登録日:2010/12/28(火) 18:40:09
更新日:2024/01/09 Tue 17:01:21
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神溺教団(しんでききょうだん)とは、上記の言葉を唯一つの教義とした、
戦う司書に登場する非人道的な集団である。
入信はおろか、その存在を知っているだけで記憶を消されて投獄されるほど、
武装司書をはじめとした公の組織が徹底的に弾圧を加えている集団。
神溺教団はその唯一絶対の教義に基づき、あらゆる自らの欲望を肯定している。
そして欲望の達成を妨害するあらゆる法律や秩序をの存在を否定し、
公正や平等を唾棄し、優しさ、恋愛、家族愛、人間愛を無価値なものと断じている。
己の欲望を叶えるあらゆる行為は正当であり、それを阻む全ては排除すべきものであり、
それに伴う犠牲は容認されるべきものである。
その性質から、入信者はあらゆる非人道的行為を平然と行うようになる。
己の行動の全ては正当な事であるため、人道という概念はない。
己の幸せのためならば、たとえ家族や仲間であろうと利用し、邪魔になれば排除する。
彼等の最終目的は天国である。
天国には幸いなる人の『本』が行き、
天国へ行った人々の幸せは蒸発し雨となって降り注ぐ。
天国へ行けばその幸福を、天国へ行った全ての人々の幸福を浴びる事ができ、
人間一人では到底味わえない至上の幸福を感じる事ができるのだ。
そして、天国の中心には神がいるとされている。
神溺教団は、自分達の事を、この世で唯一の、真なる神に仕えていると言っている。
バントーラやオルントーラのようなただの管理者ではない。
真なる神とは、全ての幸福を司る存在だ。
不完全なこの世ではなく、
世界の高み、天国に座し、完全なる幸福を求めている。
神の幸福とは、すなわち人の幸福。
己の幸せは神に捧げる善であり、それを妨げるものは排除すべき悪である。
自分が幸福であるためならば、何万人が不幸になろうと気にも留めない。
『常笑いの魔女』シロン=ブーヤコーニッシュは、
流行した竜骸咳(りゅうがいぜき)の治療薬と製造法を所持していたにもかかわらず、
大陸中に広がるまで待ち、高額な値段で治療薬を売り出した。
薬を売って得た金は、一説には国家の三十年分の予算を越え、その財産を巡って戦争すら起こった。
総計で百万人が見殺しにされたと言う。
天国には、価値ある人生を送った者の『本』が収められる。
神溺教団の信者達は、価値ある人生を送り、
幸福な人生を送り、天国へと召し上げられる事を求めている。
幸福を求める余りに歴史上、様々な事件を引き起こし、
幾度となく武装司書に殲滅されたがその度に復活を果たしている。
【楽園管理者】
神溺教団を統括する総帥。
真人は彼が見出した。
その姿は見ているのに認識できず、男性ということしかわからない。
【真人】
神溺教団における階級の最高位。
真なる人。
『全なるもの』を持つ者。
欲望が大きく、純粋でなければ真人にはなれない。
【擬人】
真人に仕える人々。
真人のために働き、神溺教団に貢献した者は天国へ行ける。
失態を犯すと肉に落とされる。
【肉】
人間の形をした道具。
元は人間だが、記憶を消され、飼われている状態。
知能は低下し、精神が壊れている者がほとんど。
人語を話す家畜。
人間扱いはされず、人体実験の被験体や、
胸に爆弾を埋め込んだ人間爆弾にされる。
以下物語の根幹に関わるネタバレ。
注 意
神溺教団は武装司書によって作られた下部組織。
武装司書と神溺教団は、実は協力関係にある。
真人を幸福にし、幸いなる人の『本』を生み出す事が神溺教団の役割。
幸いなる人の『本』を、武装司書が天国に捧げるのだ。
真人が暴走し、多大な犠牲者を出すと武装司書がこれを粛清、鎮圧する。
神溺教団が復活するのは武装司書が復活させるから。
楽園管理者は、武装司書の中から選ばれた人物が務める。
当代の楽園管理者、カチュア=ビーインハスは武装司書に下剋上し、
こちらが上に立とうとクーデターを画策した。
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最終更新:2024年01月09日 17:01