必殺技

登録日:2011/07/09(土) 11:13:55
更新日:2022/07/26 Tue 21:43:12
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フィニッシュは必殺技で決まりだ!


必殺技とは即ち、ロマンである。

概要

文字通りには「必ず殺す技」ではあるが必ずしもその用法で使われるとは限らない。
古今東西、フィクション・ノンフィクション問わず、バトルといえば必殺技と言っていい。
あるときは戦いを激化させる発破として、またあるときは戦いを〆る決め技として、物語に彩りを添えるのが必殺技だ。
間違っても「いつも おもってたんだ…なんで みんな さいしょに ひっさつわざを つかわないんだろうって」などと抜かしてはならない。


実際の武術の世界では、額面通りに命のやりとりの応酬であり、あくまで見た目の派手さより、確実に相手を殺害、または対象を制圧することが求められる。
それは極めて科学的・生物学的な、理にかなった世界でありあくまでそれは技術である。

だが、アニオタ的には『ケンイチ』の様に実在の武術を描く作品(といっても漫画的にかなり誇張はされているが)というのももちろん悪くない。
が、やはりなんと言っても派手で理論的には説明できないような、しかし同時にどこか心を惹かれる決め技、即ち必殺技にロマンを感じるのだ。



そう、ロマンこそ必殺技の命である。



、斧や鞭といった武器格闘を使うも良し。巨大なロボットを操り、ダイナミックな一撃を繰り出すも良し。
あくまで鍛え上げた己の肉体で成し遂げるも良し。
はたまた魔法超能力的な人知を越えた力を振るうも良し。

使うときに技名を叫ぶか叫ばないかという差も、それぞれ違った形で状況を引き立てる。


あくまで絵空事。現実には再現できないことは分かっている。しかし、惹かれるものがあるのは断じて嘘じゃない。

そんなロマン技に魅了され、脳汁を溢れさせた経験は無いだろうか。


なお、「勝負の流れを左右する大技」という点から考えれば、一昔前のスポ根モノで流行った「魔球」「三位一体プレー」等の特殊技巧も一種の必殺技と言える。
特に野球では、ダブルプレーを「併殺」と呼ぶ等、アウトがしばしば死に例えられることもあり、その傾向が強い。


時には「奥義」と称されたり、必殺技とまではいかないけど普通とは違う技なら「特技」「特殊技」と称されたり、複数の戦士が力を合わせる合体技というものもある。


【必殺技という概念の由来】

恐らくは歌舞伎などの見栄を切る演出やプロレスのフィニッシュホールド(フィニッシュムーブ、フィニッシャー、フェイバリットホールドとも呼ばれる)の演出が初期のヒーロー番組などに取り込まれて発展したものと考えられる。
特にプロレスのフィニッシュホールドはそれぞれのレスラーが試合を決める(フィニッシュする)際に使用する最も得意な技であり、
いきなりその技は使わず他の技で会場を盛り上げてから最後に使用する(序盤にいきなり出すと相手に破られることが多い)
その技を使う前に派手なアピールを行う、
その技は使用レスラーの代名詞として扱われるなど、フィクションの必殺技と共通する要素が多い。


【勧善懲悪ものにおける必殺技】

大抵の場合、攻撃の起点を見つけて一気にトドメを刺すというシチュエーションで使用される。
悪と戦うヒーロー/ヒロインがクライマックスで必殺技を出し、敵を鮮やかに倒す姿に憧れを覚えた人も多いことだろう。
必殺技を喰らった敵はなすすべもなく倒されて行くのがお約束である。

ただし、戦闘の序盤からいきなり必殺技をぶっ放した場合、返り討ちに遭って窮地に追い込まれるのがお約束である。
今までの必殺技で勝てない敵をこれからどう倒すか、という展開につながって行く。

なお、敵にトドメを刺すための決め技ではない技であっても超常的な能力を駆使した攻撃技(場合によっては攻撃以外の技であっても)は必殺技とされることもある。
例えばウルトラマンシリーズのウルトラ戦士たちは様々な技を持つが牽制用の低威力の光線技や防御用のバリア技など、敵を倒す技とは言えない技であっても児童誌などでは必殺技として紹介される場合がある。


【格闘ゲームにおける必殺技】

格闘ゲームでの必殺技の定義は少し違い、最初期の作品以外では決め技として認識されることは比較的少ない。

格闘ゲームでの必殺技は、ボタン一つで出せるパンチ・キック等の「通常技」よりも格の高い技として認識されており、
ゲームの勝負中にボタンやレバーを一定の手順で操作することで使える技を指すことが多い。
基本的に通常技よりも攻撃力が高い代わりに隙も大きいとされる。

使える必殺技のタイプによって得意な戦い方は左右され、さらに攻撃力・攻撃範囲・使用前後の隙・コンボへの組み込みやすさ等の性能は、
技ごとあるいは使用キャラごとに大きく異なる為、必殺技はキャラクターのコンセプトやイメージを決定する重要な要素になっている。

また『龍虎の拳』以降には、さらに格上の「超必殺技」という概念が普及し、
使用条件が必殺技以上に厳しい代わりに段違いの攻撃力を持つ技として扱われている。
アークシステムワークス系ではさらに「一撃必殺技」にまで発展し、時に決着がつきそうなラウンドを大きく盛り上げる。


【ネタとしての必殺技】

こんな感じで様々な媒体の創作物で使われる「必殺技」だが、
いずれも使用シーン、あるいは技そのものが作品や登場人物の見せ場・特徴となっていることが多い。

それ故にある程度イメージの定着した定型文的な代物として捉えられることも多く、ギャグのネタとして必殺技が使われることも度々ある。
この手のネタは大別すると、
「既に世に広まっている必殺技のパロディ技を使用するタイプ」と「必殺技の概念自体をネタにし、オリジナル技を繰り出すタイプ」に分けられるが、
使用した技の詳細は作品ごとの作風の違いや話の流れに左右される為、普通に見た目のイメージ通りの結果を得る場合もあれば、
見た目はマトモな技が恐ろしく情けない破られ方をする場合もあるし、どう見てもカッコ悪い技が絶対的な強さを誇っている場合さえ存在する。



【必殺技の例】


★光線系

なんらかのエネルギーを光輝く飛び道具として発射するもの。光線とは言うものの発射するものは必ずしも光とは限らない。ビームと呼ばれることも多い。
発射するものは光や炎や稲妻、冷気などの現象系、レーザーや放射線、プラズマや素粒子などのSF的なもの、魔力やオーラ(生命エネルギー)などのファンタジー系、SF的な架空のエネルギーなど様々で具体的な説明がない場合も多い。
また音波や溶岩、超高温の液体重金属など光線のイメージにはそぐわないものを光線のように発射する場合もある。
ちなみにアメコミだとブラストと呼ばれることが一般的。英語には同じような意味の言葉としてビームやレイがあるがこれらの言葉は電磁波や荷電粒子のビームというニュアンスが強く、電磁波や荷電粒子以外のものを撃ち出す技に使うと違和感が強いため幅広い意味があるブラストが使われるようになったらしい。

エネルギーをしばらくの間途切れることなく照射し続ける照射系(ゲーム界隈ではゲロビと呼ばれることもある)、
エネルギーを一塊の砲弾のように発射する光弾系、
カメラのストロボのように輝きが起こる閃光系、
光線を多数同時に発射したり太い光線が細かく分裂して広がる拡散系など様々なバリエーションがある。
何かに当たると爆発を起こしたり高熱で対象が融解や蒸発するように描写されることが多い。
演出として光線が稲妻を纏うように描かれるものもあり、光線の強力さを表現している。
大抵の光線はレーザーのようにまっすぐ進むが中には曲がったり敵を追尾するものもある。

使い手の自分自身の能力によって放つものもあれば光線銃などの武器を使って放つものもある。
武器や兵器から放つものは後述の武装系と被る場合もある。

かめはめ波孫悟空など)

漫画界で最も有名な必殺技。
両手の手のひらを組み合わせて気(生命力的なエネルギー)を収束させてビーム状に発射する。
毎年、世界各地から豪州に集まったファンが「かめはめ波コンテスト」なるものを開催しているらしい。

スペシウム光線ウルトラマンなど)

両手を十字に組んだ構えから手の側面から多数の光の粒子が束になったような光線を放つ技。
日本の国民的な必殺技としてはかめはめ波に勝る歴史を持つ。
ウルトラシリーズにおける必殺技の代表格であり、派生技も多い。
たまにブレスレットやキックに出番を取られたりもしたけど。
一部例外はいるもののウルトラ戦士たちのほとんどは両手を十字、もしくはL字に組んで放つスペシウム光線と同系統の光線を必殺技として使用する。

◆ブレストファイヤー(マジンガーZ)

元祖スーパーロボット、マジンガーZの必殺武器。
胸の放熱板から超高温の赤色熱線を放つ。受けた相手は高熱でドロドロに融けてしまう。
発射の際は「ブレストファイヤー!」と叫ぶのがお約束。

★打撃系

必殺技になるほどの破壊力を込めたパンチやキック、体当たりなどを放つもの。
演出上で普通のパンチやキックと差別化するために派手な演出を伴うことが多い。(技名を大声で叫びながら放つ、とても大きなモーションから放つ、儀式じみた予備動作を行ってから放つ、体に炎や稲妻、光線などの何らかのエネルギーを纏って放つ、あるいはこれらの複合など)
またそれを逆手に取り、あえて地味なモーションで放つことで「さりげない地味な技が致命的な破壊力を持つ恐ろしさ」「使い手が普通の技が一撃必殺の破壊力を持つほどの達人である」といったギャップを表現する場合もある。

原理としては高い身体能力や極めた武術の奥義として使われるもの、装備や体内に組み込んだギミックによってパンチやキックの破壊力を増幅するものなどがある。
あたると大抵は運動エネルギーによって相手を粉砕するが手足にまとったエネルギーで相手にダメージを与えるものも少なくない。
パンチについては詳細な専用項目があるので興味がある方はこちらもどうぞ。

ライダーキック

特撮ヒーロー界においてスペシウム光線と双璧をなす必殺技。こちらも派生技が非常に多く、歴史は長い。
大抵は大きく跳躍してから片足を突きだした飛び蹴りを放つ。ライダーによって両足でドロップキックを放つもの、地上で回し蹴りを放つもの、地上で前蹴りを放つものなど様々である。
ただし、RX以降は手持ち武器に決め技の地位を持っていかれるケースも増え、時には真のようなグロテスクな技や響鬼のように太鼓が活躍することもあった。
当時のちびっこ達が真似をして大怪我が続発し本編で注意するほどに有名。

◆アンパンチ

アンパンマンの代表的必殺技。
幾度となくばいきんまんをお空の星にした。
主に右手をグルグルとまわしてから「アーンパーンチ!」と叫びながら殴りつける。
殴られた相手は空の彼方まで吹き飛ぶのがお約束。
意外に派生技が多い。

北斗百裂拳

ケンシロウの放つ北斗神拳の奥義の一つ。
両腕で貫手や拳打を高速で連発し、指先や拳で敵の体を突きまくる。
物理的な破壊力で相手を倒すのではなく、相手の体の経絡秘孔を突くことで内部から相手の肉体を崩壊させる技。受けた相手の体は内側から膨れ上がり、血液や内臓や脳を飛び散らせながら爆発するためかなりグロい。
またこの技は物理的な打撃力はないこと、技を受けてから体が爆発するまで数秒ほどタイムラグがあるため、北斗百裂拳を受けた相手は爆発するまでに「痛くも痒くもないぜ!」と余裕を見せてから「あ、あべし!」などの奇妙な悲鳴を上げながら爆発するのがお約束。

厳密には必殺技というより技の一つに過ぎず原作マンガではたった一回しか使っていないがインパクトが強いためかアニメやゲームでは多用されて事実上必殺技扱いとなっている。
「経絡秘孔突けば指先一つで敵を倒せるケンシロウが何で百発も秘孔を突くの?」と突っ込まれやすい。
だが逆にこう考えてほしい。一発でも倒せるほどの突きを百発も浴びせるからこそ必ず殺す技たりうるのだと。
また北斗神拳の成り立ち(一対一を極めすぎて臨機応変な戦い方が苦手な北斗琉拳という拳法の欠点を解消するために作られた)から経絡秘孔の防御方法を知っている相手の防御を突破するために猛烈な連打をするのではないかという考察や、北斗神拳とは戦場で多数の相手と戦うことも想定しているという設定から、戦場で多数の敵をまとめて倒すために猛烈な連打をしているのではないかという考察もある。

★斬撃系

剣や槍と言った斬撃武器を使って発動する必殺技。
特に剣を使った必殺技は少年向けの作品では王道中の王道であり、人気作品に出てくる剣技系の必殺技は子供に真似されることも多い。
その分斬撃系の必殺技は技の数も採用される作品も膨大な数がある。
大別すれば剣にオーラや魔力などの何らかのエネルギーを充填してから切りつけたり剣に充填したエネルギーを剣を振るいながら発射するなどの超常エネルギーを使うもの、
特殊な体術によって高威力もしくは超高速の斬撃を放つもの、
技の破壊力自体は普通の攻撃と変わらないが特殊な技術によって防御や回避が困難という現実の武術の奥義に近いものなどがある。

アバンストラッシュ

ダイの大冒険』における『アバン流刀殺法』の代表的な必殺技。
逆手に持った剣を背中まで振りかぶり、剣にオーラを集中してから大威力の斬撃で薙ぎ払う。
直接切りつける近接攻撃版とオーラを飛ばす飛び道具版の二通りの使い方がある。
後付け設定を逆手に取った展開が作品の面白さを増した例。
傘や箒で真似をした小学生も少なくないはず。

◆電光剣唐竹割り

バトルフィーバーJの所有する元祖戦隊ロボ・バトルフィーバーロボの必殺技。
巨大な日本刀・電光剣の鞘を引き抜いた後、円月殺法の形で刀身に宇宙エネルギーを集め、上段斜めから振り下ろし秘密結社エゴスの悪魔ロボを両断する。
他にも、戦隊ロボはほとんど円月殺法の構えを経て巨大化した敵怪人を両断する技が基本必殺技となる。

◆ギャバンダイナミック

宇宙刑事ギャバンの必殺技。
ライトセーバーのオマージュとされる光の剣・レーザーブレードで敵を一刀両断する。
光の刃を使う必殺技は後のメタルヒーローシリーズでも度々使われ、
レーザーブレード起動時のBGMは「レーザーブレードのテーマ(正式な曲名は『襲撃』)」としてファンに好かれ、
後にアレンジ・オマージュ曲も幾度か作られている。

◆ファイナルゴッドマーズ

ゴッドマーズの必殺技。
厳密にはゴッドファイヤーで敵メカの内部を破壊して動きを封じ、マーズフラッシュで剣を生成、
その後に敵にめがけてファイナルゴッドマーズで斬りかかるコンボ技。
「使用される=敵は死ぬ」であり、文字通りの「必殺技」である。

◆天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)

るろうに剣心に登場する剣術流派『飛天御剣流』の奥義。
厳しい鍛錬によって培った身体能力に加えて全身の肉体の動きを精密に連動させて超神速の抜刀斬撃を放つというもの。
いわば超速い抜刀術というだけのシンプルな技だがその神速を実現するには並外れた鍛錬と、わずかなミスも許されない精密な肉体操作技術が求められる。
失敗すれば刃は自分自身を切り裂き、重大な隙を晒す。
だが成功すればその斬撃の速度は人間が認識できる速度を遥かに超える上に物理的な破壊力も重火器すら超えるために事実上防御不可能であり、万一外しても斬撃によって発生した真空状態によって敵を無理やり引きずり込み、さらに特殊な踏み込みから放たれる二撃目によって確実にトドメを刺すことができる。
この手の必殺技としては珍しく二撃目が技に組み込まれており、『隙を生じぬ二段構え』とも言われる。

◆魔剣・昼の月

『刃鳴散らす』に登場する剣術の奥義。伊烏義阿(いがらす・よしあ)という剣客が独自の工夫によって編み出した奥義であり彼以外は使えない。
『刃鳴散らす』という作品は基本的には超常要素がなく、登場する剣術も現実の武術をもとにしたもの。(ギャグ要素を含む外伝ではギャグ的な超常要素も出てくるが)
昼の月も魔剣とは言うものの超常的なものではなく理論上は現実の人間にも使用可能な技である。
その内容は伊烏が居合の構えを取りつつ相手を幻惑するような独特の走法で相手に向かって走り込み、相手に隙があればそのまますれ違いざまに居合で切り捨てる。
だが相手が伊烏を迎撃しようとすればその一瞬前に跳躍し、空中からの居合で首を切り裂く。
相手からすればまるで昼間の月のごとく伊烏の攻撃の瞬間がつかめず、迎撃したつもりなのに切られているのは自分であるという奥義である。
一見すると跳躍して空中から切りつけるだけの単純な技であるかのように見えるが、この技の本質は相手の迎撃のタイミングと間合いを的確に見抜いて最適のタイミングで跳躍居合か地上居合を放つ超高レベルの見切りそのもの。この見切りの能力があるからこそ相手は伊烏の跳躍居合を認識すらできずに斬り殺される。
単に跳躍してから居合を放つだけだけだとあっさり迎撃されてしまう。


★武装系

大砲やビーム砲といった大威力の兵器を必殺技として使用するもの。
主に巨大ロボットアニメの主役ロボットに多い。
技というよりは単なる武器であるが作中でも派手な演出とともに明確に切り札や決め技として扱われる。
消費エネルギーが多いので気軽に使えないなどの設定があることも多い。

ロケットパンチ

数ある巨大ロボットの武装の中で最も有名な必殺技。派生技だと回転が加わったりワイヤーや鎖が付いたりする。
実はマジンガーよりもGR2の方が先に使っているのは内緒。

◆アブソリュートゼロ

ゴジラのミレニアムシリーズのメカゴジラこと3式機龍の切り札。正式名称は「3式 絶対零度砲」。
胸の内部に装備しており、名前の通りあらゆる物体を絶対零度まで冷却してから粉砕する光線を放つ。
なお作中では色々あってゴジラを倒すには至らず、エネルギーの消耗や周辺被害が大きすぎるなどの問題もあって登場2作目の『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』では安定性の高い高出力メーサー砲に換装されてしまった。

◆シャインスパーク

ゲッターロボシリーズに出てくる巨大ロボット、ゲッタードラゴンの必殺武器。
ゲッタードラゴンの全身が強力なエネルギーに包まれ、高速で相手に突進。相手のそばでエネルギーだけを相手に射出してゲッタードラゴン自体はギリギリで離脱する。
エネルギーをぶつけられた相手は大爆発を起こす。
あくまでもエネルギーの塊を相手にぶつけているだけでゲッタードラゴン自体は体当たりはしない。
パイロットである流竜馬神隼人・車弁慶の三人が心を一つに合わせて専用のペダルを踏み込むことで発動するが、その際にごくわずかでもタイミングがずれると失敗してしまうため最初はよく失敗していた。
使用時には流竜馬が「ゲッターシャアアアアアアイン!」、突進の際は「シャイイイイイン!スパアァァァァク!」と朗々とした声で叫ぶのが印象的である。


◆ゴレンジャーストーム/ゴレンジャーハリケーン

特撮界でも有名なフォーメーション技の一つ。
ハリケーンのパターンの多さと万能ぶりは度々語り種になる。

★体術系

超能力や機械的な兵器、魔法などを使わず文字通り肉体そのものの技術を駆使した必殺技。
打撃系や斬撃系の必殺技も体術系と被るものが多いがここではそれらとは被らない投げ技などの必殺技を扱う。
その性質上、格闘技をテーマにした作品や格闘家系のキャラクターが使用することが多い。

キン肉バスター

キン肉マンの必殺技の代表格。
現実のプロレスでも安全を確保するアレンジを施したうえで使われる。
おかげでキン肉ビームとキン肉フラッシュの影は致命的に薄くなった。

◆シベリアの地吹雪

ウォーズマンのアニメオリジナルの必殺技。
相手を両手で抱え上げコサックダンスをしながら谷底に飛び降りるという恐ろしい技。
ただの自殺技のような気もするが本人が必殺技だと言うので必殺技である。

◆ライダーきりもみシュート

初代仮面ライダーの投げ技系の必殺技。
相手を掴んでジャンプし、空中で激しく相手を振り回してから投げ飛ばす。
ライダーキックの通用しなかった強敵もこの技で倒すなどその威力はかなり高い。
当時の特撮技術の都合で劇中では適当に放り投げているだけに見えてあまり強いようには思えないが、『仮面ライダーSPIRITS』版では巨大な竜巻を引き起こすほどの凄まじい回転をかけ、巨大なクレーターが形成されるほどの勢いで地面に叩き付けるというド派手な演出になっており、高位の怪人すら倒す破壊力があることに納得がいくようになっている。

◆ペガサスローリングクラッシュ

聖闘士星矢』の主人公・ペガサス星矢の必殺技の1つ。
相手を羽交い絞めにしてから空高く跳躍し、回転しながら落下して相手を地面に叩き付ける投げ技系の必殺技。
相手を背後から掴まないといけないという制約のためか、あるいは他の必殺技に比べて演出が地味なせいか出番が少なく存在感は薄い。
星矢の必殺技と言われると大抵の人はペガサス流星拳かペガサス彗星拳をイメージし、即座にペガサスローリングクラッシュを思い浮かべる人は少ないだろう。
しかし意外と発動さえすれば敵を撃破することが多く強力な必殺技として描かれている。
アニメの世界観の続編『聖闘士星矢Ω』第二期でも、主人公・ペガサス光牙が使用。最終決戦では刻の神・サターンの衝撃波をつかみ取りそのまま叩きつける荒技を見せた。

◆高山(こうざん)

喧嘩商売』シリーズの主人公・佐藤十兵衛が得意とする投げ技。
佐藤十兵衛が学んでいる古流武術富田流の奥義の1つであり、超常要素がなく現実に使用可能な技でもある。
技としては柔道の肩車やプロレス技のファイヤーマンズキャリー(飛行機投げ)に近く、片手を相手の首に引っかけると同時にもう片方の手を相手の股間に差し入れ、相手の胴体を自分の両肩に乗せるようにして担ぎ上げる。
その状態で股間に差し入れた手で相手の睾丸を強く掴み、相手が睾丸の痛みで反射的に体を硬直させた瞬間に相手を頭から投げ落とし、相手の後頭部を地面に叩き付ける。
相手は睾丸の痛みで身体を硬直させているために受け身を取ることができない。そのために確実に相手の頭蓋骨を粉砕することが可能という非常にえげつない投げ技である。
また、もしも相手が投げから逃れたとしてもその場合は睾丸を握り潰すことで確実に戦闘能力を奪えるために投げのモーションに入った時点で勝利が確定する技とも言える。
もちろんルールのある格闘技の試合では使用すればルール違反で負けが確定する。
女性相手に使用する場合はどうするかは特に言及はないものの、現実の古流柔術には肛門や膣に指を突っ込んで引き裂きながら投げる技が実在するのでその場合はそういう技に移行するのかもしれない。


★突撃系

◆超電磁スピン

コン・バトラーVの必殺技。超電磁タツマキで相手の動きを封じた後、両腕をカッター(超電磁ギムレット)に変形させ、高速回転しながら突撃。敵を貫く。

ヘル・アンド・ヘブン

ガオガイガーの必殺技。右手に破壊のエネルギー、左手に防御のエネルギーを集中し、さらに両手を組んで両エネルギーを融合。さらに腰のスラスターから電磁竜巻を放って敵を拘束。背中のスラスターを全開にして突撃して敵に両手を打ち込んで内部から破砕する。
使用する度に命の危機に瀕するためか、中盤でゴルディオンハンマーを使用したハンマー・ヘル・アンド・ヘブンに取って代わられるが、ド派手かつ外連味の効いた演出はロボットアニメの必殺技の中でも特に評価が高い。


◆マグナムトルネード

爆走兄弟レッツ&ゴー!!の主人公の一人・星馬豪が駆るマグナムシリーズの必殺技。登場作品のジャンル故に攻撃手段ではない。
マシンにかかるダウンフォースの弱さを利用し、弾丸のように回転しながらコースを無視して飛ぶことにより、大幅なショートカットをする技。

★投擲系

◆ソードビッカー

スパイダーマッの巨大ロボ、レオパルドンの必殺技。
右脚に格納されている剣を引き抜き、投げて突き刺す。
百発百中で一撃必殺の破壊力を持つ。

◆ウルトラスパーク

帰ってきたウルトラマンの必殺技、厳密には必殺武器というべきか。
ウルトラブレスレットをナイフのような形状に変化させて投げつける。
投げつけられたブレスレットは白く輝く光の刃となり相手を切り裂く。
スペシウム光線すら通用しなかった相手すらやすやすと切り裂く凄まじい切断力を発揮するほか、大爆発を引き起こすこともある。
発動後はちゃんと手元に戻ってくる。

★ブレス系

いわゆる神話から続くドラゴンブレス(技)の系統に連なる由緒正しき怪獣の必殺技。
怪獣系のキャラクターの多くは口から何らかのエネルギー放射(炎、稲妻、冷気、光線など。炎が多い)を放つものが多く、口から炎を吐くこと自体が怪獣の代名詞とも言える。
怪獣によっては口ではなく目や角などから放つものもいる。
怪獣の技というイメージのためか、人型のキャラクターが使用する場合は使い手は怪人や魔族などの異形の存在であることが多い。
作中では切り札というよりは基本能力の1つとして扱われることが多く、序盤から連発して牽制や削り技として使われたりもするが見た目が派手なせいか最後の決め技としても高確率で使用される。
また決め技として使われる場合は普段よりも破壊力が強化され演出も派手になることも多い。

◆放射能火炎(ゴジラ

体内の炉心から発するエネルギーをもとに口から青白い火炎(作品によっては吐息だったりビームだったりと演出は色々)を放射する。
ブレス系の代表格と言っていいだろう。


◆プラズマ火球(ガメラ

平成三部作でのガメラの技。口から圧縮した砲弾状の火球を発射する。この火球は何かに命中すると大爆発を起こす。並みの怪獣なら直撃すれば一撃で爆散するほどの破壊力だが防がれることも多い。


★バリエーション系

フォームチェンジや武装変更等により多数の必殺技を持つ場合に使われる。
数としては少数派。

例)
仮面ライダーWのマキシマムドライブや仮面ライダーオーズのスキャニングチャージ
メダロットのメダフォース

◎格ゲー編

昇龍拳波動拳

格ゲーにおける必殺技の代名詞。
少しかじった程度の初心者でも、技の名前がそのまま使用時のコマンドの説明として使えるくらいにゲーマー間には浸透している。

覇王翔吼拳

格ゲー初の超必殺技。
初出の『龍虎の拳』では特定のボーナスゲームをクリアしないと使えない、そういう意味でも特別な技だった。

龍虎乱舞

同じく『龍虎の拳』から。格ゲー界初の乱舞技。当初はコマンドさえ公開されていない隠し扱いだった。
なにげに『龍虎』は、格ゲーのシステム面に与えた影響が非常に大きいゲームだったのだ。

◎ギャグ編

◆大銀河電撃科学暗黒剣稲妻電撃プラズマサイバーオーロラ遠心重力スーパーサンダー(以下不明)

激走戦隊カーレンジャー第25話に登場した、ある意味、このエピソードを象徴する技。
言わずもがなだが歴代戦隊ロボの必殺技が元ネタである。
使用者のSS(スースー)パマーンは、技の名前を言いきる前にRVロボの激走斬りを受け倒された。

◆浦賀来航チョップ

『ギャグマンガ日和』第1幕でペリーが使用した必殺技の一つ。
この漫画では時々登場人物が変な必殺技・特技を披露することがある種の定番ネタになっており、これはその第1号にあたる。

◆新必殺音速火炎斬

『ギャグマンガ日和』ソードマスターヤマトにおいて主人公のヤマトが放った必殺脇…基必殺技。
一見、「まそっぷ」と叫びながら敵に対して剣を突き出して突撃するだけの技にしか見えないが、
本編では「ザ・不死身」の異名を持ち10回刺さなければ死なないサイアークを 一刺しで抹殺し
残りの四天王(キョウアーク、ゴクアーク、レツアーク)をも 勢いだけで串刺しにして皆殺しにする 程の威力を持つ。

◆エターナルフォースブリザード

現代社会において人間から誕生し、市民の中に紛れ込んでいるという異能人種M.T.D(Medium.Two.Disease)達が放つ魔法攻撃。
一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる。
相手は死ぬ

◎その他

◆跳弾

本来の跳弾とは、弾丸が跳ね返って変な方向に飛んでいくことである。
が、フィクションではそうした跳弾の方向を自由自在に操り、必殺技として扱う者たちがいる。
あらゆる方向から敵に食らいつく弾丸の軌道は幾何学的で美しく、本来必殺技を持ちにくいガンマンやスナイパーが持てる技ということで人気が高い。


うおおおお! 食らえ、追記ぃ!!

何の! 今度はこちらだ!! いけ!!! 修正ぇ!!!!

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最終更新:2022年07月26日 21:43