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ハヤブサ(スズキ)

登録日:2010/08/01(日) 23:07:43
更新日:2026/04/05 Sun 10:13:58
所要時間:約 4 分で読めます





●諸元

  • 正式名称:SUZUKI GSX1300R HAYABUSA(隼・ハヤブサ)
  • 排気量クラス:大型自動二輪車
  • メーカー:スズキ株式会社
  • 製造期間:1999年〜2007年
  • タイプ:アルティメットスポーツ(メガスポーツ・ハイスピードツアラー)
  • フレーム:ダイヤモンド
  • エンジン:水冷式4ストローク、DOHC直列4気筒
  • 最大出力:175馬力・回転数9,800rpm
  • 排気量:1299cc


ハヤブサ(隼)とは、1999年に輸出向けに発売されたスズキ製のバイク(二輪車)である。

車種としてはツーリング主体に考えられたツアラーバイクであり、その大柄なボディはまるでライダーを包むように走る事ができる。

しかしそこは「人と同じことはやらない、やるなら世界一」のスズキ。ただのツアラーではなく、ハイスピードツアラーの名を持つこのバイクはノーマルでゼロヨン9秒台、初の300km/hオーバーと言う圧倒的な性能を誇る。初期型の馬力は174馬力。
ちなみにこれは当時の量産市販車では最速保持者だった、ホンダ・CBR1100XXスーパーブラックバードの持つ最高速度300km/hをノーマルでぶち抜かしている。その更新記録はなんと312km/h


スズキ、やりすぎだ

この記録は米国MTT社のY2Kに世界最速を破られるまでは、ギネス・ワールド・レコーズに登録されていた。


さっすが変態スズキの本気の変態バイク
キャッチコピーのULTIMATE SPORTS(究極のスポーツバイク)は伊達じゃなかった。




また、この化け物みたいなバイクの誕生によって国内外の二輪メーカー界のハイスピード開発がさらに加熱。漢カワサキも名乗りを挙げたことでZZR1100が登場。そして300Km/hオーバーのカワサキの刺客としてニンジャZX-12Rも発売され、このハヤブサと世界最速の座を競い合っていた。
しかし2001年、ヨーロッパ市場でこれ以上の最高速追求は危険と判断されたことで規制の流れが進み、スズキもその対応として最高速を300Km/h未満に抑えるスピードリミッターの装備という自主規制を発表。



スズキ、やりすぎだった




●まだまだあるハヤブサ伝説

さて、ここまで読めばどれほどコイツが化け物じみたバイクかってのはなんとなく分かって頂けただろう。
しかし、ハヤブサの凄さはこれだけではない。半分すらも伝えていない。

なのでこちらのデータも見てもらおう。
それはズバリ、このバイクが持つ加速性能である。
各条件から特定の速度に達するまでの所要時間をまとめると

0→100km/h…2.6秒
0→120km/h…3.3秒(ここまで1速ギアで加速)
0→140km/h…4.0秒
0→160km/h…5.2秒
0→180km/h…6.4秒(ここまで2速ギアで加速)
0→200km/h…7.9秒(3速ギア)


中間加速(6速ギアのみ)
60→100km/h…3.7秒
60→140km/h…7.2秒
60→160km/h…9.0秒
60→200km/h…12.9秒

400m加速(ゼロヨン)
タイム…9.9秒

最高速
312km/h

ギア毎Max速度
1速→128km/h
2速→173km/h
3速→220km/h
4速→261km/h
5速→295km/h
6速→321km/h


さらなる進化へ…

時は流れて2007年。ハヤブサは初のフルモデルチェンジを遂げる。
エンジンは排気量が1299ccから1340ccに、最高出力も197馬力と順当にパワーアップされた。
加えてSDTV (Suzuki Dual Throttle Valve)、ツインフューエルインジェクター、チタン製吸排気バルブ、S-DMS(スズキドライブモードセレクター=出力特性を3段階から選べるシステム)と新機能も多数盛り込まれている。

最高速…333.95km/h
400m加速(ゼロヨン)…9.678秒
と、スコアももちろんアップ。

わかりやすいように初代と二代目と比較してみよう。

  • 排気量:1299cc→1340cc (41cc↑)
  • 馬力:175ps→197ps (22ps↑)
  • 最大トルク:14.1kg-m→15.8kg-m (1.7kg−m↑)
  • 最高時速:312km/h→334km/h (21km/h↑)

初代と比べ、性能は上がったが操作性はマイルドになった。
しかし、ハヤブサの3速以上を使うときは覚悟がいる。
乗った事がある私だからわかる。

ハヤブサは化け物だ。
誇り高い猛禽類は乗る者にも覚悟を求めるのだ。

ちなみに田宮から1/12スケールでプラモ化されている。

バリエーションにはノーマル仕様の他にヨシムラ隼X-1仕様がある。
ノーマルで既に化け物だが、世の中に変態が沢山いるように、ハヤブサにも色々なメーカーからターボ化するキットが存在する。
それはポン付けで270psほどにもなったり、内部まで手を入れるキットにもなると600psオーバーにもなり、最高速度はギア比を変更すれば400km/hを軽くオーバーするパフォーマンスを発揮する。

だが、交通ルールは守り、迷惑をかけないように運転しよう。


なお、そのスピードばかりが注目されがちだが、中低速域でのエンジン特性は意外なほどマイルドであり、街乗りも難なくこなすことができる。
この懐の広さから、多くのライダーに愛されており、人気投票では常に上位に食い込む人気マシンである。
性能に比べて価格が異常に安いのも特徴で、当年モデルで160万前後、旧年モデルであれば120万で手に入る。


「隼」の名に憧れるバイク好きな方々、追記・修正お願いします。



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最終更新:2026年04月05日 10:13