獣化(ビーストアウト)

登録日:2011/02/15 Tue 23:38:13
更新日:2023/06/18 Sun 20:55:48
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獣化(ビーストアウト)とは、『ロックマンエグゼ6』に出てくる変化形態、およびその変身システムの総称。


◇概要

ロックマンがその身に電脳獣を取り込み、限定的にその力を解放した姿の事で、バージョンによって姿や能力が異なる。
シナリオがある程度進むと使えるようになる。

クロスシステムスタイルチェンジの進化版とするならば、獣化はソウルユニゾンの進化版の様なものと言える。

最終話では電脳獣がロックマンから抜け出しているが、ロックマンのプログラムに痕跡が残っているため引き続き獣化は可能。

◇変身方法

ココロウィンドウにあるココロカウントが1以上の時に、カスタム画面にあるビーストボタンを押すと転送チップ1枚分を消費してビーストチップが作成され、それを転送するとロックマンが獣化する。

つまり獣化するときプレイヤーが選べるチップ枚数は4枚なので注意しよう!!

また、チップの「バスターアップ」を使ってもバスターの上限値は5に抑えられる。


◇能力

共通

  • 暗転しない無属性チップの攻撃力+30
  • どこにいてもチップの当たる位置に移動してからチップが発動する
  • 無属性チップのAボタンチャージで、バスター攻撃力×10+50×2回のグレイガ(ファルザー)クロー

グレイガビースト

  • スーパーアーマー
  • B押しっぱなしで超連射のビーストバスター

ファルザービースト

  • エア、フロートシューズ
  • B押しっぱなしで3列攻撃のフェザーシュート

グレイガ(ファルザー)クローは媒介が無属性チップならなんでも構わないため、攻撃チップでなくても攻撃として利用できるのが便利。
グレイガでは「カーネルフォース」を使い、マヒしているところにビーストバスターで蜂の巣にするという荒業もある。


◇クロスビースト

クロスの後に獣化する、又は獣化の後にクロスするとこの状態になる。
クロスシステムの恩恵に獣化の恩恵が追加されるというありがたいもの。
クロスのチャージショットは無くなり、獣化のグレイガ(ファルザー)クローに当たるチップチャージ技が、そのクロス特有の物となる。

各クロスビーストのチップチャージで発動する必殺技は「クロスシステム」を参照。

ターン経過で獣化が解ける時に一緒にクロスも解けるので要注意である。
また、クロスの弱点を突かれた場合は、そのクロスだけが解除されてノーマル獣化になる。


超獣化(ビーストオーバー)

獣化が解けた後にもう一度獣化するとなる。
発動ターンは1ターンのみであり、カスタムゲージが満タンになった時点で強制的にカスタム画面に入る。

超獣化中は、
  • 暗転しない無属性チップの攻撃力が2倍
  • 1ターンの間無敵になる
  • 勝手に暴れてくれる
といった感じ。

しかし解けると
  • クロスが使えなくなる
  • バスターの能力が全部Lv1に
  • HPが1まで急速に減っていく、回復してもすぐ減る
等があるので注意が必要である。

1ターン限定ゆえに、超獣化中にフルカスタムを使われると一気に不利になる。

消耗したココロカウントを回復するには、獣化を使わずに戦闘終了する(1回復)か、プラグアウト(完全回復)すれば良い。

漫画版では、アイリスから託されたプログラムによって電脳獣の力を完全に制御した形態とされており、真逆の立ち位置となっている。

◇アニメ版

「BEAST」「BEAST+」で登場。ただし作中では一貫して獣化(じゅうか)と呼ばれている。
「BEAST」では獣化因子を制御する能力を持つ赤ん坊ナビの「トリル」とロックマンが融合することで変身。
ただし当初は本能のままに暴れる制御不能の形態であり、アイリスの助けによってようやくコントロールできるようになった。

「BEAST+」ではトリルとは別れたが、獣化のデータがチップ化されたことで「AXESS」「Stream」のソウルユニゾンと同様に任意で変身可能に。
加えて新PETの「獣化データを処理する回路」が特殊な反応を示したことで、他のナビのデータによるクロスビーストも披露した(というよりクロス単体の使用がほぼ無い)。

また、ビヨンダードから襲来した「ゾアノロイド」はそれぞれの長たる電脳獣の獣化因子を保有しており獣化が可能。
さらに獣化因子の影響を受けた獣化ウイルスも登場している。

CF獣化

「BEAST」最終話で登場したオリジナル形態(名称は仮)。
トリルのデータを取り込んだことでシンクロナイザーとなったが、ワイリーに獣化因子を注がれ苦しむロックマンを助けるためにクロスフュージョンしたことで発現。
体色は白をベースに紺色が加わり、ビジュアルはグレイガビーストをベースにファルザービーストの脚部と翼を足しつつ、各部が大型化したものになる。

双方の獣化因子を取り込んだことで圧倒的な戦闘力を持ち、超電脳獣を圧倒。
更にはシンクロナイザーとしての力を用いてビヨンダード全体の獣化因子を消滅させた。


◇余談

コロコロコミックに連載されていた漫画版ではフォルテがファルザーを吸収し獣化した。
それを受けて、アーケードマシン『バトルチップスタジアム』でも獣化フォルテが登場した。

その姿は初代シリーズのスーパーフォルテに似ている(こちらはグレイガの不完全体であるゴスペルがモチーフだが)。



追記・修正は極限状態のロックマンを使いこなせる方に限ります。

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最終更新:2023年06月18日 20:55