければまず有罪、仮に無罪ですんでも社会的に抹消されているかの二択という恐怖。
しかも、逃げ出した時点で目立つので報道されやすい(しかも全国レベルで)というリスクもある。
ちなみにこの際、電車の運行妨害・ぶつかることによる傷害罪・轢かれる・高所からの転落・高圧電線への接触などの危険性やら罪状が増えるリスクなどもある…。
更に普通の人は「やったから逃げた」「無罪なら何で逃げるの?」としか思わないので、確実に社会からの心象も悪くなる。

また『LGBTを演じる』、『極めてニッチな性癖本を鞄から取り出す』などで事無きを得ようとするのは悪手である。
そもそもそれで誤魔化そうとしているだろうと判断されたら余計に心証が悪くなるのでやめたほうがいい。
…もっとも本当にLGBTの人だった場合はどうなるのか不明。

「目撃者や協力者を募る」というのも痴漢冤罪を防止するために有効な手段である。
目撃者として協力してくれやすい友人・知人となるべく一緒に電車に乗るというのも有効な対策であると思われる。
疑いをかけられたら周囲の人間をカメラでぐるりと360度撮影し、事後の目撃者として協力を要請するのも手かもしれない。

念のために言及しておくが、上記の目撃者の撮影の件から、ドライビングレコーダーや防犯カメラのように、カメラを隠し持って無実を証明しようと備えることは論外である。
意図しなくても間違いなく盗撮に繋がるし、盗撮マニアだとも思われる。
弁明しても無意味だろうし、仮に自分の腕だけが映る様に頑張っていても無理だろう。
被害に遭う前後の証拠撮影以上に、自分の首を締めることになる。
(ただし術後に周囲の目撃者や証言の証明の為に撮影するのは物的証拠として一定の効果がある)


ちなみに特殊な例として、「過去の事故で腕を失い無駄に精巧な義手を付けていて、そっちの方で触られた*15と言われ、嘘がバレた」だとか
痴漢と言って掴まれたのは(リュックの横に入れてた)綾鷹でした」という回避?もあったとかいう話もあるが真偽のほどは不明。


だが、確実に痴漢冤罪を回避する方法もなくはない


究極の回避策

究極の回避策は、電車や路線バスに最初から乗らなけりゃ良いのである。要は車か自転車か徒歩でいけという話。
なに、車が買えない?家や職場に駐輪場・駐車場がない?そもそも年齢的に免許が取れない?知らん、そんな事は俺の管轄外だ
もっとも、普通の痴漢被害者も公共交通機関を使わなければ痴漢に遭わない(少なくとも混雑に紛れた接触)はないのだから、痴漢に遭いたくないなら使わないというのも有効な手ではある。
「何で被害者がそんな事を強いられなきゃあけないんだ!」と怒る人もいるが、泥棒に入られたくなかったら鍵を自費で付けるし警備会社も雇うのだから、犯罪対策は自己負担が普通である。

ただし痴漢冤罪の場合はそれら交通機関を利用していなくても逮捕されるというケースもある。
言ってる意味が分からないかと思うが、電車をまったく利用していなかった男性がいきなり痴漢容疑で逮捕されるという事例*16があった。

この為、実質

その時間のアリバイが証明できなければ逃げ場はない
という事である。ぼっちに慈悲はない。

正真正銘の現代版『魔女裁判』といって過言ではないのだから恐ろしい。

おおよそ現代法治国家としてはあり得ない状況なのだが、未だ改善の兆しはない。

余談

  • 映画化・ドラマ化
『それでもボクはやってない』(2007)
『誰かが嘘をついている 〜有罪率99.9% 家族はあなたを信じてくれますか?〜』(2009)
2007年の映画は複数人の冤罪被害者をモデルとした実話ベースのドキュメンタリー。
満員電車で女子中学生に痴漢と間違われたことで、無実を訴え証拠を集めるも、裁判官の心証だけで有罪判決を受ける。
2009年のドラマは無罪の男性が女性の気まぐれと勘違いで痴漢扱いされて人生を失ってしまった実話。
無罪の男性は貴重な時間、仕事、家族などを失ってしまった。
女性は実際には触られてはいなかったがそんな感じがしたとの理由で痴漢扱いしたようだ…


  • 秋元康作詞のおニャン子クラブの楽曲「おっとCHIKAN!」
これは、電車で乗り合わせた気に入らない男に対して、
この人はCHIKAN!」とまさにこの記事の呪文を大声で唱え、
ストレス解消をしよう、という痴漢冤罪を推奨するかのような歌詞となっている。
ジーザス!!

時代背景を説明するとこの曲が歌われた1980年代は痴漢そのものがせいぜい駅員室か交番で説教される程度の微罪扱いで、痴漢冤罪自体も「ちょっとオヤジを困らせる程度」の軽いモノだった。
それでもこの曲自体は当時から犯罪幇助ではないかと問題視されてはいた。


  • 新型痴漢(新手痴漢)
少し前述しているが、昨今では「あれも痴漢、これも痴漢」と勝手に範囲が広げられつつある。
  • 鞄などの荷物が当たった
  • 接触はしてないが近くに接近された
  • 近くの吊り革を持った(乗員数の都合であっても*17
  • 鼻呼吸された(匂いを嗅がれた)
  • 口呼吸された(息を吹きかけられた)
  • 見られた(視姦された)
  • 目を閉じられた(不審に見える&不愉快)...etc
これらも痴漢扱いされることがある。ホンマでっか?というレベルだが。
ご覧の通り男は生命活動しているだけで該当するため、流石に暴論だろう。
なお、肉体的にも死んでいたところで被疑者死亡のまま書類送検される可能性すら否定はできなかったりする*18
その場合、裁判は公訴棄却することが決められているので不起訴処分の形になる。何の救いにもならないが。


この人追記・修正します!

私、見てました!


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最終更新:2021年12月07日 02:24

*1 逮捕は人権を制限する行為なので法治国家である現代日本では相応の根拠が必要であり、裁判所が捜査機関の令状を審査する。そのため逮捕状請求前から相応の捜査が必要になる。緊急逮捕でも逮捕状が必要で速やかに請求しなければならない。前述の通り現行犯逮捕は例外的に必要ない。

*2 NHKのインタビューでは痴漢被害を受けた男性が「世間に痴漢の被害者=女性というイメージが大きく、駅に貼られている“痴漢撲滅キャンペーン”のポスターの多くが、被害者を女性のイラストで表現している社会の雰囲気の中では、男性が声をあげても周りの人たちにはなかなか信じてもらえないだろうなという不安があり、もし女性に逆上されたりしたら周りの人たちは自分のことを“加害者”と思ってしまうのではないかという恐怖が頭をよぎり、結局、最後まで抵抗できずに加害行為に耐え続けた」と告白している。

*3 『女性が性的搾取するはずがない』『自意識過剰』『男は喜ぶから被害者はいない』などと揶揄されるが、実際にはこの世の中には女性から性暴力を受けた男性はごまんといる。もは数字の大小の話で論ずるに値しない言葉である。

*4 これは傷害罪の問題もあるが

*5 一例を挙げるとセクハラ冤罪なども同じ事が言える。他にも物証を揃えることが難しい事件はこの様な傾向にある。証拠を揃えないと立件出来ないとなるとそれはそれでハードルが格段に上がるというジレンマがあり、一概に悪いとは言えないのだが…。

*6 ただし勾留の段階なら氏名は出ない。また東京地裁は痴漢被疑者の勾留令状を原則認めておらず、被疑者に「事件があった路線を利用しない」誓約書への署名を求め、被疑者が署名した場合は警視庁からの勾留請求を棄却している。

*7 ちなみに痴漢被害者が痴漢加害者が誰か正確に認識できず、告訴をためらっていた場合でも。警察側は検挙数を上げる事が実績に繋がり、栄転などにも繋がる為。特に痴漢冤罪は証言次第なので検挙しやすく稼ぎやすい。

*8 ショッキングな数値だが、有罪確定できない場合は検挙される前に終わるケースが多いだけ。ただし強制わいせつ罪の検挙率は全体の中でもかなり多く、しかも痴漢の迷惑防止条例違反の件数は強制わいせつ罪よりも圧倒的に多い。

*9 諸外国もこの手の件は凡そ9割以上の有罪率ではあるが

*10 本当の痴漢被害者視点で考えても、処罰が軽くなりがち・示談後は損害賠償請求も行えないというデメリットはあるが、民事訴訟の手続きなど面倒なことをせずとも金を手に入りつつ嫌なことがスパッと終わるというメリットもあるので。

*11 そもそも仮にそういう人間が大半なのであれば、児童虐待・孤立死など「保身を考えない善意の第三者がいればまず助けられるケース」で死ぬまで誰も動かず放置される事件が後を絶たないわけがない。

*12 結束するにはどうしても個人を特定したり特徴を伝えることや、裁判に訴えるための訴状も整える必要があるため、相手の個人情報もある程度必要になるせい。

*13 何度も冤罪にかけられるような不運過ぎる人も中には居るかもしれないが…

*14 もちろん単なる相手の勘違いで、たまたま体がぶつかった時などにおいては謝罪出来るならばしておきましょう。満員電車や通勤時間帯のホームなどで押されていた時など難しい(あるいは不自然な)場合も多いのでそういう時は仕方ありません。

*15 もう片方はスマホを弄っていた。また、自称被害者は義手の方の手で胸を鷲掴みにされたと言っていた。

*16 この事例は、被害のあった時刻から1時間後、現場の電車から遠く離れた場所で見かけた男性を被害者が「あの人が痴漢の顔に似ている」と申し出たことによるもの。後に男性のアリバイが証明されたため、釈放された。

*17 ※つまり善意で詰めて乗る時は非常に危険

*18 起訴するかどうかは検察の役割であり、警察には不起訴にするような権利はないため