パチスロ サクラ大戦3〜巴里は燃えているか〜

登録日:2012/02/29(水) 22:26:31
更新日:2025/01/11 Sat 22:36:02
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サミーが2011年12月、交響詩篇エウレカセブン後継機として世にだしたARTタイプの5号機スロット。

スペック、概要


■機械割
設定1 97.2%
設定2 98.8%
設定3 101.3%
設定4 104.9%
設定5 110%
設定6 115%

タイアップ機としてかなりの名作であるサクラ大戦3とエウレカの爆発力を兼ね備えた良台。

そしてこの台の爆発力の目玉となるのが「STOCK BY STOCK」と呼ばれる機能である。
どんなものかと言うと、ARTのストックを消費する毎にARTのストック10個の上乗せ抽選をするというすぐれ物である。

上乗せされたストックでも抽選をするので、引きが強ければART50とか平気で出すお化けスペック。

現在では各パチ屋の看板機種となり息が長い台になるかと思われる。
























と、思われていたのだが…この台、55億円の特別損失を記録した非常に罪深い台となってしまったのだ。
※特別損失とは、簡単に言うと企業経営で臨時的に発生した損失のことを指す。
まさに予測不能かつ突発的な臨時出費であり、メーカーであるサミーはパチンコ・パチスロ店に台の入れ替えや営業補填をすることとなり、歴史に残る損害を記録することとなってしまった。これくらいで潰れないのは流石サミーである


何がよくなかったの?


実はこの台、設計ミス?バグ?により発表された機械割と実際の機械割が5%ほど差があり、設定1でもボーナス時の出玉率100%を超える店泣かせな台だったという。
逆に設定2のほうが出玉率は低かったらしいのだが、あまりにも爆連することから店側がどの台も軒並み設定1に変えてしまったことで(打ち手にとっては)さらに光武無双モードに突入!してしまう羽目に。逆に言えば店側がどんだけ設定を1にして絞りまくっているのかがなんとーなくわかる指標になってしまったんですけどね。

目玉である「STOCK BY STOCK」(以下SBS)も設計ミスにより、これを引くことが出来れば必ずストックを10個獲得出来るという、さらにストックを消化中に新たにストックを獲得するとどんどんストックが積み重なっていって終わらないARTが続き、打ち手はウハウハ、店は阿鼻叫喚という事態に…。
さらにこのSBSの影響で、通常時も激熱系の予告がかなり出現しやすい傾向にあったらしい。

他にはボーナス時に出てくるレア役を普通は揃えるものなのだが、わざと揃えずにハズすと抽選回数を増やせる等さらにチャンスになるという指摘もあった。※ただこれはパチスロをそれなりに打ってる人は枚数調整のためにわざと行ったり、オートモードでやった際にもハズすパターンもあるのでそこまで悪い意味で重要視されてない可能性が高い。

このようなことから、店側からは利益が出ないと非難轟々。クレームの嵐となって、サミーは台の撤去入れ替えを行うこととなり、全国に置かれている本台の入れ替えや店への営業補填に奔走する羽目になってしまった。

結局大半の店が稼働停止、撤去されてしまったという。

その後、サミーは調整した「パチスロ サクラ大戦3 ~Loop ver.~」を導入。事態は一応の収束を迎えるのだった。

打つ側にとってはまさしく「お宝、神台」であり、爆勝ち報告も結構あったという。このことを聞きつけたパチプロ集団に相当荒らされた店もあったらしいが…
また、サクラ大戦3が全ての店で撤去されたわけではなくその後も置いている所もあり、そこを良いパチ屋と判断する材料にもなったんだとか。 ~Loop ver.~を去勢された台なんて呼ぶ人もいたようである。

ただし、散々あれこれ語ったものの、座れば必ず勝てる台だったのかといえば当然そうではない。確率は甘くなっているとはいえ所詮確率、使った分を回収できないことだって当然起こりうるのだ。爆勝ち報告の裏でも当然、負け報告はあがっていた。この辺りも良いことしか書かないそれ系の雑誌や新聞みたいだなって思います。
甘くなっていても上記のSBSを引けないことには爆連爆勝ちには程遠い結果で終わってしまうという点は留意しておくべきだろう。



追記修正はサクラ大戦3をクリアしてからお願いします。

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最終更新:2025年01月11日 22:36