登録日:2009/08/23(日) 01:37:08
更新日:2024/08/18 Sun 08:39:20
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スティーブン・ストラスバーグ(本名:スティーブン・ジェームズ・ストラスバーグ)は、元メジャーリーガー。
現役時代はワシントン・ナショナルズ一筋でプレーした。
カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。
生年月日…1988年7月20日
身長…193p
体重…100kg
背番号…37
右投右打
MAX103マイル(約165.7km)の速球が武器の快速球投手で、MLBのドラフト史上最強投手と言われていた。
【大学時代】
肥満が原因で力を発揮出来ていなかったストラスバーグは高校でドラフト指名を受けられず、その後サンディエゴ州立大学に進学。
大学入学後は、無駄な贅肉を落とす為ひたすら走り込みを行った。
体重の減少に比例して速球の速さも上がり、入学時は91マイル(約146.4km)だった速球はやがて100マイル(約160.9km)に達した。
大学3年生のシーズンでは、13勝1敗、防御率1.32を記録。さらに109イニングを投げて195の三振を奪うなど圧倒的な成功を収めた。
その後アマチュアではただ1人北京五輪の米国代表に選出され、オランダ戦とキューバ戦に登板し、オランダ戦では7回1安打と好投した。
大学4年生のシーズンでは自身初となるノーヒッターを達成。
その年の大学最優秀選手に贈られるゴールデンスパイクス賞も授賞するなど、最高の形で大学最後のシーズンを終えた。
2009年6月9日の新人ドラフトで、全体1位でワシントン・ナショナルズから指名を受けた。
松坂大輔や、メジャー最高年俸のアレックス・ロドリゲスの代理人でお馴染みのスコット・ボラスを代理人に付け、今までのドラフト史上最高額は1050万ドルであるのに対して、5000万ドルという破格の額を要求した。
さらに要求が受け入れられなかった場合、ボラスが1年間日本でプレーすることも視野に入れていると発言し波紋を呼んだ。
しかし、同年8月19日にドラフト新人でメジャー史上最高額である4年1,510万ドル(約14億円)で契約し、晴れて正式にナショナルズの一員となった。
さっそく9月からのメジャー昇格も期待されたが、球団は昇格させずに来季を見据えて育てる方針だった。
【プロ入り後】
プロ入りして2年間はいまいちだったものの、3年目の2012年から覚醒。
以降は2013年を除き2019年まで2桁勝利を記録。
そしてナショナルズが前身のモントリオール・エクスポズとして創設して以来51年目にして球団史上初の世界一に輝いた2019年に18勝を上げ、ワールドシリーズでも2試合に先発登板して2勝0敗防御率2.51の活躍でワールドシリーズMVPにも輝いた。
オフにはオプトアウトを行使してFAとなるものの、ナショナルズと球団史上最高額の7年総額2億4500万ドル(出来高次第で最大10年総額3億2500万ドル)で再契約した。
しかしここからストラスバーグの苦難が始まった。
2020年には開幕だった2戦目を突如登板回避。夏頃に登板するも短いイニングを投げ降板。
のちに手根管症候群と診断され、シーズン中の復帰は絶望的に。
2021年は5試合登板したのみで、夏頃に胸郭出口症候群を発症し、またもや復帰が絶望的に。
2022年は1試合に登板したのみ。
2023年は2年前に発症した胸郭出口症候群から回復の見込みがなく、さらに4月には重度の神経障害を発症。
トレーニングや運動についてドクターストップがかけられるほどの事態に発展し、選手として復帰する事は絶望的となり、残り3年以上の契約を残しこの年限りで現役引退。
【特徴】
平均153km〜155km、最速166kmを記録する速球に加え、140km後半のスライダー、時計の1時から7時の方向に弧を描くような大きく縦に割れるカーブ、チェンジアップを持つ。
本格派投手でありながら制球力もあり、大学最後の年の四球は、上記のように109イニングを投げて195の三振を奪いながらもわずか19個。
1試合23奪三振も記録している。
また打撃にも定評があり、2012年にはシルバースラッガー賞を投手部門で受賞している。
【評価】
将来像については「最低でもオールスター級の投手になる」と言われており、現時点でさえ「A.J.バーネット(現:ニューヨーク・ヤンキース、昨年の奪三振王投手)と同格」との声まであり、実際に2017年は15勝を記録、そして2019年にはナショナルズが世界一になった際にワールドシリーズMVPにも輝いている。
追記・編集、よろしくお願いします。
- 2015年は不調で、期待された能力が発揮出来ていない状況で悲しい -- 名無しさん (2015-06-19 21:33:29)
最終更新:2024年08月18日 08:39